感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2/24~3/1)

 2/24(月):三連休の最終日。しかしこれと言って特に何かをやったわけではなく、何なら一歩も外に出なかった。花粉も飛んでるし…という言い訳を使いながら。車を洗いに行っても良かったのだけれど、微妙に天気予報が悪い。今日は晴れていたものの、明日から数日間は雨が続くらしく、それなら今日行っても…という。午前中はぼんやりと過ごして、昼過ぎから徐々に作業を始める。まずは来月から本格的に始まる就職活動に向けて色々なことを片づける。やりたいことがありすぎるし、とにかく上京したいという一心で今年もあの欠片も楽しくない就職活動に身をやつすことになるのだが、本当にやりたくない。心の底からやりたくない。無心になって企業をリストアップしていく。この一年で何か成長したことがあるだろうかなんてことを考えてみて、すぐやめた。就職活動に役立つようなことはほとんどしていないからだ。TOEICのスコアが上がったわけでもないし、バイトリーダーになったわけでもない。ただ、自分でものを作り、自分で宣伝し、自分で売るということだけは、やってきたけれど。なんだかなにも分からなくなってきた。徐々に精神がダメになっていく感覚がする。本当はバイトだってしたくないのにねと、心の中に飼っている黒髪薄幸深窓令嬢がこちらを見て首をかしげながらささやいてくる。今日は万事こんな流れで、就活準備で心が折れてしまった。写真だって撮りにいかなければならない。まだ穴が安定していないから、ピアスを外したくない。作業をしながら聞いていた「バナナムーン」は今週もあまり好きな雰囲気ではなくて、また元気がなくなる。出来れば日村家で開催されたホームパーティーの話を2時間して欲しいくらいだった。ただ、夜に見た日テレのネタ番組が楽しかった。めちゃくちゃ日テレっぽい造りで、そこにも笑ってしまったけれど。ミルクボーイ、かまいたち、ぺこぱの三組がテレビに出ずっぱりなのが嬉しい。もう少し作業をしてから寝たいけれど、ヤダヤダと言っていたら腕に蕁麻疹が出てきてしまったので、早めに寝る方がいいのかもしれない。

 

 2/25(火):早く寝てゆっくり起きても、精神的な不調にはあまり効果がないらしい。蕁麻疹は治っていたけれど。今日もアルバイトはなく、1日家にいた。これを書いている今思うと、1日家にいるせいで体調が良くないのかもしれない。日光を浴びましょう。明日からは。天気は芳しくないようですが。ぼーっと起きて、朝ご飯を食べながら先週の「相席食堂」をようやく見る。ニューヨークのロケがよかった。ああいう、滑り台で勢いをつけすぎて壁にぶつかるみたいな、ベタなやつが好きだ。それからはずっとパソコンに向かっていたけれど、どうにも調子が悪い。今日はダメダメだった。普通に体が怠くて、ちょっと作業をしては寝てちょっと作業をしては寝てを繰り返していた。なんとか精神を上向きにしたいのだけれど、いかんせん今回は原因がよくわかっていないので対策の打ちようがない。低気圧のせいだろうか。そういうことならいいなぁ。ぼんやりとしていたら夜になっていた。作業をしながら聞いていた「オールナイトニッポン」はゲストがぺこぱで、面白かった。シュウペイの意外な冷静さ。どうにかこうにか前に進まないといけない。覚悟とは失敗を受け入れる準備をすることではなく、階段を1日に1段でもいいから昇っていくことを言う。

 

 2/26(水):昨日とは打って変わって、調子の良い日だった。結局何が原因でそうなっているのかは分からないけれど、今日は外の空気を吸ったのでそのあたりがいい影響を及ぼしているのかもしれない。おそらく。午前中は画面にかじりついて過ごす。PCではなくて、テレビの。まず気分を上げるために星組全国ツアー公演の『ESTRELLAS』を見る。礼真琴のすごさをまざまざと見せつけているのはもちろん、追加も含めて各場面を多様なメンバーで構成し直しているので、すごく見ごたえがあった。センターに立つ人が変わるだけて同じ作品でも雰囲気がガラッと変わるのは面白い。そして紫藤りゅうの端正な雰囲気。宙組でも頑張って欲しい。その後は続けてたまっていた「水曜どうでしょう」の新シリーズを見る。第五夜まで一気に。おじさんたちがギャーギャー言ってるところを見るのが好きだ。一番笑ったのは50センチの雪の上を這って登場した大工さんだけれど。正午くらいから外出して、仕事終わりの母をピックアップする。とりあえずお昼ご飯を食べて、その後はぶらぶらと買い物をしてから帰宅。夕方からは作業に戻った。夜は「水曜日のダウンタウン」を見る。なかやまきんに君が散々な結果に終わっていてめちゃくちゃ笑ってしまう。良い調子のまますこし作業をしてから眠りたい。

   

 2/27(木):ゆっくりとした時間に起きて、午前中から電車に乗って外出する。目的地は宝塚。新型肺炎が流行し、様々なエンターテインメントが息を潜める中、宝塚はなんとか公演を続けている。続けてくれている。果たしてこの言い方が正解なのかは分からないけれど。お昼過ぎに到着して、とりあえずお昼ご飯を食べる。今日は天気が悪くて、宝塚駅を降りると雨と強風が暴れていたので、橋を渡ったりするのはやめにしてソリオに入っている「そじ坊」であたたかいものを食べることにした。

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カツ丼と小そばのセット。

 あたたかいおそばを食べるのは一年に一度くらいなので、次に食べるのは2021年になるかもしれない。カツ丼とおそばのコンビネーションは幸せな味がした。分かりやすいご飯。食べ終わって大劇場に向かうと、風は強いままだったものの雨はやんでいた。劇場に着いて、まずチケットを発券する。これまた新型肺炎の影響なのか、マチネの公演中にしても劇場内にまったく人がいなくて驚いてしまう。ガラガラの大劇場。色々なことが胸に湧き上がってくるが、レビューショップへ行って買い物をする。礼真琴さんとコラボレーションしたパッケージの「萩の月」と、宝塚と「クルミッ子」がコラボした「スミレッ子」。宝塚は毎公演毎公演色々なお菓子を発表していて、単純にすごいなと思う。キャトルレーヴで舞台写真を漁ったあともまだ時間があったので、殿堂へ行くことにした。常設展を抜けて2階に行くと壁に明日海りおさんの手形が飾られていたので、もちろん手を合わせてみた。手のひらのサイズは自分と変わらないのに、指がものすごく長くてびっくりした。どんな造形なんだ、という感じ。隣に置いてあった龍真咲さんの手形は指をぐわっと開いた形になっていて、なんとなく性格が出ているような気がして笑ってしまった。なんやかんやで開場の時間になり、着席。公演自体はものすごく良かった。特にショー。新型肺炎対策で舞台降りのハイタッチが自粛されていたのは残念だったけれど、それだけは本当に仕方がない。帰りは京都駅で途中下車をして、アルバイト先の送別会に遅れながら参加した。終電で帰るつもりがものすごく盛り上がってしまって、普通に朝まで飲み明かした。久しぶりにベロッベロになり、なんだか今思いだすと恥ずかしい。

 

 2/28(金):明け方に京都を出て、なんとか帰宅する。なんとなく外が明るくなってきたような時間で、とりあえずお風呂に入ってから、爆睡する。もうすべての予定をおじゃんにして、爆睡した。起きたらお昼過ぎ。やっちまったなぁ!とケタケタ笑いながら、カラッカラになった体に水分を入れていく。ガンガン入れていく。お昼ご飯になってしまった朝ご飯を食べながら、ぼんやりとテレビを見る。すこししてから、体を起こすために散歩をした。軽めの格好で外に出たら思っていたより寒くて、ふと琵琶湖の向こう側に見える山を見てみると真っ白だった。なるほどそのレベルの寒さねぇ~と思いながらぶらぶらと歩く。考え事をする。昨日、終演後の電車内で宝塚も大劇場と東京の両方で29日から休演するという発表を見た。これはもう仕方のないことだけれど、観客のいない劇場のことを思うとやはり切なさがある。気の遠くなるような積み重ねの果てに、プロフェッショナルたちがそれでも観客のいない劇場で公演を打たなければいけない状況に対して、涙が出る。エンターテインメントが死んでいく。正直宝塚歌劇団は自分たちの本拠地となる劇場があるから、箱を借りるためのお金がまったく無駄になるということはないけれど、他のカンパニーあるいはミュージシャンたちが今置かれている状況は壮絶なものだろう。ゼロ年代に生まれ、テン年代に成長し衰えつつあったタイプのエンターテインメントが死んでいく。涙が出る。帰宅して、今日はもう特に何もしていない。二日酔いだったのかもしれない。

 

 2/29(土):土曜日。ぼんやりと起きて「あさパラ」を見る。いつもの土曜日。午前中のうちにスーツへ着替えて、就活用の写真を撮りに行った。まだ外せないファーストピアスを隠すためにサージカルテープを貼っていたのでカメラマンさんに何か言われるかなと思ったけれど、特にそういうことはなかった。写真を撮ってもらっている間、併設されている写真館からはずっと子供の叫び声が聞こえてきて思わず笑ってしまった。存分に泣きましょう。撮影はつつがなく終わり、帰り道でいくつかの薬局に寄った。紙がないというデマに流されたとかではなく、本当にシンプルに今家からトイレットペーパーとティッシュペーパーなくなりつつあったので探していたのだが、嘘ではなくどこにも売っていなかった。車で数軒回ってようやく購入。他人から見れば私もデマに踊らされている人と変わらないよなぁと考えながら、ティッシュたちを抱えて帰宅。お昼からは京都へ行き、学部の同期と合流した。そのまま夕方くらいからずっとお酒を飲みながらしゃべり倒す。今日もまた夜通し。今週はちょっとコミュニケーションに全振りしている。楽しい。

 

 3/1(日):友人の家で寝て、適当に起きて、お昼ご飯にみんなでうどんを食べる。かけうどんのつゆがものすごく美味しく感じた。塩分が足りていない。私はそのまま帰路に。ぼちぼちと歩いていると、風が気持ちよい。お昼過ぎには帰宅して、お風呂に入って、まぁ案の定寝る。夜まで寝る。起きて、「バナナマンのせっかくグルメ」を見る。2時間半スペシャルという絶妙な時間設定。番組の最後に、4月から日曜8時にレギュラー放送決定とのアナウンスがありめちゃくちゃ嬉しかった。やった。ただ、「イッテQ」と被る。今日もそっちは録画していたのだけれど、4月からはどちらを録画するのがいいだろうか。まぁ、その時に考えよう。もう2月が終わり、3月になってしまった。就活が始まるし、それ以外にも色々なことをしなければならない。時間はあっという間に過ぎる。過ぎてしまう。おそらくだけれど、ここから6月あるいは7月くらいまではものすごく疲弊するだろう。ここからは本当に、戦いが始まる。就活もそうだし、去年の4月から始めたこの生活も、そろそろ畑を耕す時期は終わらせなければならない。少なくとも、種をまき水をやり、芽吹きの時を迎えなければならないような気がする。生きていかなければいけないし、どうしてもやりたいことがある。人生は短くて、嫌になる。