2019年の観劇生活を納めました。正確にはまだ22日にタカラヅカスペシャルのライブビューイングが残っているのだが、一年の振り返るをするのに大きな影響はないように思う。ということで、2019年の一年間で観た作品をマイベストにまとめたい。ランキングではなく、順不同という形で。
まず単純な観劇回数を振り返ると、全体で合わせて32回。うちライブ中継は4回だった。去年が19回だったことを考えると、結構な伸び率。作品本数は22本。その内宝塚は11作品とその本数は去年と変わっていないので、宝塚以外の観劇回数が増えているということでしょう。当たり前と言えば当たり前ですが、このマイベストは今年私が劇場で、要するに生で観た作品だけに限ります。このご時世舞台作品の映像化も盛んではありますが、やはり生で観たものでないと、という思いがありますので。
マイベストですが、去年と同じようにまず作品を「宝塚歌劇」と「それ以外」に分けて、さらに「宝塚歌劇」を「芝居」と「ショー」に分けて発表します。「宝塚歌劇」は「宝塚歌劇」なので…。そしてやはり、「マイベスト」であって「ランキング」ではありません。良かったと思うものをただただ並べていきましょう。そういう趣旨になっています。
ではさっそく行きましょう。まずは「宝塚歌劇 芝居編」です。
①星組公演『霧深きエルベのほとり』
宝塚大劇場のお正月公演ですね。再演の回数も多い宝塚の名作で、今回の演出は上田久美子先生です。紅ゆずる・綺咲愛里ここにあり、という作品でした。詳細な感想は個別のエントリーで。
②花組公演『CASANOVA』
これはやはり外せません。明日海りおにしか出来ない宝塚歌劇オリジナルミュージカルを生田大和先生が生み出してくれました。そして、仙名彩世さんの退団公演です。
③宙組公演『群盗』
芹香斗亜さん主演のドラマシティ公演ですね。なぜかこの作品はエントリーを書いていないということに今まさに気づきました。完全に忘れていたやつです。いや、すごく良い作品でした。演出は小柳奈穂子先生です。
こちらは宙組の本公演。主演のダニーを真風涼帆さん、ラスティを芹香斗亜さんが演じ、お二人とも新人公演以来の『オーシャンズ11』ということで、非常に見ごたえのある作品でした。
この作品は絶対に外せません。望海風斗さんのお芝居には涙が出ます。
星組新トップスター礼真琴さんのプレお披露目、梅田芸術劇場メインホール公演です。これは2019年宝塚でも屈指の名作です。
「宝塚歌劇 芝居編」は以上です。では次に「宝塚歌劇 ショー編」にいきましょう。
①雪組公演『Music Revolution』
今の雪組が見せてくれるショーは本当にすごい。トップコンビ、2番手を筆頭に、朝美絢さんも控えていて…。
②花組公演『シャルム!』
絶対に外せないのがこの作品。明日海りおの退団を彩る、これぞ花組と言うようなショーです。最終版の「ケ・サラ」は、涙なしには。
③宙組公演『アクアヴィーテ!!~生命の水~』
今、雪組と並んでショーに安定感があるのは宙組ではないか。そう思わせてくれるショーでした。
「ショー編」は以上になります。では「宝塚歌劇以外の作品」にいきましょう。いや、この言い方良くない気がしてたな。
①ミュージカル『キューティ・ブロンド』
最近『アナと雪の女王2』が公開された神田沙也加さんが主演の作品です。数年前に初演された時から気になっていたミュージカルですが、期待通り面白かったです。
②ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
来年に『アナスタシア』の日本初演が控えている、葵わかなさんがジュリエットを演じた作品です。彼女が新たなミュージカルスターになる日は近い。
③『ハムレット』
今日本で最も美しい生物こと、岡田将生さん。雪原を舞う鶴のような、美しさ。シェイクスピアを見るのはこれが初めてでしたが、もっと見たいと思わせるような作品でした。
④ミュージカル『PIPPIN』
エンタメの洪水。これは新たなジャンル、いや『PIPPIN』というジャンルのエンターテインメントです。
⑤『ラ・マンチャの男』
2019年の舞台シーンを語る上でこの作品を外すことなど誰にもできません。それほどまでに圧倒的な作品です。松本白鸚さんに心からの拍手を。
以上です。今年はものすごく充実した観劇生活を送ることが出来たなと思います。2020年もたくさん観て、たくさん書く。書きます。頑張りたい。