感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(3/23~3/29)

 3/23(月):月曜日。朝起きて、シフォンケーキを食べながら『映像研には手を出すな!』の最終話を見る。1話からずっと面白くて、久々にリアルタイムで完走したアニメになった。金森氏のキャラクターが好き。原作の漫画も欲しくなってきた。全然関係ないけれど、先月のコミティア131で作者の大童澄瞳先生を見かけた。首からTwitterのアイコンを下げていたので、たぶん本人だったのだろう。最終話の浅草氏よろしく、オムそばを食べながらぼんやりと見ていたのであまり確証はない。その後は掃除機をかけたり、家のことをする。「オードリーのオールナイトニッポン」を聞きながら。今週の春日はなんだろう、薄かったような気がする。特にフリートークが。「あつくなぁい」で死ぬほどスベった話に引っ張られてしまっていたような。10時過ぎに外へ出ると、よく分からない気温だった。日向は春だけれど、日影は冬。風も強く、遠出をするとなると何を着たらいいか分からないなと思いながら、郵便局までの道をぼんやりと歩く。ヒノキ花粉のせいで目がかゆい。エントリーシートを普通郵便で出す。疲弊。帰りはコンビニでチケットを発券して、書店に寄ってから帰宅。このチケットは、ちゃんと使えるだろうか。そこからは夜まで作業を進めたり、またまたエントリーシートを書いたり。東京へ行くために就活をしています、というのが本当にまさしく私の心情を表しているのだけれど、人生やお金を人質にとられているような気がしてきたので、連邦準備銀行でも襲撃しようかなと思ってきた。ダイナマイトがあればいいだろう。夜はジャンプを読んだり、どうぶつの森をしたり。本体の時間設定をいじって進めている人を見ると「いや!スローライフとは!」と感じたりするが、楽しみ方は人それぞれだしなぁというところに着地する。今日から1日のスケジュールをしっかり考えて生活していくつもりなので、頑張りたい。初日はちゃんとやれたが、果たして。

 

 3/24(火):寒い。なんでしょう、寒いです。寒の戻りというやつでしょうか。戻ってこないで欲しい。切に。昨日と同じ時間に起きて、朝ご飯を食べて、すこしぼんやりとしているとインターフォンが鳴った。黒い猫が届けてくれたのはキャトルレーヴからの荷物で、開けてみると雪組公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』のBlu-rayとCD、そして星組公演『モーツァルト』のCDとBlu-rayだった。「買って応援するか」と言っていた母親、有言実行までの速度がすごい。買って応援しましょう。今出来ることはそれくらいしかありませんので…。もちろん、自分の生活を第一にした上で。推しを応援するのと同じくらい自分のことを応援しなければなりません。命っていうのはこう、そうやすやすと懸けていいものではない。ワニも死んだし。午前中から色々と作業を進める。まずは就活。エントリーシートをウェブ上で提出する。しようと思ったら。急にPCがフリーズした。今までそんなことなかったのに。すこしキレながら再起動をすると、今度はインターネットの接続が上手くいかない。さっきまで全然大丈夫だったのに。携帯は同じWi-Fiに繋がっているのに。ハチャメチャにキレながら再起動をすると、今度こそ上手くいった。三度目に正直が出た形。パソコンの乱。それからは休憩を挟みつつ夜まで作業を進める。エントリーシートやら、今書いているものとかの。夜はどうぶつの森をしたり、テレビを見たり。「マツコの知らない世界」を見ていたら急に報道番組に切り替わったので何かと思ったら、オリンピックが1年延期するとのニュースが流れた。そうか…。予定通り結構は無理だよなぁとは思っていたけれど。色々な人が色々なことを諦めて、色々な人が死んでしまうのだろう。「オリンピックが延期したんだから」という自粛ムードに便乗した人が正義を振りかざして誰かを叩いたりするようになったら、悲しい。もう少し作業をしてから眠る。

 

  3/25(水):今日は集中力が全然なく、設定していたスケジュール通りに動くことが出来なかった。良くない。なんというか、もう25年近く生きているけれど、未だに自分の適正睡眠時間を把握できない。6時間でバッチリの日もあるし、8時間で気だるい日もある。前日の疲れや食べたものが影響しているのだろうけれど、そろそろしっかり把握したい。午前中から夜までぼんやりと作業をしたり就活用の文章を考えたりはしていたのだけれど、質の低いものしか生まれてこないので途中からは別のことをするようにした。エントリーを書くために本を読んだり、昨日届いたBlu-rayを見ながら色々考えたり。あと、昨日見た「マツコの知らない世界」でやっていたチャイの作り方を真似して自分で作ってみたけれど、家にあったアールグレイティーバッグのまま煮詰めて適当に牛乳を入れて煮立たせて適当に砂糖を入れたらいい感じのミルクティーになってしまった。当初の目的とは違うけれど、まぁ結果オーライということにしておきたい。夜は見るテレビもないので、どうぶつの森をしたり。チョウザメを博物館に寄贈するつもりが間違えて売ってしまった。3月中にまた釣らないと。あとイトウも。こういうことを考えていると、小学生のころに戻ったような感覚がする。あのころはガンガン時計をいじって魚をコンプリートしていたような。今週末は東京に外出自粛令が出されるらしく、Twitterでは早くも空っぽになったスーパーやコンビニの棚が映し出された画像が回ってきた。結構なパニックになるような気がするが、どうだろう。

   

 3/26(木):朝起きて、ご飯を食べながらテレビを見ているとやっぱりテレビはコロナ関連のニュースが多い。無観客で収録されたバラエティ番組が放送されることも増えてきた。そういう番組を見ていると、「テレビもやっぱり演劇の一種だったのだ」と思わされる。特にバラエティ番組は。ライブ中継されているお芝居やDVDを見ているのと変わらない。観客がいなければ成り立たないものを、どうにかこうにか存続させている。あちらこちらで。そしてやはり「若者がコロナを広めている」という言説をよく目にする。耳にも。まぁたぶんというか、実際そうなのだろう。若い人は無症状で済むわけだから、普通に考えればそうなる。3月に海外旅行をしてコロナを持って帰ってきたような老人もいるけれど、そういうのはきっと少数派だ。若いと言うだけで申し訳ない気持ちになる。生活を営んですみません。滋賀県では今日も1人感染者が増えたというニュースを見ながら、外出する。イオンモールへ。先の3連休で緩んだ雰囲気がまた変わったのか、びっくりするくらい人がいなかった。休みになっているはずの子供たちの姿もあまり見かけない。その代わりなのか、湖岸道路沿いのキャンプ場にはめちゃくちゃテントが立っていたけれど。とりあえずお昼ご飯に天ぷら定食を食べる。明太子でご飯を食べるのが好きだ。コーヒーを配っていないカルディにはほとんどお客さんがおらず、色々なことを考えてしまった。その後はボチボチ服を見て回ったのだが、ピンと来るものが見つからず。書店に寄って雑誌とボールペンを買った。手書きのエントリーシートは本当にこう、さまざまなものを消費する。物理的にも精神的にも。最後にスターバックスで甘い飲み物を買って、それを飲みながら帰宅。それからは作業をしたり、どうぶつの森をしたり。イトウ釣れれません。延々潮干狩りをして延々エサを撒いていますが、釣れません。チェだぜ。

 

 3/27(金):めちゃくちゃ調子が悪い。体の。熱が出るとかそういうことではないけれど、なんかもうずっと気だるい感じが続いて、どうしようもなかった。ぼんやりと起きて、ご飯を食べて、ぼんやりと家のことをして、作業はほとんど進まなかった。そして夜になり、コミックマーケット中止のニュースが入る。まぁ、そりゃそうだよなとは思う。クリエイターからまた発表の場が奪われるということにはなったが、こればっかりはコロナを憎むしかない。そして、私はなんとなく知っている。クリエイターの声はおそらく、ほとんどの人には届かない。現状、クリエイターは社会の端っこに立たされているのだ。クリエイターというか、エンタメを担うあらゆる人たちの、と言った方がより厳密かもしれない。2/27日に上演された『天保十二年のシェイクスピア』の千秋楽、本来ならば29日に千秋楽が上演されるはずだったが、そのカーテンコールで高橋一生が語った言葉がある。

「いつの時代も僕の知り得る限り、多くの場合において、有事の際、芸術やお芝居などはトカゲの尻尾切りのように世の中から捨て置かれてしまうような存在だと思っています。しかし、僕の思いとしては、この娯楽というものが人の心というものを豊かにする重要なものなのではないかと思っています。娯楽というものが世の中からなくなってしまったら、きっと皆さんの心は、お芝居をさせていただいている僕らも含め、『豊かな心』がどんどん失われていってしまうと思います」

  今、果たして一か月前に放たれたこの言葉が持つ意味は、日に日に重さを増しているように思う。疫病はすべてを奪う。しんどいぜと、独り言つしかないのだ。

 

 3/28(土):「やまない雨はない」とか、「明けない夜はない」とか、そういう類の励ましが好きではない。なんというか、こういう励ましに実際効果的なアドバイス、例えば「~すればいいんだよ」みたいなものをぶつけるのもあまり好きではないけれど、この二つの励ましは輪をかけて好きではない。なんというか、ものすごくナンセンスを感じる。それもウィトゲンシュタイン的な意味でのナンセンス。そりゃそうだろ、と言いたくなる。言うけど。そりゃそうだろ。雨だし。夜だし。共感にすらなっていない。もっとこう、言うことあるだろう。こちとら今まさに雨が降っていること、今まさに太陽が昇っていないことに対して不平をこぼしているんだぞ、という。土砂降りの中で外に出なければいけない人に「やまない雨はないよ!」とか言った日にはどうなると思う?良くてぶっ飛ばされるよ。傘の一本でも渡せよ。雨の中で、冷たい夜の中で待たなければいけないことに問題があるんだよ、という話なんですよ。この状況で文化庁にこういうフワフワしたこと言われると本当に暗澹たる気持ちになりますね、という日記でした。エンタメは真っ先に切り捨てられるものだとして、「エンタメ関係のやつは死んでも仕方ないしむしろその方が爽快感すらあるよね」みたいな言説は余裕のなさとギスギスした雰囲気がある今だからこそ生まれるものだと信じたいところだけれど、サラリーマンが一番偉いのかもしれません。結局のところ。そこに上下関係なんてあるはずないよなと思いたいけれど。

 

 3/29(日):日曜日とは言えど、今日はどこにも出かけていない。不要不急の外出を控えたという形。実際はそんなこともないが、そう言っておいた方が角が立たないような気がする。そもそも不要不急ではない外出とは何か、みたいな話が必要だとは思う、思うけれど、普通そんなことは考えないのだ。そんなことは考えずに、どうぶつの森をする。3月中に釣らなければいけないレアな魚がまったく釣れない。今日は一日中そんな感じだった。何も考えたくない。明日からはまた月曜日。金曜日まではそれなりに動けていたけれど、この土日は本当に何も出来ていない。ダメダメだ。コービーに怒られてしまう。