感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2021/09/20~09/26)

 9/20(月):三連休の最終日。しかし、外には出ず。あまり気分が乗らない。昨日も今日も。試験を受けて、その結果が出るまでの期間って精神状態最悪になりませんか。しかも今回は二次試験もあるという。ものすごく、落ち着かない。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「ラヴィット」を見ながら。今日はほとんどぼる塾の特番といった構成だったけれど、いつも通り面白かった。浅草を巡るロケの中で登場したパンケーキのお店が、以前「マツコの知らない世界」でも紹介されていたところだった。「当日店頭予約料金先払い」というシステムに、お店側の強い意志というか、かつていた不届き者の存在を感じたりした。飲食店の予約を無断キャンセルするの、受けつけないことの上位に入ってくる。2ヶ月間のマンスリーレギュラーを担当していた日向坂46の松田好花さんは今日が最後の出演で、案の定泣いていた。隣の丸山桂里奈さんも号泣していて、それはちょっと面白かった。日向坂46の新曲「ってか」のMVはかなり良い映像になっているので、よければご覧ください。アイドルのMVを色々と見比べてみると、それぞれに特徴があって面白い。日向坂46のそれは「MV」という感じで、櫻坂46のそれは「PV」という感じがある。比喩的な言い方になるし、これ以上の説明はしないけれど、「演者の映像を創る」のか「演者と映像を創る」のかの違いなのかなと思う。以上。午前中は本当に、無為に過ごす。特に何もしていない。午前中というか、今日は全体的に何もしていない。ダメな一日だった。勉強をしなければ……と思いながらTwitterを見ていると、タイムラインに同じお店のラーメンが複数回現れてびっくりした。まったく無関係な人達が偶然同じお店に行ったらしい。ラーメンショップの進化系を謳うお店が新しく出来たようで、連休の最終日に行ってみる人が多かったのかもしれない。ラーメンショップ、噂でしか聞いたことがない。店舗を調べても、最寄りは三重県だった。無理がある。開き直って今日も早めに寝たい。

youtu.be

 

 9/21(火):蒸し暑い。風は強いが、むわっとしている。真夏の期間は短かったものの、秋の深まりも遅い。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。途中まで「ラヴィット」を見て、それから録画していたEテレのドキュメント「私の欠片と、東京の断片」を再生する。これは社会学者の岸政彦氏が編集する『東京の生活史』というインタビュー集の製作に迫ったドキュメンタリー。東京。生活のある街。いや、生活の多い街。父親が危篤のさなか、夜空を彩る打ち上げ花火。その人にしか分からない感情がある。『東京の生活史』、欲しい気持ちはあるのだがいかんせん鈍器みたいな物量になっているので逡巡してしまう。色々と落ち着いたら再検討。その後は家のことに取り掛かった。「バナナムーン」を聞きながら、掃除機をかける。先週はバナナマンのふたりが夏休みということで、生放送ではなく収録だった。ゲストにホリプロコムのモノマネ芸人軍団を迎える恒例の……と思ったら、およそ2年ぶりらしい。2020年からこっち、ほとんどの記憶が抜け落ちている。書く芸人をボコボコにしていく設楽統という構図だった。昼過ぎにすこし外出。近所のコメダ珈琲に集合して、友達とすこし話した。昼下がりとは思えないような混雑具合で、めちゃくちゃ空いていた。バウムクーヘンとソフトクリームにメープルシロップをかけて食べるという、嘘みたいなものを食べる。腕時計を外そうとしたらベルトが嘘みたいなちぎれ方をして、嘘だらけのコメダ珈琲だった。ついでに言うと起き抜けに眼鏡をかけようとしたらネジが馬鹿になったらしく、ツルの部分がグラグラになったので、今日はちょっと厄日なのかもしれない。だいたい一時間くらいで解散。大量のカフェインと糖分を摂ったにもかかわらずめちゃくちゃ眠かったので、テキストを放り出してベッドに入った。夕方、雨の音で目覚める。頭に靄がかかっているような感覚。気合を入れ直す必要があると、分かってはいるものの。夜は「マツコの知らない世界」を見た。ローカルパンの世界。松本の牛乳パンと福島のクリームボックスは一度食べてみたいと思っているが、なかなか機会がない。お金と時間のなさ。そして、コロナ禍で閉店してしまったお店の白パンとロールケーキ、それも薄い生地をクルクルと巻いたクラシカルなタイプのロールケーキのことを思い出し、もうあの味と記憶は自分の人生から一生失われてしまったのだと、悲しくなった。記憶とは常に自分の中にあるものだが、それは外部から五感に与えられた刺激を通じて引っ張り上げられるものでもある。紅茶に浸したマドレーヌの香りだけではなく……、高架を走る電車の音、稲の青い海を渡る風のにおいにも、さまざまな記憶の鍵が眠っている。まとまりのない話になりそうなので、今日も早めに寝ます。

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クロネージュ

 

 9/22(水):今日も微妙な天気。蒸し暑さと午後の雨は初夏のそれだった。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「ラヴィット」を見ながら。今日は番組の冒頭からザ・マミィのふたりが出演していた。そして、だんだんオープニングトークが長くなっている。今日は25分から30分くらいはオープニングトークだった。生放送特有の面白さがあるので個人的には嬉しい。世界各地を走っている気分になれるサイクリングマシンで絶叫する林田さん、ラテンのリズムにのって踊るエクササイズ「ズンバ」の申し子と化す酒井さんは完全に深夜バラエティのノリで、めちゃくちゃ笑ってしまった。朝の8時からやることじゃない。午前中は適当に過ごす。勉強もしなければならないのだが、やっぱり今日もあまり集中できず。なにかと理由をつけて別のことをしてしまう。レコーダーを圧迫する宝塚歌劇作品をダビングしたり、本棚を整理してみたり。部屋掃除の途中で漫画を読みかえす、あれを一日単位でやっているような、そんな日。午後はパソコンで作業をしながら、録画していたドキュメンタリーを見る。芥川賞直木賞の発表とそれに関係する作家陣や出版社の人々だけでなく、書店員や印刷工場の人たちにも迫ったドキュメンタリー。なかなか面白かった。もし自分がノミネートされて、結果発表を待つ作家のひとりだったら、「受賞できるかどうか」よりも「自分が受賞しなかったら膨大な数の人に迷惑をかけてしまう」とか「いやもうすでに多大な迷惑をかけている」みたいな気持ちでしんどくなるだろうなと思った。夕方から夜にかけて、無為に過ごす。本当にダメ。なにも手につかない。集中できねぇ~と思っていたら、日が沈んでいた。ベランダに出ると夕日が綺麗で、この世の終わりを目の当たりに出来るならこんな風景がいいなと考えたりした。世界の終わりに見る景色が病院の天井というのは、こう、味気ない。夜はBSで放送している「シャーロックホームズの冒険」を見た。クリスマスの時期が舞台になっていて、画面中にガチョウが出てきた。死んでいるものから、めちゃくちゃ元気に動き回っているものまで、それはもう。ロンドンのクリスマスは、七面鳥を食べるかガチョウを食べるかの派閥があるらしい。ガチョウは、食べたことない。おそらく。ダチョウならある。淡白な赤みが柔らかくて美味しかったような気がする。おそらく。

   

 9/23(木):めちゃくちゃ天気が良い。空が青い。そしてめちゃくちゃ暑い。普通に暑い。日影は風があるけれど、汗は出る。夏の亡霊が鎌首をもたげている。ぼんやりと起きて、朝ご飯を食べながら「ラヴィット」を見る。丸山桂里奈さんの激知覚過敏試食タイム、ギャル曾根きっかけの実演スペースへの超高速移動ブーム、おいでやす小田のデカ盛り試食、3万円のトースターで6500円の食パンを焼く麒麟・川島。櫻坂46の守屋麗奈さんがえげつないバンジーを、それこそお笑い芸人でもやらないようなバンジーをやっていたので普通にびっくりした。午前中は適当に過ごし、お昼くらいに外出。車に乗って、近所のお店でお蕎麦を食べた。かなりの人気店で駐車場に車を停められないことも多いのだが、今日はラッキーだった。いわゆる「皿そば」を食べることが出来る、滋賀県では数少ないお店のひとつ。さっと食べて、さっと帰宅。どこかに寄ることも考えたけれど、祝日で混雑しそうなのでやめておいた。午後は机に向かう。集中力はまぁ、ない。普通にない。最近本当にダメ。夜だって特になにもしていない。なぜだか無性にセンチメンタルになってしまう。自分の人生から失われてしまったものについて考えたりする。精神的な話ではなく……火曜日にもすこし書いた、記憶の鍵になるような場所や物。幼いころによく訪れた飲食店やスーパー、初めてマンガやCDを買った書店……。過去に思いを馳せるばかりか、未来の遥かさに気が遠くなりもする。自分が立ち向かおうとする創作や研究の遠大さに、卒倒しそうになる。人生はあまりにも短く、あまりにも長い。考えることに疲れてしまったので、早めに寝たい。

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小さい天丼付き

 

 9/24(金):最近、深夜になると近所が騒がしくなる。近くにある公園にフリースタイルの練習をする人たちや、オリンピックの影響でスケボーを始めたと思われる人たちが集まってくる。要するに、めちゃくちゃうるさい。せっかく窓を開けて気持ち良く眠ることが出来るほんの短い期間なのに、めちゃくちゃうるさい。シンプルな怒り。昨日はそれに「横断歩道謎2時間立ち話コンビ」が加わって、最悪だった。深夜2時に他人の話し声で起こされるのが、どういう気分になるのか、分かるか?ちょっと不審者がいるという流れで警察に通報しようかと思ったけれど、やめた。柏手を打って威嚇するくらいにした。深夜の住宅街で騒音を立てるという行為がどれだけ不特定多数の人間に怒りを覚えられるのか、気にかけてください。結果あまり寝られず、起きるのも遅くなった。過眠のサイクルに入っているような気もする。そういえば季節の変わり目だ。だいたい年に2回、ひどいと一日に20時間くらい寝続ける時期がある。一週間もないくらい。短い冬眠だと思ってやり過ごしている。ぼんやりと朝ご飯を食べた後、TVerで「シンパイ賞」を見ながら作業をする。最終回。面白い番組がひとつ、終わってしまった。急にミニコントコーナーが始まったときに「おや?」と思ってはいたけれど。MCの新井恵理那さんが思いっきりかが屋の名前を間違えていて、笑ってしまった。2トンの土を運べずに嘆いているソラシド・本坊さんも良かった。その後は家のことをする。「ハライチのターン」を聞きながら掃除機をかける。気温はそこまで高くなく、昨日よりは過ごしやすかった。あまり汗もかかない。今週の岩井さんは作家業に身をやつす方の岩井さんだった。そして澤部さんの言っていた、四千頭身・石橋は楽屋トークにおけるラスボスという話はなんとなく分かる。午後は本当に、特に何もせず過ごす。本当に。めちゃくちゃ眠かったので昼過ぎに寝て、起きたらもう真っ暗だった。「今週のジャンプ買ってないじゃん」と思って財布を持ちそうになった。全然買っているし、全然金曜日なのに。良くない一日。やらなければならないことを全くやらずに終わった。開き直って、また寝ようかな。

 

 9/25(土):天気が良くて、暑い。外に出ると、汗をかく。昨日は寝る前にTVerで「トゲアリトゲナシトゲトゲ」を見た。アルコ&ピース・酒井さんの絶妙な感じ、なんなんでしょうか。ものすごく絶妙。すべてが。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。クイズ王の伊沢さんが餃子の王将でクイズに挑戦していた。関西の天津飯は東西で味に違いがあり、関西では主に醤油や塩ベース、関東ではケチャップなどをベースにした甘酢あんがかかっている。さんざん擦られた話をして申し訳ない気分になってきたけれど、続けます。滋賀とはいえ関西の端くれで育った私も例にもれず「関西天津飯」で育ってきたのだが、初めて「関東天津飯」と出会った日のことは今でも覚えている。ある日家族で入ったラーメン店で注文した天津飯、それが甘酢あんだったのだ。今になって考えると、関東のチェーンだったのかもしれない。なんか知ってる天津飯の色じゃなくない?と思いながらそれを口に運んだ幼い(8歳くらいだった)私を襲ったのは、予想だにしない酸っぱさで、「これ天津飯……?」と親に聞いたことを覚えている。子供のころって酸っぱい食べ物は苦手だったりしませんか。酢の物とか、南蛮漬けとか。そのときは「こういう天津飯もあるんだよ」と教えてもらって、「こういう天津飯もあるんだ」と思いながら食べたような気がする。今日は午前中から外出。車に乗って、開閉がガバガバになってしまった眼鏡とベルトがちぎれてしまった腕時計の修理に向かう。初めて眼鏡を作った中学生のときからお世話になっているところで相談すると、どちらもすぐに直った。ありがたい。その後はせっかくなので近くのお店でラーメンを食べた。「ラーメンとつけ麺の種類がめちゃくちゃ多い」「店内にはミスチルのグッズが飾られBGMもミスチル」という不安要素ばかりなのにどのメニューも美味しいというお店。この一か月くらいは減量に取り組んでいるので、焼き飯や唐揚げは頼まずトッピングを特製にすることでカロリーの削減を図った。効果があるのかは分からない。たぶんない。さっと食べて、これまた近所の行列が出来るパンのお店でパンを買い、最後に草津東急ハンズで買い物をした。草津店初のバーゲンが開催されていたが、目的の整髪料だけを買い、昼過ぎに帰宅。午後は、特になにもせず。活動的でないのかそうでないのか、よくわからない一日。すこし作業をしてから寝たい。

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ラーメン

 

 9/26(日):寒い。涼しいを通り越して寒い。昨晩から雨が降っていて、午前中は部屋にいても一枚多く羽織らないと肌寒かった。でも、一生これくらいの気温がいい。雨はいやだけれど。ぼんやりと起きて、朝ご飯を食べる。昨日買ったパンがめちゃくちゃ美味しくて、いつもよりは元気になった。手がドロドロになるタイプのパン。手がドロドロになるタイプの食べ物は、開き直ると美味しいし楽しい。フライドチキンとか。食べきるまで他のものは一切触らねぇぞという心持ちが大事になってくる。ただまぁ、ビールとかも飲めなくなるから難しいところはある。「シューイチ」は俳優が芸人の家を掃除するという、平日ゴールデンタイムみたいなコーナーがあって、テレビ業界の苦労がうかがえた。ロケが出来ないので……と番組を終わらせる一方で、普通に北海道や沖縄でロケをしているけれど。すくなくとも今回の緊急事態宣言期間中、本当に自粛をしているテレビ番組は少なかったような印象がある。アリバイ作りみたいに小さく「緊急事態宣言の期間外でした」なんてテロップを出すの、もうなくても一緒なんじゃないだろうか。午前中は落ち着きなく過ごす。リモートで色々とやらねばならぬことがあり、それでバタバタしていた。つつがなく終わったので安心。午後は適当に過ごす。勉強したり、作業をしたり、寝たり。今日はどうにもならないような一日だった。季節のサイクルにまだ体をアジャスト出来ていない。とはいえあまりに書くことがない。「10月からはこうします」みたいな、目標めいたものを考えながら寝ようかな。とりあえずプライムビデオのウォッチリストに何年も眠っている作品をちゃんと見るところから始めたいし、本棚の積読も解消したい。近所の図書館の利用カードも作りたい。やりたいことはたくさんある。ないのは、先立つものだけ。