感情の揺れ方

それでも笑っていたい

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

感想:宝塚歌劇団月組公演『I AM FROM AUSTRIA』

宝塚歌劇団とウィーン・ミュージカルと言えば、思い出されるのはやはり『エリザベート』でしょうか。初演から大好評を博し、今では「宝塚といえば」と言われるほどの作品として愛されています。その『エリザベート』を生み出したウィーン劇場協会が再びタッ…

週間日記(10/21~10/27)

月曜日:みんな大好きな月曜日。希望の朝。いつものように同じ電車でアルバイトに行く。空模様は怪しいけれど、まだ雨は降っていなかった。四条通には屋根があるのであまり関係はないが。なんというか、絶妙に居心地が悪い。実際にアルバイト先の雰囲気が悪…

週間日記(10/14~10/20)

月曜日:祝日。体育の日。それらしいことは特にしなかった。ランニング以外の運動をしなくなって久しい。ランニングが一番気軽に出来る、ということもあるだろうけれど、球技はする場所がそもそもなさすぎる。あっても気軽ではない。まずちゃんとやろうと思…

設楽統の妄想ドキュメンタリー

ドキュメンタリーが好きだ。『情熱大陸』、『セブンルール』、『アナザースカイ』、『プロフェッショナル』、『ドキュメント72時間』。ドキュメント番組には、紛れもない「人間」が映っている。それもフェイタルな「人間」が。致命的かつ重大な、宿命づけら…

週間日記(10/7~10/13)

月曜日:朝から出かける。車に乗って映画館へ。目的は『ジョーカー』。月曜の朝一発目の上映ということであまり人はいなかったけれど、中学生くらいに見える人たちがちらほら。体育祭の振替休日とかだろうか。PGが15に設定されているのはまぁ、置いておこう…

劇評『けむりの軍団』

嘘が嘘を呼ぶ、嘘つきだらけの戦国に、侍がつらぬく矜持とは何か。『けむりの軍団』は39年目を迎える劇団新感線の新作公演で、主演は久々と言ってもいい古田新太。「嘘つきは、侍の始まり」というキャッチコピーが表すように、この作品では「嘘」が鍵を握る…

映画評『ジョーカー』─アーサー・フレックの黄昏─

DC映画というと、私はクリストファー・ノーラン監督の『バットマン・ビギンズ』から始まる『ダークナイト』、『ダークナイト・ライジング』の三部作くらいしか観ていない。それもリアルタイムの上演を観ていたわけではなく、数年前にレンタルで済ませたくら…

週間日記(9/30~10/6)

月曜日:〆切の日。自らが招いたデスマーチがようやく終わる。終わるというか、終わらせる。ただ昼前から外出。これは絶対に外せない用事。花組公演『青い薔薇の精』大劇場千秋楽ライブ中継。骨折くらいなら行くぞというぐらいの用事。映画館に行く前、お昼…

狂気覗かす男役─表現者 明日海りお─

さる2019年9月30日、ひとりのタカラジェンヌが宝塚大劇場を卒業した。花組トップスター、明日海りおである。彼は2003年『花の宝塚風土記/シニョール・ドン・ファン』で初舞台を踏み、月組に配属された。その後2008年のバウ・ワークショップ『ホフマン物語』…