感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2021/6/21~6/27)

 6/21(月):夏至です。一年で一番太陽が空にとどまっている日。起きたらもう暑い。とりあえず窓を開けてしのぐ。扇風機をサーキュレーター代わりにして置く場所を工夫するとそれなりに涼しい。朝ご飯を食べながら、ぼんやりと「ラヴィット」を見る。「視聴率は低いが芸人からの支持は厚い」みたいなネット記事を見かけたが、平日の朝から大喜利大会をやっている番組なんて「ラヴィット」以外にないのだからそりゃそうだろうなと思う。今日はあばれる君がしっかりと負け顔を披露していました。白いタンクトップを着ていたけれど、なにかの番宣だったのだろうか。最後までは見ていなかったので分からない。「冒険少年」かな。その後は家のことをする。「バナナムーン」を聞きながら掃除機をかけた。久しぶりの「日村ホールインワン」企画。冒頭のフリートークも面白かった。テレビ業界は予算がなくて色々大変らしい。もろもろ終わってもまだお昼までは時間があったので、なんとなく散歩に出た。天気も良いし、夏至だし。夏至の太陽を浴びたかったのかもしれない。目的地を決めるわけでもなく近所を徘徊していると、蛍を保護するために整備された小川に沿って紫陽花が咲き誇っていた。紫陽花は華々しさの中にちょっとした翳りがあって好きだ。桜とは違った魅力のある、日本の花。それはそれとして、暑い。もうそろそろ熱中症に気をないとダメな気温になっている。学校の体育が一番危険な気がする。途中でジャンプを買ってから帰宅。だいたい1時間くらいの外出だったが、地味に汗をかいたのでシャワーをした。そこからは英語を読んだり、文学史の勉強をしたり、録画していたドラマを見たり。『コントが始まる』は最終回を迎えた。面白いドラマだったと思うけれど、「ファスト映画」が問題になっているニュースを見ると、こういう映像作品はもうあまりウケないのだろうなとも感じる。『大豆田とわ子と三人の元夫』もそう。夜は特になにもせず。スカイステージの「タカラヅカニュース」で雪組全国ツアー公演の千秋楽映像を見た。トップ娘役に就任した朝月希和さんの風格がすごい。ずっと実力のある娘役だったけれど、今までは一体どうやってそのオーラを抑えていたのだろう。個人的にはスキルフルでアダルトな魅力のあるトップ娘役が好きで5組のうち1組くらいにはそういうトップ娘役がいて欲しいので、朝月さんと海乃美月さんが就任されるのはとてもうれしい。

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紫陽花

 

 6/22(火):いきなりですが、バスケットボールの話をします。させてください。バスケットボールというか、NBAの話です。NBAのプレイオフがめちゃくちゃに盛り上がっている。現在は東西両地区のカンファレンスセミファイナルが終わったところなのだが、なんと両地区のファーストシードチームがともにセミファイナルで姿を消すという珍事が起こっている。ファーストシードチームとは要するにシーズンを首位で通過したチームのことで、今年は西がシクサーズ、東がジャズになっている。その両チームが負けた。シクサーズはホークスに、ジャズはクリッパーズに。ホークスがシーズン5位、クリッパーズがシーズン4位であることを考えると、この結果を予想していたファンはそう多くないのではないだろうか。まずイースタンカンファレンスに注目すると、ジャズが負けた原因は攻守両面におけるオプションの少なさにある。必ずドノバン・ミッチェルから始まり、ボールムーブが滞ると必ずミッチェルにパスを戻るジャズのオフェンスは、ゴール下を守るルディ・ゴベア対策でスモールラインナップを敷いていたクリッパーズのディフェンスに対応され、シリーズが進むごとにスティールが増えた。クリッパーズのオフェンスは必ずリムプロテクトに入ってくるゴベアとの直接対決を完全に捨て、3ポイントにこだわる作戦を徹底したことで、ゴベアを完全に封じることに成功。ジャズの2連勝から始まったシリーズも、終わってみればクリッパーズの完全な作戦勝ちに終わったという印象を受けた。そして番狂わせだったのはホークス。トレイ・ヤング、ケビン・ハーター、ジョン・コリンズの若いトリオのパフォーマンスが、シクサーズのジョエル・エンビード、ベン・シモンズという全く機能しないコンビを上回ったという印象。プレイオフでシモンズは見せたパフォーマンスは最悪という他なく、フリースロー成功率の低さに目を付けた相手チームから「ハック(わざとファウルをしてフリースロー失敗を狙う)」の対象にされるほどだった。それはホークスとのシリーズでも例外ではなく、エンビードとの相性の悪さが最悪のタイミングで出てしまったことが敗退の原因であることは間違いない。しかし、新型感染症の拡大によるオフシーズンの短縮と過密日程による疲労と元来スタミナと運動量のなさが弱点であるエンビードのパフォーマンスも良いとは言えなかった。特に試合終盤のイージーミスが目立つ。絶不調でもクラッチタイムにロングスリーを決めるトレイにすべてを持っていかれたシクサーズが来シーズンに向けてロスターをどう調整するかに注目したい。めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、NBAの話はここまでです。お待たせしました。今日はぼんやりと起きる。今日も。雨を予感させるような湿度。朝ご飯を食べながらTVerで「キョコロヒー」を見る。「1回赤ちゃんに喋るみたいに言ってもらっていいですか」「すまんなそんなこと言わせて」というやり取りが最高だった。齊藤京子のあやうい感じは昔のアイドルに通ずるところがあるけれど、いかんせん彼女と今の時代がマッチしていないような気もする。今や匿名性ははぎとられてしまうから。午前中はぼちぼち作業。英語を読んだり。最近気づいたのだが、英語・文学史・作業の三本柱をやっていると一瞬で一日が終わってしまう。どうすればいいのか分からない。最近は時間について考えることが多いような気がする。集中力が落ちているのかもしれない。午後もそんな感じで過ごしたが、今日は外が騒がしくてどうにもならなかった。田舎特有の馬鹿騒音バイク、パトカー、救急車。騒がしいというか、落ち着きがなかった。夜は「バナナサンド」から「マツコの知らない世界」へのTBSリレー。上裸のおじさん4人が楽しそうにしている、世界一平和な1時間。「マツコ」は浅草に行きたくなった。揶揄的な意味で「東京のブルックリン」とマツコと有吉に言及されている蔵前だが、大きな淡水が近くにあるという意味でちょっと住んでみたいなと思ったりする。タカラヅカニュースでは月組の大劇場公演千秋楽の映像が流れていた。普通に泣いてしまった。早めに寝たい。

 

 6/23(水):いい天気。夏っぽい。夕立がざあざあ降ったりした。今日はあまり寝起きが良くなかった。良い日の方が少ないけれど、今日は特に。午前中は半分くらい寝ながら起きていた。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「ラヴィット」をつけたら見取り図・盛山がカメラに背を向けた状態で立たされていて、どんなテレビだよと思った。情報番組の皮をかぶったゴリゴリバラエティ。とりあえず録画していた『着飾る恋には理由があって』の最終回を見る。え、なんで?みたいな感想。終わりがそれでいいの?みんないろいろ目指すものがあってさ、でもしんどいこともあってさ、最後の「幸せ」がそれでいいの?という感想でいっぱいです。今期は5本くらいのドラマを見たけれど、ドラマって本当に難しい。面白い1話はあるけれど、全部面白いドラマは少ない。『大豆田とわ子と三人の元夫』は良かった。演出・画面作りの妙。もちろんセリフも。ドラマを見た後はなんだか疲れてしまい、30分くらい仮眠を取った。トラックの音で起床。3分クッキングが始まるか始まらないか、みたいな時間。ぼちぼちな午前中。朝に仕込んでいた水出しの紅茶を飲みながら、夕方までずっと作業。英語を読み、文学史をやり。新しいことや、既知の分野でもさらに深いことを勉強すると、自分の何も知らなさに涙が出る。骨の髄までゾッとする。間接的にでも批評を書き、ちょっとしたお金を貰っている自分が恥ずかしくなる。無知は罪というより、罰の形を持って私たちの眼前に現れる。大学に入って半年ほどが経ったこと、いつものように図書館で勉強をしていたらふと「自分はここにある本のほとんどを一生かけても読み切れないのだ」と怖くなったことがある。その感覚が久々に甦ってきた。『ハチミツとクローバー』ではぐみの独白に出てきた、荒野にいくつもの宝箱が並んでいるイメージ。たとえ中に宝物が入っていなくても、すべてを開けることが出来なくても、中身を確認しようとしなければならない。戦わなければならない。夜はBSで『コロンボ』を見る。俗に言うコロンボらしくないコロンボ。格闘もする、拳銃も構える、変装する、バディものの要素もある。これはこれで楽しめた。非常に。今日も早めに寝たい。

   

 6/24(木):昨晩は寝ようとしていたら電話がかかってきて、早く寝るという夢は脆くも崩れ去った。そういうこともある。結果ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。今日は姉が甥を連れて帰ってきたので、幼き命と過ごして一日が終わった。心が浄化される。そして、自分の幸せについて考えさせられる。「幸せ」って人によるものではなくて、ものすごく具体的に「これ」と決まっているものなんじゃないだろうか。じゃあ自分の人生はこれからどうなるでしょうかとなったらもう、口を閉じるしかない。語りえぬものについては沈黙しなければならない。自分の幸せを「語りえぬもの」のカテゴリーにぶち込むの、普通に考えてヤバい気がしてきた。どうだろう。頑張ろう。お昼はすこし外出したり、夕方には昼寝をしたり。昼寝をしていたら、夕立を連れてくる雷の音で目が覚めた。雷で起きるの、めちゃくちゃに夏。夜には姉と甥が帰宅。今日はぼちぼち作業をしてから寝たい。ちょっと文字数が少ないので、またNBAの話をします。プレイオフイースタンカンファレンス決勝の第一戦が行われ、ホークスがバックスに先勝した。スコア速報だけは追っていたので、4Q終盤にバックスが7点差をつけた時点で決まったかと思ったけれど、トレイ・ヤングのメンタルがおかしかった。どうなってるんだトレイ・ヤング。「ロードの方が好きなんだ」とインタビューで語っていたが、プレイオフの敵地であのパフォーマンスは本当にすごい。例えバックスがファイナルへ進んだとしても、今年のプレイオフを語る上で彼の活躍は外せないだろう。

 

 6/25(金):蒸し暑い。日中はそれなりに風もあったので窓を開けていたら快適だったのだが、夜はダメ。日本の夏。朝は早めに起きて、「ZIP」を見る。マンスリーMCだった明日海りおさんが今日で最後だったので、最後まで見届けた。かつて花組で明日海さんの相手役としてトップ娘役を務め、現在は同番組レポーターもこなす花乃まりあさんが最後にサプライズで登場。久しぶりのツーショットで良かった。最初はえげつないテンションのアナウンサーが入ってきたと思ったら、本職の人だった。いや、歌い踊りながら生放送の画面に飛び込んでくる人には多少びっくりしませんか。その後は録画していた「夜会」を見つつ、すこしだけ作業。ゲストがハライチの二人だったので、有吉との面白いトークを期待したのだが、個人的にはあんまりだった。「環七ラーメン論争」「オートマ論争」。せめて1時間まるまる使って欲しかったなと思ったりする。次は「ハライチのターン」を聞きながら掃除、洗濯。筋膜ローラーとテンガをクロスオーバーさせながら話す岩井さん。澤部さんは家を建てたらしい。30分ほど仮眠を取った後は、コーヒーを飲みながら英語を読み、文学史を学ぶ。いつの間にか夕方になっている。今日は昨日よりひどい夕立があって、台風のような暴風雨だった。雷はぴかぴかと空に真っ白なスクリーンを広げては閉じ、稲光は鼓膜をのたうち回るような音を響かせる。この季節は夕立をいち早く察知するために窓を開けているようなところがある。タワーマンションの高層階にいると窓があっても天候の変化にまったく気づかないと聞いたことがあるけれど、それならタワーマンションに住むことはないだろうなと思う。勉強を切り上げて、録画していた「有吉の壁」見ながら別の作業に取り掛かる。ニッポンの社長、シソンヌ、チョコレートプラネット。シソンヌとチョコレートプラネットがユニットを組んでやっていると、とにかく本人たちが楽しそうなのが良い。そういうのが好きです。夜は「ぴったんこカンカン」を見たり、金曜ロードショーの『ピーターラビット』を見たり。ピーターラビットはめちゃくちゃ面白かった。これぞ大英帝国。あんなセリフは書けない。似た文字列を生み出すことが出来たとて、血が通わない。文学とはそういうものではないでしょうか。

 

 6/26(土):微妙な天気。はっきりした雨も、はっきりした太陽もなく。非常に過ごしにくい気温と湿度。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。今週はデヴィ夫人とダイアンがロフトで買い物をしていた。ユースケさん、結婚おめでとうございます。愛荘町の誇り。私は愛荘町の人間ではないけれど。今日は早めに外出。車に乗って、イオンモールへ。なんだか湖岸道路がいつもより混んでいるなと思ったら、どうやら湖岸駐車場が解放されたらしい。10時前の段階で結構な数のテントが立てられていた。近隣の緊急事態宣言が解除されたからだろう。個人的にはもうしばらく閉鎖していても良かったのではないかと感じるものの、その辺りは色々あるはずなので、抗議活動に打って出たりはしない。開店直後のイオンモールに到着。それなりの人出。それなりというか、やっぱりここも人が多いような気がした。滋賀県民の娯楽、相撲かイオンモールくらいしかない。あと釣り。眼鏡を見たり、本を見たり、ユニクロをうろついたり。グルメ雑誌を買い込み、ユニクロではいくつかコラボ商品を買った。+JのTシャツ、Theoryの感動パンツ。ユニクロ、コラボ商品は普通にプロダクトとしての質が高い。お昼ご飯は「えびのや」で天丼。タレのかかったご飯に明太子をかけて食べると、体に悪いタイプのおいしさ。そこに玉子天を割ると、なおのこと。カルディでは水出しのアイスコーヒー、リカーコーナーで瓶のギネスを買った。イオンモール草津のリカーコーナーはすこしずつビールの品揃えが悪くなっていて、ついにカールスバーグもなくなってしまった。カールスバーグ……。そもそも瓶のギネスを買ったのはカールスバーグの妥協ではなくて、最近ネットサーフィンをしているときにやたらめったらギネスの広告が出てくるから。まんまと戦略にはまった形。お昼過ぎに帰宅。帰り道で車道を横断するすっぽんに出くわし、対向車線の車と一緒にすっぽんの横断を見守るという時間があった。平和。午後は寝たり起きたり、すこし作業をしたり。夜は録画していた「かりそめ天国」のスペシャルを見る。ワンタン麺が食べたい。本当に。今日はすこし作業をしてから眠る。

 

 6/27(日):微妙な天気。雨が降ったりやんだりしている。風は涼しいが、涼しいのはベランダだけで室内はやっぱりジメジメと湿度が高い。今日は基本的に何もしていない。姉が帰ってきたので、甥っ子と戯れていたら一日が終わった。今日もまた幸せについて本気だして考えてみる日だった。人生の立ち行かなさ。一般のそれ(めちゃくちゃ考えた上でこの表現を選んでいる)から大きく隔たった人生を生きていくものとして、本を読むことをやめてはならない。自分にはそれくらいしかない。それが責任というものです。夜に「バナナマンのせっかくグルメ」を見ていたら、ハナコ佐賀県の「白山文雅」というカレーのお店を訪問していた。「白山文雅」という言葉の響きになんとなく覚えがあって、有名店なのでなにか別の媒体で見たのかなぁと思いながら見ていると、店内の装飾と出されたカレーを見て合点がいった。私はこのカレーを食べたことがある。佐賀に行ったことはないけれど、食べたことがある。あれは2年前の夏、梅田芸術劇場岡田将生主演の『ブラッケン・ムーア』を観劇した日のことだった。その日はたしか開演が昼過ぎで、昼食を食べるために梅田の阪急百貨店で開催されていた「カレーフェス」に行ったのだ。事前に出店リストを調べて、牛タンシチューカレーを食べた。当日の記憶がありありと甦り、泣きそうになってしまった。人の溢れる日曜の催事場で、決して広くはないスペースに設置された小さなテーブルをみんなで奪い合うように確保して、何を気兼ねするでもなくあれこれと喋りながら食事をする。あんなにもありふれた幸せな日常が、今では夢のまた夢になってしまった。こんな世界を生きている。食事をしてから満員の劇場で自分の座席を探し、終われば喫茶店でああでもないこうでもない。まぁまぁなんて言いながら買い物をして、帰路に就く。しんどいことばかりでも、食いしばった歯に血が滲んでも、一段一段階段を昇っていくしかない。果たして本当に?