感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2021/07/26~08/01)

 7/26(月):今日も暑い。暑くない日がない。梅雨が明けたと思ったらこれ。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。TVerで「水曜日のダウンタウン」を見ながら。一流には分かる一流のすごさ、みたいな話が好き。闇営業問題に揺れていた時期に路上でコメントを求められたしずる・池田が見せた「あの」対応をワイドショーで初めて見たときはめちゃくちゃ笑った記憶がある。午前中、まだギリギリ灼熱ではない時間帯のうちに掃除機をかけて洗濯をした。「ハライチのターン」を聞きながら。オリンピックに翻弄されるふたり。ひとりは広島の地で、ひとりは東京で。オリンピックのために日常生活を犠牲にする、犠牲にさせられるって、おかしな話じゃないですか。日曜に着ていたシャツとズボンを手洗いしたのだが、水がどんどん汚くなって不安に駆られた。タバコを吸う友人と一日話していると、服がめちゃくちゃに汚れるような気がする。もちろん自分自身の汚れもあるけれど、相まって、というか。正午くらいに外出して、近所の市立中学校へ向かった。1回目のワクチン接種。インフルエンザのワクチンも毎年打っているので、特に大きな不安はない。出身でもない学校に入れるんだ~しかも夏休みの~くらいの気持ち。市立中学とは思えないほど綺麗な校舎に驚く。どの教室も廊下に面する壁には大きな窓ガラスが設けられていて、開放的な雰囲気。学校の死角をなくすという意図もあるのだろう。大事なことだ。本当に。そしていろいろなところに貼られたお手製のポスターには「ベル着を守る」なんて標語が書かれていて、ノスタルジック。「ベル着」……そんな単語もありましたね。ありましたか?この地域だけだったりするかな。接種自体は普通に終わったが、この会場の運営が始まって2日目だったので、まだ確立されていないものが多かったような印象。家族が受けたそれと比べて、すこし時間がかかった。ただ、接種させてもらえたらそれで十分。筋肉注射のはずなのにめちゃくちゃ血が出たけれど、それはそれ。これはこれ。現在筋肉痛とは違った痛みで腕が上がらない。予防接種とは、こういうものです。明日には熱が出るかもしれない。しかしそれもまた、ワクチン。帰宅して車を駐車場に止めようとしたら、自分のスペースで野良猫が眠っていた。ちょうど日影で涼しかったのかもしれない。こちらに気づいたものの動く気配がなかったので、「ごめんやけど、どいてんか」と言ったらどいてくれた。しぶしぶ。ごめんねぇ。野良猫にもキツイ暑さだろうに。午後はまたぼんやりと過ごす。腕が痛いのでタイピングもめんどくさい。文学史の本を読む。まだ腕の痛み以外の反応は出ていないけれど、早めに寝ようと思う。

 

 7/27(火):腕の調子は良くないが、寝る前よりはマシになった。接種から24時間経つとさらにマシ。痛みは残っているが、昨日ほどではなく、発熱もなかった。これから出る可能性もあるものの、全体的に思っていた程ではない。やっぱり報道が副反応を煽りすぎているような気がする。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「ラヴィット」を見ながら。ずっと通常運転なので嬉しい。気持ちにさざなみが立たない。大喜利大喜利。こういうときは情報を入れない方がいいので、早い時間から机に向かう。まずは英語。ガンガン読む。すこしずつ速度が上がっているような。頑張ります。その後は作業。『竜とそばかすの姫』の感想エントリーを書く。やっぱりあの、すずが竜を助けるあの一連の流れ、ちょっとグロテスクが過ぎやしませんか。そんな話をしました。午後は文学史をやってから、英文を訳した文章が溜まってきたのでドキュメントにまとめた。カタカタカタカタ、タイピングをする。「バナナムーン」を聞きながら。大島麻衣の瞬発力には凄まじいものがある。なんというか、各々が一番エロいと思うお姉さんの要素をちょっとずつすくっていったらああなる、みたいな存在感。夜はBSで旅番組を見たり、「マツコの知らない世界」を見たり、またBSで猫を見たり。先週の日記にも書いたが、「開催には反対だけどオリンピックは楽しむし応援する」という姿勢について、まだまだTwitterでは色々な意見が飛び交っている。何度も繰り返すようなことではないので、最後にもう一度、また違った形で私の思いを記しておく。「観戦を楽しむが開催には反対」という姿勢のどこに、私が問題を感じるのか。それは主催者、運営側に「反対と言いつつ楽しんでいましたよね?」と問われたとき、反論が出来ない点に対して、である。「いや反対していました」と返答することは、対話になっていない。「楽しんでいましたか」という質問に対して「反対していた」と答えることは出来ない。手練手管でそう解答することも不可能ではないだろうが、それは流行りの屁理屈にしかならない。「楽しんでいましたが、反対もしていました」と答える時点で、向こう側には「楽しんでいました」という部分を利用されるに決まっている。「五輪観戦を楽しむが、五輪には反対する」。矛盾である。しかし、矛盾するものが存在することは、悪ではない。「私は矛盾している」という躊躇いを持ちながら観戦するしかない。決して、「私は割り切っている」「私は理性的に判断している」と安心してはならない。自らを、ただの感性的判断(直感的に自分がそうしたいと思うこと)によってのみ、快適な場所に置いてはならない。それが「発言すること」、より厳密に言えば「意見を表明すること」に付きまとう責任というものである。自らの振る舞いや発言のすべてが、一度自分から切り離されること(=発言すること、表明すること)で、他者に利用され、他者を蹂躙するということを忘れてはならない。「私はオリンピックが見たいです」という自らの欲望に向き合い、それを隠してはいけない。東京2020オリンピックという催しに対してこのブログで私が意見を表明することは、少なくとも現時点では、この2021年7月27日のこの日記をもって、最後とします。たとえSNSという場であっても、アカウントというひとつの人格を背負って発言することの責任については考えなければならない。

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 7/28(水):暑いけれど、昨日までの暑さよりはマシ。夕方にはすこし雨も降った。ちょっと涼しくなったらいいなぁと思ったものの、蒸し暑くなるだけだった。夏の日差しを浴びた灼熱のアスファルトが濡れるにおい、なんとなく好き。本当に濡れたアスファルトのにおいなのかは知らない。知らんけど。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「ラヴィット」を見ながら……と思ったら、放送していなかった。オリンピックの中継があるらしい。各局は放送スケジュールの調整が大変そうだ。警察密着系の特番が増えている。いわゆるゴールデンタイムに放送されている番組は、放送していても総集編だったりする。開会式があれだけ見られている以上自国開催のオリンピックはもちろん視聴率が高いだろうし、そこと争っても仕方がないという判断なのだろう。夜に見ていた「有吉の壁」も総集編だった。すべて見ているはずなのに、めちゃくちゃ笑った。「ラヴィット」の代わりにTVerで「トゲアリトゲナシトゲトゲ」を見ながら朝ご飯を食べ、早い時間から机に向かう。まずは昼過ぎまで英語。ガリガリ読む。ガリガリ訳す。今日は集中力があったのか、あまり時間が経たなかった。経たなかったというか、もうこれくらい経っちゃったかなという判断がことごとく間違っていた。捗りが、ありました。昼過ぎからは文学史。あまりに膨大な歴史にどうしても眩暈がするけれど、それでもやらなければならない。強すぎる光に視界を奪われることもある。なんだかんだで夕方、夜。BSで放送されていた「刑事コロンボ」が、ついに最終回を迎えた。大々的に「最終回」と銘打つことなくピーター・フォーク氏が逝去されたため、厳密にはまだ終わっていないのだが、やはり彼以外の人間がコロンボを演じることなどありえないと思わせる内容だった。コロンボよ、永遠に。「刑事コロンボ」から学んだ最大の教訓は、すでに人を殺しているやつを脅迫したら一瞬で自分が殺される、ということです。もうすこし作業をしてから寝たい。

   

 7/29(木):今日は暑い。晴れきった空。白い雲。下したお腹。完全にぴちぴちやねん状態。午前中はぼんやりと起きて、ぼんやりと過ごしていた。高校野球を流し見しつつ、文学史の本を読んだりしていた。夏が始まっているなと思いながら。そしてお昼ご飯は外食で、今日のおすすめにあった牡蠣を食べたらこうなってしまった。やっぱり牡蠣との相性が悪い。火が通っていたら大丈夫なのだが、生を食べると終わってしまう。色々なことが。出口とか。この場合の入り口とは、口のことを指します。本当にこう、飲んだ水が一瞬でそのまま出ているような状態。アリバイ作りにこの体を通過しているだけ、みたいな。腸内環境、完。終わりです。次作をお待ちください。牡蠣にあたったときは本当にただ悪いものが体の外に出るのを待つ他なく、「やってる感」の出る具体的な対策が出来ない。落ち着くのを待ってヨーグルトを食べるとか、そういうことしかない。これだって気休めに終わることもある。現状気分は最悪です。本を読むくらいのことしか出来ていない。今日の進捗はひどい。取り返さないといけない。日記を書く気力もないので、これくらいにしておきます。鉄火丼も美味しかったし、こんなことになってしまった牡蠣も美味しかったけれど、もう生の牡蠣を食べるのはやめておいた方がいいのかもしれない。これからはカキフライの時代です。

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鉄火丼

 

 7/30(金):起きて体重を計ったら、2kg減っていた。下剤を呑んでダイエットをする人の気持ちが分かる。深夜にも2回、腹痛で目が覚めてトイレに行った。つらい。胃の次は腸。7月、内臓の面では最悪の一か月だったような気がする。どうなってるんだ。幸いなことに朝ご飯を食べてからはようやく落ち着いてきたので、今日はそれなりに過ごすことが出来た。午前中はとりあえず家のことをする。「ハライチのターン」を聞きながら。岩井勇気生誕祭。これが俺たちの祭典だ。澤部さんのマネージャーが激ミーハーで岩井さんのマネージャーは全然オリンピックの話をしないの、めちゃくちゃ想像出来て面白い。スプレー式制汗剤の中身を使い切るために外で作業をしていたら、暑すぎて倒れるかと思った。日本の夏、熱風の夏。午後からは勉強をしたり作業をしたり。英語で読むヘーゲル、本当に何を言ってるのか分からない。まだドイツ語の方が分かる。そして、たとえ日本語で読んだとしても分かることはない。2つ前の文章は嘘です。今日はあまり集中力がなかった。よくない。夜は「かりそめ天国」を見る。マツコと有吉のくだらない会話をずっと聞いていたい。滋賀のローカルチェーンというと、やっぱり来来亭やちゃんぽん亭かなと思うけれど、思いつかないだけで他にもあるのだろう。今日はそんな感じです。なんとなく、早めに寝たい。

 

 7/31(土):体調は万全。万全ってことはないけれど、いつも通りくらいにはなった。苦闘の一か月。しんどいしんどい。今日も暑い。夏が鎌首をもたげている。ぼんやりと朝ご飯を食べながら、ローカル番組を見る。オリンピックの影響で普段見ている番組が放送されていないことも多い。そうなってくると俄然スカイステージを流す時間が増える。早い時間から外出。車に乗ってピエリ守山へ。明るい廃墟のだったころの姿はどこへやら。土曜日ということもあって、普通に人がいる。頑張れピエリ守山。ぶらぶらと買い物をして、お昼ご飯を食べようと「テディズビガーバーガー」の前に行ったら、今日から4日間の臨時休業に入っていた。なんで?まだオープンから一か月も経っていないのに?なんで?そんなことある?悲しい……もう何を注文するかまで決めていたのに……。同じような人も結構な数見受けられた。バーガーキングの前を通ったらめちゃくちゃ混んでいたので、ハンバーガーからハンバーガーに流れて人たちが多かったのかもしれない。ペットショップで猫を眺めてから、出発。栗東の「真咲雄」に行って、夏季限定の冷麺を食べた。前回は大盛りにして「食事」が「闘い」になったので、ちゃんと並を頼んだ。美味しい。楽しい食事、適切な量。昼過ぎに帰宅。すこし作業をして、仮眠を取ろうと思って30分のアラームをセットしたら、めちゃくちゃ寝てしまった。やっぱりまだ万全じゃない。夜はまたスカイステージを見る。さすがにもうすこし作業をしてから寝たい。7月が終わってしまう。

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冷麺、並。

 8/1(日):7月が終わり、8月が始まる。日本の夏ってなにか特別な感じがするけれど、それもこれも過酷さゆえに連綿と受け継がれてきた各地の祭事・神事に代表されるどことないお祭り感に由来するものなんじゃないかと思っているので、もうこの数か月はただの過酷な季節です。東京でオリンピックがやっていても、です。一年前も同じようなことを書いた記憶があるけれど、果たして一年経っても事態は好転せず、ただ漠然とした「慣れ」が醸成されただけというのは悲しい限りです。まぁそりゃそうだろうなと思う。東京という街は独り暮らしの若者がずっと引き籠るようにはデザインされていないように感じるし、それは日本という社会、文化においてもそうだろう。安保運動のような「見える過激な反抗」が行われていないだけで、積極的なものにしろ消極的なものにしろ、若者の中にはそういう意図を持って「自粛」しない人たちもいるのではないでしょうか。どうでしょうか。ひどいエイジズムを見ていると、東京にはめちゃくちゃ行きたいけどめちゃくちゃ行きたくないと思う。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「シューイチ」を見ながら。いつもは10時まで放送しているのに、今日は9時からオリンピックの中継に切り替わってしまった。なるほど。適当に録画していた番組を見つつ、午前中を過ごす。今日は外に出ていない。あまり集中力がなかった。昼過ぎにこれまた録画していた「新日本風土記」を見ていたら急に部屋が暗くなったので、ベランダに出てみたらものすごい雨が降り出した。雷、強風、豪雨。四方八方から吹きつける風に流される、雨の足跡が見える。地上から空に向かって舞い上がる風に乗った雨粒と、目が合った。こういうときはどうしても外に出たくなる。雨宿りをする人、すべてを諦めたように、しかし力強く一歩また一歩と歩いていく制服姿の学生。人間味を感じることが出来る。さすがに雨脚が大変な状態になってきたので部屋に戻り、続きを見る。東京の地下にスポットを当てた内容で、こういう人が多すぎる街でモブのひとりになってしまいたいという気持ちが強くなった。自分にとっての東京は、デカルトにとっての北欧の炉部屋に近いのだが、それがある種の夢に過ぎないこともなんとなく自覚している。置かれた環境で頑張るしかないこと、なくない?夜は「せっかくグルメ」を見ようと思ったのだが、これまたオリンピックの中継が長引いて、放送開始が後ろ倒しになった。なるほどなるほど。それはそれとして、TBSは安住アナを働かせすぎではないだろうか。勝手に心配になる。もうすこし作業をしてから寝たい。