月曜日：暑い。起きてとりあえず部屋の掃除などをするが、じわじわと汗をかく。ジャンプを買うために外へ出たけれど、風がほとんどなく日向はかなりのしんどさだった。結構な暑がりなので、30℃を超えるともうだいたい一律の暑さに感じる。暑さの閾値が低い。毎週月曜日の同じような時間に同じものを買っているので、店員さんに顔を覚えられている。インターネットでよく見かける「顔を覚えられた店には二度と行かない」という気持ちに今一つ共感できないのだけれど、わりと多数派なんだろうか。馴染みの飲食店とか、欲しくない？そして今週もやっぱり『鬼滅の刃』だ。伊之助の内面が変化していてグッとくる。登場人物の「譲れないもの」を描くのが本当にうまい。昼過ぎから、録画していた「ドキュメント：藤田俊太郎」をようやく見た。演出家がぶち当たる「言葉の壁」の大きさを感じずにはいられない内容だった。プレビューを最後列から眺める演出家のもどかしさ…。あまり集中力がなかったので、金曜日に公開する『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の予習として2014年のハリウッド版『GODZILLA』をプライムで鑑賞。ハリウッド大作、という感じ。3.11あるいは9.11の直接的なメタファー、そしてどこか他人事のような戦闘の描写が印象に残っている。個別でエントリーにしようかな。ただ、やっぱりゴジラの造形はミレニアムシリーズのものが好きだ。幼少期の思い出補正が大きいとは思うけれど。私の中のゴジラというやつ。劇中に日本(っぽい)場所が登場するのだが、何と言うかアメリカンジャパニーズという雰囲気。それはそれで好き。『ベスト・キッド２』のオキナワが完全に東南アジアだったことを考えればハリウッドの日本観もかなり進んでいる…と思う。渡辺謙演じる芹沢博士が「ガッヅィーラ」ではなく「ゴジラ」と発音していたが良かった。発音問題で思い出されるのは『シン・ゴジラ』の石原さとみだろうか。「ガッヅィーラ」。言いにくいからとすぐ「ゴジラ」に訂正されるシーンが好き。
火曜日：朝から凄惨な事件が起こった。ここで詳しく言及する必要はないと思うので、それはしない。言いたいことは一つ。
小学生たちを狙って切り殺すのは最低だし断罪されてなければいけないと思うけど、その感情と「なぜこの人はこんなことをしたんだろう」とか「この人がこんなことをせずに済むような人生を送れればよかったのに」という感情を両立させなければいけないのではといった思いがある
— 濱谷真広 (@mahilo66) May 28, 2019
考えなければいけないことはいくつもある。
午前中からスーパー銭湯へ行く。岩盤浴で整い倒した。ただ今日はいつもと体調が違ったのか、いつも通りの温度なのに普段よりめちゃくちゃ汗をかいた。体臭への恐怖が生んだ悲しき新陳代謝モンスターとしては気になる体調の変化だ。岩盤浴やサウナで汗をかいて、それから水風呂などでガッと体温を下げるのはめちゃくちゃ気持ちよくて好きだけれど、「本当に体にいいのか？」という疑念は消えない。気持ちいいんだからそれで良いのだ、という気持ちを大事にしたい。併設のショッピングモールでぼちぼちと服を見たりした後、夕方前ごろに帰宅。夜に見た「マツコの知らない世界」スペシャルが良かった。ちくわぶは一度も食べたことがないので何も分からなかったが、タピオカと展望スポットの世界はプレゼンターの方が素敵だった。タピオカの慶應大生は知性と育ちの良さを感じさせる立ち居振る舞いが印象的。展望スポットの方も話すのが上手くて聞きやすかったように思う。岩盤浴のせいかこれを書いている今もめちゃくちゃ眠いので、「テレビ千鳥」を見てから寝ます。
水曜日：いや、イニガは最高だ。「テレビ千鳥」で誕生した、大悟扮するほとんど全裸にサングラスのキャラクター。忙しいノブの欲求不満を解消するために現れたイニガへの「イニガさんはどうやって欲求不満を解消しているんですか」という質問に対しての「イニガは…折り鶴を食べるの」という最高の返し。これに限らず、大悟の言葉にはどこか文学性がある。後輩に奢りすぎてお金がなくなり、住み始めたばかりの東京の部屋で寒さに震えながらカーテンもない窓に映る電車の光を眺めていたエピソードも、完全に文学だ。「折り鶴を食べる」で、「ガキ使」の七変化で鬼の格好をして折り鶴を食べていたのが思い出された。昼過ぎからは『ゴジラ2000 ミレニアム』を観た。なんというか、久々に見返すとしっちゃかめっちゃかな印象。佐野史郎や阿部寛の取って付けたようなキャラクター、「ゴジラは…俺たちの中にいるんだ」という陳腐なセリフ。ミレニアムシリーズのゴジラは基本的に「人間の理解を超えたもの」であって、デザイン、特に目からは何の共感も得られないような造形になっているのだが、この作品は例外ではないだろうか。かわいくて、意志を感じるような目をしている。「水曜日のダウンタウン」はみんなの説スペシャルだったが、個人的にはいまひとつ。パンサー尾形のお母さんの演技が上手かった。
木曜日：昼前から車に乗ってアウトレットへ行く。前回はご飯を食べるために行ったようなものだったが、今回の目的はちゃんと服。就活で着るような綺麗めのシャツが欲しいという感じ。はちゃめちゃに天気が良くて気持ち良かった。アウトレットまでの道は基本的に田舎のそれで、今時期だと水の張られた田んぼが空を反射していたり、成長し始めている麦が目に美しかった。ただ、めちゃくちゃ琵琶湖虫が飛んでいるので窓を開けようもんなら一貫の終わりだ。とりあえカルディでコーヒーを飲んだりした後に服を探した。なかなか良いものが見つからず、でも今日買っておきたかったのでかなり時間がかかってしまった。大学の入学式で着るためのスーツを買ったときよりよっぽど長かった気がする。最終的には良いものが買えたので満足。日陰は気持ちがよかったけれど、油断をしているとじわじわと汗をかく。天気予報を見ていると、だいたい一週間後に梅雨入りでしょうとのこと。夜にザッピングをしていたらBSで『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』をやっていたので、途中から観る。そうそう、新山千春だったなぁと懐かしかった。そして映像の良さ。『ミレニアム』から3年でこんなにも変わるのかと驚く。ゴジラの攻撃で爆散したモスラがキングギドラを強化するシーンなんかめちゃくちゃ心が躍ってしまった。同じ時間にやっていた甲子園での阪神巨人戦の始球式に紅ゆずる・綺咲愛里の星組トップコンビが登場していたのだが、すっかり忘れていた。そもそも放送にのっていたかも微妙なところはあるけれど。ネットニュースで確認したが、やっぱり綺咲愛里が可愛かった。他の星組生も観戦に来ていたようで、それなら中継を見ておけばよかったなぁ。
金曜日：この日は「ゴジラ」に尽きる。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。大傑作だった。私が今のゴジラ映画に求めるものは現代技術の粋を集めた圧倒的映像でもって暴れ回る巨大怪獣だけ。人間はなんかもう怪獣を下から見上げるための装置くらいの存在感でいい。テロリストのリーダーにはシリーズのどこかで便座に座っているときに死んで欲しい。パンフレットはもちろん特装版を買った。安いものだ。ユニクロの誕生感謝祭の初日ということで、同じモール内のユニクロを覗いてみたがなんというか物を売るレベルの話ではなかった。金曜日なのに。昼過ぎには帰宅して、ぼちぼちといろいろな作業を済ませる。パンフレットを読みながら早速感想のエントリーを書いた。とにかく『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。見て欲しい。
土曜日：早い時間から出かける。就職活動の一環で新幹線に乗った。いざ東京。悲しき新陳代謝モンスターゆえにトイレが近いので新幹線では基本的に通路側の席を取る。京都─東京間で2回はトイレに行っておかないと不安なのだ。めちゃくちゃどうでもいい話で申し訳ない。2時間半もあるのだから映画の一本でも見よう事前にプライムでダウンロードしておいてのだが、いかんせん緊張してしまって集中できず早々に切り上げた。とにかく精神をフラットにと思い『La Esmeralda』を聞きながらジッと目をつぶっていた。これまたどうでもいい話なのだが、新幹線なんかで座席を倒して上を向いた状態で眠ることが出来ない。眩しいのと(寝顔を色々な人に見られる…)という過剰な自意識が邪魔をする。首をがくんと落として俯いた状態で寝る。というかそもそも基本的に移動の車内で寝ることが得意ではない。新幹線しかり在来線しかり。長時間のフライトになると酔い止めを呑むので別にはなるのだけど。東京駅に到着して、そのまま乗り換えをしたりして目的地へ。田舎者なので同じ駅内の乗り換えで結構な距離を歩かせられるとキレそうになる。選考自体はつつがなく終わった。つつがなくというか、経験がなさすぎてまるで手ごたえがなかった。帰る前になにか足跡を残してやろうとトイレを借りたらめちゃくちゃ綺麗で、都会の力を感じた。Urban-Power。特に周辺を見て回るでもなく東京駅へ戻り、KITTEに向かった。つけ麺のために。少し前にKITTEの地下にオープンしたラーメン激戦区に、松戸市の有名店が支店を出したのである。15時を過ぎたくらいにお店の前に行ってみると、その時間でもぼちぼちと列が出来ていた。さすがの人気、そして都会の人口を感じさせる。Urban-Power。これが美味しくて、並ではなく大盛りにしておけばよかったかなと思った。食べ終えるころには結構な時間になっていたので、新幹線のホームへ急ぐ。結果的に全然問題なく乗れたので、自分の小心者さ具合を呪った。行きとは違い、疲れていたせいかまたまた映画に集中できず、イヤフォンを耳栓代わりにして何も流さずにしばらく考え事をしたり、うとうとしたり。京都で友人と合流し、少し話してから解散。自分で思っていたよりも疲れているらしく、疲労感を指摘された。そう、めちゃくちゃ疲れている。友人と話している際中に携帯にメールが入ったので確認してみると、今日受けた選考の結果だった。次の選考に進んでくださいとのこと。またすぐに東京…いっそ泊まっていたい。帰宅してからはなるべく早く寝た。
日曜日：朝、起きられなかった。具体的には二度寝をしたらハッとするような時間まで目が覚めなかった。うーん、疲労感。ぼちぼちと出かけたりしたのだが、やはり体が重い。何をするでもなく夜になってしまった感じ。溜まり始めているテレビの録画を消費したいし、聞けていないラジオも多い。良くない傾向だ。そうは言っても仕方ないので、今日も早めに眠ろう。
