感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(3/2~3/8)

 3/2(月):アルバイトなし。おそらくだけれど、しばらくはないだろう。3月は死ぬほど忙しくなりそうなので、その方がありがたいと言えばありがたい。観ては書き、観ては書きを繰り返すことになる。繰り返さなければならない、という方が正しいし、厳密だ。今日は本当に起きることが出来なくて、二度目のアラームを止めたタイミングで「もういいや」と思ったのでそのままゆっくり眠ることにした。特に予定がないから、それでもいいのだ。なんだか色々な夢を見たような気がするけれど、もう覚えていない。目が覚めたら11時前で、ケタケタと笑う。とりあえず起きて、顔を洗い、ドライヤーで一応の体は整えて、水分を摂り、それから外に出た。ジャンプを買いに行くついでに眠気を覚ます。あまり寒くなくて、ちょうど良かった。ATMに寄ったりして、帰宅。一日の外出が終了する。アルバイトが終わったから、これからは意識的に外へ出ないとまた心が疲れてしまいそうだ。適度な散歩は精神衛生に良い。あと、考え事が捗る。もうお昼ご飯になってしまった朝ご飯を食べてから、ジャンプを読む。『鬼滅の刃』はこのまま完結するのだろうか。スッキリ面白く終わってくれると嬉しい。その後は掃除をしたり、家のことをしてから作業に取り掛かる。まずは就活関連。就活サイトをはしごして、エントリーシートの〆切を管理し、pdfをダウンロードする。今年は上手くいってくれるといいなと思うけれど、こういう神頼みっぽいのが良くないのだろうか。そして宝塚の演出助手の募集も発表された。こう一気に来るとものすごくしんどい。ただ、全部やる。全部やると決めたからには、全部やる。ざっくりとしたスケジュールを考えて、夕方からはエントリーを書いた。星組公演の感想エントリー。贔屓のトップ就任は余命宣告というのはファンの間では周知の事実だが、そんなことを考える暇もないほど素晴らしいパフォーマンスだった。お願いだから礼真琴・舞空瞳のコンビで『ノバ・ボサ・ノバ』を再演してください、という気持ち。就活、公募の〆切、演出助手募集。そして文フリの原稿。何より日々の書き物。正直ここから夏くらいまでは疲弊しきってしまうだろう。それでも、やりたいことがあるのだ。

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 3/3(火):起きられない。昨日に引き続いて、起きられない。昨日ほどではないけれど、予定していた時間よりも1時間くらい遅く起きてしまった。非常に良くない。健全な精神は健全な肉体に宿ると誰かが言っていましたね。本当かどうかは別にして。そもそも心身二元論派だなこれ言ったやつ、とかそういうことも別にして。デカルトじゃん。精神が肉体に宿るなら、精神と肉体は別個の存在で、なら精神の方が肉体に先んじて存在することになり、なら…。そんなことはどうでもよくて、遅めの朝ご飯を食べながら「テレビ千鳥」を見る。モロッコヨーグル、私は好きです。来週の企画も楽しみだ。ぼんやりとお昼まで作業をした後、車に乗って外出。仕事終わりの母親をピックアップするという恒例のやつをやる。お昼ご飯に丸亀製麺でうどんをすすった。冷たいとろろ醤油うどん並。丸亀製麺で絶対に取る天ぷらは何ですかと聞かれたらちくわ天ですと即答します。ちくわ天です。ちくわ天の、あのちくわ天にしかない感じ、なんなんでしょうか。大好き。家に帰る途中で書店に寄ったけれど、欲しかった雑誌がどれも売っていなくて、結局何も買わずに帰宅した。自分の欲しいものが売っていなかったからとかそういうわけではなくて、地方の書店はもうすでに死につつあるし、文化も同じような状況にある。考えてみると、この10年くらいの間で周辺にあった「純粋な書店」、つまり本と文房具くらいしか置いていない書店というものはほとんど姿を消してしまったように思う。そのほとんどは店舗の半分で雑貨を扱うようになったり、ドラッグストアとして営業するようになった。そもそもなくなってしまったお店も少なくない。最寄りの書店も3月いっぱいで閉店することになった。大型ショッピングモールの中にあるお店は別にして、「本屋が文化を担うのだ」という言説はもはや完全に過去の話になっているのが現状だろう。特に地方は。午後は少し作業をして、夕方からは失神するように寝た。今日は起きていられない日だ。地球の公転がゆっくりになるか、肉体がめちゃくちゃ強くなって欲しい。夜は「マツコの知らない世界」を見る。干し芋はバーベキューに持っていくのがいい。炭火で焼くと美味しいし、普段あまり食べないようなものをみんなで食べると盛り上がる。バーベキュー、したくなってきた。花粉症の症状がひどくなっていて、今も右の鼻にティッシュを詰め込んでいる。ヒノキ花粉が飛び始めているのかもしれない。良い香りがするからって、調子に乗らないでもらいたい。

 

 3/4(水):今日も起きられない。だいたい昨日と同じくらいの時間に起きる。朝ご飯を食べながら録画していた「ロンハー」を見た。M-1ファイナリストたちが集まっていたけれど、一番輝いていたのがすゑひろがりずの三島でめちゃくちゃ面白かった。お昼くらいからはずっとエントリーシートを書く。手書き文化は本当に滅びて欲しい。手書き文化が滅びるのが先か自分の字が上手くなるのが先か。かなりのデッドヒート。あなたを表す写真を貼ってください、みたいな文化も滅びて欲しいところがある。そんなものはない。就活あるある、そんなものはない。ないんだよそんなものはと思いながら、適当な写真を切り貼りして手書きでめちゃくちゃに文字を書いて、完成させた。ESを書くと本当に体調が悪くなるぜぇ…と思いながら、それにしては本当に頭痛がするのでなんとなく体温を計ることにした。軽い気持ちで。花粉症由来のダルさだろうというつもりで。そうしたら、普通に熱があった。シンプル熱。保健室でこの体温が出たら一瞬で親に連絡がいくだろうなという数字を表示する体温計をジッと眺めて、いやいやいや。確かにダルさはあるけれど、そこまでじゃないだろうという。ほんとに?と思いながら封筒に宛名を書いてエントリーシートを入れて封をして、とりあえずサクッとお風呂に入る。晩御飯もサクッと食べて、薬を呑んで、寝た。体感としての体調の悪さと、客観的な体調の悪さが嚙み合っていないのはめちゃくちゃ気持ち悪いなと思う。

   

 3/5(木):朝起きて、まったく熱が下がっていない。そして体も普通にしんどい。ようやく精神と肉体とが嚙み合ってきたような感じがある。嬉しくはないけれども。朝起きて、水分だけ摂ってまた眠る。イマイチ体調不良の原因がよく分からなくて、不安になる。咳は出ていないし鼻水が滝のように出ているから、流行のあれではないだろう。ただシンプルに熱が出ているだけという風邪は不安になる。なります。お昼過ぎに一度起きて、なんとなく空腹感はあったので萩の月を食べた。なぜこのタイミングで萩の月かと言われれば、良い答えは思いつかないけれども。宝塚とのコラボで買ったやつがそろそろ賞味期限も近いし、ということくらい。ちょっと頭が働いていない。ちょっと具合が良くなってきた感じはあるけれど、あまり調子に乗るのも良くないのでもう一度眠る。夕方まで。起きると体感的には調子が良くなっていて、体温も平熱とほとんど変わらない数字だった。よしよしこのままという思いで薬を呑んで、再びベッドに。正直もう眠るための体力も残っていなかったけれど、なんとか寝た。

 

  3/6(金):朝起きて体温を計ると、平熱というほどではないにしろいつも通りくらいの数字まで下がっていた。耳で測るタイプの体温計はすこし高めに出るよなと思いながら、自分の体感と相談をして今日は何をするか考える。とりあえず朝ご飯を食べながら、録画していた「水曜日のダウンタウン」を見る。あまり内容は覚えていないけれど、「数珠繋ぎコント」には「脚本と演出と演者」の醍醐味みたいなものを感じたような気がする。インパルス板倉やロバート秋山バカリズムと言った名だたるコント師たちがリレー方式で書いたネタをかまいたちが演じるという企画で、個人的な感想としては「ネタは面白いけれどかまいたちがやる必要はないな」と思った。現場がダダ滑りしていたのはきっと、「イメージとしてのかまいたち」と「今目の前にいるかまいたち」とがあまりにかけ離れていたから、というのもあるような気がする。そうそうたるメンバーの書いたネタを尊重するためなのか、かまいたちはずっと標準語で脚本通りにセリフを発していて、そこにも違和感があったのかもしれない。かまいたちかまいたちの言葉であのネタをやっていたら、という希望。VTRを見た松本人志の「これ(この形式)で面白かったらあかんからね」との言葉には、「ネタを作った人がそのネタを演じなければならない」という彼のポリシーが感じられた。「お笑い」が持つ独特な演劇性のなさ、みたいなものはそれに由来するのかな、とうっすら考えたりする。それから郵便局に行って、エントリーシートを発送した。頑張るぞい。二日ぶりに吸う外の空気は新鮮で、自分で思っているより自分は引きこもり体質ではないのかもしれない思う。あと外に出ても花粉症の症状が出なかったので、火曜の夜くらいから出ていたあのえげつない鼻水はやっぱり風邪の症状だったことに気づいた。今年の風邪は、鼻から来ます。帰宅して、掃除機をかけたり家のことをする。今日はずっとお腹が空いていて、肉体の欲求ってあるんだなとしみじみした。無理をするとまた悪化するだろうなという確信に近い何かがあったので、具体的に動くことはしなかった。ペンをもてあそびながら、うっすらと意識の端っこで考え事をする。瞑想とか、そういう感じに近い。そのまま寝てしまうのがいいはずなので、夕方までがっつり眠る。夜は「ぴったんこカンカン」を見て、一流のクリエイターのすごさを感じたり。今日も早めに寝よう。

 

  3/7(土):未だ本調子にはならず。明日か、明後日には元気になっているような気がするけれど、どうだろう。こんな感じなので作業はまったく進まず。特に何も見ていないし、特に何も書いていない。そんなことではいけないと分かってはいるけれど、どうしたって駄目な日がある。それが今日だった。感情のスイッチが、ずっと甘く入っているような感覚。オフになっているわけでもなけれな、オンになっているわけでもない。じわじわとエネルギーだけを消費して、カロリーを補い、時間が進んでいく。人生は短いし、やりたくないことをやっている暇なんて本当にないのだけれど、やりたいことをやるためにやりたくないことをやらなければならない時間というものは確実にあって、それがおそらく今なのだと思う。フリーランスの死が自己責任であるならば、クリエイターは野垂れ死ぬ運命にあるのだろうか。務め人が偉いとか、芸術家は偉くないとか、そんなことは一切ない。優劣などない。どちらも等しく尊重されるべきなのだ。ただ、このご時世にそんな余裕は存在しないのかもしれない。たまらなく悲しい気分になることが、ある。

「同じ川に二度入ることは出来ない」

    ヘラクレイトス 断片91

 

 3/8(日):まだ風邪が治らない。朝、目が覚めた瞬間に確信する「まだ治ってねぇな」というあの感覚。体調に比例して精神的にも調子が悪く、もう何もわかりませんという気持ちで一日を過ごす。というかなんというか、情緒が死んでいる。じゃあ普段は生きているのかよと聞かれれば自信をもって答えることは出来ないけれど。なんとなくこう、生きてたり死んでたりという気がします。シュレディンガーの情緒。色々な作業を進めながら、「ものを創りたい」という思いがあるなのに自分はいったい何をやっているんだろうと、急に冷静になってしまう。すべてはお金がないのが悪い。頑張りましょう。夕方くらいに録画していたアニメ『映像研には手を出すな!』の1話を見る。なぜなのか分からないけれど、普通にがっつり泣いてしまった。情緒が、ふあンてイ。絶対にものを創る。絶対にものを創って、それで生活をする。生活をやっていく。そして東京へ行く。喉から手が出るほどの渇き。