感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2022/01/10~01/16)

 1/10(月):成人の日。新成人のみなさん、いかがお過ごしですか。自律神経は正常であるに越したことはないですよ。あと腰椎。肉体も精神も大事にしてください。「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」なんてことは特にありません。「健全な精神が健全な肉体に宿ることもある」くらいの方が実情に近いんじゃないでしょうか。成人式は普通に出席して、終わったあとに幼馴染み数人と山の上にある神社へ詣でました。スーツと革靴のまま。この話は毎年やります。死ぬまでやります。同窓会的なものには参加せず、登山メンバーと前日に焼肉をつつきました。特に荒れることもなく、普通の良い思い出です。適当に起きて、『ラヴィット!』を見る。成人の日なので、オープニントークは各出演者が20歳のときの写真に絡めたものだった。おいでやすこがのふたりが大暴れしていた。おいでやす小田は裏番組の『カムカムエヴリバディ』に出演する関係でしばらく出演が出来なくなり、ちょっとした卒業セレモニーが催されていた。そしてこがけん。突然ぼる塾のあんりに花束をプレゼントする流れになり、突然歌い出す。文章で説明出来ないシークエンス。今日は特に何もせず。一歩も外に出ない一日。ベランダにも出ない。寒いし。何もしない。本当に。昼から夕方にかけて、一切何もせず。夜だった何もしていない。新成人のみなさん、これが反面教師です。開き直って、早めに寝ます。

 

 1/11(火):寒い。昨日に引き続き今日も外には出なかったが、それでも寒い。寒波が迫ってきているらしい。明日からは雪が降るとか、降らないとか。今日も適当に起きる。昨晩、寝る前に冬本番用のパジャマを出した。昨シーズンにGUで買った、フードにクマの耳がついているモコモコタイプのパジャマ。肌触りは良い。しかし当たり前なのだが、フードが邪魔になることがある。眠いと気にならないが、眠くないときは微妙に気になる。時計の秒針の音や心臓の音、血液の流れる音が気になるような精神状態だと、最悪だと思う。適当に起きる。『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯を食べる。ドラマの出演者数人が番宣で番組前半にゲスト出演していたのだが、場が荒れに荒れてすごかった。めちゃくちゃ面白かった。生放送のバラエティはこうでなくっちゃ。番組が終わり次第、家のことに取り掛かる。『ハライチのターン!』を聴きながら、掃除機をかける。東京にはトンテキを出すガールズバーみたいなお店があるらしい。恐怖だ。ギャル店員のイメージを説明するためにその店員を「キャンキャン」と名付ける澤部さんもちょっと怖いけれど、着ていたフリースのパーカーがタイトすぎてカーキ色の体毛に覆われたモンスターみたいに見えると岩井さんがツッコんだ時点でその記憶しかない。掃除などを済ませて、30分くらい仮眠。寒いので布団に入り足が寝られる体温まで上がってきたくらいでアラームがなる。あまり意味のない仮眠。開き直って1時間に伸ばす方がいいのかもしれない。午後はぼんやりと作業。先週に観た月組公演の感想エントリーを書いた。宝塚歌劇、ひいては舞台興行がまた危機に瀕している。いやこの数年エンタメはずっと崖のギリギリに立たされているのだが、すこしだけ前進した後に大きな後退を余儀なくされた。宝塚は東京公演が中止。その他団体のプロデュース公演もちらほらと中止の知らせが出されている。もう、限界がある。新型の変異株は感染力が強いとなれば、打てる対策も限られる。基本的なことを徹底しても……。観客としては直行直帰、劇場内では一切しゃべらない、それくらいのことしか出来ない。あれだけスタッフによる注意がされている大劇場でもベラベラと会話をする人はいるけれど。昨年の公演再開直後の方が静かだった。しかしこれは個人を責めてどうにかなる問題でもないのだ。政府と製薬会社に期待するしかない。あとは祈り。「祈り」とは消極的な受忍ではなく、たとえ成果が確実ではないとしても自分が為すべきことを為す態度のことを指す。そこに「祈り」の狂気がある……脱線したので戻します。夜は特に何もせず。『バナナサンド』を見たくらい。重大発表があるという予告だったので「まさか深夜に戻るのか、それとも終了なのか」と勘繰ってしまったが、来週に吉川晃司とサンドウィッチマンがコントをするという発表だった。良い話なんかい。適当に寝る。

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 1/12(水):寒い。日が傾くにつれて、どんどん寒くなる。寒い。午前中には雪がちらつく時間もあった。いつもと同じ設定温度なのに、今日のお風呂はぬるかった。金曜日まで寒気が強くなるらしい。厳しい。今日も適当に起きる。『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯を食べ、ぼちぼち作業。今日はスタジオゲストにマユリカ霜降り明星せいや。オープニントーククロスバー直撃。およそ朝の情報番組のメンツではない。ゴリゴリの深夜バラエティメンツ。令和にゴリッゴリの『あいのり』パロディもあった。ラブワゴンならぬラヴィワゴン。荒天の東京ドイツ村。東京でなければドイツでもなく、村でもない。名称と事実の乖離っぷりはインスタントのカップ焼きそばを凌ぐ。午前中から夕方まで、ところどころで仮眠を挟みながらずっと作業をしていた。久しぶりの集中力。今日が仕事始めということにしておきたい。長期休暇。フランス人もびっくりの長さ。音楽を聴きながらWordを睨んだり、録画していた番組を見ながらWordを優しく見つめたり。ぼちぼちの文字数を書いた。2年前の春に公募の締切がすぐそこまで迫っている時期の、2割くらいの速度。あのときはおかしかった。いや、常にあれくらいの速度を出さなければならないのだが。『シンパイ賞』が特番になって帰ってきた『芸人シンパイニュース』はM-1の密着。しかし出場者にではなく、出場者の周りの人に密着する時間の方が長くて良かった。優勝した錦鯉は『情熱大陸』にも密着されていた。ずっと錦鯉を見ている。ひとつのことをやり続けることの尊さと残酷さ、小さな希望と背中合わせの大きな絶望。夜は特に何もせず。BSで『シャーロック・ホームズの冒険』を見た。今週はスペシャルで、いつもより放送時間が長かった。原作で言うところのワトソンくんが結婚する回だったが、このグラナダ版ではワトソンくんはずっと独身のままで、ホームズの下宿を離れることもない。バディもの……。眠いし寒いので、『情熱大陸』で印象的だった錦鯉・長谷川さんの言葉を引用して、寝ます。

「ひとことで言えば、辞める勇気がなかったっていうのが正解なんですけどね。もし辞めたら自分なにしようってなったときに免許もない、資格もないってなったときに、たぶんこの歳からだったら出世も無理だろうし、才能もないし。でも、芸人やってたら、わずかなホント小さな細い光で、もしかしたらなにかあるかもしれない。小さな小さな希望を持ってるっていうのも確かにありましたね」

    ──錦鯉・長谷川雅紀

   

 1/13(木):寒い。めちゃくちゃ寒い。冬の厳しさは好きだけど嫌い。小悪魔。思わせぶりな女性に対する「小悪魔」という形容詞、めっきり見なくなりましたね。「小悪魔アゲハ」もなくなったし……と思ったら、普通に復刊していた。失礼しました。Wikipediaの情報を参照する限り、かなり波瀾万丈な歴史をたどっている。休刊、復刊、再休刊、再復刊、再々休刊、再々復刊……。なんで小悪魔アゲハの話になったんでしょうか。やめましょう。ぼちぼち起きる。今朝は自覚症状があるくらいには調子が悪かった。咳喘息の症状が出ている。この数日はかなり調子が良かったのだが、まぁこういう日が混じることもある。油断はしない。『ラヴィット!』はオープニングトークを見逃し、電動自転車ランキングの途中から見ることになったのだが、スタジオゲストの男性ブランコ・平井さんのブースに思いっきりペットボトルのコカ・コーラが置いてあり、まったく事情が飲み込めなかった。完全にコーラを飲みながらテレビに出ている人だった。働き方改革かもしれない。TVerで確認しよう。午前中から外出。車に乗り、瀬田川の方向へ。お昼ご飯にとんかつを食べる。メニューでは180gとなっているのだが、体感では250gくらいあった。要するに、お腹がパンパンになった。でも、美味しかった。こっちにいる間にもう一度と思っていたので、「心残りリスト」をひとつ消化する形。リストの中にはサントリーの山崎蒸留所見学も入っているのだが、新型感染症が流行して以来ずっと見学は休止されている。やりたいことはやれるうちにやっておくしかないのだ。食後はお気に入りのお店でパンを買いこみ、昼過ぎに帰宅。午後はぼちぼち作業をしたり、しなかったり。寝たり起きたり。夜も特に何もしない。ぼんやり見ていたテレビで大阪の「カニすき」「カニちり」、道頓堀のかに道楽なんかが特集されていた。「カニすき」、どうやっても手を使って食べなければならないものが激アツになるという致命的な欠陥があるのであまり食べない。同じ関西人だけども。眠気がすごいし早く寝たいけれど、今日はまったく進捗がないので、すこし作業をしてから寝たい。

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特ロース

 1/14(金):寒い。めちゃくちゃ寒い。一日中雪が降ったりやんだりしている。積もるほどではないけれど、吹雪で視界が悪くなるような時間が長かった。もちろん一切外には出なかった。雨は室内から見る方がいいけれど、雪は外で見る方が美しい。ような気がする。寒いなぁと思いながら起きて、『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯を食べる。連日のコカ・コーラ紹介と恒例の競馬映像、夢のコラボレーション。グランアレグリアの末脚が光っていた。これは朝の情報番組の感想です。午前中は家のことをする。『ハライチのターン!』を聴きながら。ようやく2022年に時空に突入したハライチのふたり。「仕事始めが明日だと思っていたら今日だった」澤部さんのフリートーク、聞いているこっちが冷や冷やする。昼から夕方にかけては作業したり、春からの引っ越し先を探したり。一週間くらい音信不通になっている不動産会社に電話しようか悩みつつ、別の管理会社が管理している物件にメールで問い合わせをしたら光の速さで折り返しの電話があったので、そのままの流れで内見の日程を決めた。こういうのは勢いが大事。きっと。録画していたドラマも消費する。まずはTBSの『ファイトソング』。NHKの朝ドラが記憶に新しい清原果耶さんが民放初主演。内容はともかく、綺麗な涙だったなという感想。主人公の奪われたものが多すぎるから第一話を見ただけでは「悲惨がすぎる」と思ってしまうけれど、どうだろう。次は日本テレビの『ムチャブリ!』。高畑充希さんが主演。えげつない衣装の多さと、高畑さんの表情を楽しむのが正解なのかなという感じ。夜は特に何もせず。もうすこし作業をしてから寝たい。

 

 1/15(土):天気は良いけれど、寒い。放射冷却と強風で、体感温度は数字よりも低かった。適当に起きる。適当すぎて、久しぶりに寝坊。本来起きる時間より1時間長く寝てしまった。アラームを止めた記憶がない。よくない週末のスタート。最高のスタートとも言える。午前中、特に何もせず。昼前から外出。車に乗って、北へ。竜王のアウトレットへ向かう。野洲川を越えたあたりから、明らかに残っている雪の量が増える。遠くに見える伊吹山は真っ白。さすが降雪記録を持つ山。滋賀北部特有の気候を感じながら到着したアウトレットは、明らかに人がすくない。平日の昼間よりも、という雰囲気。みんな、自粛に切り替えているのかもしれない。第六波の感染速度は今までの比ではないが、すこし雰囲気が違う。具体的な現況は避ける。靴が欲しい気持ちが高まりを見せているので色々と見て回ったが、今日は見るだけにしておいた。一足、デザインも見た目もちょうどいいものがあったけれど、オリンピックとのコラボ商品で「I LOVE TOKYO」というロゴが入っていたので、やめた。アウトレットっぽい。お昼を軽く食べたあと、抹茶ティラミスを食べる。四条河原町にあって大行列を作ることで有名な「抹茶館」はここにも店舗があり、比較的短い待ち時間で入ることが出来る。いつでも食べられるしな……なんて気持ちがあり、一度も入ったことはなかったのだが、いや引っ越す前にと一念発起。こういうご時世もあって、今日は待ち時間なしだった。 名物の抹茶ティラミスは升に入った見た目が珍しく、爆発的に流行り、同じようなものを出す飲食店が相次いだ。パクリは飲食業界につきものだが、もうちょっとどうにかならないかなと思う。レシピに著作権は認められないことになっているので、どうにもならないのだろうが。美味しかったので、竜王のアウトレットに行く人はぜひ。結局特に何も買わず帰宅。午後はぼんやりと過ごした。あまり作業も捗らず。夜は特に何もせず。あまりに見るものがないので、録画していた『古畑任三郎』の第一シリーズを再生。第一話のゲストは中森明菜、二話は堺正章。めちゃくちゃ若い。中森明菜の回は『刑事コロンボ』へのオマージュに満ちていて、今ならパクリだと炎上しそうだった。ベテランの小説家が姪の仇を金庫に閉じ込める回、好きだった。『コロンボ』のそれとはダイイングメッセージのトリックがすこし違った。ゴールデンレトリバーがかわいくて良かったです。犯人のその後が続くシリーズで言及されたのはこの中森明菜くらいだったと記憶しているけれど、どうだろう。同じく三谷幸喜が脚本を担当している今季のNHK大河『鎌倉殿の13人』も見たい思いつつ、見られていない。なんだんかんだで忙しい。早めに寝ます。

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抹茶ティラミス

 1/16(日):寒い。寒いような気がする。ぼんやりと起きてテレビをつけると、昨晩の日付が変わるような時間に発令された津波注意報、警報はいまだ解除されておらず、各局は予定を変えながら番組を放送していた。トンガで起きた海底火山の爆発は史上まれに見る規模であり、その影響は太平洋を越え、津波となって数時間後に日本を襲ったらしい。しかしこの現象は気象庁にも分からない部分が多く、記者会見でも「正直なところ分からない、しかし危険なことは分かったので警報を出した」といった旨の発表があった。「分からない」と誠実に述べる専門家のことを信頼する。それはある種の訓練によって身に着けられるスキルみたいなものですが、そのスキルがないとただ強い口調で断言するだけのよく分からない人のことを信じてしまうので、やっていくしかありません。トンガの人々、影響を受けたすべての人々が穏やかに過ごす日が来ることを祈っています。それはそれとして、お昼前に外出。京都へ。友人と落ち合い、四条周辺をぶらぶらと歩き周る。引っ越しのタイミングが偶然重なったので、いくつかのインテリアショップを見て回ることに。二人とも昼食がまだだったので、集合場所の近くにあったお店でラーメンを食べた。それぞれつけ麺、ラーメン。注文を済ませ、待っている間に調べたら祇園にある鴨ラーメン専門店の系列店だった。前から行ってみたかったところなので、ラッキー。こういうこともある。そして美味しい。鴨肉、真剣に考えると好きな肉ランキングの上位に食い込んでくると思う。その後はいざ本題の家具巡りへ。英国アンティークの専門店からヴィンテージショップまで、界隈を歩き周る。自分は大きな買い物はせず。ちょっとした小物を買うにとどめた。友人は結構ガッツリと、ヴィンテージのテーブルを買っていた。自分も引っ越し先のインテリアを考えなければならないのだが、いかんせんまだ物件も決まっていないのでどうしようもない。途中でお茶をしばいたりしつつ、夕方くらいに解散。日曜の京都はやはりそこまで人が多くなかった。夜は特に何もせず、『せっかくグルメ』のスペシャルを見る。阿部寛がラパルフェ・都留にしか見えない呪いにかかってしまった。どうしてくれようか。疲れたので、適当に寝たい。

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つけ麺、特製。

感想:月組公演『今夜、ロマンス劇場で/FULL SWING!』

 月組新トップコンビ月城かなと・海乃美月のお披露目公演が宝塚大劇場で開幕した。二本立ての一本目は『今夜、ロマンス劇場で』、演出は小柳奈穂子氏。2018年に公開された同名の映画作品を舞台化したものとなる。物語は1960年代の映画業界を舞台に、助監督として燻る牧野健司(月城かなと)を主人公に、彼が足繫く通っていた映画館・ロマンス劇場で果たした奇跡的な出会いから始まる。嵐の夜、健司がいつものように映写室で古いモノクロ映画を見ていると、突然停電が起こる。自分以外に誰もいないはずの暗闇で健司が出会ったのは、密かに憧れ続けていたモノクロ映画のヒロイン──美雪だった。白黒の世界から飛び出し、彩りに満ちた世界に心を躍らせる美雪(海乃美月)に振り回されながらも、健司は美雪と心を通わせていく。しかし美雪は映画の世界を抜け出すためにある大きな代償を払っていた……。

 月城かなとの持つ最大の魅力、強みはその凛とした雰囲気が生む「気品」にある。『THE LAST PARTY』や『桜嵐記』で演じた役どころはどちらも難しく、ともすれば「宝塚の男役」らしさを押し出すことは困難にも思えるものだが、月城かなとは素晴らしい演技・表現力を示してキャラクターに品をまとわせてみせた。その強みはこの『今夜、ロマンス劇場で』の牧野健司役でも遺憾なく発揮されている。映画会社「京映」で長年助監督を続けながらも要領が悪く、そろそろ首も涼しくなってきている健司はどう取り繕っても「カッコイイ」キャラクターではない。しかしそこは月城かなとと言ったところで、スター俳優の頭にタライを落とす健司にも、警察に事情聴取を受ける健司にも、運命に立ち向かう健司にも端正な雰囲気と一本筋の通った強い意志が感じられた。プレお披露目公演『川霧の橋』でのパフォーマンスもそうだったが、「和物の雪組」で培った人情物でのスキルが今作でも活かされているのだろう。正統派のトップスターがこれからどのように月組を導いていくのか、期待が大きい。そして映画の中から飛び出してきた奇跡のヒロイン、美雪を演じる海乃美月のパフォーマンスもさすがの一言。映画世界のキャラクターそのままにお転婆で、常識外れの行動で健司や映画撮影の現場を巻き込む大騒動を起こす美雪は、事情があるとはいえ嫌な部分の方が勝ってしまいそうだが、ファンタジックでかわいらしい部分を損なうことなくしっかりと舞台上で輝いていた。非常に繊細なバランス感覚を擁するこの役に対する的確な表現──所作や発話──は、多くのヒロインを演じてきた彼女ならではのものだろう。月城との相性は言うまでもない。一ファンとして、二人のさまざまな芝居を観てみたいという思いが強い。そして今作で最も重要と言っても過言ではない人物、ハンサム・ガイこと俊藤龍之介を演じた鳳月杏も素晴らしかった。このハンサム・ガイに関してはもう「見てください」としか言えないのだが、作中で最も「良い人」がこの人なのである。その設定その登場でそんなわけないじゃんと思うものの、いやものすごく「良い人」でものすごく「カッコイイ」のだ。ハンサム・ガイの看板に偽りなし。今作から月組に組替えしてきた彩みちるも健司に恋する社長令嬢、成瀬塔子の切なさを綺麗に演じていた。組替えという期待にしっかりと応えるパフォーマンス。暁千星、風間柚乃も印象的。しかしこの作品のロマンチックでファンタジックな部分を担うのはある意味でロマンス劇場の支配人、本田正であり、本田を演じた光月るうの熟練した舞台さばきは影のMVPと評して差し支えないだろう。

   

 個々の演者が発揮した力もさることながら、演出の小柳氏の手腕も光る。『ルパン三世』や『幕末太陽傳』など原作ものの舞台化に定評がある同氏の特筆すべきところは、どうしても必要になる設定や登場人物の変更に際する「脚色」の技術ではないだろうか。今作では暁千星が演じた大蛇丸は映画版には登場しないキャラクターであり、細かい部分で言えば本田のセリフには小さな、しかし大きな変更がある。映画版での美雪は映画の世界から飛び出してきた当初は服だけでなく肌もすべてモノクロだが、宝塚版でモノクロなのは衣装だけになっている。一見「モノクロのお姫様」という重大な要素が薄まってしまっているようにも感じるものの、これがラストシーンに繋がる大きな布石になっている。カラフルな現実とモノクロの映画。詳細な言及は避けるが、あのラストシーンは本当に素晴らしいものだった。

 ショー『FULL SWING!』の作・演出は三木章雄氏。ジャズをテーマにスタイリッシュで、かつソウルフルなショーに仕上がっている。印象的に残っているのはプロローグで月城や鳳月が着ている、コートのような衣装。なんと言えばいいのか、あまり見ないタイプのスタイリングではあるものの、それをカッコよく見せているのは流石。ダンスシーンが多く、海乃や暁の本領発揮といった場面が散りばめられている。今作はフィナーレでのエトワールを設けない演出だった。

 

週間日記(2022/01/03~01/09)

 1/3(月):三が日、ラスト。今年の三が日は本当にやることがなく、めちゃくちゃ暇だった。正しい三が日という雰囲気。たとえめちゃくちゃ暇でも、無理やり何かをすると負けた気持ちになるのでただただダラダラし続けた。適当に起きて、適当に過ごす。録画していた『ラヴィット新年会』を見る。番組内で話題に上がっていた「ラヴィット増刊号」は普通に見たい。MCの川島さんが過労で倒れてしまいそうだけれど。昼前に姉夫婦が甥っ子を連れて帰ってきたので、そこからはぼんやり。これまた録画していた『イッテQ』新年スペシャルを流し見する。あまり内容を覚えていないくらいには流し見だった。そして夕方からは爆睡。結果的に書くこともない。明日からは気持ちを入れ替えてこの日記も頑張ります。とりあえず、爪を切って寝ます。

 

 1/4(火):寒い。微妙な天気で、時雨る時間と雪のちらつく時間が交互に来るような一日だった。適当に起きて、『ラヴィット!』を見る。今日から通常放送。テレビ業界は三が日が終わると途端に通常進行に戻る。特番は多いものの、午前中からお昼にかけての情報番組はおめでたい雰囲気を一掃していた。新年一発目の放送ということで、ゲストには縁起物のオードリー・春日。ラヴィットゥース。ランキングコーナーはおやすみで、ロケがふたつ。アインシュタインすゑひろがりず、和牛・水田、相席スタート・山添という同期メンバーの中になぜかモデルの田中美保が混ざるという謎の構成。ボケまくる面々をただひとりさばく河井がお店のお母さんに「熱いうちに食べなさい」と怒られるシークエンスが最高だった。「いない店員」とカウンター越しに会話する山添も。エンディングまで見届け、お昼前から外出。車に乗って、草津のエイスクエアへ。三が日が終わったとはいえまだ人が多いかなぁと思ったものの、ぼちぼちの込み具合。平時の週末くらい。ホームセンターをうろうろし、書店でジャンプと雑誌を買い、無印で新生活を見越したもろもろのグッズを見るだけ見て買わず。今は時期尚早、「見」に回る時期。最後にスターバックスで甘いものを買って帰宅。2022年スタバ初め。期間限定のフラペチーノは美味しかった。売り切れになっていたオンラインストア限定の寅年タンブラーは再入荷メールが来たものの、1分も経たずにまた品切れ状態に。物を売るというレベルに達していない。年末に京都の東山区限定で販売していた寅年グッズも販売初日に買い占められていたようなので、転売対策をするつもりはないのかもしれない。「転売されるほど人気」はブランディングの一環として機能するものではない。帰宅して、とりあえずジャンプを読む。読むものがなくなってきたなぁなんて思っていたけれど、いざ久しぶりに読んでみるとどれも面白い。午後は特に何もせず。夜は外食。近所に出来たお店へ。前菜二種類、パスタ二種類、メイン一種類、デザートをひとつ。もちろん一人で食べたわけではないけれど、お腹がパンパンになる。2022年も美味しいものを食べます。お腹が重いので、早めに寝ます。

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前菜盛り合わせ

 1/5(水):寒い。朝方には雪がちらついていた。冬本番。今日は一日中家にいたけれど、まぁ寒い。ぼんやりと起きて、ぼんやりと『ラヴィット!』を見る。スタジオには守屋麗奈さんを引き継ぐ形で今週からシーズンレギュラーを務める櫻坂46・田村保乃さんが。櫻坂46のみなさん、刺さるヴィジュアルの方が多い。守屋さん、田村さん、小林さん、森田さん……。2022年、急にアイドルを推し始めるかもしれない。今日は見取り図とジャングルポケットがホテル三日月を楽しむロケ。二週に渡って放送することが決まっているためなのか、VTRの後半はずっと微妙に薄い雰囲気が漂っていた。うーん。その後は家のことに取り掛かる。『ハライチのターン』を聞きながら。今年に入って初めてのしっかりした掃除。洗濯物をしたり、掃除機をかけたり。セーターなどを手洗いして洗濯機にかけて脱水しようとしたのだが、なんどやってもうんともすんとも言わなかったのですべてを諦め、人力で脱水した。陰干しの末にセーターの洗濯は完全に失敗したものの、今シーズンで捨てようと思っていたのでもういい。もういいということにする。30分ほど仮眠を取って、正午くらいからは映画を見た。アマゾンプライムで『今夜、ロマンス劇場で』を再生。今現在宝塚大劇場月組が舞台版を上演中で、観劇予定があるのでその予習に。そうでなくても以前から見たいと思っていたので、ちょうどいい機会だった。そして面白かった。映像が美しいし、細部までしっかり作り込まれている。この作品をどうやって舞台に再現するのか、期待大。それから夕方まではぼちぼち作業。BGMはTBSラジオの大晦日年越し特番『ハライチのカウントダーン』。まさかオリエンタルラジオの喧嘩コントをやりながら年越しをしているとは思わなかった。なんなんだ。そして突然のヒコロヒー登場。岩井さんは裏被りとかがあったのだろうか。本当に、なんだったんだ。夜は特に何もせず。『魔法のレストラン』『シャーロック・ホームズの冒険』を見た。『ホームズ』はオープニング前の煽り映像で「二か国語放送なので英語の勉強にもどうぞ!」みたいなことを言っていたけれど、あんなに綺麗なクイーンズイングリッシュを喋れるようにはならないだろう。白洲次郎じゃないんだから。ケンブリッジに通って貴族とベントレーを乗り回せばいいのか?早めに寝たい。

   

 1/6(木):寒い。東京は雪に沈んでいるらしい。関西は寒いけれど、雪が降るほどではなかった。適当に起きて、適当に『ラヴィット!』を見る。スタジオにニューヨーク、インディアンス、オズワルドが揃うというM-1もかくやといった顔ぶれ。ボードゲームが白熱した結果、鈍い音を伴う往年のたけし軍団みたいな物理ツッコミが飛び交っていた。ゴリゴリのバラエティ。午前中から外出。車に乗って高速道路をひた走り、宝塚へ。中国道のリニューアル工事はまだ再開されておらず、スムーズな行程。駐車場に車を停めて、とりあえずお昼ご飯。宝塚名物『パスタ』で「たらこいか納豆バターライス」を食べた。タカラジェンヌにもファンが多いことで知られるメニューなのだが、食べる度に「いや本当にタカラジェンヌこんなに食べる?」と思うくらいのボリューム。そして美味しい。関西を離れる前に食べることが出来てよかった。いつも行列が出来ているのだが、今日はラッキーなことに並び無し。これまたスムーズ。店内はしっかりと感染対策が取られていた。その後はキャトルレーヴでグッズを買い、宝塚阪急をうろうろ。開場までの時間が微妙に余ってしまったので、宝塚ホテルで常設の衣装展示を見たり。なんだかんだで開演。演目は『今夜、ロマンス劇場で/FULL SWING!』の二本立て。綾瀬はるかと坂口健太郎の主演で制作された映画のミュージカル版。映画も素晴らしかったが、この宝塚版も素晴らしかった。やはり小柳氏による演出が光る。原作ものの「脚色」において発揮される氏の実力は、抜きんでたものがあるように思われる。「モノクロの人物を舞台上で表現すること」を逆手に取ったラストシーンは見事。終演後、特に何もせず直帰。本当に良い一日だった。興奮状態なので、早めに寝たい。

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たらこいか納豆バターライス

 1/7(金):寒い。もちろん今日も寒い。みぞれが降っていたりする。今シーズンは平均してずっと気温が低い。ような気がする。適当に起きて、ぼんやりと『ラヴィット!』を見る。宮下草薙の草薙が年末に納車した500万円以上するテスラを新年早々思いっきり擦ってしまい、修理に300万円ほどかかる話をしていた。松の内にテレビで披露するエピソードではない。スタジオゲストとして出演していたモーニング娘。牧野真莉愛さんがなかなかにえげつない人だった。野球ファンで、メジャーリーグが好きらしい。朝の生放送であんなにアーロン・ジャッジの名前を聞くことになるとは思わなかった。午前中はとりあえず家のことをする。掃除機をかけたり。今週はスクランブル的に水曜日にも掃除をしたので、今日は軽めに。昼前から夕方にかけては、寝たり起きたり。作業をしたり、しなかったり。あまりギアの上がらない一日だった。夜は『かりそめ天国』のスペシャルを見る。もう中学生のパン粉工場ロケは「揚がった色を綺麗に見せるため最初から色がついたパン粉がある」という情報が衝撃だった。確かに考えてみればそうする方が速い。どんな世界にもイノベーションはあるのだ。異様に眠いので、今日も早めに寝たい。

 

 1/8(土):寒い。寒いけれど、昨日ほどではない。西日がキツイ。運転していると死にそうになる瞬間がある。日除けの下にETCの機械があるので、日除けを出したままエンジンを切ると「ETCカードが挿入されたままです」という音声がいつもより爆音で流れるので、それも死にそうになる。突然の大きい音に弱い。映画や舞台で突然発砲されるとビクゥッとなる。周りの人、すいません。適当に起きる。朝からもう中学生が大暴れする番組を見ていた。ここにきて再ブレイク、いや一度目の数倍になる規模でブレイクしているもう中学生。面白いけれど、「物腰は柔らかいけど基本おかしい人だから」という有吉弘行の言葉を思い出す。昨年に見せた無観客公演でのコール&レスポンスは記憶に新しいが……。午前中は特に何もせず。徒歩圏内になるラーメン店のオープン時刻を狙って訪問し、限定20食のつけ麺を食べた。ここも「関西心残りシリーズ」のひとつだったので嬉しいし、美味しかった。どこかに寄ることもなく、帰宅。ぼーっとした後、昼過ぎにまた外出。用事がある母親を車で送り届け、それが終わるまで適当にうろうろした。寂れたスーパーマーケットなんかを……。一角にあるゲームコーナーに置いてある筐体のいくつかは自分がアルバイトをしていたところにもあったものだったので、故障したときは助けになれるなと思った。お客様の中にスウィートランド4を修理できる方はいらっしゃいませんか!?となったら、スッと立ち上がるのだ。そんな事態はない。レースをするアヒルにメダルを賭けて、当たったらメダルが増える懐かしいあの機械はもう会社がなくなって新しいパーツがないので、今あるものが故障したらそれが最後になる。瑣末な知識ですが、芸は身を助くとはよく言ったもので、こうやって日記を水増しできたりするのだ。夕方くらいに帰宅。夜は特に何もせず。テレビ放送されていた『コンフィデンスマンJP』の劇場版を半分くらいの集中で見た。自分が好きな要素の詰まっている作品なのにどうして見ていないんだろうと考えてみたら、思い出した。面接を受けに行った会社の待機時間で頭がおかしくなるくらいにトレイラーを繰り返し見させられたからだった。内定は貰えなかったので、その恨みだろう。たぶん。すこし作業をしてから寝たい。

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つけ麺特製トッピング

 1/9(日):寒くない。いや寒いけれど、昼間は日差しも強くていい陽気だった。最高気温も13℃ほどあり、過ごしやすい。適当に起きる。いや、日曜日としてはいつもより早い時間に起きる。「シューイチ」に出演している日本テレビの中島アナは学生時代に四度音楽学校を受験した(チャンスは最大でも4回)ほどの宝塚ファンとして界隈では有名な人なのだが、2022年元日に放送された「シューイチ」では『ベルサイユのばら』のオスカルに扮して初日の出のレポートをしたらしい。こう、ものすごいことになっている。この方が出ているとBGMとしてミュージカルナンバーがよく流れるので、個人的には嬉しい。早い時間から外出。用事があって、大阪へ。日曜にしては梅田の人出がすくなかったような気がする。みんな報道を受けて行動を控えているのかもしれない。それぞれの選択がある。地下鉄に乗り換え、なんばへ。30分足らずで用事を済ませ、梅田へとんぼ返り。別の用事の集合まで時間があったので、阪神電車の改札を出てすぐのところにある「梅田ミックスジュース」でミックスジュースを飲んだ。地味だが、大阪の名物だと思う。一杯170円、キンキンに冷えたミックスジュースがプラスチックのコップで提供される。お店の周りでは老若男女問わず、いろいろな人が立ったままコップを口元へ慎重に運んでいる。駅や阪神百貨店の改装で周辺の雰囲気は変わったけれど、ここにさまざまな人が集まる風景は変わらない。せっかく梅田まで出てきたしな……という気持ちを満たすのにちょうどいい場所。もろもろを終わらせて、昼食を食べて、帰路に就く。上京を前に思考を停止して好きなものを好きなように飲み食いしているのだが、体重計が悲鳴を上げ始めている。どうせ一人暮らしが始まったら食べなくなるので、大丈夫だろう。そういう計算でやっている。大丈夫なはず。大丈夫であってくれ。帰宅して、夜は特に何もせず。ぼる塾の田辺さんはスイーツロケが増えすぎて「実際それほどでもないもの」を食べることが多くなったものの、正直な人なので口では「美味しい」と言っていても明らかに表情が伴わないことがあるらしい。TVショー、異常。今日も早めに寝たい。

 

週間日記(2021/12/27~2022/01/02)

 12/27(月):寒すぎる。滋賀を、えげつない寒波が襲っている。彦根、長浜を中心とした湖北地方の降雪記録は軒並み塗り替えられ、この日だけで2021年ここまでに報道された回数を超えるくらい滋賀県がニュースになっている。「電車のドアが開いたら1メートルの雪の壁が出来ている写真」がTwitterでめちゃくちゃバズっていた。彦根も毎シーズン一度は雪が積もるけれど、この規模で、しかも短時間で積もることはほとんどない。その結果が国道の立ち往生、新名神の通行止め、JRの運行停止、東海道新幹線の大幅な遅延。私が住んでいる湖南地方はそれほど大きな影響を受けていないが、物流はどうにもならない。荷物の配送も遅れている。しばらくは滋賀県から動かない方が良さそう。今日の「ラヴィット」は年内最後の生放送で、ぼる塾のロケコーナーにはラヴィットファミリーの日向坂46・松田好花さんが。見ているとこっちが清い気持ちになってくるタイプの人。東京で美味しいものを食べるため、先立つものを手にするぞという気持ちを新たにした。年の瀬なので、日記も短く済ませようと思います。

 

 12/28(火):依然として雪の影響は続いている。降雪自体は落ち着いてきたものの、大みそかからお正月にかけてまた寒波がやってくるらしく、滋賀県と福井を結ぶ国道は通行止めの可能性が予告されている。今年の冬は厳しい。今日の「ラヴィット」は年内最後の放送。生放送ではなく収録で、半年ほど放送していたニューヨークのコーナーをまとめた総集編だった。MCが田村アナと爆買いベジータ侍だった。詳細は省きます。もう本当に何もしていない。書くことがない日に書くことと言えばNBAの話なのだが、いかんせん。新型感染症の再流行で本来のロスターを組めないチームが多く、見ていてもそこまで楽しめないというのが正直なところ。離脱した選手の穴を埋めるための新たな契約に関したルールが出来た関係で多くの選手にチャンスが与えられている状況ではあるが、NBAは「超人の闘技場」であって欲しい……。アイザイア・トーマスの得点力を持ってしても終盤のディフェンスのなさでウェイブされる世界であって欲しい。失礼な話だが。

 

 12/29(水):適当に起きる。そろそろテレビの世界は年末の雰囲気に染まりきっている。朝からずっと『99.9』が再放送されていたので、何の気なしにずっと見ていた。面白い。やっぱり面白い。映画と特別ドラマが控えているため、松本潤が番宣でテレビに出まくっている。嵐の活動休止以後、めっきり活動が落ち着いていたので単純に嬉しい。朝から帰ってきていた姉と甥っ子も『99.9』を見ていた。将来は弁護士になるのかもしれない。全体的に、何もしない一日。夕方に外出して、高校時代の同級生と会った。みんなめちゃくちゃ結婚しているし、めちゃくちゃ貯金している。つらいとか言ってる場合じゃねぇなって、本当にそう思いました。

   

 12/30(木):家から一歩も出ない日。適当に起きて、録画していた『バナナサンド』を見る。松潤がバラエティでやいやいやってるの、嬉しいな~。ゲームの商品で日村さんがもらっていたデロンギのオイルヒーター、読ふぁネットからカード情報が流出したときの不正利用で買われていた商品と同じだった。まさかまた出会うことになるとは。こんな年の瀬に。そこからは録画を消費してレコーダーの空きを確保した。まずは『有吉の壁』スペシャル。めちゃくちゃ面白かった。「修学旅行の一コマ選手権」でもう中学生から「タオルとかけて修学旅行とときます、その心は」というむちゃぶりを受けたU字工事・福田がとっさに「どちらもバスがつきものでしょう」と返していたのがすごかった。本当に、普通にすごかった。その後に別のコーナーでやったなぞかけが全然ダメだったので、余計に笑った。午後は特に何もせず。夜はいとうあさことかたせ梨乃が低予算で旅をする番組を見ていた。びわ湖放送だったので、久しぶりに見るローカルCMが多く、『おはスタ』を毎朝見ていたころのことを思い出す。おかえり、電車座れたか?早めに寝たい。

 

 12/31(金):適当に起きる。午前中からボーっとテレビを見る。大晦日の番組表は完全にお祭りムード。TBSは延々と名作ドラマの再放送を垂れ流していて、まぁそれはそれでありだよなという構成を続けている。それはそれであり。大ベテランが漫才をやり、『探偵ナイトスクープ』は傑作選。去年の大晦日も見ていたような気がする。お昼のニュースでは東京の人気そば店から中継が繋がれていたけれど、厨房の職人全員が死んだ目をしていた。昨日から夜通し蕎麦を打ち続けているらしいので、そりゃあそうなるだろう。個人経営の和食店の料理人も常連向けのおせちを作り続けているだろうから、意識が遠ざかっているはず。午後も特に何もせず。大晦日なので。すこし寝て、早い時間から夕食を食べる。今年は大晦日特番にめぼしいものがなく、録画していた『99.9』の特別ドラマを見た。杉咲花さんのパワー。『おちょやん』での活躍は記憶に新しいが、これからどんどんキャリアを重ねていくだろう。彼女が出ているパンのCMは、一部滋賀県で撮影されています。「めちゃくちゃ滋賀やん」と、見る人が見ればなります。その後はいろいろザッピングをしつつ、『孤独のグルメ』へと移る。愛知のショートカットを見て、いつかの『水曜どうでしょう』を思い出した。『カウントダウンTV』をBGMに、この日記を書きながら新年を迎えた。2022年、完全にフィクションの数字である。2021年を振り返ればとにかく院試をパスしたということに尽きる。しかし創作面では本当に一切これといったものを残せていないので、今年はとにかく頑張りたい。「もっと頑張る」を豊富にします。「目を覆いたくなるほど学び、血を流すように書け」の言葉を胸に。新年の余韻をもうすこし噛みしめてから寝たい。ちなみにですが、雪がちらついています。

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晦日はお鍋を食べます

 

 1/1(土):新年、明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。2022年です。こう、90年代に生まれた身としては完全にフィクションの数字という雰囲気があります。2021年は「院試をパスした」以外は本当に、一切何もなしていないので、今年はもっと頑張りたい。もっと頑張りたい。2022年の抱負は「もっと頑張る」にします。研究、執筆、生活。この三本柱を「もっと頑張る」。以上。しゃらくさい話はここまでだ。適当に起きる。気合を入れて起きる日はまだ先。お昼前に起きて、お正月恒例のバラエティ番組を見る。しかし今年はあまりどの番組を見てもお正月感がすくない。新型感染症の流行もあるだろう。そういえば一年前もこんな感じだったような気がする。ぼちぼちザッピングをしつつ、目ぼしいものはなかったので録画していた『ぴったんこカンカン』の最終回をようやく見ることにした。3時間ある特番あるある、録画すると逆に見ない。大泉洋香川照之の立て板に水といった語り口もさることながら、番組ファンとしては安住アナと米倉涼子さんの振り返りが良かった。もうこの二人のやり取りが見られなくなると思うと悲しい。この放送の後に安住さんは米倉さんのディナーショーにゲスト出演していたらしいけれど。おせちとお雑煮、日本酒をたらふく飲み食いして、夕方に昼寝。我が家のお雑煮は白味噌に丸餅。滋賀県は場所によって各地方との結びつきにもバラつきがあるので……去年も似たような話をしたような気がする。夜にすこし外出して、帰省していた友人と会った。24時間営業のマクドナルドは思っていたよりも流行っていた。そういうものが食べたくなるには早いような気がするけれど、急な客人に出す温かいものがないとか、そういうこともあるのだろう。客人というか、帰らない親戚というか。

 

 1/2(日):適当に起きる。お雑煮を食べる。お餅はふたつ。昨日から合計で4個。今年は多いような。MBSで放送されていた『よんチャンtv』をぼんやりと見る。袴に身を包んだミルクボーイ・駒場が狂気をチラつかせていたので良かった。新年2日目にしてめちゃくちゃぼんやりしている。もう常に眠い。朝からビールを飲んでいるせいかもしれない。スカイステージの年越し特番を見たり、Blu-rayを見たりと、今日は宝塚を見ながら過ごした。もう本当に書くこともありません。贔屓のシカゴ・ブルズが昨日に引き続きデマー・デローザンのブザーショットで逆転勝利を収めていた。同一の選手が二日連続のブザービートでチームに勝利をもたらしたのはNBAの歴史でも初めてらしい。カッコイイぞデマー。夜は『バナナマンのせっかくグルメ』新春スペシャル。だったのだが、本来なら4時間スペシャルだったところが関西地方では3時間スペシャルとなっていて、内容がかなり変わっていた。具体的にはゲストの高山一実さんの存在が抹消されていた。関西の悲哀。東京では関西ローカルが見られなくなって寂しさを感じたりするのだろうか。もう早めに寝たい。

 

週間日記(2021/12/20~12/27)

 12/20(月):自堕落な一日。完全に自堕落な一日。年末のせいです。年末のせいにしておきます。適当に起きて、適当に「ラヴィット」を見る。昨夜のM-1グランプリで見事チャンピオンに輝いた錦鯉と2位のオズワルドがスタジオゲストに。かなり前からこの二組をゲストのオファーを出していたらしい。ギャンブラーがやっている番組。二組とも顔色が最悪だった。錦鯉の方は30分ほどしかスタジオにいられないらしく、慌ただしかった。花束とあっついおしぼりの贈呈に始まり、なぜか太鼓の達人ボンバーマンマリオパーティをプレイさせられ、最終的にマリオカートをプレイするMC2人に「ながらインタビュー」をされていた。めちゃくちゃな時間。「ラヴィット」のあとは家のことをする。「バナナムーン」を聴きながら掃除機。そして外出して、ジャンプを買ってすぐに帰宅。『呪術廻戦』と『SAKAMOTO DAYS』が好き。昼からは録画していたM-1グランプリを見る。このご時世、ネタバレを回避するのは不可能に近い。そもそもあまりネタバレを気にする方ではないので大丈夫なのだが。体験は私だけのもの。最終決戦に残った3組、オズワルド・錦鯉・インディアンスはどのコンビも面白かった。ファーストラウンドで最高得点を記録したオズワルドを見るにしゃべくり漫才の大会かなと思ったものの、その雰囲気すべてを腕力でひっくり返す錦鯉のすごさ。個人的に好きだったのはロングコートダディ真空ジェシカ。肉うどん、二進数ハンドサインおばあちゃん。敗者復活組まで含めれば、一番好きなのは男性ブランコ。ぴぃぴぃぷぅ、ぴぃぴぃぴぷぅ。出演順が得点に影響する部分は変わっていないので、そこはどうにかして欲しい。3組までネタをやったら得点をつけるとか。午後はそのまま特に何もせず。夜も特に何もせず。M-1と言えばハライチもかっこよかった。あとは敗者復活戦金属バットの掴み。もうこのまま早めに寝たい。

 

 12/21(火):早めに寝ようと思ってベッドに入っても、無意味に夜更かしをしてしまう。1時間くらいYoutubeやらTVerを見てしまう。誰か隣で私が眠るまで見守っていて欲しい。スマートフォンに手を伸ばそうとしたら張り倒して欲しい。そして変な夢を見た。でっかい鉄の中華鍋で延々チャーハンを炒める夢。炒めては盛り、炒めては盛り……。「中華の鉄人になれ」という啓示だったりするのだろうか。8世紀初頭のフランスで司教のオベールが大天使ミシェルからの啓示を受けてかの有名なモン・サン=ミシェルを建築したように。これが啓示で、かつこの啓示を無視するとどうなるだろう。オベールは2回無視した結果額に穴を開けられたわけだが……。適当に起床。「ラヴィット」を見ながら朝ご飯を食べる。ランキングコーナーで紹介された『アナと雪の女王』に涙腺を刺激されたが、『カールじいさんと空飛ぶ家』の映像を見て号泣していた田村アナがVTR明けに「私この映画見たことないんですけど」と言い放った衝撃ですべて忘れてしまった。ぶっ飛んでいる。今日は本当に何かをするという気持ちが一切湧いてこない日だった。午前中はTVerで久しぶりに「テレビ千鳥」を見て、その後は何もしてない。午後は姉が甥を預けに来たのでEテレを見ながら戯れていたら終わっていた。夜は……「マツコの知らない世界」を見てティラミス食べたいなぁと思い、BSで「世界ネコ歩き」を見て猫はかわいいねぇ~と思った。それくらい。変な焦燥感だけがある。

 

 12/22(水):昨日は結局何をするでもなくベッドに入った。睡眠時間を確保する方が良いような気がする。日照時間も短いし。適当に起きる。救急車のサイレンで目が覚めた。めちゃくちゃ近いしめちゃくちゃ台数が多いな……と思ったら、本当に近所だった。ベランダから見てすぐ。誰もが安からんことを。「ラヴィット」を見ながら朝ご飯を食べる。スタジオ、VTRともにさらば青春の光・森田がゲスト出演。見取り図とのロケ中に「11万円のグッチの腕時計を買う」というボケをかましていたら、スタジオでその時計が視聴者プレゼントになると発表されていた。朝の番組でやる流れではない。櫻坂46の守屋麗奈さんは5ヶ月に渡って務めたシーズンレギュラーを卒業。伝説のあのちゃん回でもふんわりした雰囲気をキープしていて、アイドルっぽくて良いなぁと思った記憶がある。次回のシーズンレギュラーも櫻坂46から出演するらしい。午前中はゆっくりと作業。牛が歩くくらいのペース。いつの間にか正午を過ぎる。依然としてやる気はないので、ウォッチリストに眠っている長編映画を観ることにした。『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』。上映時間はおよそ240分。4時間……。雪組が上演したミュージカルを見て以来、いつか映画も見なければなぁと思っていたので、ちょうどいい。エンディングが流れるころには日没。今日は冬至だから、なお早い。内容はとても良かった。まず映像が美しい。あまりに美しい。何か陶酔を誘うような、ゆったりした演出。鏡を多用した、魔法のような画面作り。見て良かった。宝塚版との違いも面白い。夜は特に何もせず。BSで放送していた『シャーロック・ホームズの冒険』を見たくらい。ホームズとワトスンみたいな関係が好きです。『ONCE』に続いてアヘン窟が登場する場面があり、一日に二回も見るものじゃないなと思ったりした。早めに寝よう。喘息が鎌首をもたげている。

   

 12/23(木):適当に起きる。「ラヴィット」のゲストはスタジオにオードリー・春日。おそらく年内最後のラヴィット春日だろう。麒麟・川島の子供はテレビで春日を見ると爆笑するらしいが、甥っ子も春日に大ウケするらしい。春日が子供にウケるのはその風貌のせいだと思っていた相方の若林が、しかし盲学校の営業でも大人気の春日を見て衝撃を受けたという話を思い出す。クイズ(大喜利)を一発で正解してしまった横田真悠さんがなんとか尺を稼ごうとする姿に笑う。でも、水ゼリーってなに?午前中から外出。車に乗って竜王のアウトレットへ。そこで姉、甥と合流。ぶらぶらと買い物したり、ご飯を食べたり。フードコートには子連れが多く、年末の雰囲気。特に自分の買い物はせず。昼過ぎに帰宅。またEテレを見ながら甥と戯れ日没、夜。オフロスキーってなに?何もかも出来なかったが、そういうこともある。

 

 12/24(金):寒い。最強寒波がすぐそこまで来ているらしい。本当にちゃんとした報道か?というくらいに頻度で「最強」という単語が繰り返されるので面白いしちょっと疑ってもいるのだが、備えるに越したことはない。今日はいつもよりすこしだけ早い時間に起きる。「ラヴィット」は冒頭を軽く見て、外出。サンドウィッチマンと、なぜかサンドウィッチマンに悪態をつく宮下草薙が共演していたのでTVerの見逃し配信をチェックしなければならない。湖岸道路をひた走り、イオンモールへ。目的は『キングスマン:ファーストエージェント』。さぁ待ちに待った『キングスマン』の最新作ですよと意気込んで劇場に向かったら、もうめちゃくちゃ混んでいる。めちゃくちゃに混んでいる。劇場内どころか、エスカレーターホールを越えてフロアの半分くらいまで行列が伸びている。『君の名は』公開当時にタイムスリップしたのかと思ったら、今日は劇場版『呪術廻戦』も初日らしい。滋賀県中の小学生、中学生、高校生が全員映画館にいるというくらいの平均年齢、密度。そこにただひとり『キングスマン』を見に行く私。長すぎるグッズ列、そして入場列。『キングスマン』の客入りはぼちぼち。めちゃくちゃうるさいお菓子を持ち込んでいる不埒者がいたけれど、映画が進むにつれて食べなくなったのでギリギリセーフ。今日がクリスマスイブじゃなかったら怒り狂っていたと思う。Joy to the world……。映画は面白かった。まさかスパイ映画から戦争映画に舵を切るのか?と思ったら、本当にそうするらしい。急に史実。ラストシーンはちょっと笑ってしまった。劇場を出て、とりあえずフードコートへ。こちらも冬休みの子供たちと、家族連れでいっぱい。その中にひとり「ラーメン東大」へ向かう私。「ニンニク入れて大丈夫ですか」、もちろん大丈夫です。誰にも会いません。チャーシューがもらえるクーポンを使ったらまた「から揚げ3個」「チャーシュー3枚」と交換できるクーポンがもらえた。無限ループだ。ささっと食べて、『キングスマン』のパンフレットを、スターバックスで甘い飲み物を買い、帰路に。昼過ぎに帰宅。そのまま座ることなく家のことに取り掛かる。「ハライチのターン」を聞きながら洗濯物、掃除機。今週の「ターン」、めちゃくちゃ熱い。ちょっと泣きそうになった。漫才をしているハライチが一番好きです。夕方、悩んだ末にまた外出。病院へ。朝晩の咳き込みがまた出てきたので、年末年始にひどくなったときのことを考えて今のうちに受診しておいた。吸入薬をもらい、帰宅。夜は特に何もせず。『ホーム・アローン』のマコーレー・カルキン、天使のよう。ぼちぼち寝たい。

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生卵は2つもらった

 

 12/25(土):寒い。最近は寝るときにイヤフォンをして音楽を聴いている。Spotifyのお気に入りプレイリストをシャッフルで流して、ぼんやりとしていたら眠くなってくる。唯一の問題は完全に寝付く前にイヤフォンを外す必要があるということ。意識が遠くなってきたな……というところで一度起きることになる。そのまま寝ても、寝相が悪くて結局起きるので同じなのだ。あちらを立てれば。適当に起きる。午前中はかなり適当に過ごした。ずっとこたつに入りっぱなし。スカイステージで放送されていた2019年のTCAスペシャルを見ていたらどんどん時間が過ぎていく。新型感染症の流行が抑えられていると言っても、TCAスペシャル、客席降り演出、貸切公演のグッズ抽選、そしてカルディの無料コーヒーが復活しなければ人類の勝利とは言えない。昼前にだらだらと外出。行きたかったラーメン店がスタッフ不足で臨時休業だった。出かける前に公式Twitterで確認出来たので良かったけれど、スタッフ不足。アルバイトの人達だって、クリスマスはどこかに行きたいのだから仕方ない。みんなで休もう。とりあえず別のお店でラーメンを食べて、エイスクエアに向かった。向かったのだが、エイスクエアに続く道がすべてえげつない渋滞をしていたので、近鉄百貨店に車を停めることにした。こっちも無理だったらもう帰ろうと思ったものの、なんとかセーフ。ぶらぶらと歩き、エイスクエアのGUでパーカーを買い、薬局によって近鉄に戻る。推しのチェキを収納するためのアルバムを探すために東急ハンズへ行ったが、好みのものが見つからず。そしてレジ待ちの列がすごかったので、スターバックスでアイスコーヒーを買って帰路に就いた。微妙に疲れる行程。そこからは特に何もせず。夜はBS-TBSで放送されていた「海外行った気リゾート」を見た。美弥るりかさんと真彩希帆さんがそれぞれ日本国内にある海外のような場所を旅行するという内容で、二人とも個性が出ていて面白かった。雨女が過ぎるあまり旅の二日目に大雪を降らせる美弥さんに笑ってしまう。吸入薬を開封するときに思いっきり指を切ってしまったので、もう早めに寝たい。

 

 12/26(日):本当に何もしていない。びっくりするほど何もしていない。そして大寒波が到来している。私が住んでいる県南部、いわゆる湖南地方はそれどほでもないが、近畿地方随一の豪雪地帯を擁する湖北地方はすごいことになっている。24時間降雪量が観測史上最多を記録したらしい。ニュースで放送される映像は本当に同じ県内なのかと思うくらいの白さだった。あんまり寒いので一歩も外に出ていない。適当に起きる。喉がカラッカラ。「シューイチ」は先週の放送が年内最後だったらしい。関西地方は放送が途中で終わってしまうので、番組最後の挨拶やらなんやらを一切見ることが出来ない。今日は「名探偵コナン」が放送されていた。午前中の浅い時間にアニメが放送されていると、長期休みの気配がすごい。午前中は特に何もせず。録画していたバラエティを消化しつつ、ぼちぼちと作業。「やすとものいたって真剣です」ではM-1グランプリに出場した芸人が集まって真剣なトーク。熱さを感じながら金曜日に見た『キングスマン』の感想エントリーを書く。シリーズの今後が非常に気になる。映画や文学の目にするだけだが、イギリス人がお葬式で聖書ではなく詩を引用するのはそういう文化なのだろうか。今回で言うと戦争詩人ことオーエン。午後も特に何もせず。寝たり起きたり。夜も特に。年末特有の何もしなさ。爪を切ってから寝たい。

 

 

マシュー・ヴォーン監督『キングスマン:ファースト・エージェント』

 2015年にシリーズ第一作『キングスマン』が公開されて以来、そのバシッと決めた英国紳士が繰り広げる痛快なアクション、ディティールの詰められたスパイガジェット、ユーモアとアイロニーに満ちたセリフとやり取りで大ヒットを記録し、「スパイ映画」の新たな代名詞となっている。第一作『キングスマン』では人口調整を目論む過激思想の慈善家、第二作『ゴールデン・サークル』では狂気に満ちた麻薬カルテルのボスがラスボス──いわゆる「ヴィラン」──であり、フィクショナルなエンターテインメントという要素が強かったが、今作『ファースト・エージェント』でマシュー・ヴォーン監督は大きく舵を切った。舞台を20世紀初頭、第二次ボーア戦争から第一次世界大戦終結するまでという史実を土台とし、ラスプーチンプリンツィプなど、実際に存在した人物を作品に登場させたのである。平和主義の信念を貫くため「キングスマン」を創設することになるオーランド・オックスフォードとその息子コンラッド第一次世界大戦に翻弄されていく。かつて戦争で妻をなくしたオーランドはコンラッドの従軍に断固として反対するが、命懸けの栄誉を求める幼さを止めることは出来ない。やがて襲う悲劇。映画の前半はサラエボ事件からの開戦、怪僧ラスプーチンとの対決をスタイリッシュな映像とアクションで描き、観客としては史実ながらも今までの『キングスマン』が始まったのだと、ここからの展開にも期待する。しかし、その期待はすぐに裏切られる。オーランドの尽力は英・独・露それぞれの王が持つ狂気に飲み込まれていく。すぐに終結すると思われていた大戦は何百、何千万の命を奪ってもなお終わらない。地獄のような塹壕でただ無残に、畜牛のように若者が死に絶える描写はまさしく「戦争映画」のそれであり、そこに英国紳士の礼節などというものは存在しない。そしてオーランドが再び立ち上がり、大戦を裏で操る集団との戦いを進めていく中で、ようやく思い至る。これはシリーズの新作ではなく「前日譚」であり、ここが始まりなのだということに。第一作、第二作で描かれたエージェントの創設理念がここにあり、歴史と共に彼らが存在してきたということを知れば、その二作の見え方すらも変わってくるだろう。ただなる「前日譚」としてだけではない力、パワーのようなものをこの作品は有している。第一次世界大戦という史実に触れた以上、そしてラストシーンがああいうものである以上、予定されているシリーズ新作品もまた史実の要素を多く取り入れることになるのは明白だが、マシュー・ヴォーン監督の手腕に期待したい。

   

 そして蛇足にはなるが、戦争の悲惨をより強いものとしていた教会のシーンでオーランドが引用していたのは実際に第一次世界大戦に従軍し、そして戦死したイギリスの詩人ウィルフレッド・オーエンの『甘美にして名誉なり』である。あぶくまみれになった肺から血が噴き出すさまを克明に描写し、その惨状を知る者は「祖国のために死ぬるは甘美にして名誉なり」という「昔からの嘘」を「命懸けの栄誉を欲する幼き者たち」には決して伝えないと断ずる。ここで「昔からの嘘」と一蹴されている「祖国のために死ぬるは甘美にして名誉なり」という一節は、古代ローマの詩人ホラティウスによるものである。オーランドと同じく、この作品の根底には「反戦」がある。

Dulce et decorum est pro patria mori

祖国のために死ぬるは甘美にして名誉なり

       ──ホラティウス

The old Lie: Dulce et decorum est pro patria mori.

あの昔からの嘘……祖国のために死ぬるは甘美にして名誉なり

       ──ウィルフレッド・オーエン

 

週間日記(2021/12/13~12/19)

 12/13(月):そこまで寒さは強くない。今日は霧も出ていなかった。霧は出ていないが、わりと近所で世間を賑わすタイプのニュースになるようなことがあった。意外と変なことの多い町だなと思うけれど、バイアスがかかっているだけだろうか。どっちでもいいです。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「ラヴィット」を見ながら。スタジオゲストは男性ブランコ。ふたりの雰囲気が好き。「ヤバいやつのお見合い」「弁護士の忘年会」といったMC川島のツッコミに笑ってしまう。オープニングトークではアシスタントの田村アナが「あつ森のラジオ体操をスタジオのみんなでやる」という凪にもほどがある時間を生み出していて、自分が本当に生放送の番組を見ているのか不安になった。実は結構ヤバい人なのかもしれない。VTRの蛙亭いつもここから(なんで?)、ぼる塾も最高に面白く月曜日の始まりとしては最高。エンディングまで見届けたあと、家のことに取り掛かる。まずは掃除機。先週の「バナナムーン」を聴きながら。しかしこう、最近は本当におじさんのラジオになっている。歯の話が多いとかではなく、パーソナリティの話している内容が曖昧なまま進むのでリスナーとしては断片的な情報から想像するしかない。あと「あのカバーがいいよね」という話の流れでカバー元の歌手の名前が出てこないまま「あの人ね」で終わらせるの良くない。「深夜ラジオじゃん」と言われればそれまでだけど。昼前に外出して、最寄りの書店でジャンプを買い、すぐに帰宅。今週の『呪術廻戦』は「制限をかけて戦っていた強者がその制限を解く」流れで熱かった。『高校生家族』はおそらく読者の大半が思っていた疑問を「そういうことなので」で押し通すパワープレイ。嫌いじゃない。むしろ好き。午後は特に何もせず。読み進めてきた英語の日本語訳をまとめた後は、録画していた「細かすぎて伝わらないモノマネ」特番を見た。日常系モノマネが好き。花組の感想エントリーも書いた。もう年内の勉強はすべてサスペンデッドにして、執筆とインプットに全振りしたい。早めに寝るか、作業をしてから寝るか、プライムで何かを見てから寝るかという感じ。

 

 12/14(火):寒い。冬。昨日は寝る前にアマゾンプライムで『ベイビー・ドライバー』を見た。劇場公開当時から話題をさらっていた作品で、エドガー・ライト監督の新作『ラストナイト・イン・ソーホー』も話題になっている。滋賀では大津のアレックスシネマでしか上映していないので、どうしようかな~と思いつつ『ベイビー・ドライバー』を観るか……という流れになった。自分の中で。そして『ベイビー・ドライバー』、最高。ベイビーがハンドルを捨てて自らの足で走り出すシーンのカタルシスったらない。エントリーを書くかもしれない。書かないかもしれない。『ラストナイト』も出来れば観たいけれど……。今日もぼんやりと起きる。『ラヴィット』はSnowman・宮舘さんの印象しか残っていない。あと半年間の出禁が解除されたインディアンス。ぼちぼちと身支度をして、エンディングのすこし前に外出。車に乗ってピエリ守山へ。途中でガソリンスタンドに寄る。ガソリンの値段は依然高いままで、この数週間はずっと166円前後を行ったり来たり。もうちょっと安くなってくれると嬉しい。ピエリ守山併設のスーパー銭湯「水春」でゆっくりと過ごす。岩盤浴では寝そうになり、結果死にそうになる。大浴場の方はそろそろ露天風呂がしんどい気温。そしてなぜか大混雑だったので、軽く汗を流すくらいにして撤退した。その後はショッピングモールのペットショップで子猫を眺めてから移動。湖岸道を北上し、先週金曜日にオープンした「かねふくめんたいパークびわ湖」へ。かつて同じ場所にあった「鮎家の郷」は新型感染症のあおりを受けて閉店してしまし、そこにめんたいパークがオープンしたという形。平日の昼にもかかわらず、かなりの人出。おにぎりやソフトクリームを楽しむことが出来るフードコーナーはレジにたどり着くまでに30分ほどかかる行列になっていたので、もうすこし落ち着いてから行く方がいいかもしれない。出来たての明太子が入ったおにぎりやめんたい豚まん、明太子パスタが美味しかった。景色もいい。ただトンビがすごいので、お気を付けください。明太子やらも買い込み、帰路に。道中で「河西いちご園」に立ち寄る。生まれ育った町を堪能する行程。イチゴのソフトクリームが美味しかった。夕方くらいに帰宅。結構な疲れがあり、夜まで寝た。変な夢を見たような気がする。夜は特に何もせず。早めに寝たい。

 

 12/15(水):朝晩は寒く、昼間は日差しの暖かさ。週末は寒くなるらしい。ガッツリ外出する用事があるが、果たして。今日も適当に起きる。「ラヴィット」のオープニングトークは「今まで乗ったおすすめの乗り物」。幅広い。カナダやオーストラリアの映像が流される中、自虐的な姫路サファリパークが燦然と輝いていた。海外旅行に行きたい。「セロリ」が答えのクイズコーナーで、正解してコーナーを締める役割を担うことが多い櫻坂46・守屋麗奈さんが「SMAP山崎まさよし」というヒントを出されながらもジェネレーションギャップで正解が分からず、隣の矢田亜希子さんがシンプルに「セロリだよ」と耳打ちしていたのが良かった。いくらラヴィットとはいえ。ラランド・ニシダと見取り図・盛山の「お手てクリームパン対決」もあった。どちらの手がクリームパンにより似ているのかという、驚くほど地味な対決。午前中に外出。車に乗って歯医者へ。だいたい30分で終了。やっぱり金属のかぶせ物をすることになった。型を取るときにかませられるあれ、ものすごくオエっとなるので辛かった。帰りしな(関西弁)にエイスクエアへ。書店で雑誌を、スターバックスで甘い飲み物を買う。こう、甘いものばっかり飲んでいるから歯医者で苦労することになるのかもしれない。しかし、それをやめることはできない。プリンシプル、あるいは信仰の問題。というかもう自分の歯にもこだわりがないので出来る部分は全部インプラントにしたい。お金さえあれば……。昼過ぎに帰宅。午後は特に何もせず。30分寝ようと思ったら1時間以上寝てしまったり、時間を無駄にしてしまった感じがある。夜に見た『シャーロック・ホームズの冒険』が今週も面白かった。ホームズ、かっこいい。かなりかっこよかったやり取りを引用して、早めに寝たい。

「何が目的です?」

「正義だ」

「誰にとって?」

「誰にとってということはない。ただ正義が執行されることを望む」

   

 12/16(木):ぼちぼちと寒い。最近は日付が変わるくらいの時間には就寝するようにしていて、そのおかげなのかなんとなく精神衛生が良くなってきているような気がする。睡眠時間、日光、食事。だいたいこの三つ。まだ調子がいいとは言えないけれど、すこしずつ。適当に起きる。もちろん「ラヴィット」。木曜日はバランスが良いというか、絶妙なメンツで好き。オープニングでは子犬や子猫が大量に登場して、ほんわか。VTR出演はロングコートダディなすなかにし。前者のハガキ職人みたいな雰囲気と、後者の熟練した雰囲気。どっちも好き。ロングコートダディ・堂前さんの、クラスにいる普段はあんまりしゃべらないけどボソッと言う一言が面白いやつみたいな、あの感じ。午前中はそのまま、特に何をするでもなく過ごす。スカイステージで放送されていた2009年のTCAスペシャルを見ていた。返す返すも、客席降り演出が復活して欲しい。あれこそ祭事、あれこそ顕現、あれこそ対峙、あれこそ法悦。お昼前に外出。すこし前近所にオープンしたイタリアンのお店でパスタを食べる。美味しい。無性にちゃんとしたパスタが食べたくなる日、ありませんか。お昼ご飯を食べるためだけの外出だったので、食後はすぐ帰宅。14時から開始される『マーダーミステリーシアター』の配信を視聴した。「マーダーミステリー」という文化にまったく明るくないにもかかわらず、仙名彩世さんと七海ひろきさんと片桐仁さんを見るためにチケットを買った。それぞれの役割を与えられた役者たちがエチュードを繰り広げながら殺人事件の犯人を推理するという流れ。即興劇ってだいたいあれなんだよな……と思っていたのだが、予想より面白かった。七海ひろきさんがずっと半笑いで良かったです。七海さんというか、みんな半笑いでした。夕方から夜にかけて、また眠る。「VS魂」には松本潤がゲスト出演していて、久しぶりに嵐のメンバー同士がしゃべっているところを見ることが出来た。やっぱり嵐が好き。一日何もしていないけれど、もうこのまま寝たい。師走だから。

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上手く撮れないティラミス

 12/17(金):寒い。すごく。明け方までしっかりと雨が降っていて気温が上がらないが、気温差はあまりなく日中の体感温度はそれほど。ただ日が傾くにつれ風が強くなり……。そろそろ雪が降り出すらしい。今シーズン初めての積雪になるとか、ならないとか。雪景色、見る分には最高なので早く積もって欲しい。寒いなと思いながら起きる。今日の「ラヴィット」にはスタジオゲストにジャニーズWEST重岡大毅・濱田崇裕が。グループの中でも天然ボケのふたり。いやあのグループは全員天然なんだけど。生放送中にトイレに行き、CM明けに帰ってこれないという失態をやらかす濱田さん。しかし誰もやんややんや言っていなくて、良い雰囲気だなと思った。働き方改革なのかもしれない。考えてみれば、生放送中に出演者がトイレに立ってはいけない理由も思いつかない。エンディングまで見届けたあと、家のことに取り掛かる。「ハライチのターン」を聴きながら掃除機をかけたり、マウンテンパーカーを洗ったり。中性洗剤で優しく手洗い。風通しの良い場所で陰干し。日当たりはないけど風通しの良い場所って、家にあります?ぼちぼちと用意をして、車に乗って外出。年内のうちに……ということで、散髪へ。また髪型を変えた。変えたというか、戻した。ざっくり言うと、夕方クインテットのアキラみたいな感じ。最近の礼真琴さんの感じでもある。どこかに寄るでもなく帰宅して、とりあえずお昼ご飯。すこし前に買ったKIKI麺の緑色を食べたら、ものすごく美味しかった。「KIKI麺の緑色」ってなんだよ。簡単に言えば台湾のKIKI食品という会社が販売している乾麺タイプのインスタント麺。複数の味があって、今回は緑色のネギ油味。また買いたい。午後は作業。エントリーを書きながら、Blu-ray宙組公演の『アナスタシア』を流す。最高。2020年はこの作品が舞台演劇を席捲するはずだったのだが……。ブロードウェイはまた感染症のあおりを受けている。常にじんわりとした辛さのある日々が続いている。夜は特に何もせず。「かりそめ天国」の3時間スペシャルを見た。もう中学生ワールド……。すこし作業をしてから寝たい。

 

 12/18(土):めちゃくちゃ寒い。昨日はそろそろ寝るかと思ったくらいの時間に外を見たらものすごい風に雪が舞っていて、部屋ごと別の場所にワープしたような感覚になった。季節は階段を一段飛ばしで進んでいく。朝、外は一面の銀世界……というほどではなかった。まだその段階ではないらしい。道路を走る車の中には「どちらから……?」というくらい積もっているものもあったけれど。適当に起きる。今週のクイズ王は北海道にある星野リゾートでクイズを出題されていた。新型感染症が落ち着きを見せてからというもの、テレビ業界は今が好機とばかりにロケを行っている。今日も午前中から外出。車に乗って歯医者へ。車で移動するときは、アウターの問題がついて回る。特に自分がハンドルを握るとなるとなおさら。必然的に運転中は脱ぐことになるし、ドアトゥドアの行程ならぶ厚いダウンやコートを着る時間は短い。結果的にアウター必要ですか?と思うことになる。歯医者の治療は、とりあえず今回ですべて終わった。もっと早く行っておけばと本当に後悔しています。なぜ俺はあんな無駄な時間を……。みなさんも歯医者、行きましょう。特にどこかへ寄るでもなく、帰宅。午後はぼんやりと過ごして、夕方からまた外出。今度は電車に乗って京都へ。幼馴染みと夕食。前から行きたかった焼き鳥のお店へ。どのメニューも美味しくて、最高だった。幼馴染みは案の定健康診断に引っ掛かり、来月に再検査を受けるらしい。でしょうねという感じ。歯医者と健康診断が話題の中心になったら終わりなので、今日の日記は終わりです。おじさんの日記になりました。ぼちぼちと解散して、早めに帰宅。以前ならもっと飲んでいたような気がする。さっとお風呂に入り、ベッドへ。

 

 12/19(日):悪夢を見たような気がする。お酒が残ったまま寝ると、嫌な夢を見る確率が高いような気がする。10代の頃を思い出す内容の夢は基本的に嫌な夢に分類されます。そして、目が覚めても悪夢のような現実が続く。突然の訃報はつらい。記事の見出しを最初は信じられず……。どうか彼女の魂が安らかであることを祈ります。同時に、報道を目にした人がどうか不安定にならないことを祈っています。WHOの報道ガイドラインにはどうしても賛同出来ない部分がありますが……。詳細を省いた言い方をすれば、「仮にも『世界』をその名に背負った国際機関が打ち出すにはキリスト教的価値観に立脚しすぎじゃないですか?」というところ。今日も早い時間から外出。京都へ赴き、思い出作りの一日を楽しむ。まずは南禅寺近くのお店で朝がゆを食べる。ものすごく美味しい。いつか行ってみたいいつか行ってみたいと思っていたお店なので、その感動もある。どれだけ時間がかかっても、やりたいと思ったことを全部やる。やれる間に。その後は四条に移動して、ぶらぶらと買い物。大丸は結構な人出で、去年にはなかった年末らしさが戻りつつあった。催事場の北海道物産展もすこし規模は縮小されていたものの、往時の雰囲気に近い。「利尻ラーメン 味楽」が出展していたが、流石にやめた。開催期間の後半には札幌のラーメン店「マリイイダ」が来るらしい。「おにぎりあたためますか」でよく紹介されるお店だ。これまた気になる。最後に「イノダコーヒ」でアイスコーヒーとフレンチトースト。あまりに好きなので拙作に登場させたこともある。サクッと焼かれて、上にはグラニュー糖。私が好きなフレンチトーストはこれです。夕方くらいに帰宅。夜は特に何もせず。M-1グランプリは録画して、明日見る。お笑い賞レースは基本的に録画して、ゆっくりと見たい。個人的には良い日曜日だった。たとえ世界には最悪な日曜日があったとしても、私は良い日曜日を過ごしていい。世界と自分とが地続きである必要はない。

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アイスコーヒー