感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(11/18~11/24)

 月曜日:朝からアルバイト。今日はなんとなくあったかい。パーカー一枚でちょうどいい。今日はなんだか本当に調子が、それも精神面での調子が本当に悪かった。すべてが嫌で嫌で。もう椅子に座っているのも嫌で床に寝転がってやろうかと思うくらいには調子が悪かった。タンブラーに入れた紅茶でなんとか正気を保つ。タンブラーの性能が良すぎて、帰るくらいの時間まで熱湯に近くてろくに飲めない問題が浮き彫りになった。家である程度冷ます必要がある。帰りのネコちゃんチャレンジは、2匹。いや、本当に君たちずっとここにいるの?ちょっと前までそんなことなかったじゃない?ヨドバシの上にある大垣書店でジャンプと頼まれたAERAを買ってから電車に乗って帰宅。家に荷物を置いて、眼科へ行く。コンタクトがだいぶ前になくなってしまって、今度は使い捨てじゃなくて2週間のあれにした。初めて使うタイプなので、慣らしてから診察。人にコンタクトを入れてもらうの、まだ怖さがある。変わり者で有名な先生なんだけれど、使用感を聞かれて「前よりいい感じです」と答えたら「そう思ってるだけじゃないかな」と返されて、普通に笑ってしまった。そういうところあるぞ、先生。無事にコンタクトを買って、また家に帰る。それからは掃除をしたり、洗濯をしたり。マウンテンパーカーを引っ張り出して、優しく洗った。乾かすのに時間がかかる。夜に見たスカイステージで星組公演『モーツァルト』の稽古場風景が流れていて、あぁもう絶対面白いやつだなと思った。紅ゆずるの後を継いで以降、礼真琴が各メディアのインタビューで今の組全体の状況や自分の心境を聞かれて「まったく変わっていません」と答えているのが印象に残っていたけれど、稽古風景を見て腑に落ちた。なんというか、本当に変わっていないのだ。彼も、組全体も。その力量。公演が楽しみで仕方がない。

 

 火曜日:今日も朝からアルバイト。昨日とは打って変わってめちゃくちゃ寒い。外にいる時間なんて帰りの散歩くらいだし、と思ってセーター一枚に何も羽織らずに出かけたらものすごく寒かった。ときどきこういう失敗をする。アルバイト自体は何事もなく終了。ようやく佳境に入ってきたというところで、あぁ長い2か月だったなという感じ。今回の期間が終わってもまたすぐに始まるのだけれど。寒風を一心に受けながら京都駅まで歩いていると、浅はかだった自分をぶん殴りたくなった。どうして直前で、なんとなくいける気がするなんて理由で服を変更したのだろう。何もいけない。どこにもいけない。しかも今日は東本願寺に猫はいなかった。これだけ寒くなってくると、そろそろ定位置を別の場所にするのかもしれない。さみしい限り。家に帰って荷物を置いてから、洗車へ行った。久々に。最近はあまりキレイにならないので、もっとしっかりやらなければならないのだが、今日はあっさりめに。何と言っても寒い。これからもっと寒くなるだろうというのは置いといて。今日はなんだかずっと微妙に頭痛がする。水分が足りていないのか、血糖が足りていないのか。たぶん両方だろう。早めに寝る。あ、『テレビ千鳥』を見てからにしよう。

 

 水曜日:朝からアルバイト。しかし、電車が死んでいる。動いてはいるけれど瀕死で、こうなってしまうともう滋賀県はほとんど陸の孤島と言って差し支えない。京阪がもうちょっと線路を延ばしてくれたらいいのになと思うのだが、残念ながらもう滋賀にそんな土地はない。滋賀の地理を文字だけで表すと、東西南北の県境から「山山山山山

 平地琵琶湖琵琶湖琵琶湖琵琶湖」だ。雀の涙の平地にはかろうじてJRの線路が敷かれ、平和堂を挟んで琵琶湖がある。山と線路の間に平和堂が立っているパターンもある。石山とか。何が言いたいかというと、地獄のような満員の普通電車に乗って森羅万象を呪う悲しいモンスターになってしまったということだ。アルバイトにもすこし遅れるし。遅れたところで怒られたりはしないけど。作業自体はだいぶ落ち着いてきたのでありがたい。帰りは散歩。今日はめちゃくちゃ寒くて、地下鉄に乗りそうになったものの我慢。ダイエットダイエット。最近はあまり触れていなかったけれど、体重は減り続けているし筋トレも続いている。えらい。ノイマンくらいえらい。東本願寺ネコちゃんチャレンジは2日続けて失敗。なんとなくだが、もう春までここで猫を見ることはないような気がする。暖かい場所を見つけていて欲しい。一度帰宅して、通帳記入のために最寄りの銀行へ行った。そのついでに宝塚グラフを買ってから帰る。夕方にはまた30分くらい眠った。夜はテレビを見て過ごす。『テレビ千鳥』が面白かった。千鳥は、「なんとなくみんな笑っているけれどおおっぴらにはしていないもの」を扱うのが本当に面白い。服を買うシリーズもそうだし、今回のオシャレイタリアンもそう。ビーツのリゾットを見て「4メートルから落としたんか?」と言う大悟に笑ってしまう。そういえばM-1グランプリの準決勝が発表された。ほ~、という感じ。寝る前にエントリーを書いた。宝塚のチケット難について。私設ファンクラブ、時代にアジャストして欲しい。

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 木曜日:今日はアルバイトなし。朝から出かける。宝塚へ。今回はいつもの電車ではなくて、車で大劇場まで行った。高速に乗り、バイパスを使い、中国道へ…という感じ。今日はソワレではなくマチネだったので、初めて車で行くことになったのだ。もちろん交通状況によるけれど、所要時間も電車より短いしただ座っているだけではないのでそういう疲労感もない。ただもちろん、車を運転するという疲労感はある。さて、今日が今年最後の宝塚大劇場。演目は宙組公演『エル・ハポン/アクアヴィーテ』の2本立て。詳細な感想は後日エントリーにまとめるとして、ざっくりした感想を言うと「今の宙組ってめちゃくちゃ良いショーを打てる組じゃん」というところに収まった。いや、宝塚らしさにオーソドックスでかつよく歌いよく踊る、面白くて楽しいショーだった。お芝居の方も宝塚特有のパワープレイが随所に見られて、「あ~!宝塚を観たな!」という感じ。楽しかった。観劇後は、とりあえずお昼ご飯を食べた。セルカにある「パスタ」で。すこしだけ待っている間に地元の人と思われるおじいさんの2人組が通りがかって、ひとりがもうひとりに「ここはねぇ、美味しくて量がはんぱじゃあないのよ」と説明していた。その通りです。たらこいかスパゲティを美味しく食べて、そこから宝塚阪急で買い物。マチネを見るとこういう具合にすこし周辺を散策できるのが楽しい。宝塚ホテルは、もうほとんど箱の部分が完成しているようだった。夕方には帰路に就く。日没が日に日に早くなっていて、今日も西日が差してからあっという間に夜の帳が降りてしまった。夜は録画していた『まだ結婚できない男』を見る。久しぶりにちゃんと毎週見ているドラマのような気がする。『ノーサイド・ゲーム』はなんとなく途中で見なくなってしまったし、ここまでしっかり見ているドラマは『カルテット』、『アンナチュラル』以来かもしれない。

 

 金曜日:朝からアルバイトへ行く。一昨日に引き続き今日も電車が死んでいた。おいおいお~いと言いながらホームで待っていると、「電車が鹿と衝突しました」というアナウンスが入ったのでめちゃくちゃ田舎かよとつっこんだ。めちゃくちゃ田舎かよ。携帯でニュースを見ていると、近江八幡で飛び出し坊やの盗難が相次いでいるらしい。滋賀県生まれの飛び出し坊やが盗まれていると聞いては黙っていられない、こともない。電車は鹿と衝突し、泥棒は飛び出し坊やを盗む。それが滋賀県。めちゃくちゃ田舎かよ。アルバイトには遅刻することなく到着出来たので、まぁよしとする。だいたい今日でひと段落ついたので、すこし安心する。月曜からの作業はどうなるのだろう。だいたい前日の夜にならないと分からないので、あまり考えないようにする。ここ最近だとかない早い時間に帰路へ。ぼちぼちと京都を散歩する。紅葉の季節なので、いつにも増して観光の方が多い。東本願寺の猫は今日もいなかったので、もうしばらく出会うことはないだろう。おそらく季節によって住処を変えているのだ。野生の勘というやつで。知らないけど。一度帰宅して、金曜日なので皮膚科へ行く。もう痛いのが分かりきっているのでものすごく嫌だけれど、ちゃんと行った。大人だから。それほどでもなかった先週に比べて、今週ははちゃめちゃに痛かった。液体窒素を足の裏に当てられてときは何の誇張もなく「ジュウウウウウ」という音がした。「ジュウウウウウ」という音が。これを書いている今もまだ痛い。ちょっとした拷問じゃないだろうか。人体からその音がするの、昔の奴隷に焼きごてを当てたときくらいだろう。痛いなと思いながら帰宅して、エントリーを書いた。昨日観た宙組公演の感想。その後に掃除機をかける。夜は『シャルム』のBlu-rayを見た。なんというかまぁ、普通に泣く。明日海りおが男役でなくなる日が、もうすぐそこに来ている。この喪失感。これこそが宝塚なのだ。

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 土曜日:特に何もしていない一日。朝は適当に起きて、いつも通り『あさパラ』を見る。ただすこしウトウトしながら見たので、あんまり覚えていない。土曜日の午前中にこたつでウトウトするの、ちょっと良すぎる。お昼は先週の『マツコの知らない世界』でやっていたカップのうどんをお鍋でつくるといい感じのやわうどんになるというやつを試してみた。やってみると本当に結構いい感じのやわうどんになって、意外と美味しかった。言ってしまえばどん兵衛を使ったのだけれど、普通の作り方とは全く違う味になって面白かった。ただもう一回やるかと聞かれると正直微妙なところがある。カップ麺だしな…というか。どっちかと言えば10分どん兵衛の方が好きかもしれない。食後はがっつりと昼寝をする。それはもうがっつりと昼寝をする。寒くなってからというもの眠くて仕方がない。動物っぽさ。夕方にのそのそと起きてきて、運動をする。TVerで『オードリーのMFL倶楽部』や『あちこちオードリー』を見ながら。オードリー大好きな人みたいになっている。夜はお酒を飲みながら『嵐にしやがれ』を見た。ヘラヘラしながら見るバラエティは楽しい。良い気分のまま寝ようかな。

 

 日曜日:穏やかな朝。昨日から家に誰もいないので、とりあえず洗濯機を回してから朝ご飯を食べる。穏やかな朝だ。軽やかな音で終了を知らせてくれる洗濯機に応えて、洗濯物を干す。そして午前中から出かける。電車に乗って、大阪へ。家から駅までは短い距離だけれど、なんだかあたたかい。日向は汗ばむくらいの雰囲気で、それは電車の中でもそうだった。暑い。大阪駅に着いて、母と合流する。別の場所からバスで来ていた母にそこから動かないように伝えていたので、なんなく合流出来た。最悪現地集合でもいいのだが、なんとなく。そのまま歩いて梅田芸術劇場へ。今日の演目は星組公演『モーツァルト』。ついに、礼真琴のトップお披露目公演である。ついに、ついにこの日が。贔屓がトップスターに就任するなんて、こんなに嬉しいことはないけれど、しかいトップスター就任はすなわち余命宣告なのだ。明確な終わり、「ラストデイ」が、設定されるということに他ならない。いよいよ幕が開いて、そこからはずっと鳥肌が立っていた。いや、傑作。傑作も傑作、なんなら2019年の宝塚で一番かもしれない。礼真琴・舞空瞳の新トップコンビもさることながら、小桜ほのかの圧倒的な実力。そうだ、これが小桜ほのかという娘役なのだという全身全霊のパフォーマンス。小桜・舞空の奇跡的なデュエットは、2019年宝塚で一二を争う名シーンかもしれない。星組という組の特色が存分に発揮されていて、とてもいい作品だった。見られるなら何回でも見たい。隣に座っていた私設ファンクラブの会員が大きな声で「今日はチケットを何枚貰い、明日も何枚、千秋楽も何枚あって~」とか話しているわりに公演中ずっと寝ていたので、「寝るくらいならそのチケット譲ってもらっていいですか」と言いそうになった。私設ファンクラブはこういうことが普通にあるので好きではない。作品を観るというより、会に貢献することの方が優先順位の上に来てしまう。ノルマのチケットをさばくとか、なんか、そういうことじゃなくない?という気持ち。公演が終わって、今度は駅に戻ってそこからシャトルバスに乗る。近くにあるホテルで家族が集合して、帰路へ。帰りの高速は渋滞していて、座りっぱなしがすこし堪えた。夕焼けを見ながら、東京の宝塚劇場に思いをはせる。今日は、明日海りお最後の日だった。花組トップスター、明日海りお。彼が、男役でなくなる日。なんというか、トップスターといえば明日海りおなのだ。私にとって。これを考えている今も普通に泣きそう。夜はいつものように『イッテQ』を見て過ごす。最近良い話題のないこの番組にあって、緊急生放送とは何事かと思ったが、かなりおめでたい話だったのでよかった。みんなが幸せに過ごすことが出来ればいいのにね、と思う。心から。

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帰りの車から見た夕焼け。