感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(7/29~8/4)

 月曜日:アルバイト。先立つものは何より必要だ。印刷代とかのために。あればあるほどいいもの筆頭、お金。京都は死ぬほど暑かった。人が死ぬ暑さだ。30分くらいの散歩で頭痛がしてくるレベルの暑さ。アルバイトの方は佳境に入っているのだが、どうやら状況がめちゃくちゃ悪いらしく本来なら担当しない仕事まで回ってきた。大丈夫だろうか。そろそろ定期が切れるので、一日の労働と交通費のバランスが悪くなる。どうとでもなるけれども。帰宅してからは、とりあえず最寄りの郵便局へ行く。既刊やらサークル布やらを詰め込んだ段ボールを持って歩いたのだが、めちゃくちゃに汗をかく。汗が目に入って悶えてしまう。拭おうにも段ボールを抱えているのでそうもいかない。苦悶の表情で荷物を運ぶ変な人になっていたような気がする。そして真っ青なポロシャツを着ていたので(佐川急便の人に見えているんじゃあないだろうか…)なんて考えてしまった。がっつりゆうパックの段ボールを運ぶ佐川の人。そんな人はいない。しっかりと控えを貰って帰宅した後は、家のことをする。その最中に、花組の次回大劇場公演の演目発表があった。なんと『はいからさんが通る』の再演。意外だった。というか、お披露目公演で自分が主演した作品の再演って、前例があるのだろうか。新人公演だといくつか例はあると思うけれど。うーん、花組の展望が見えない。少女漫画の舞台化を続けていくスタンスか。あれだけ座付き作家を抱えているのだから、原作ものだけではなくきちんとオリジナルの作品を作って欲しいなと思う。スターシステムにのっとった、「誰がこの作品を演じるのか」ということを前提にした舞台づくり。それに、大きな規模でオリジナルのミュージカルを上演できる劇団はほとんどないのだから、その辺りもお願いしたい。

 

 火曜日:朝からめちゃくちゃな暑さを感じながら、電車に乗ってバイトへ。8月とかはもう一か月休みにした方が全体的な生産性は上がるんじゃないですかね。どうでしょうか偉いみなさん。それかシエスタ的なものの導入を。私には関係ないんだけれども。アルバイト先へ着くころには汗だく。服装を間違えてしまってびしょびしょだ。夏にフードのある服は避けた方が良い。なんとなく分かっていたけれど、体で理解することが出来た。こういう経験は大事だと自分に言い聞かせている。なんというか、気温が30℃を超えた日は時給を上げて欲しい。みんなやる気が出るだろう、きっと。アルバイトの状況はどうやらかなりバタバタしているようで、末端の私にまで切羽詰まっている感じが伝わってくる。実際、本来なら担当が違う仕事を回されているので、そういうことなのだろう。与えられた仕事は頑張りますので、みなさんご連絡をお待ちしています。宣伝は大事。コミケの宣伝も始めなければいけないが、いかんせん新刊の書影がないのでどうしようもない感じがある。どうにかしよう。京都は連日の猛暑日で、歩いているだけでも死にそうな予感に満たされる。意識して日陰を歩いても、流れる汗はとまらない。目に入って最悪な気分になる。眼鏡と猛暑の相性は悪い。汗を拭くたびに眼鏡を外すのは結構わずらわしいのだ。帰宅してからは、すこし休憩したあとにエントリーを書く。日曜日に観劇した星組公演の感想をまとめた。良い公演だった。エンターテインメントかくあるべし。散髪の予約をするために電話をしていたらインターフォンが鳴って軽くパニックになってしまった。美容院への返事と配達の方への返事とのタイミングをうまく合わせることで乗り切った。冷や汗ものだ。配達されてきたのは10月にある劇団新感線の公演チケットだった。席を確認したけれど、すこし後ろより。プレイガイド先行で当選したチケットなので仕方ないという感じ。むしろ見られるだけでありがたいので、かなり興奮してきた。サンドウィッチマンの掴み。興奮してきたな。夕方に携帯が鳴ったので出てみると、この日記によく登場する先輩からだった。なんでも『天気の子』を今まさに見てきたらしい。その場で5分くらいだけ話して解散。今度しっかり感想を言い合おうということになった。余談だが、「Not for me だった」という語彙が簡単に通じる相手との会話は解像度が高くて良い。解像度が高いというより、会話の周波帯が同じなのだろう。夜はまたエントリーを書いて、『テレビ千鳥』でも見てから寝ようと思う。最近は熱帯夜が続いていて、メメントモリを感じている。

 

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 水曜日:朝からアルバイト。完全に地球の気温がおかしくなっている。猛暑日の地点が今年最多だったらしい。歩いているだけでも肉体が腐っていくような感覚だ。日本、夏は暑くて冬は寒いしめちゃくちゃ住みにくいのでは。あと縦に長いし。アルバイトの方は昨日、一昨日と特に変化なし。うっすらとした予感でしかないが、こういうアルバイトに本腰を入れすぎるのは良くないのだろうという思いがある。仕事の内容や労働環境が悪いのでは決してなく、私が志す分野とあまりに違うよなという感慨に似たものが心に横たわっている。むしろバイト先の居心地は良い。私はどうしたって作家になりたいし、将来の夢はオリジナルのミュージカルを演出することなのだ。居心地の良さに勘違いしてそこを軸足にしてしまうと、何かがブレてしまう気がする。言い方は悪いが、労働も人間関係も、ここから新しく形成するものはすべて腰掛け程度にするのがいいのかもしれない。もちろん、演劇以外の分野に限った話ではあるけれど。昼過ぎにバイト先を出て、そのまま京都の大丸へ向かう。今日から北海道物産展が始まるという情報を掴んでいたので、様子見に行った。この日記に結構な頻度で登場するもののひとつ、百貨店の物産展。初日の平日ということもあってか、それなりに人はいるがやはり土日ほどの込み具合ではなかった。ぶらぶらと見て回っていると、イートインのコーナーに出店しているラーメン店の行列が比較的短く、数量限定のメニューがまだ残っているようだった。気づけばその列に加わっていたことは、言うまでもないだろう。タイミングが良かったのか、列にいる時間も短く、入ってからラーメンが出てくるまでの時間も短かった。非常にありがたい。テレビカメラやクルーらしき人がちらほらと会場内に見受けられたので、どこかのニュース映像に映っているかもしれない。シロクマ柄のシャツを着ている人が物産展をうろついていたら、それが私です。列の後ろに並んでいたサラリーマンが、整理担当の店員さんに「取材が入っている間は嫌です」と言っていた。外回り中か何かなのだろうか。さて、出店しているのは札幌の人気店「中華そば カリフォルニア」。関西初出店らしい。注文したのは冷やし塩煮干しチャーシュー麺。冷やしという名前通り、煮干しベースの冷たいスープに冷たい麺が沈んでいる。讃岐うどんでいうところのひやかけスタイル。これがめちゃくちゃ美味しかった。ノンストップで完食。スープは煮干しのパンチが強いものの、数枚のせられたカットのすだち(たぶん)の風味がきいていてあっさり。チャーシューは低温調理でしっとりとしているので、冷たいスープとの相性も良かった。もちろん麺自体も美味しい。催事場に行くまでは(どうしようかなー、食べようかなー)と悩んでいたが、食べてよかった。美味しい食事は私を幸せにする。食後は母から頼まれたちくわパンなどを買ってから帰宅。さすがにこの気温では危ないだろうと思い、散歩ではなく地下鉄に乗って京都駅まで行った。食中毒は不幸せだ。家に着いてからブログのPV数を確認すると、個人日ではあるものの今までに見たことがない数字になっていた。深夜に更新した紅ゆずると綺咲愛里のエントリーがたくさんの人に読まれているらしく、非常に嬉しい。好きなものを書き、それを誰かに読んでもらうという幸せ。良い。最近は疲れているのか、夕方になると軽く失神したように30分ほど寝てしまう。今日は早く寝たい。

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冷やし塩煮干しチャーシュー麺

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 木曜日:木曜日なので、アルバイトはなし。こんな暑い日に京都へ行ったりなんかしたら死んでしまう。もしくは打ち水に攻撃されてびしょびしょになってしまう。花見小路なんかはきっと水がしたたっているのだろう。怒られそうなのでこのあたりでやめます。午前中から外出。一歩家の外に出た瞬間から暑くて、太陽がはりきっている感じがあった。ちょっとは休んで欲しい。とりあえずお昼を食べるために、大津駅前から瀬田に移転したラーメン店、「ひばり」へ向かった。開店のタイミングと合わせて到着したのですこし早いかなと思ったが、店内はすぐにいっぱいになって列も出来たので、むしろギリギリだった。ラッキー。さすがの人気店。7月か6月に移転してきたのだが、大津にあるころから有名なお店だった。大学生のころは定期があったので、最寄り駅に着く前にわざわざ電車を降りて通ったりしていたことを思い出す。昔は雑誌などにも掲載されていたのだけれど、いつからかそういう取材の類をすべて断っているようだ。なにかあったのだろう。気持ちは分かる。肝心のラーメンは変わらぬ美味しさで、そう!この味!という感動があった。連日のラーメンだが、そんなことは気にならない美味しさ。なんというか、麺自体がめちゃくちゃ美味しい。どんどん食べてしまう。絶対にまた来る。その後は近くのショッピングモールで買い物。目的のものがあるわけではないものの、とりあえずと書店をウロウロする。車椅子の方が乗ったまま立ち読みをしていて、こうなると立ち読みなのか座り読みなのかどっちなんだろうと考えたりした。特に買うものはなし。『天気の子』の小説が気になっているが、いまいち購入には踏み切れない。うーむ。なんとなくGUに行って服を見ているといい感じの開襟柄シャツが値下げになっていたので勢いで購入。値札に何枚かシールが貼ってあったので、値下げにつぐ値下げということなのだろう。その後も色々と見て回って、帰路へ。1階からエスカレーターに乗っているときにふと下に目をやると、さきほどの書店にいた車椅子の人がいた。それも、普通に車椅子を押して歩いていた。元気そうに。狐につままれたような気分になった。歩けるんかい。いやもちろん特定の条件下なら普通に歩けるという人の可能性もおおいにあるけれど。難しい問題だ。家に着いてからは、ここ数日の例に倣って失神するように午睡。微妙に疲れてきているのだろうか。基礎体力がなさすぎる。夜はプライムで『おにぎりあたためますか』を見たりしながら過ごす。豚一家の面々がとても若い。そういえば昨日、部長こと佐藤麻美さんがHTBを退社してフリーアナウンサーになるとのニュースが入った。なんとなくそうなるかもという予感はあったが、そうなるとやはり寂しい。後任は誰になるのだろうか。

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滋賀で一番好きなラーメン、ひばり。

 

 金曜日:朝からアルバイト。一か月以上ほとんど毎日同じ時間の電車に乗っていると、車両内の人が顔見知りになってくる。あの人はだいたい同じところに座るし、自分の向かいに座る人はきっと大学生だろう。そして私もきっと「あの人、木曜日はいないんだな」と思われているのだろう。たぶん。京都はいつものように馬鹿みたいな暑さだった。アルバイトの方は佳境に入っている感じがする。下っ端なのでまぁ分からない。分かるようにならないとな、という気持ちもあったりなかったり。終わってすぐ京都駅へ散歩…ではなく、来週末に迫った東京のために買うものがあったので寄り道。久々に寺町通を歩いた。すこし綺麗になっていたような気がする。おしゃれな眼鏡屋なんかを眺めながら、とらのあなへ。思い返してみると、とらのあなへ行くのは初めてだ。なんというかすごい空間だった。ちょっと躊躇してしまう感じだったけれど、海外からの観光客も多かった。すごいな。自分が海外に行ってアダルトショップに入るかと聞かれれば、まぁたぶん友達と行っていたら入るだろうなと思う。海外からとらのあなに行く人たちにはものすごく確固たる目的意識がありそうだが。さっさと買い物を済ませて、京都駅まで歩く。えげつない量の汗が顔を滴り落ちる。灼熱の夏コミの予行演習だと言い聞かせて、なんとか電車に。駅で買ったポカリスウェットの味がめちゃくちゃ濃く感じたので、健康的な状態ではなかったのだろう。帰宅してからは、とりあえず家のことをする。掃除とか洗濯とか。その間に、大きなニュースが2つ入る。まずは京都アニメーションのこと。被害者のリストには、きっと目を通せないだろうと思う。Twitterをしていると、どうしても見てしまうが。そして、宝塚の組替え発表があった。なんというか、いまひとつ意図の分からない人事だ。果たしてそんなことをする必要が?なんて考えてしまう。人事に関しては個別でエントリーにしようと思う。

 

 土曜日:朝から散髪に行く。開店の時間に予約をすると、5分前行動がしにくい。時間ぴったりに到着するようにお店に行くと、だいたい先客がいるのだが、そういう人の心理を知りたい。一時間くらいで終了。話のネタがないのか、就活の話をよくふられた。正直その話題はもうあんまり話したくないのだが、まぁ、仕方ないところもある。帰宅して、すこし休憩してから昼前に再び外出。お昼ご飯を食べるために。瀬田までトンカツを食べに行く。だいたい月に一回くらい行っている、あのお店だ。思ったよりも道が空いていて、回転の15分くらい前に着いてしまった。一番最初の客になったが、開店までに行列が出来たので結果的には良かった。ヒレカツを食べる。めちゃくちゃ美味しい。滋賀で今一番美味しいトンカツの食べられるお店だ。この日記に登場する頻度も高い。食後は早々と家に帰る。なんといっても暑すぎる。車の温度計は40℃に達していた。比喩でなく死んでしまう。午後はそのまま何をするでもなく昼寝。郵便局に行ったり、コミケで使うポップを作ったりしなければいけないのだが。甲子園の組み合わせ抽選のニュースを見ていると、滋賀代表の近江高校は初戦で東海大相模と対戦することになったらしい。いや、引きの悪さよ。逆に強いのか?そして大会6日目の第2試合なのだが、その日は思いっきりコミケ当日だ。見られない。突破を願う。夕方には宝塚の人事に関するエントリーを書いた。下世話な話だが、ブログからなんらかの賃金が生まれないものだろうか。そのあたりの技術に乏しい。夜に『嵐にしやがれ』を見ていると、就活中に面接の待ち時間をつぶすために使っていた場所が映り、死ぬかと思った。六本木一丁目駅直結の商業施設。考えないようにしているが、まだ乗り切れていないようだ。いつか見ていろよこの野郎という気持ち、大事にしていきたい。

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ヒレカツご飯。ずっと美味しい。

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 日曜日:朝から外出。親に同行する形で京都へ。週5で京都だ。いっそ住んでしまった方が早いのではないだろうか。まずは伏見へ向かう。言わずと知れた日本酒の街。そこらじゅうに酒蔵が点在しており、日本酒好きにはたまらない観光地になっている。近くには伏見稲荷大社もあるので、最近では外国人観光客の姿も多い。ただ今日は暑すぎたせいもあったのか、全体的に人はすくなめだったように思う。とりあえず昼食をということで、「鳥せい本店」に。歴史ある有名店で、いつも賑わっている。焼き鳥を楽しんだ後は黄桜のカッパカントリーでぼちぼちと買い物をして、市内に移動。いや、伏見も京都市内だけれど。まだ正午過ぎだったので、二条寺町にある一保堂でお茶をしばく。この季節に飲む水出しの日本茶の美味しさよ。道具を揃えようかと思ってしまう。その後もケーキを買ったり、お漬物を買ったりしてから帰宅。やはりどこもかしこも暑い。普通に歩くだけでも元気がなくなる暑さ。コミケが心配だ。夜はスカイステージで2014年花組公演の『エリザベート』を観る。今この公演を見返してみると、めちゃくちゃ豪華だなと思う。主演の明日海りお、フランツ役の北翔海莉、ルキーニ役の望海風斗はもちろん、芹香斗亜に柚香光、娘役には桜一花、仙名彩世、真彩希帆などなど…。脇を固める人材のすごさが際立つ。リヒテンシュタインは芽吹幸奈で、マダム・ヴォルフは大河凜。歌唱力の高いメンバーが揃っている。仙名彩世のヴェンディッシュ嬢はすごいの一言だし、真彩希帆は本当に短い歌唱パートで別格の存在感を示している。”ここに 卵の白身に コニャックを三杯”だけで、彼女の実力が分かる。『エリザベート』という作品についてもいつかエントリーを書きたいが、なんとも壮大な記事になりそうで、手をつけられていない。次回公演はいつになるのだろうか。