感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2022/01/31~02/06)

 1/31(月):家の中にいると寒いけれど、外で日差しに当たっているとそれなりに暖かい。そんな具合の気温だった。朝、適当に起きる。『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯。久しぶりにオープニングからエンディングまで見る。木南晴夏さんの新たなパンコーナーが開始しており、好きこそ……のことわざが頭をよぎる。あまりにも好きの気持ちが強い。スタジオゲストにはその木南晴夏さんと、モグライダーの二人。ともしげさんが案の定パニックになっており、良かった。『ラヴィット!』を見た後は、『ハライチのターン』を聴きながら家のことをする。掃除機をかけたり。そしてお昼前くらいに外出。車に乗り、洗車場へ。そろそろ洗わなければならないと思ってから三週間くらい経ってしまった。洗いの行程が終わり、車体に残った水分を拭き上げていると、冬の日差しに体が熱くなってくる。アウターを脱ごうかなと思ったが、脱いだら脱いだで寒いだろうから、そのまま。北風と太陽の逆を行く正午過ぎ。洗車を終えて、せっかく外出したのだからと近所のスターバックスに寄ったら、最悪なことがあった。昼過ぎという時間帯もあり店内にもドライブスルーにも列が出来ていて、私はまぁそれなりに時間かかるよなと思っていたものの、前に並んでいた男性がレジに呼ばれるなり烈火のごとく怒りだした。抽出のタイミングも悪く、さらに時間がかかることが分かると、もうまさしく火に油といった雰囲気になり、店舗の責任者を呼びつけてネチネチとお叱りを言い始める。誰も言わないから俺が言ってやるんだ、これならコンビニの方が良い、俺は13時から用事があるのにどうしてくれるんだ、まぁ本当にこういうこと言う人いるんだぁと思いながら自分はおとなしく注文を待っていたのだが、私の何かが待ちわびたコーヒーを受け取った御大の気に障ったのかいきなりの体当たりをくらうことになった。驚いてしまって何も言えなかったのだが、ずっとこちらを睨んでいる相手は逆に自分が睨まれていると思ったのか、無言で私に手を伸ばし、肩口から手首の辺りをねっとりとなで下ろしてきた。流石に「うわっ気持ちわりぃ」と大きめの声が出る。しかし問題の相手は走って店を出ると逃げるように車に乗り込みどこかへ行ってしまった。スタッフの方にものすごく謝られたのだが、お店の人が謝ることではないのでもう自分も静かにお店を出た。本当に最悪だった。天災に近い。なんじゃありゃ。今でも微妙に信じられない。あれが実際に起きたことだったのか。帰宅して、午後はハードディスクを圧迫している番組を消費しながら作業。『ただいま、コント中』『有吉の壁』二週分『新日本風土記』など。とりあえずバラエティを見続けた。『コント中』の「時をかけちゃう店長」が好きだった。夜は特に何もせず。1月が終わる。めちゃくちゃしんどい1ヶ月だった。2022年、めちゃくちゃ楽しくなってくれないと帳尻が合わない。楽しくなるじゃないねん、強い気持ちで楽しくするねん。

 

 2/1(火):寒い。めちゃくちゃ寒い。一歩も外には出なかったけれど、日差しは弱いが風は強いという天候でめちゃくちゃ寒かった。いつも通りの時間に起きる。あまり調子の良くない体を引きずり、ぼんやりと『ラヴィット!』にチャンネルを合わせる。MCの麒麟・川島が新型感染症の影響でしばらく休養ということになり、さぁ代役は誰が務めるのかと気になっていたのだが、今日は月曜レギュラーのアインシュタイン・河井がMC席に立っていた。スタジオゲストに天竺鼠が来ていたので、妥当な人選だと思う。妥当というか、番組にケミストリーが生まれる人選。午前中はゆったりと作業。今日はあまり集中力がない。午後も特に何もせず。何もしないと書くことがない。宝塚歌劇団が今日発表したニュースは悲しいものばかりで、パンデミックの発生から二年が経つのに状況が好転しないこの感染症に対するストレスが一線を越え始めた気がする。本当にしんどいものがある。公演は中止するし、好きな人は退団を発表するし。個人的理由から来るストレスもすごい。最近しんどいぞと日記に書いてしまうくらいにはダメ。2月のスタートダッシュは最悪。夜も特に何もせず。『マツコの知らない世界』を見てカレーが食べたくなったくらい。もうすこし作業をしたいけれど、あまりに眠いので寝る可能性もある。

 

 2/2(水):寒い。めちゃくちゃ寒い。そしてめちゃくちゃ忙しい。色々なことが一斉に襲ってきて、疲弊がすごい。適当に起きて、とりあえず『ラヴィット!』を見る。MCの麒麟・川島が不在となったこの一週間、おそらく各曜日の学級委員長が代打MCを務めている。今日はアンタッチャブル・柴田。しかしゲストがマジカルラブリーと真空ジェシカというえげつない二組で、結構な地獄の二時間だった。個人的にはものすごく楽しかったけれど、怒る人はものすごく怒っているような気がする。エンディングぐらいのタイミングでリフォームの襲来があった。大枠の部分は完了しているのだが、細かい部分の手直し。完全に終了するまでは、もうすこし。1時間足らずで終了。その後は夜までバタバタと忙しい。引っ越しに関する手続きが一気に始まり、体力が燃え尽きる。まずはリフォームの方が来る前に引っ越しの業者から電話があった。訪問見積もりは何なら今日でも行けますよと言われたので、おっしゃじゃあ来いよの気持ちで夕方に来てくださいと返事。昼前にはガスと電気の業者から電話。使用開始日を決める。そしてネット回線。ネット回線に関しては数日前からどこがいいのか調べていたのだが、物件が導入している業者から話を聞いたみる限りそこが一番良さそうなので、そこにした。立ち合いは強めに、後は流れで。もう疲れたが、夕方のアポイントまでは作業。アマゾンプライムで『鎌倉殿の13人』をBGMにしながら。大泉洋……。三谷幸喜の大河、そしてコメディの要素。もうちょっと見てみようかなと思う。そして小池栄子小池栄子の凄味。そして夕方になり、引っ越しの訪問見積もりがスタート。服と本以外に持っていくものがテレビしかないので、物がすくない。すぐ終わったし、思っていたより安かったのでもう決めてしまった。早く終わるに越したことはない。あとは水道の手続きと、家具家電の購入。しんどい。引っ越しってこんなにしんどいんですか。みんなすごいですね。頑張ります。明日も色々と電話をしなければならない。夜は特に何もせず。『シャーロック・ホームズの冒険』を見る。ホームズくらいの皮肉をスラスラと言えるようになりたい。疲れがあるけれど、もうすこし作業をしてから寝たい。

   

 2/3(木):節分です。撒いてますか、豆。滅してますか、魔。滋賀はめちゃくちゃ寒い。昨日よりもさらに寒いような印象がある。適当に起きて、適当に『ラヴィット!』を見る。曜日感覚がなくなっているのか、アラームを止めたときに「いや土曜日じゃん」と思って二度寝してしまった。今日はMCの麒麟・川島と田村アナが誕生日なのに二人とも不在というめちゃくちゃな日だったのでオープニングトークを最初から見るつもりだったのに、思いっきり見逃してしまった。あとからTVerで見ます。良い時代になりました。なすなかにしのロケを見つつ身支度をして、外出。車に乗って草津イオンモールへ。現地で姉、甥と合流。ぶらぶらと買い物をする。今日のイオンモールは人が少なかった。平日にしても、という具合の人出。唯一、恵方巻き売り場だけは別だった。もう、戦争に近い。ベビーカーを預かり、遠巻きに眺めることしか出来なかった。無力……。そのあとはトイザらスに行ったり、フードコートでラーメンを食べたり。天下一品のスタッフがみんな「研修中」の札を付けていたので、心の中で(頑張って)と思いながら注文した。大丈夫かな、シフト。最後にスターバックスで甘いものを買って、飲みながら帰宅。湖岸道路を走っていると、鉛色の空が広がっていた。湖北地方を雪雲が覆っている。天気予報によると明日から月曜日までは油断が出来ない天気が続くらしい。今年は雪が多いような気がする。帰宅して、午後は特に何もせず。天一のこってりからフラペチーノを経由すると、内臓が最悪になることが分かった。弱っているのかもしれない。夜も同じで、特に何もしていない。恵方巻きを切り分けて、喋りながら食べた。一応北北西の方角だけは意識して。祈りとは心の所作です。

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こってり

 2/4(金):今日も寒い。むしろ今日からが本番の寒さらしい。適当に起きて、『ラヴィット!』を見る。今日の代打MCはEXITのふたり。スタジオゲストにハリウッドザコシショウ。もうこの時点でめちゃくちゃだったのだが、本当にめちゃくちゃだった。野性爆弾・くっきー!とザコシショウがぷよぷよで対決するという、深夜でもやらないようなオープニングコーナーが始まると、もう最後までずっとめちゃくちゃだった。東京ホテイソンがいなかったら目も当てられない有様だったと思う。ベテランに強く当たれるホテイソン、EXITと、強く当たってくる若手を深く受け止めるベテランふたり。ちょっとした美しさすらあったような気がするけれど、どうでしょう。エンディング前に外出。車に乗って、美容院へ。道中で遠くに見える湖西の山々が真っ白だった。1時間くらいで終了。今回もいい具合に切ってもらった。せっかくなのでスターバックスにより、あたたかい飲み物を買って帰宅。月曜日に怪物と遭遇した店舗に行ったのだが、今日は平和だった。お昼前に帰宅して、勢いそのままに家のことをする。座ったら終わり。洗濯、掃除。『ハライチのターン』を聴きながら。午後はぼちぼち。不動産会社や車のディーラーに電話をかけて、色々と手続きをしたりお願いをしたり。引っ越しってこんなに大変なんですか。最近考えていることの8割くらいは(引っ越しって大変だなぁ)です。夜は特に何もせず。『かりそめ天国』のスペシャルを見たくらい。ローストビーフに関しての二人の話はこの番組でも久々のレベルで何を言っているのか分からなかった。「ホテルで食べるローストビーフってお箸で食べるからきな臭いよね」ってなんですか。この会話はフィクションです、みたいなイクスキューズをバラエティが番組内で出すようになったら終わりだと思うけれど、関係者には関係者の苦悩があるのだろう。もうすこし作業をしてから寝たい。

 

 2/5(土):めちゃくちゃ寒い。雪が降っている。湖北では観測記録を塗り替えるくらいの大雪になっているらしい。今シーズンは厳しい。適当に起きる。早い時間から外出。草津のエイスクエアに行き、GUや無印良品を見て回る。引っ越し先で買おうと思っているキッチングッズがどれくらいの値段か確認した。現状自炊をする気持ちでいっぱいなのだが、さぁ果たしていつまで持つかな?という気持ちもある。出たとこ勝負と言う他ない。エイスクエアを後にして、お昼ご飯を食べるために「ラーメンチキン野郎」へ。先月に屋号が「フライングチキン野郎」から変わり、メニューもリニューアルされた。前の「フライング野郎」は結構好きだったんだけどな……と思いながら食べた新メニューも美味しかった。食後は近鉄に移動。東急ハンズでも新生活に向けたグッズなんかを見て回る。新生活、めちゃくちゃお金がかかる。最後にスターバックスで飲み物を買って、帰宅。三日連続のスターバックス。カフェインでおかしくなっている可能性が出てきた。今日はトリプルエスプレッソラテ。帰宅して、午後はぼちぼち作業。寒い。窓の外を見ると、雪。そしてその雪の中を獅子舞いが練り歩いていた。日本の原風景。夜は特に何もせず。早く寝るか、夜を更かすか。

 

 2/6(日):引くほど寒い。完全に寒い。湖北地方では観測記録を塗り替えるほどの雪が降っている。国道、高速道路、新幹線。通行止めや運行の遅れがニュースになっている。適当に起きて『シューイチ』を見る。バズレシピ研究家とかグルメインスタグラマーに共通するあの感じ、一体なんなんでしょうか。それこそ研究の対象になるような。今日は外に出ず、一日を家で過ごした。そういう日もある。作業をしたり、寝たり、起きたり。ずっと眠い。過眠のサイクルに入っているような気もする。やめて欲しい。自分以外の人が近くにいるといつの間にか寝てしまうことはないので、実家にいる間は大丈夫なのだが、一人暮らしを始めてからこのサイクルが来たらものすごいことになってしまうのではないかという不安がある。夕方、夜と特に何もせず。録画していた『古畑任三郎』の第一シリーズを見たくらい。笑福亭鶴瓶が若かった。本当に書くことがないので、早めに寝ます。明日からの一週間を頑張るぞ、そういう気持ちで……。

 

週間日記(2022/01/24~01/30)

 1/24(月):今日も寒い。適当に起きる。絶妙に疲れが取れない。本心としてはあと3時間くらい眠りたかったけれど、そういうわけにもいかないのでなんとか起きた。ぼんやりと『ラヴィット!』を見る。途中まで。今日はゴールドシップの映像が流れていた。朝の8:20くらいに。いつまでもそのままでいて欲しい。途中まで見て、リフォームの見守りに入る。お風呂場が消えた。消失した。お風呂場の消失。洗面所に入るドアも取り外されていて、虚無と目が合う家庭の誕生。『劇的ビフォーアフター』なら「虚無と見つめ合う家」というキャッチコピーがつくタイプの家になった。おそらく家中のなにかしらと繋がっているようで、トイレの換気扇を回すと爆音が響くようになった。面白いので回しっぱなしにしている。リフォームってすげぇな~と思いながら、リビングでパソコンに向かう。午前中はリモートでアルバイトをして、午後は作業。先週の金曜日から忙しく、破損して失われた分の文字数すら取り返せていない。身の回りに消失が続いている。世にも奇妙な物語みたいだ。夕方からは外出。お風呂がないので、車に乗って近くのスーパー銭湯へ。数年ぶりに行ったら、システムと大浴場が微妙に変わっていた。大きいお風呂は最高。そして春からは自宅で浴槽にお湯を張る機会も減るだろうなとぼんやり考えたりした。最寄りの銭湯を調べておかなければならない。湯上りに売店で売っているアイスを買った。非日常を満喫するくらいのポジティブさはある。普段は一日に二回お風呂に入るし、お風呂をめんどくさいと思ったことがないのが自慢なのだが、この話を学部の先輩にしたら「神経質の度が過ぎてるだけ」と言われたことがある。喧嘩かなと思った。その先輩はめちゃくちゃな頻度で手を洗う人です。1時間ちょっとで帰宅。夜は何もせず。「ジャンプ」を読んだくらい。『高校生家族』が今一番アツいスポーツ漫画に名乗りを上げてきた。いや、将棋部のくだりでもその兆しはあったかもしれない……。今日こそ早めに寝たいが、もうすこし作業もしたい。

 

 1/25(火):早寝チャレンジ、失敗。日付が変わったくらいにはベッドに入るのだが、なんだかんだそこから1時間くらい経ってしまう。非常によくない。寝るなら寝る、起きるなら起きる。今日もなんとか起床。『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯。絹ごし豆腐ランキング。ニッチが過ぎる。そしてリフォーム。人の出入りに慣れてきた。何も考えずにリビングで作業をする。午前中はリモートでアルバイト。キーボードを叩き続ける。しかし今日は集中力がない。散漫も散漫。ダラダラとお昼過ぎになる。午後は作業。やっぱり集中力がない。夕方には外出。車に乗って最寄りの丸亀製麺へ行き、すこし早めの晩御飯を食べる。今日から始まった期間限定メニューの鴨葱うどんを注文。今はキャンペーン中で、店内飲食は無料で並を大盛りに出来る。もちろん大盛りにした。ついでに鮭おにぎりも食べた。うどんの大盛りは基本的に飲み物です。柚子の香りがきいていて、美味しかった。その後は昨日と同じくスーパー銭湯へ。ぼちぼちの混み具合。寒さのせいか露天風呂にはほとんど人がいなかったので、ずっと外にいた。二種類あるサウナのうち、外にあるミストサウナは貸切状態だった。熱い蒸気が天井付近に滞留してしまっていたせいか入ってすぐはあまり温度を感じなかったので、タオルを振り回した。セルフロウリュ。あっという間に激熱。一体自分は何を……という状態になってしまった。気持ちがいい。浴場を出て休憩スペースで瓶のコーラを飲み、帰宅。夜は『バナナサンド』のスペシャルを見た。仙台ツアー。おじさんたちが楽しそうだった。楽しそうで害のないおじさんたちはいい。仙台名物の油揚げ、いつか食べたい。もうすこし作業をしてから寝たい。

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ぶれうどんです

 1/26(水):寒い……?寒いは寒いけれど、昨日ほどではない。比較的過ごしやすかったような気がする。朝起きてベッドを出たとき、この数週間はすぐにエアコンをつけていたが、今日は大丈夫だった。最近はあまり起き抜けの調子が良くない。頭がぼんやりとして、スッキリしない。全部、冬のせい。『ラヴィット!』を途中まで見て、リフォーム見守り隊の仕事に入る。昨日、一昨日でお風呂が消えたが、今日は帰ってきた。新たな姿で。代わりに洗面台が消えた。ちょっと面白い。午前中は特に何もせず。午後も特に何もせず。いろいろな手続きに奔走した。やらなければならないことが多すぎる。肩の力を抜きたいけれど、そんな日はしばらく来ないだろうなと思う。例によって、夕方から外出してスーパー銭湯へ。例によって人のいないミストサウナでタオルをぶん回し、セルフロウリュに勤しんだ。「黙浴」という注意書きがなくなる日が早く来ることを願っている。休憩スペースで冷たいものを飲み、帰宅。夜は『シャーロック・ホームズの冒険』を見た。数話に一度の怪演が怖すぎる回だった。調子に乗って蒸気浴をやりすぎたせいかめちゃくちゃ眠いのだか、すこし作業をしてから寝たい。

   

 1/27(木):寒いような。一日中室内で過ごしていたけれど、外気温の低さを感じる時間は短かったような気がする。慣れてきたのかもしれない。適当に起きて、『ラヴィット!』を見る。今日もリフォームの見守り。リフォーム中だが姉が甥を連れて帰ってきたので、ものすごくバタバタしていた。アルバイト、作業ともに取り掛かる時間を作れず。結果的に書くこともなし。お風呂場のリフォームが終わったくらい。新しいお風呂、最高です。以上。

 

 1/28(金):最近、あまり調子が良くない。肉体的にも精神的にも。明け方の咳がまた出始めている。明け方というか、起き抜けというか。寝る前にも出始めたらもう最悪だ。適当に起きる。微妙な悪夢を見た。近所を車で走っていたら明らかに人知を超えた力のせいで道に迷ってしまい、焦っていたらどこの角を曲がっても遠くに『シャイニング』の双子みたいなのが見えるという、変な悪夢だった。微妙に怖かった。車を降りて薪でも割ればよかったかな。『ラヴィット!』を見る。DIY企画でパニックになる宮下草薙・草薙を久しぶりに見ることが出来てよかった。「ザ・ノンフィクションかよ」「サンサーラ流せよ」みたいなツッコミ、2021年の頭くらいから聞く頻度が格段に上がったような気がする。今日もしっかりとリフォーム見守り隊の仕事をこなす。最終日。かなり頑張ったんじゃないでしょうか。アルバイトをしつつ、作業をしつつ……。いろいろなところが綺麗になりました。夕方くらいに見守りが終わり、ふわっと着替えて外出。かかりつけのクリニックを受診して薬をもらった。すぐに帰宅。今度は家の掃除をする。『バナナムーン』は日村さんが設楽さんに詰められる回で、面白かった。ただ今回は日村さんの隠れ食いというか、ネットニュースにもなったお正月旅行での暴飲暴食を詰められ、それにダラダラと反論するという流れだったので、常日頃から日村さんの体調を気遣っている奥さん(神田愛花さん)の心中が想像されて、すこし悲しかった。日村さんが普段はあまり食事を食べないようにしているのは本当にただ「奥さんに怒られるから」であって決して自分の健康のためじゃないんだなぁと思ってしまって……。あんまり隠れ食いとか言って笑うのも良くないような気がしてきた。エンタメの難しさ。夜は特に何もせず。眠いので早めに寝たい。

 

 1/29(土):風が強い。寒い。適当に起きる。適当に起きたというか、すこし寝過ごした。寝る前にふと思い立って小説を読んだら結構な時間になってしまったことが敗因だと思われる。一度読んだ小説ばかり読み返すようになったら終わりなのだが、近ごろは終わり始めている。何かを始めるのに遅いということはない……。早い時間から外出。ピエリ守山併設のスーパー銭湯へ。途中でガソリンスタンドに寄る。めちゃくちゃ高い。ガソリンが高い。なんかいろいろあったらしいけれど、まったく値段が下がっていない。130円くらいだったのにねぇと思いつつ、到着。さすがの土曜日で人も多いだろうと考えていたのが、予測していたほどではなかった。大浴場も岩盤浴場も、男性の方が多かったような気がする。休憩スペースでは『終わりのセラフ』を読む。単行本で一気に読むとやっぱり面白い。長らく休止となっていた岩盤浴場でのロウリュがついに復活していたのだが、13:00スタートの30分前予約制という形式になっていたので今日はやめておいた。始まる時間まで耐えられる気がしなかった。用事もあるし。銭湯を出て、ピエリ守山のペットショップで子猫を愛でる。サイベリアンラグドール……。毛が長くて大きい猫が好き。今日初めて見たキンカローという種類もかわいかった。アメリカンカールの系譜らしい。お昼ご飯にハンバーガーを食べた後はピエリを出て湖岸道路を北上し、めんたいパーク琵琶湖へ。土曜日らしい人混み。試食の明太子を食べ、すこし買い物をして出発。滋賀県の新たな観光地となる日も近い。帰路の途中で「河西いちご園」に寄って甘いものを買う。ここもそれなりの人出。夕方くらいに帰宅。めちゃくちゃ疲れてしまったので、すこし仮眠。夜は特に何もせず。早めに寝たい。

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チキンバーガー

 1/30(日):寒い。適当に起きる。『シューイチ』はオーディション番組を流すコーナーが終わったらしく、すこし前の構成に戻っていた。雪解けの季節が来れば、10時に強制終了されることもなくなるのだが、そうなったらそうなったで寂しさもあるのだろう。どうだろう。午前中は色々と雑事をこなした。テレビ通話で賃貸のあれこれをしたり、回収の時間に間に合うよう最寄りのポストに走ったり、コンビニでチケットの発券をしたり。バタバタと忙しいし、なにより疲れた。気疲れがすごい。この二週間は本当に疲れてしまって、何かをするという気持ちにまったくならなかった。明日からは比較的落ち着くはずなので、頑張りたい。頑張りたいという気持ちだけは人一倍強い。気持ちだけは。午後は特に何もせず。本当に何もしなかった。寝たり起きたり、寝たりしていた。いつの間にか夕方。早めにお風呂に入って、『バナナマンのせっかくグルメ』スペシャルを見る。日向坂46随一の涙もろさを誇る松田好花さんがスタジオゲストで、『ラヴィット!』を思い出した。応援したくなるタイプの人だという印象がある。日村さんの2022年カレンダーはもちろん応募しました。何もしない、日曜日らしい日曜日だった。物は言いようです。

  

 

週間日記(2022/01/17~01/23)

 1/17(月):寒い。また寒波が降りてきているらしい。雪かぁ……。今シーズンの天気予報では「JPCZ」という単語がかなりカジュアルに使用されるようになった印象がある。なんじゃそりゃと思いつつ、まぁ最終的に寒くなるよということなんだろうと文脈全振りアンダースタンドを決めたまま調べたことがない。調べるなら今でしょう。「日本海寒帯気団収束帯」の略らしいです。めちゃくちゃ雪が降るらしい。以上です。適当に起きる。『ラヴィット!』を途中まで見る。今日から我が家ではおよそ二週間に渡るリフォームが始まるので、9時までしか見ることが出来ない。職人のみなさんと一緒に見る『ラヴィット!』もそれはそれで乙なものだろう。しかし。邪魔になっても申し訳ないし。リビングにパソコンを持ち込み、静かに見守る。淡々と、しかし確実に時間が過ぎていく。キッチンが分解され、すぐに運び出された。プロってすごい。キッチンだった空間の意外な広さに驚いたりする。みなさんが昼休憩で出払ったタイミングで自分も外出し、最寄りの書店で「ジャンプ」を買ってすぐに帰宅。『呪術廻戦』は流石にルールが分からなくなってきた。文脈全振りアンダースタンドを決めて、「要するに我慢勝負じゃん!?」と思うことにする。『高校生家族』はバランス感覚がすごい。お父さんが高校生になったことから生まれる笑いはあるけれど、「家庭の事情で進学できなかった人間が高校に入ること」それ自体を笑いにすることはない。ものすごくセンシティブ。午後はリモートでアルバイトをしながら、リフォームを見守る。アルバイトの方は色々あって腹に一物を抱えながら作業を進めた。ものすごく文句を言いたいけれど、文句を言えるステージからは降りてしまったので、どうしようもない。そういう振る舞いは良くない。なんでか部活のよくやってくるめんどくさいOBみたいな存在にはなりたくない。夜は特に何もせず。微妙に疲れているので早めに寝たいが、あまり進捗がよくない。立て込んでいる。ひとつアドバイスを残しておく。キッチンがないとめちゃくちゃ不便。

 

 1/18(火):寒い。雪が降っている。今シーズンは雪を見る回数が多い。適当に起きる。体の調子が悪い。体調不良でピリッとした雰囲気が流れるような世界になって久しいが、私のやつはアレじゃないので大丈夫です。持病です。適当に起きて、『ラヴィット!』。今日もリフォーム。壁紙が張り替えられていくのを横目で見ながら、パソコンに向き合う。小説を書く。今日は全体的にそれ以外何もしていない。キッチンがないので夕食は外で食べた。よく行くラーメン店が期間限定で「酒粕ラーメン」を出していたのでそれを注文。美味しかった。粕汁のような、酒粕を料理に使う文化は関西圏のものなのだろうか。関西というか、近畿地方の。なんとなく、伝統的に酒造が盛んな地域から生まれた料理なんじゃないかと思っている。兵庫とか。粕汁を食べると冬が来たなと感じる。定食を出すお店は冬だけ豚汁が粕汁になったりするのだ。「かすうどん」にはいわゆる「あぶらかす」を使ったものと「酒粕」を使ったものの二種類があるので注意してください。夜も特に何もせず。『マツコの知らない世界』を見たくらい。全国のお雑煮を研究し、ときには他人の家に上がり込んでお雑煮を作ってもらうお雑煮研究家の粕谷浩子さんが出演されていたが、やっていることは文化人類学のフィールドワークだなと思った。シンプル研究。ネットでお雑煮のことを調べると、さまざまページに名前が登場するので、本当に第一人者だ。早めに寝たい。

 

 1/19(水):昨日、寝る前にWordファイルを開こうとしたら、破損していた。どうやっても復旧できなかった。数時間前まで作業をしていたファイルなのに。ファイルを開いたまま放置している時間があり、その間に本体が強制終了かなにかをしたことが原因だと思われる。水の泡だ。結構な分量の文章が無に帰した。泣きたくなった。世界を呪うなら今だぜぐらいの気持ち。忍者だったら里を抜けているし、信仰心があったら殉教している。せせらぎの音を聴きながら、どうにか寝ることが出来た。そして適当に起きる。起きるとすこしポジティブな気持ち。推敲の手間が省けた、あるいは推敲の回数が増えた。そんな気持ちがほんのすこし、ほんのすこしだけ芽生えてきた。水をやり愛を注ぎ、大切に育てていきたい。SDGs。今日も『ラヴィット!』を途中まで見て、リフォームを見守る。搬入を伴う日だったのでドアを開け放っていた。大量に服を着こむというアナログな方法で暖を取りつつ、キーボードを叩く。夕方まで続けて、それなりに数字を取り戻した。マイナスをゼロに取り戻す作業は一見進捗があってもゼロはゼロなので、しんどいものがある。夜はBSで放送されている『シャーロック・ホームズの冒険』を見た。競走馬が大きな鍵となる話で、馬が綺麗だった。小学生の感想文みたいになった。ジェレミー・ブレットはいつだってハンサムです。爪を切って寝たい。

   

 1/20(木):昨日は寝る前にTVerで『トゲアリトゲナシトゲトゲ』を見た。この日記に書くのは久しぶりかもしれない。放送が開始されたときも思ったけれど、やっぱりすごいメンバーだ。3時のヒロイン・福田、Aマッソ・加納、ラランド・サーヤ。改編期を乗り越えるのも納得。めんどくさい評論家みたいなことを言ってしまったので、言及は終了です。適当に起きる。めちゃくちゃ寒い。本当に寒い。今シーズンで一番雪が降っている。『ラヴィット!』を見る。新型感染症の再流行は芸能界でも猛威を振るっており、今日はレギュラーメンバー5組のうち4組が欠席するという異常事態だった。「映画の『メジャーリーグ』みたいな」というMC・川島のツッコミが光る。これもこの番組流の働き方改革なのかもしれない。途中まで見て、リフォームの見守りに入る。二週間に渡るリフォームは今日で一旦終了。再開は月曜日。昼過ぎに終わったので、お昼ご飯を食べに外出。生魚の気分だったので回転寿司へ。雪が一番えげつない時間帯だったので人は少なかった。そして車の運転が大変だった。すぐに帰宅。午後は特に何もせず。ぼちぼち作業をしたり、寝たり。あっという間に夜。寝る前に電話をして、「日本人が文学の中で『文学とは何か』を問わなくなったのはなぜか」という話をした。学部の先輩たちと。いきなりの電話でやるにはカロリーが高すぎると思う。文学とは閉じられた文脈であり、民族として断絶を経験したことのない日本人は文学として自らへの問いを立ち上げることが出来ない、奪還は簒奪なくしてあり得ないのではないか、みたいなことを話したような気がする。日本人のナショナリズム否定神学の形を取るしかない?みたいなことも。うわ言です。早めに寝たい。

 

 1/21(金):寒い。ゴリゴリに雪が降っている。今シーズンは多いような気がする。適当に起きる。昨日も書いた通り、リフォームは一旦休み。ゆっくりと『ラヴィット!』を見る……こともなく。今日は今日で用事がある。冒頭のオープニングトークで唐突に『カイジ』の映像を流すというロケットスタートを横目に見つつ、軽く掃除機をかける。そしてバタバタと用意をして外出。えげつない雪をその身に受けつつ駅へ向かい、電車に乗る。雪が降る地域に住んでいる人あるある、傘はささない。たぶん雪国でも地域によります。たぶん。気温が低いと乾いた雪が降るので、払うだけで大丈夫だったりする。京都駅で降りて、新幹線のホームから眺める景色は美しかった。やっぱり雪は外に出て見る方が好き。京都市内にここまで積もるのは久しぶりじゃないだろうか。学部生の頃に一度、すごい日があった。地下鉄の降りて地上に出ると除雪のされていない道のりを進むことになり、新町キャンパスから眺める北部の山々は真っ白だった。京都という街が白塗りをして、花街に出て行くかのようだった。あれは確か一般教養の講義で、先生が変わりものだったことを覚えている。変わりものじゃない先生の方が少ないと言われれば、まぁ、そうなのだが。寒さに震えつつスターバックスで甘い飲み物を買い、新幹線に乗り込む。東へ、東へ。感染症の流行が爆発を見せていることはもちろん知っているものの、今日の用事は不要不急の範疇ではない。突き詰めていけばすべて不要不急か、すべて必要至急ではないか。そんなことはどうでもいい。春から始まる新生活のための内見が、今日なのだ。乗り換えたりなんやりしながら、目的地へ。事前に決めていたいくつかの物件を見て回り、その中のひとつに決めた。東京の家賃、どうにかなりませんか。土地が泣いています。土地の声が聞こえませんか。夕方くらいに終了。すぐに東京駅へ戻る。お土産と夕食用のお弁当を買い、ギリギリで乗車。今までで一番タフな新幹線乗車だった。車内で食べようと思ってお弁当を買ったものの、う~んそれでもな~という気持ちが強くなり、やめた。マスクをして会話をするのはセーフ、新幹線車内で一人食事をするのはアウト。自分の無意識の線引きはその辺りにあるらしい。行きは雪の影響で遅れがあったが、帰りは定刻通りの到着になった。だいたい家を出た12時間後に帰宅。かなりの疲労感。しかし食事とお風呂を済ませ、寝る前にリモートのアルバイトをこなした。めちゃくちゃ頑張ったと思う。

 

 1/22(土):寒い日が続く。天気は良い。しかし風が強い。快晴かつ強風なので、体感温度はかなり低かった。適当に起きる。午前中から外出。今日も電車に乗る。京都を通り過ぎ、大阪へ。電車はかなり空いている。到着して、茶屋町の方へ。ブームが終わったのかタピオカミルクティーのお店はちらほらと閉業しているが、「ゴンチャ」はまだ営業を続けていた。台湾に本店があるところはつぶれていないところが多いような気がする。本日の目的地、梅田芸術劇場に到着。メインホールではなく、ドラマシティ。久しぶりにストレートプレイを観劇。演目は『ガラスの動物園』。アメリカの作家テネシー・ウィリアムズの作品で、長年にわたって世界で愛されている。主演は岡田将生倉科カナ麻実れい、竪山隼太と続く。岡田将生はもちろんだが、やはり麻実れいという舞台人の凄味が光る。ゾクゾクする。2015年に『夜への長い旅路』を観たときも感じたが、この人が舞台に現れると心臓をキュッと掴まれているような感覚になる。ただの傍観者であることを決して許さないというか、まるで自分もその世界に生きる人間のひとりになったようなというか、自分が当事者になったかのように錯覚する。あぁ怖い、あぁ怖い……。そして特筆すべきは倉科カナ。あまり映像作品を拝見したこともなく、舞台に関してはこれが初めてだったが、めちゃくちゃ上手かった。序盤こそ発話のうまさに目が行くけれど、他の登場人物が話しているのを黙って聞いているそのたたずまいも素晴らしかった。ファンになりました。舞台を見ているとこういうことがある。世界にはまだ自分の知らない素晴らしいものが、自分の知らないところで生き生きと存在している。15時くらいに終演したので、劇場に近くにあるうどんのお店で昼食兼夕食を食べた。大阪で一番好きなうどん……いや「今井」も捨てがたいので、「一番好きなうどんのひとつ」としておきます。サッと食べて、さっと帰宅。駅までの道を観察する限りでは、人出は少なかったように思う。帰宅して、夜は特に何もせず。観劇エントリーは後日書くとして、早めに寝たい。

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うどん

 1/23(日):寒い。また雪。八割くらい雪の、びしゃびしゃとした雪。積もりはしない。早く寝るのに失敗したので、まだ眠いなと思いながら起床。小説を読んでいたらやめられず、結局一気に読んで深い時間になってしまった。そういう日があってもいい。午前中はぼんやりと、明日から再開するリフォームに向けて掃除や片づけをした。また頑張りたい。この1月は本当に忙しく、もう本当に何もしたくない。日記に書いていないだけで、ものすごくたくさんやらなければならないことがある。どうにかならないだろうか。お昼前に外出。草津イオンモールで、新生活に向けた買い物の下見。家電、家具、生活用品。だいたいこれぐらいの値段になるだろうと計算してみる。一人暮らしをしている人は全員宝くじに当たっているか、馬に勝っている可能性が出てきた。どうにかならないだろうか。夕方くらいに帰宅。疲れがあるので、寝た。夜は特に何もしない。『イッテQ』を見たくらい。早めに寝たい気持ちと、作業やらバイトやらをしたい気持ちとのせめぎ合い。内見を済ませてからというもの、まったく進捗が出ない。夜明け前が一番くらいのだ。いや今暗くて周りが見えないのがいやなんですけど、という話。

 

 

週間日記(2022/01/10~01/16)

 1/10(月):成人の日。新成人のみなさん、いかがお過ごしですか。自律神経は正常であるに越したことはないですよ。あと腰椎。肉体も精神も大事にしてください。「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」なんてことは特にありません。「健全な精神が健全な肉体に宿ることもある」くらいの方が実情に近いんじゃないでしょうか。成人式は普通に出席して、終わったあとに幼馴染み数人と山の上にある神社へ詣でました。スーツと革靴のまま。この話は毎年やります。死ぬまでやります。同窓会的なものには参加せず、登山メンバーと前日に焼肉をつつきました。特に荒れることもなく、普通の良い思い出です。適当に起きて、『ラヴィット!』を見る。成人の日なので、オープニントークは各出演者が20歳のときの写真に絡めたものだった。おいでやすこがのふたりが大暴れしていた。おいでやす小田は裏番組の『カムカムエヴリバディ』に出演する関係でしばらく出演が出来なくなり、ちょっとした卒業セレモニーが催されていた。そしてこがけん。突然ぼる塾のあんりに花束をプレゼントする流れになり、突然歌い出す。文章で説明出来ないシークエンス。今日は特に何もせず。一歩も外に出ない一日。ベランダにも出ない。寒いし。何もしない。本当に。昼から夕方にかけて、一切何もせず。夜だった何もしていない。新成人のみなさん、これが反面教師です。開き直って、早めに寝ます。

 

 1/11(火):寒い。昨日に引き続き今日も外には出なかったが、それでも寒い。寒波が迫ってきているらしい。明日からは雪が降るとか、降らないとか。今日も適当に起きる。昨晩、寝る前に冬本番用のパジャマを出した。昨シーズンにGUで買った、フードにクマの耳がついているモコモコタイプのパジャマ。肌触りは良い。しかし当たり前なのだが、フードが邪魔になることがある。眠いと気にならないが、眠くないときは微妙に気になる。時計の秒針の音や心臓の音、血液の流れる音が気になるような精神状態だと、最悪だと思う。適当に起きる。『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯を食べる。ドラマの出演者数人が番宣で番組前半にゲスト出演していたのだが、場が荒れに荒れてすごかった。めちゃくちゃ面白かった。生放送のバラエティはこうでなくっちゃ。番組が終わり次第、家のことに取り掛かる。『ハライチのターン!』を聴きながら、掃除機をかける。東京にはトンテキを出すガールズバーみたいなお店があるらしい。恐怖だ。ギャル店員のイメージを説明するためにその店員を「キャンキャン」と名付ける澤部さんもちょっと怖いけれど、着ていたフリースのパーカーがタイトすぎてカーキ色の体毛に覆われたモンスターみたいに見えると岩井さんがツッコんだ時点でその記憶しかない。掃除などを済ませて、30分くらい仮眠。寒いので布団に入り足が寝られる体温まで上がってきたくらいでアラームがなる。あまり意味のない仮眠。開き直って1時間に伸ばす方がいいのかもしれない。午後はぼんやりと作業。先週に観た月組公演の感想エントリーを書いた。宝塚歌劇、ひいては舞台興行がまた危機に瀕している。いやこの数年エンタメはずっと崖のギリギリに立たされているのだが、すこしだけ前進した後に大きな後退を余儀なくされた。宝塚は東京公演が中止。その他団体のプロデュース公演もちらほらと中止の知らせが出されている。もう、限界がある。新型の変異株は感染力が強いとなれば、打てる対策も限られる。基本的なことを徹底しても……。観客としては直行直帰、劇場内では一切しゃべらない、それくらいのことしか出来ない。あれだけスタッフによる注意がされている大劇場でもベラベラと会話をする人はいるけれど。昨年の公演再開直後の方が静かだった。しかしこれは個人を責めてどうにかなる問題でもないのだ。政府と製薬会社に期待するしかない。あとは祈り。「祈り」とは消極的な受忍ではなく、たとえ成果が確実ではないとしても自分が為すべきことを為す態度のことを指す。そこに「祈り」の狂気がある……脱線したので戻します。夜は特に何もせず。『バナナサンド』を見たくらい。重大発表があるという予告だったので「まさか深夜に戻るのか、それとも終了なのか」と勘繰ってしまったが、来週に吉川晃司とサンドウィッチマンがコントをするという発表だった。良い話なんかい。適当に寝る。

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 1/12(水):寒い。日が傾くにつれて、どんどん寒くなる。寒い。午前中には雪がちらつく時間もあった。いつもと同じ設定温度なのに、今日のお風呂はぬるかった。金曜日まで寒気が強くなるらしい。厳しい。今日も適当に起きる。『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯を食べ、ぼちぼち作業。今日はスタジオゲストにマユリカ霜降り明星せいや。オープニントーククロスバー直撃。およそ朝の情報番組のメンツではない。ゴリゴリの深夜バラエティメンツ。令和にゴリッゴリの『あいのり』パロディもあった。ラブワゴンならぬラヴィワゴン。荒天の東京ドイツ村。東京でなければドイツでもなく、村でもない。名称と事実の乖離っぷりはインスタントのカップ焼きそばを凌ぐ。午前中から夕方まで、ところどころで仮眠を挟みながらずっと作業をしていた。久しぶりの集中力。今日が仕事始めということにしておきたい。長期休暇。フランス人もびっくりの長さ。音楽を聴きながらWordを睨んだり、録画していた番組を見ながらWordを優しく見つめたり。ぼちぼちの文字数を書いた。2年前の春に公募の締切がすぐそこまで迫っている時期の、2割くらいの速度。あのときはおかしかった。いや、常にあれくらいの速度を出さなければならないのだが。『シンパイ賞』が特番になって帰ってきた『芸人シンパイニュース』はM-1の密着。しかし出場者にではなく、出場者の周りの人に密着する時間の方が長くて良かった。優勝した錦鯉は『情熱大陸』にも密着されていた。ずっと錦鯉を見ている。ひとつのことをやり続けることの尊さと残酷さ、小さな希望と背中合わせの大きな絶望。夜は特に何もせず。BSで『シャーロック・ホームズの冒険』を見た。今週はスペシャルで、いつもより放送時間が長かった。原作で言うところのワトソンくんが結婚する回だったが、このグラナダ版ではワトソンくんはずっと独身のままで、ホームズの下宿を離れることもない。バディもの……。眠いし寒いので、『情熱大陸』で印象的だった錦鯉・長谷川さんの言葉を引用して、寝ます。

「ひとことで言えば、辞める勇気がなかったっていうのが正解なんですけどね。もし辞めたら自分なにしようってなったときに免許もない、資格もないってなったときに、たぶんこの歳からだったら出世も無理だろうし、才能もないし。でも、芸人やってたら、わずかなホント小さな細い光で、もしかしたらなにかあるかもしれない。小さな小さな希望を持ってるっていうのも確かにありましたね」

    ──錦鯉・長谷川雅紀

   

 1/13(木):寒い。めちゃくちゃ寒い。冬の厳しさは好きだけど嫌い。小悪魔。思わせぶりな女性に対する「小悪魔」という形容詞、めっきり見なくなりましたね。「小悪魔アゲハ」もなくなったし……と思ったら、普通に復刊していた。失礼しました。Wikipediaの情報を参照する限り、かなり波瀾万丈な歴史をたどっている。休刊、復刊、再休刊、再復刊、再々休刊、再々復刊……。なんで小悪魔アゲハの話になったんでしょうか。やめましょう。ぼちぼち起きる。今朝は自覚症状があるくらいには調子が悪かった。咳喘息の症状が出ている。この数日はかなり調子が良かったのだが、まぁこういう日が混じることもある。油断はしない。『ラヴィット!』はオープニングトークを見逃し、電動自転車ランキングの途中から見ることになったのだが、スタジオゲストの男性ブランコ・平井さんのブースに思いっきりペットボトルのコカ・コーラが置いてあり、まったく事情が飲み込めなかった。完全にコーラを飲みながらテレビに出ている人だった。働き方改革かもしれない。TVerで確認しよう。午前中から外出。車に乗り、瀬田川の方向へ。お昼ご飯にとんかつを食べる。メニューでは180gとなっているのだが、体感では250gくらいあった。要するに、お腹がパンパンになった。でも、美味しかった。こっちにいる間にもう一度と思っていたので、「心残りリスト」をひとつ消化する形。リストの中にはサントリーの山崎蒸留所見学も入っているのだが、新型感染症が流行して以来ずっと見学は休止されている。やりたいことはやれるうちにやっておくしかないのだ。食後はお気に入りのお店でパンを買いこみ、昼過ぎに帰宅。午後はぼちぼち作業をしたり、しなかったり。寝たり起きたり。夜も特に何もしない。ぼんやり見ていたテレビで大阪の「カニすき」「カニちり」、道頓堀のかに道楽なんかが特集されていた。「カニすき」、どうやっても手を使って食べなければならないものが激アツになるという致命的な欠陥があるのであまり食べない。同じ関西人だけども。眠気がすごいし早く寝たいけれど、今日はまったく進捗がないので、すこし作業をしてから寝たい。

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特ロース

 1/14(金):寒い。めちゃくちゃ寒い。一日中雪が降ったりやんだりしている。積もるほどではないけれど、吹雪で視界が悪くなるような時間が長かった。もちろん一切外には出なかった。雨は室内から見る方がいいけれど、雪は外で見る方が美しい。ような気がする。寒いなぁと思いながら起きて、『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯を食べる。連日のコカ・コーラ紹介と恒例の競馬映像、夢のコラボレーション。グランアレグリアの末脚が光っていた。これは朝の情報番組の感想です。午前中は家のことをする。『ハライチのターン!』を聴きながら。ようやく2022年に時空に突入したハライチのふたり。「仕事始めが明日だと思っていたら今日だった」澤部さんのフリートーク、聞いているこっちが冷や冷やする。昼から夕方にかけては作業したり、春からの引っ越し先を探したり。一週間くらい音信不通になっている不動産会社に電話しようか悩みつつ、別の管理会社が管理している物件にメールで問い合わせをしたら光の速さで折り返しの電話があったので、そのままの流れで内見の日程を決めた。こういうのは勢いが大事。きっと。録画していたドラマも消費する。まずはTBSの『ファイトソング』。NHKの朝ドラが記憶に新しい清原果耶さんが民放初主演。内容はともかく、綺麗な涙だったなという感想。主人公の奪われたものが多すぎるから第一話を見ただけでは「悲惨がすぎる」と思ってしまうけれど、どうだろう。次は日本テレビの『ムチャブリ!』。高畑充希さんが主演。えげつない衣装の多さと、高畑さんの表情を楽しむのが正解なのかなという感じ。夜は特に何もせず。もうすこし作業をしてから寝たい。

 

 1/15(土):天気は良いけれど、寒い。放射冷却と強風で、体感温度は数字よりも低かった。適当に起きる。適当すぎて、久しぶりに寝坊。本来起きる時間より1時間長く寝てしまった。アラームを止めた記憶がない。よくない週末のスタート。最高のスタートとも言える。午前中、特に何もせず。昼前から外出。車に乗って、北へ。竜王のアウトレットへ向かう。野洲川を越えたあたりから、明らかに残っている雪の量が増える。遠くに見える伊吹山は真っ白。さすが降雪記録を持つ山。滋賀北部特有の気候を感じながら到着したアウトレットは、明らかに人がすくない。平日の昼間よりも、という雰囲気。みんな、自粛に切り替えているのかもしれない。第六波の感染速度は今までの比ではないが、すこし雰囲気が違う。具体的な現況は避ける。靴が欲しい気持ちが高まりを見せているので色々と見て回ったが、今日は見るだけにしておいた。一足、デザインも見た目もちょうどいいものがあったけれど、オリンピックとのコラボ商品で「I LOVE TOKYO」というロゴが入っていたので、やめた。アウトレットっぽい。お昼を軽く食べたあと、抹茶ティラミスを食べる。四条河原町にあって大行列を作ることで有名な「抹茶館」はここにも店舗があり、比較的短い待ち時間で入ることが出来る。いつでも食べられるしな……なんて気持ちがあり、一度も入ったことはなかったのだが、いや引っ越す前にと一念発起。こういうご時世もあって、今日は待ち時間なしだった。 名物の抹茶ティラミスは升に入った見た目が珍しく、爆発的に流行り、同じようなものを出す飲食店が相次いだ。パクリは飲食業界につきものだが、もうちょっとどうにかならないかなと思う。レシピに著作権は認められないことになっているので、どうにもならないのだろうが。美味しかったので、竜王のアウトレットに行く人はぜひ。結局特に何も買わず帰宅。午後はぼんやりと過ごした。あまり作業も捗らず。夜は特に何もせず。あまりに見るものがないので、録画していた『古畑任三郎』の第一シリーズを再生。第一話のゲストは中森明菜、二話は堺正章。めちゃくちゃ若い。中森明菜の回は『刑事コロンボ』へのオマージュに満ちていて、今ならパクリだと炎上しそうだった。ベテランの小説家が姪の仇を金庫に閉じ込める回、好きだった。『コロンボ』のそれとはダイイングメッセージのトリックがすこし違った。ゴールデンレトリバーがかわいくて良かったです。犯人のその後が続くシリーズで言及されたのはこの中森明菜くらいだったと記憶しているけれど、どうだろう。同じく三谷幸喜が脚本を担当している今季のNHK大河『鎌倉殿の13人』も見たい思いつつ、見られていない。なんだんかんだで忙しい。早めに寝ます。

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抹茶ティラミス

 1/16(日):寒い。寒いような気がする。ぼんやりと起きてテレビをつけると、昨晩の日付が変わるような時間に発令された津波注意報、警報はいまだ解除されておらず、各局は予定を変えながら番組を放送していた。トンガで起きた海底火山の爆発は史上まれに見る規模であり、その影響は太平洋を越え、津波となって数時間後に日本を襲ったらしい。しかしこの現象は気象庁にも分からない部分が多く、記者会見でも「正直なところ分からない、しかし危険なことは分かったので警報を出した」といった旨の発表があった。「分からない」と誠実に述べる専門家のことを信頼する。それはある種の訓練によって身に着けられるスキルみたいなものですが、そのスキルがないとただ強い口調で断言するだけのよく分からない人のことを信じてしまうので、やっていくしかありません。トンガの人々、影響を受けたすべての人々が穏やかに過ごす日が来ることを祈っています。それはそれとして、お昼前に外出。京都へ。友人と落ち合い、四条周辺をぶらぶらと歩き周る。引っ越しのタイミングが偶然重なったので、いくつかのインテリアショップを見て回ることに。二人とも昼食がまだだったので、集合場所の近くにあったお店でラーメンを食べた。それぞれつけ麺、ラーメン。注文を済ませ、待っている間に調べたら祇園にある鴨ラーメン専門店の系列店だった。前から行ってみたかったところなので、ラッキー。こういうこともある。そして美味しい。鴨肉、真剣に考えると好きな肉ランキングの上位に食い込んでくると思う。その後はいざ本題の家具巡りへ。英国アンティークの専門店からヴィンテージショップまで、界隈を歩き周る。自分は大きな買い物はせず。ちょっとした小物を買うにとどめた。友人は結構ガッツリと、ヴィンテージのテーブルを買っていた。自分も引っ越し先のインテリアを考えなければならないのだが、いかんせんまだ物件も決まっていないのでどうしようもない。途中でお茶をしばいたりしつつ、夕方くらいに解散。日曜の京都はやはりそこまで人が多くなかった。夜は特に何もせず、『せっかくグルメ』のスペシャルを見る。阿部寛がラパルフェ・都留にしか見えない呪いにかかってしまった。どうしてくれようか。疲れたので、適当に寝たい。

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つけ麺、特製。

感想:月組公演『今夜、ロマンス劇場で/FULL SWING!』

 月組新トップコンビ月城かなと・海乃美月のお披露目公演が宝塚大劇場で開幕した。二本立ての一本目は『今夜、ロマンス劇場で』、演出は小柳奈穂子氏。2018年に公開された同名の映画作品を舞台化したものとなる。物語は1960年代の映画業界を舞台に、助監督として燻る牧野健司(月城かなと)を主人公に、彼が足繫く通っていた映画館・ロマンス劇場で果たした奇跡的な出会いから始まる。嵐の夜、健司がいつものように映写室で古いモノクロ映画を見ていると、突然停電が起こる。自分以外に誰もいないはずの暗闇で健司が出会ったのは、密かに憧れ続けていたモノクロ映画のヒロイン──美雪だった。白黒の世界から飛び出し、彩りに満ちた世界に心を躍らせる美雪(海乃美月)に振り回されながらも、健司は美雪と心を通わせていく。しかし美雪は映画の世界を抜け出すためにある大きな代償を払っていた……。

 月城かなとの持つ最大の魅力、強みはその凛とした雰囲気が生む「気品」にある。『THE LAST PARTY』や『桜嵐記』で演じた役どころはどちらも難しく、ともすれば「宝塚の男役」らしさを押し出すことは困難にも思えるものだが、月城かなとは素晴らしい演技・表現力を示してキャラクターに品をまとわせてみせた。その強みはこの『今夜、ロマンス劇場で』の牧野健司役でも遺憾なく発揮されている。映画会社「京映」で長年助監督を続けながらも要領が悪く、そろそろ首も涼しくなってきている健司はどう取り繕っても「カッコイイ」キャラクターではない。しかしそこは月城かなとと言ったところで、スター俳優の頭にタライを落とす健司にも、警察に事情聴取を受ける健司にも、運命に立ち向かう健司にも端正な雰囲気と一本筋の通った強い意志が感じられた。プレお披露目公演『川霧の橋』でのパフォーマンスもそうだったが、「和物の雪組」で培った人情物でのスキルが今作でも活かされているのだろう。正統派のトップスターがこれからどのように月組を導いていくのか、期待が大きい。そして映画の中から飛び出してきた奇跡のヒロイン、美雪を演じる海乃美月のパフォーマンスもさすがの一言。映画世界のキャラクターそのままにお転婆で、常識外れの行動で健司や映画撮影の現場を巻き込む大騒動を起こす美雪は、事情があるとはいえ嫌な部分の方が勝ってしまいそうだが、ファンタジックでかわいらしい部分を損なうことなくしっかりと舞台上で輝いていた。非常に繊細なバランス感覚を擁するこの役に対する的確な表現──所作や発話──は、多くのヒロインを演じてきた彼女ならではのものだろう。月城との相性は言うまでもない。一ファンとして、二人のさまざまな芝居を観てみたいという思いが強い。そして今作で最も重要と言っても過言ではない人物、ハンサム・ガイこと俊藤龍之介を演じた鳳月杏も素晴らしかった。このハンサム・ガイに関してはもう「見てください」としか言えないのだが、作中で最も「良い人」がこの人なのである。その設定その登場でそんなわけないじゃんと思うものの、いやものすごく「良い人」でものすごく「カッコイイ」のだ。ハンサム・ガイの看板に偽りなし。今作から月組に組替えしてきた彩みちるも健司に恋する社長令嬢、成瀬塔子の切なさを綺麗に演じていた。組替えという期待にしっかりと応えるパフォーマンス。暁千星、風間柚乃も印象的。しかしこの作品のロマンチックでファンタジックな部分を担うのはある意味でロマンス劇場の支配人、本田正であり、本田を演じた光月るうの熟練した舞台さばきは影のMVPと評して差し支えないだろう。

   

 個々の演者が発揮した力もさることながら、演出の小柳氏の手腕も光る。『ルパン三世』や『幕末太陽傳』など原作ものの舞台化に定評がある同氏の特筆すべきところは、どうしても必要になる設定や登場人物の変更に際する「脚色」の技術ではないだろうか。今作では暁千星が演じた大蛇丸は映画版には登場しないキャラクターであり、細かい部分で言えば本田のセリフには小さな、しかし大きな変更がある。映画版での美雪は映画の世界から飛び出してきた当初は服だけでなく肌もすべてモノクロだが、宝塚版でモノクロなのは衣装だけになっている。一見「モノクロのお姫様」という重大な要素が薄まってしまっているようにも感じるものの、これがラストシーンに繋がる大きな布石になっている。カラフルな現実とモノクロの映画。詳細な言及は避けるが、あのラストシーンは本当に素晴らしいものだった。

 ショー『FULL SWING!』の作・演出は三木章雄氏。ジャズをテーマにスタイリッシュで、かつソウルフルなショーに仕上がっている。印象的に残っているのはプロローグで月城や鳳月が着ている、コートのような衣装。なんと言えばいいのか、あまり見ないタイプのスタイリングではあるものの、それをカッコよく見せているのは流石。ダンスシーンが多く、海乃や暁の本領発揮といった場面が散りばめられている。今作はフィナーレでのエトワールを設けない演出だった。

 

週間日記(2022/01/03~01/09)

 1/3(月):三が日、ラスト。今年の三が日は本当にやることがなく、めちゃくちゃ暇だった。正しい三が日という雰囲気。たとえめちゃくちゃ暇でも、無理やり何かをすると負けた気持ちになるのでただただダラダラし続けた。適当に起きて、適当に過ごす。録画していた『ラヴィット新年会』を見る。番組内で話題に上がっていた「ラヴィット増刊号」は普通に見たい。MCの川島さんが過労で倒れてしまいそうだけれど。昼前に姉夫婦が甥っ子を連れて帰ってきたので、そこからはぼんやり。これまた録画していた『イッテQ』新年スペシャルを流し見する。あまり内容を覚えていないくらいには流し見だった。そして夕方からは爆睡。結果的に書くこともない。明日からは気持ちを入れ替えてこの日記も頑張ります。とりあえず、爪を切って寝ます。

 

 1/4(火):寒い。微妙な天気で、時雨る時間と雪のちらつく時間が交互に来るような一日だった。適当に起きて、『ラヴィット!』を見る。今日から通常放送。テレビ業界は三が日が終わると途端に通常進行に戻る。特番は多いものの、午前中からお昼にかけての情報番組はおめでたい雰囲気を一掃していた。新年一発目の放送ということで、ゲストには縁起物のオードリー・春日。ラヴィットゥース。ランキングコーナーはおやすみで、ロケがふたつ。アインシュタインすゑひろがりず、和牛・水田、相席スタート・山添という同期メンバーの中になぜかモデルの田中美保が混ざるという謎の構成。ボケまくる面々をただひとりさばく河井がお店のお母さんに「熱いうちに食べなさい」と怒られるシークエンスが最高だった。「いない店員」とカウンター越しに会話する山添も。エンディングまで見届け、お昼前から外出。車に乗って、草津のエイスクエアへ。三が日が終わったとはいえまだ人が多いかなぁと思ったものの、ぼちぼちの込み具合。平時の週末くらい。ホームセンターをうろうろし、書店でジャンプと雑誌を買い、無印で新生活を見越したもろもろのグッズを見るだけ見て買わず。今は時期尚早、「見」に回る時期。最後にスターバックスで甘いものを買って帰宅。2022年スタバ初め。期間限定のフラペチーノは美味しかった。売り切れになっていたオンラインストア限定の寅年タンブラーは再入荷メールが来たものの、1分も経たずにまた品切れ状態に。物を売るというレベルに達していない。年末に京都の東山区限定で販売していた寅年グッズも販売初日に買い占められていたようなので、転売対策をするつもりはないのかもしれない。「転売されるほど人気」はブランディングの一環として機能するものではない。帰宅して、とりあえずジャンプを読む。読むものがなくなってきたなぁなんて思っていたけれど、いざ久しぶりに読んでみるとどれも面白い。午後は特に何もせず。夜は外食。近所に出来たお店へ。前菜二種類、パスタ二種類、メイン一種類、デザートをひとつ。もちろん一人で食べたわけではないけれど、お腹がパンパンになる。2022年も美味しいものを食べます。お腹が重いので、早めに寝ます。

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前菜盛り合わせ

 1/5(水):寒い。朝方には雪がちらついていた。冬本番。今日は一日中家にいたけれど、まぁ寒い。ぼんやりと起きて、ぼんやりと『ラヴィット!』を見る。スタジオには守屋麗奈さんを引き継ぐ形で今週からシーズンレギュラーを務める櫻坂46・田村保乃さんが。櫻坂46のみなさん、刺さるヴィジュアルの方が多い。守屋さん、田村さん、小林さん、森田さん……。2022年、急にアイドルを推し始めるかもしれない。今日は見取り図とジャングルポケットがホテル三日月を楽しむロケ。二週に渡って放送することが決まっているためなのか、VTRの後半はずっと微妙に薄い雰囲気が漂っていた。うーん。その後は家のことに取り掛かる。『ハライチのターン』を聞きながら。今年に入って初めてのしっかりした掃除。洗濯物をしたり、掃除機をかけたり。セーターなどを手洗いして洗濯機にかけて脱水しようとしたのだが、なんどやってもうんともすんとも言わなかったのですべてを諦め、人力で脱水した。陰干しの末にセーターの洗濯は完全に失敗したものの、今シーズンで捨てようと思っていたのでもういい。もういいということにする。30分ほど仮眠を取って、正午くらいからは映画を見た。アマゾンプライムで『今夜、ロマンス劇場で』を再生。今現在宝塚大劇場月組が舞台版を上演中で、観劇予定があるのでその予習に。そうでなくても以前から見たいと思っていたので、ちょうどいい機会だった。そして面白かった。映像が美しいし、細部までしっかり作り込まれている。この作品をどうやって舞台に再現するのか、期待大。それから夕方まではぼちぼち作業。BGMはTBSラジオの大晦日年越し特番『ハライチのカウントダーン』。まさかオリエンタルラジオの喧嘩コントをやりながら年越しをしているとは思わなかった。なんなんだ。そして突然のヒコロヒー登場。岩井さんは裏被りとかがあったのだろうか。本当に、なんだったんだ。夜は特に何もせず。『魔法のレストラン』『シャーロック・ホームズの冒険』を見た。『ホームズ』はオープニング前の煽り映像で「二か国語放送なので英語の勉強にもどうぞ!」みたいなことを言っていたけれど、あんなに綺麗なクイーンズイングリッシュを喋れるようにはならないだろう。白洲次郎じゃないんだから。ケンブリッジに通って貴族とベントレーを乗り回せばいいのか?早めに寝たい。

   

 1/6(木):寒い。東京は雪に沈んでいるらしい。関西は寒いけれど、雪が降るほどではなかった。適当に起きて、適当に『ラヴィット!』を見る。スタジオにニューヨーク、インディアンス、オズワルドが揃うというM-1もかくやといった顔ぶれ。ボードゲームが白熱した結果、鈍い音を伴う往年のたけし軍団みたいな物理ツッコミが飛び交っていた。ゴリゴリのバラエティ。午前中から外出。車に乗って高速道路をひた走り、宝塚へ。中国道のリニューアル工事はまだ再開されておらず、スムーズな行程。駐車場に車を停めて、とりあえずお昼ご飯。宝塚名物『パスタ』で「たらこいか納豆バターライス」を食べた。タカラジェンヌにもファンが多いことで知られるメニューなのだが、食べる度に「いや本当にタカラジェンヌこんなに食べる?」と思うくらいのボリューム。そして美味しい。関西を離れる前に食べることが出来てよかった。いつも行列が出来ているのだが、今日はラッキーなことに並び無し。これまたスムーズ。店内はしっかりと感染対策が取られていた。その後はキャトルレーヴでグッズを買い、宝塚阪急をうろうろ。開場までの時間が微妙に余ってしまったので、宝塚ホテルで常設の衣装展示を見たり。なんだかんだで開演。演目は『今夜、ロマンス劇場で/FULL SWING!』の二本立て。綾瀬はるかと坂口健太郎の主演で制作された映画のミュージカル版。映画も素晴らしかったが、この宝塚版も素晴らしかった。やはり小柳氏による演出が光る。原作ものの「脚色」において発揮される氏の実力は、抜きんでたものがあるように思われる。「モノクロの人物を舞台上で表現すること」を逆手に取ったラストシーンは見事。終演後、特に何もせず直帰。本当に良い一日だった。興奮状態なので、早めに寝たい。

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たらこいか納豆バターライス

 1/7(金):寒い。もちろん今日も寒い。みぞれが降っていたりする。今シーズンは平均してずっと気温が低い。ような気がする。適当に起きて、ぼんやりと『ラヴィット!』を見る。宮下草薙の草薙が年末に納車した500万円以上するテスラを新年早々思いっきり擦ってしまい、修理に300万円ほどかかる話をしていた。松の内にテレビで披露するエピソードではない。スタジオゲストとして出演していたモーニング娘。牧野真莉愛さんがなかなかにえげつない人だった。野球ファンで、メジャーリーグが好きらしい。朝の生放送であんなにアーロン・ジャッジの名前を聞くことになるとは思わなかった。午前中はとりあえず家のことをする。掃除機をかけたり。今週はスクランブル的に水曜日にも掃除をしたので、今日は軽めに。昼前から夕方にかけては、寝たり起きたり。作業をしたり、しなかったり。あまりギアの上がらない一日だった。夜は『かりそめ天国』のスペシャルを見る。もう中学生のパン粉工場ロケは「揚がった色を綺麗に見せるため最初から色がついたパン粉がある」という情報が衝撃だった。確かに考えてみればそうする方が速い。どんな世界にもイノベーションはあるのだ。異様に眠いので、今日も早めに寝たい。

 

 1/8(土):寒い。寒いけれど、昨日ほどではない。西日がキツイ。運転していると死にそうになる瞬間がある。日除けの下にETCの機械があるので、日除けを出したままエンジンを切ると「ETCカードが挿入されたままです」という音声がいつもより爆音で流れるので、それも死にそうになる。突然の大きい音に弱い。映画や舞台で突然発砲されるとビクゥッとなる。周りの人、すいません。適当に起きる。朝からもう中学生が大暴れする番組を見ていた。ここにきて再ブレイク、いや一度目の数倍になる規模でブレイクしているもう中学生。面白いけれど、「物腰は柔らかいけど基本おかしい人だから」という有吉弘行の言葉を思い出す。昨年に見せた無観客公演でのコール&レスポンスは記憶に新しいが……。午前中は特に何もせず。徒歩圏内になるラーメン店のオープン時刻を狙って訪問し、限定20食のつけ麺を食べた。ここも「関西心残りシリーズ」のひとつだったので嬉しいし、美味しかった。どこかに寄ることもなく、帰宅。ぼーっとした後、昼過ぎにまた外出。用事がある母親を車で送り届け、それが終わるまで適当にうろうろした。寂れたスーパーマーケットなんかを……。一角にあるゲームコーナーに置いてある筐体のいくつかは自分がアルバイトをしていたところにもあったものだったので、故障したときは助けになれるなと思った。お客様の中にスウィートランド4を修理できる方はいらっしゃいませんか!?となったら、スッと立ち上がるのだ。そんな事態はない。レースをするアヒルにメダルを賭けて、当たったらメダルが増える懐かしいあの機械はもう会社がなくなって新しいパーツがないので、今あるものが故障したらそれが最後になる。瑣末な知識ですが、芸は身を助くとはよく言ったもので、こうやって日記を水増しできたりするのだ。夕方くらいに帰宅。夜は特に何もせず。テレビ放送されていた『コンフィデンスマンJP』の劇場版を半分くらいの集中で見た。自分が好きな要素の詰まっている作品なのにどうして見ていないんだろうと考えてみたら、思い出した。面接を受けに行った会社の待機時間で頭がおかしくなるくらいにトレイラーを繰り返し見させられたからだった。内定は貰えなかったので、その恨みだろう。たぶん。すこし作業をしてから寝たい。

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つけ麺特製トッピング

 1/9(日):寒くない。いや寒いけれど、昼間は日差しも強くていい陽気だった。最高気温も13℃ほどあり、過ごしやすい。適当に起きる。いや、日曜日としてはいつもより早い時間に起きる。「シューイチ」に出演している日本テレビの中島アナは学生時代に四度音楽学校を受験した(チャンスは最大でも4回)ほどの宝塚ファンとして界隈では有名な人なのだが、2022年元日に放送された「シューイチ」では『ベルサイユのばら』のオスカルに扮して初日の出のレポートをしたらしい。こう、ものすごいことになっている。この方が出ているとBGMとしてミュージカルナンバーがよく流れるので、個人的には嬉しい。早い時間から外出。用事があって、大阪へ。日曜にしては梅田の人出がすくなかったような気がする。みんな報道を受けて行動を控えているのかもしれない。それぞれの選択がある。地下鉄に乗り換え、なんばへ。30分足らずで用事を済ませ、梅田へとんぼ返り。別の用事の集合まで時間があったので、阪神電車の改札を出てすぐのところにある「梅田ミックスジュース」でミックスジュースを飲んだ。地味だが、大阪の名物だと思う。一杯170円、キンキンに冷えたミックスジュースがプラスチックのコップで提供される。お店の周りでは老若男女問わず、いろいろな人が立ったままコップを口元へ慎重に運んでいる。駅や阪神百貨店の改装で周辺の雰囲気は変わったけれど、ここにさまざまな人が集まる風景は変わらない。せっかく梅田まで出てきたしな……という気持ちを満たすのにちょうどいい場所。もろもろを終わらせて、昼食を食べて、帰路に就く。上京を前に思考を停止して好きなものを好きなように飲み食いしているのだが、体重計が悲鳴を上げ始めている。どうせ一人暮らしが始まったら食べなくなるので、大丈夫だろう。そういう計算でやっている。大丈夫なはず。大丈夫であってくれ。帰宅して、夜は特に何もせず。ぼる塾の田辺さんはスイーツロケが増えすぎて「実際それほどでもないもの」を食べることが多くなったものの、正直な人なので口では「美味しい」と言っていても明らかに表情が伴わないことがあるらしい。TVショー、異常。今日も早めに寝たい。

 

週間日記(2021/12/27~2022/01/02)

 12/27(月):寒すぎる。滋賀を、えげつない寒波が襲っている。彦根、長浜を中心とした湖北地方の降雪記録は軒並み塗り替えられ、この日だけで2021年ここまでに報道された回数を超えるくらい滋賀県がニュースになっている。「電車のドアが開いたら1メートルの雪の壁が出来ている写真」がTwitterでめちゃくちゃバズっていた。彦根も毎シーズン一度は雪が積もるけれど、この規模で、しかも短時間で積もることはほとんどない。その結果が国道の立ち往生、新名神の通行止め、JRの運行停止、東海道新幹線の大幅な遅延。私が住んでいる湖南地方はそれほど大きな影響を受けていないが、物流はどうにもならない。荷物の配送も遅れている。しばらくは滋賀県から動かない方が良さそう。今日の「ラヴィット」は年内最後の生放送で、ぼる塾のロケコーナーにはラヴィットファミリーの日向坂46・松田好花さんが。見ているとこっちが清い気持ちになってくるタイプの人。東京で美味しいものを食べるため、先立つものを手にするぞという気持ちを新たにした。年の瀬なので、日記も短く済ませようと思います。

 

 12/28(火):依然として雪の影響は続いている。降雪自体は落ち着いてきたものの、大みそかからお正月にかけてまた寒波がやってくるらしく、滋賀県と福井を結ぶ国道は通行止めの可能性が予告されている。今年の冬は厳しい。今日の「ラヴィット」は年内最後の放送。生放送ではなく収録で、半年ほど放送していたニューヨークのコーナーをまとめた総集編だった。MCが田村アナと爆買いベジータ侍だった。詳細は省きます。もう本当に何もしていない。書くことがない日に書くことと言えばNBAの話なのだが、いかんせん。新型感染症の再流行で本来のロスターを組めないチームが多く、見ていてもそこまで楽しめないというのが正直なところ。離脱した選手の穴を埋めるための新たな契約に関したルールが出来た関係で多くの選手にチャンスが与えられている状況ではあるが、NBAは「超人の闘技場」であって欲しい……。アイザイア・トーマスの得点力を持ってしても終盤のディフェンスのなさでウェイブされる世界であって欲しい。失礼な話だが。

 

 12/29(水):適当に起きる。そろそろテレビの世界は年末の雰囲気に染まりきっている。朝からずっと『99.9』が再放送されていたので、何の気なしにずっと見ていた。面白い。やっぱり面白い。映画と特別ドラマが控えているため、松本潤が番宣でテレビに出まくっている。嵐の活動休止以後、めっきり活動が落ち着いていたので単純に嬉しい。朝から帰ってきていた姉と甥っ子も『99.9』を見ていた。将来は弁護士になるのかもしれない。全体的に、何もしない一日。夕方に外出して、高校時代の同級生と会った。みんなめちゃくちゃ結婚しているし、めちゃくちゃ貯金している。つらいとか言ってる場合じゃねぇなって、本当にそう思いました。

   

 12/30(木):家から一歩も出ない日。適当に起きて、録画していた『バナナサンド』を見る。松潤がバラエティでやいやいやってるの、嬉しいな~。ゲームの商品で日村さんがもらっていたデロンギのオイルヒーター、読ふぁネットからカード情報が流出したときの不正利用で買われていた商品と同じだった。まさかまた出会うことになるとは。こんな年の瀬に。そこからは録画を消費してレコーダーの空きを確保した。まずは『有吉の壁』スペシャル。めちゃくちゃ面白かった。「修学旅行の一コマ選手権」でもう中学生から「タオルとかけて修学旅行とときます、その心は」というむちゃぶりを受けたU字工事・福田がとっさに「どちらもバスがつきものでしょう」と返していたのがすごかった。本当に、普通にすごかった。その後に別のコーナーでやったなぞかけが全然ダメだったので、余計に笑った。午後は特に何もせず。夜はいとうあさことかたせ梨乃が低予算で旅をする番組を見ていた。びわ湖放送だったので、久しぶりに見るローカルCMが多く、『おはスタ』を毎朝見ていたころのことを思い出す。おかえり、電車座れたか?早めに寝たい。

 

 12/31(金):適当に起きる。午前中からボーっとテレビを見る。大晦日の番組表は完全にお祭りムード。TBSは延々と名作ドラマの再放送を垂れ流していて、まぁそれはそれでありだよなという構成を続けている。それはそれであり。大ベテランが漫才をやり、『探偵ナイトスクープ』は傑作選。去年の大晦日も見ていたような気がする。お昼のニュースでは東京の人気そば店から中継が繋がれていたけれど、厨房の職人全員が死んだ目をしていた。昨日から夜通し蕎麦を打ち続けているらしいので、そりゃあそうなるだろう。個人経営の和食店の料理人も常連向けのおせちを作り続けているだろうから、意識が遠ざかっているはず。午後も特に何もせず。大晦日なので。すこし寝て、早い時間から夕食を食べる。今年は大晦日特番にめぼしいものがなく、録画していた『99.9』の特別ドラマを見た。杉咲花さんのパワー。『おちょやん』での活躍は記憶に新しいが、これからどんどんキャリアを重ねていくだろう。彼女が出ているパンのCMは、一部滋賀県で撮影されています。「めちゃくちゃ滋賀やん」と、見る人が見ればなります。その後はいろいろザッピングをしつつ、『孤独のグルメ』へと移る。愛知のショートカットを見て、いつかの『水曜どうでしょう』を思い出した。『カウントダウンTV』をBGMに、この日記を書きながら新年を迎えた。2022年、完全にフィクションの数字である。2021年を振り返ればとにかく院試をパスしたということに尽きる。しかし創作面では本当に一切これといったものを残せていないので、今年はとにかく頑張りたい。「もっと頑張る」を豊富にします。「目を覆いたくなるほど学び、血を流すように書け」の言葉を胸に。新年の余韻をもうすこし噛みしめてから寝たい。ちなみにですが、雪がちらついています。

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晦日はお鍋を食べます

 

 1/1(土):新年、明けましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。2022年です。こう、90年代に生まれた身としては完全にフィクションの数字という雰囲気があります。2021年は「院試をパスした」以外は本当に、一切何もなしていないので、今年はもっと頑張りたい。もっと頑張りたい。2022年の抱負は「もっと頑張る」にします。研究、執筆、生活。この三本柱を「もっと頑張る」。以上。しゃらくさい話はここまでだ。適当に起きる。気合を入れて起きる日はまだ先。お昼前に起きて、お正月恒例のバラエティ番組を見る。しかし今年はあまりどの番組を見てもお正月感がすくない。新型感染症の流行もあるだろう。そういえば一年前もこんな感じだったような気がする。ぼちぼちザッピングをしつつ、目ぼしいものはなかったので録画していた『ぴったんこカンカン』の最終回をようやく見ることにした。3時間ある特番あるある、録画すると逆に見ない。大泉洋香川照之の立て板に水といった語り口もさることながら、番組ファンとしては安住アナと米倉涼子さんの振り返りが良かった。もうこの二人のやり取りが見られなくなると思うと悲しい。この放送の後に安住さんは米倉さんのディナーショーにゲスト出演していたらしいけれど。おせちとお雑煮、日本酒をたらふく飲み食いして、夕方に昼寝。我が家のお雑煮は白味噌に丸餅。滋賀県は場所によって各地方との結びつきにもバラつきがあるので……去年も似たような話をしたような気がする。夜にすこし外出して、帰省していた友人と会った。24時間営業のマクドナルドは思っていたよりも流行っていた。そういうものが食べたくなるには早いような気がするけれど、急な客人に出す温かいものがないとか、そういうこともあるのだろう。客人というか、帰らない親戚というか。

 

 1/2(日):適当に起きる。お雑煮を食べる。お餅はふたつ。昨日から合計で4個。今年は多いような。MBSで放送されていた『よんチャンtv』をぼんやりと見る。袴に身を包んだミルクボーイ・駒場が狂気をチラつかせていたので良かった。新年2日目にしてめちゃくちゃぼんやりしている。もう常に眠い。朝からビールを飲んでいるせいかもしれない。スカイステージの年越し特番を見たり、Blu-rayを見たりと、今日は宝塚を見ながら過ごした。もう本当に書くこともありません。贔屓のシカゴ・ブルズが昨日に引き続きデマー・デローザンのブザーショットで逆転勝利を収めていた。同一の選手が二日連続のブザービートでチームに勝利をもたらしたのはNBAの歴史でも初めてらしい。カッコイイぞデマー。夜は『バナナマンのせっかくグルメ』新春スペシャル。だったのだが、本来なら4時間スペシャルだったところが関西地方では3時間スペシャルとなっていて、内容がかなり変わっていた。具体的にはゲストの高山一実さんの存在が抹消されていた。関西の悲哀。東京では関西ローカルが見られなくなって寂しさを感じたりするのだろうか。もう早めに寝たい。