感情の揺れ方

それでも笑っていたい

2020-01-01から1年間の記事一覧

週間日記(2020/4/6~4/12)

4/6(月):月曜日。朝ご飯にはクロワッサンを食べた。美味しいクロワッサンというのはこう、良い。普遍的な良さがある。録画していた「ロンドンハーツ」を見ながらクロワッサンを食べ、大量のコーヒーを飲む。ミルクボーイが好きだ。漫才はもちろん、駒場と内…

映画『ジョン・ウィック』

こういう映画が好きだ。This is HollyWood とでも言うような、エンターテインメントの塊とでも言うような、アクションてんこ盛りで人がバンバン死んでいくような映画が、ときどき無性に見たくなる。 『ジョン・ウィック』の主人公はキアヌ・リーヴス演じるジ…

2017年宙組公演『神々の土地~ロマノフたちの黄昏~』─サヨナラ朝夏まなと─

朝夏まなとは、本当に演技の上手い男役だったと思う。それも何と言えば良いのか、あらゆる役柄を「宝塚の男役に落とし込む」のが上手い男役だった。トップスター就任以降、『王家に捧ぐ歌』のラダメス、『シェイクスピア』のウィリアム、『エリザベート』の…

週間日記(3/30~4/5)

3/30(月):特に何もしていない。朝からコーヒーをたっぷりと飲み、家のことをして、作業を進める。就職活動にもすこし影響が出始めている。具体的にはエントリーシートの〆切が伸びたり、面接の日程が宙に浮いたままになっていたりと、さまざまだ。みんな苦…

映画『容疑者Xの献身』

東野圭吾原作の『ガリレオ』シリーズがテレビドラマ化されたのはいつだったかなと思い調べてみると、ファーストシーズンは2007年の放送でもう13年も前だった。東野圭吾の小説を読み漁っていたころが懐かしい。例えば「青春小説を一冊挙げるとしたら」と聞か…

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』~才能を持ってしまった者たちの苦悩~

羽海野チカは「才能を持ってしまった者」の苦悩を描くのが上手い。『3月のライオン』の主人公桐山零はまさしく将棋の才を与えられて"しまった"少年だ。『3月のライオン』が「才能を持ってしまったがゆえに苦しむ者たち」を描く物語であるなら、「才能を持っ…

幕が上がっていた日々に思いを馳せて~これまでの舞台作品感想まとめ~

2020年3月30日現在、新型コロナウイルスの流行により、自粛が続いています。ウイルスはじわじわと、しかし確実に人々の肉体、生活を蝕み、物理的にも精神的にもつらい毎日をみんなが過ごしています。自粛の波は立場、肩書きに関係なく暗い影を落としています…

週間日記(3/23~3/29)

3/23(月):月曜日。朝起きて、シフォンケーキを食べながら『映像研には手を出すな!』の最終話を見る。1話からずっと面白くて、久々にリアルタイムで完走したアニメになった。金森氏のキャラクターが好き。原作の漫画も欲しくなってきた。全然関係ないけれど…

週間日記(3/16~3/22)

3/16(月):消毒液の匂いが鼻に、肌に、心臓にこびりついていく。コロナウイルスの流行が医療機関に与える影響は大きく、面会は基本的に断られていた。可能なのは一部の親族、それも病院側から面会の要請があった場合に限るという対応も、情勢を鑑みれば当た…

週間日記(3/9~3/15)

3/9(月):レミオロメンの日。ただやっぱりまだ元気が出なくて、一日中のたうち回っていた。朝起きて、とりあえずご飯を食べて、『映像研には手を出すな!』を4話まで見た。めちゃくちゃ面白い。そしてやっぱりところどころで泣いてしまう。なぜだろう。理由…

週間日記(3/2~3/8)

3/2(月):アルバイトなし。おそらくだけれど、しばらくはないだろう。3月は死ぬほど忙しくなりそうなので、その方がありがたいと言えばありがたい。観ては書き、観ては書きを繰り返すことになる。繰り返さなければならない、という方が正しいし、厳密だ。今…

感想:星組公演『眩耀の谷~舞い降りた新星~/Ray─星の光線─』~礼真琴・舞空瞳はどこまで行くのか~

礼真琴。2009年に95期生として宝塚に入団、星組に配属されたのち若くから抜擢が続いた彼がいずれトップスターになるであろうことは、ファンの間では周知の事実だったと言っていいだろう。彼の実力、特に歌唱力とダンス力は際立っていた。2011年星組公演『ノ…

週間日記(2/24~3/1)

2/24(月):三連休の最終日。しかしこれと言って特に何かをやったわけではなく、何なら一歩も外に出なかった。花粉も飛んでるし…という言い訳を使いながら。車を洗いに行っても良かったのだけれど、微妙に天気予報が悪い。今日は晴れていたものの、明日から数…

週間日記(2/17~2/23)

2/17(月):朝からアルバイトへ行く。月曜日。絶妙にしんどくなってくる。電車に揺られるのもしんどい。イヤイヤ期みたいな感じかもしれない。家にいたい。けどお金がない。絶対に上京するぞという気持ち、そしてコービー・ブライアントのことを思い出して自…

映画評『ラ・ラ・ランド』

非常に良かった。素晴らしかった。 まず、ミュージカルを映画という分野で行おうとする時に問題になるのは、"舞台作品だという意識をどこまで持つのか"だと思う。映画に比べて舞台は自由である(観る側にとっても演じる側にとっても)とかいう話ではなくて、も…

週間日記(2/10~2/16)

2/10(月):月曜日。東京から帰ってきたのが昨日の22時くらいで、正直全然起きたくはなかったけれど、しっかり起きてアルバイトへ行った。ちゃんと積み上げていきましょう、色々。ぜってぇ上京してやるので…。それはそれとして、寒い。昨夜の寒さが残っている…

劇評:ミュージカル『シャボン玉とんだ 宇宙までとんだ』

虹色のシャボン玉 宇宙(ソラ)まで飛ばそう 虹色のシャボン玉 宇宙(ソラ)まで飛ばそう 咲妃みゆという役者の力を侮っていたかもしれない。彼女のことはもちろん宝塚時代から知っていたし、月組公演『春の雪』や『THE MERRY WIDOW』でのパフォーマンスや、雪組…

週間日記(2/3~2/9)

2/3(月):アルバイトは流れてしまった。次に行くのは水曜日あたりかもしれない。もっと恒常的に入ることが出来るところを探す必要が出てきた。いや、なんかこう、宝くじが当たるかめちゃくちゃ売れるかで解決されることではあるけれども。朝ご飯を食べながら…

映画評:『ムーンライト』

とても、とても静かな作品だった。輝く月を写す海のように、寄せては返す波の音が余韻として深く刻まれるような、そういう作品だった。 三部構成になっている作品で、特に大きな事件もなく、ともすればある程度の人間が経験したことがあるような日常とその大…

現代における「神話」と「啓蒙」──『啓蒙の弁証法』より

はじめに 「神話」。ギリシア神話あるいは北欧神話、ゼウスやオーディンという言葉から想像されるのはなんだろう。現代において、こと現代日本において神話は娯楽として消費されている。マンガ、ゲーム、アニメ…。例えば森鷗外が「今の教育を受けて、神話と…

週間日記(1/27~2/2)

1/27(月):コービー・ブライアントが死んだ。あのコービー・ブライアントが。携帯のアラームを止め、ディスプレイに表示されたニュース速報を見た瞬間は何が何だか分からなかった。コービー?4年前にNBAを引退したあのコービー?まさか。そんなはずはないと…

週間日記(1/20~1/26)

1/20(月):月曜日。爽やかな一週間の始まりと言いたいところだけれど、今日は本当に一日中寝続けていた。起きて少し活動をして寝るの繰り返し。ダメダメな一日で、数字に残る進捗はゼロ。非常に良くない。朝起きて、とりあえずご飯を食べて、家のことをする…

感想:雪組公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』~望海風斗は皇帝だった~

2020年の一作目に、宝塚歌劇団はとんでもないものをぶつけてきた。宝塚らしさと宝塚らしくない要素を兼ね備えたその作品は、トップスター望海風斗の代名詞となるだろう。それが『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』である。およそ一年前の公演『ファントム』は、…

週間日記(1/13~1/19)

1/13(月):祝日。成人の日。思えば自分の成人式からは結構な時間が経ってしまった。当日は友達と集合して式に参加し、その後ラーメンを食べて、何故か山の上にある神社を目指して登山をした。スーツに革靴で。ちょっとした青春感がある。この年にしてまだど…

2016年花組公演『金色の砂漠』~明日海りお×上田久美子の美しい世界~

明日海りおというトップスターの魅力は何だろう。得も言われぬ麗しさ、安定感のある歌唱、相手役を包み込む懐の深さ…。そのすべてが唯一無二のものだが、明日海りおの最も突出した魅力は、表現力にあると私は思っている。演技力だけではない、スタイリングも…

週間日記(1/6~1/12)

1/6(月):世間がついに動き出す。本格的な仕事初めという感じで、人間が、動き出す。こういう言い方をするとなま言ってんじゃないよと言われてしまうかもしれないが、フリーランスに正月休みなんて関係ないわけよぉ。いや日記でこのくだり、オードリーのオー…

2019年の宝塚歌劇を振り返る

2019年、宝塚歌劇団は105周年を迎えた。あの100周年がもう5年も前なのか、あの運動会がもう5年も前なのかと、月日の速さには驚くばかりだ。2019年もあっという間に過ぎ去り宝塚は106年目となる2020年を迎えたが、今回は歌劇団の2019年を振り返りたいと思う。…

劇評:ミュージカル『天使にラブソングを~シスター・アクト~』

『天使にラブソングを』と言えば、もはや説明するまでもないかもしれない。ウーピー・ゴールドバーグ主演で1992年に公開された、あのハリウッド映画である。この作品が初めてミュージカル化されたのは2006年のアメリカで、日本での初演は山田和也を演出に迎…

週間日記(12/30~1/5)

月曜日:いよいよ年末も年末という感じ。録画していた『オールザッツ漫才』を朝から見る。途中まで。早めの時間から車に乗って京都へ向かう。年始にかけての買い物をするため。滋賀も京都も午前中からお昼過ぎにかけてずっと雨が降っていて、寒かった。しか…