感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2020/8/17~8/23)

 8/17(月):今日も今日とて暑い。静岡県では観測史上1位タイの記録となる41.1℃を記録したらしい。デスバレーじゃん。デスバレーは54.4℃を記録したらしい。死の谷じゃん。温暖化の影響なんでしょうか。よく分かりません。結局暑いです。月曜日だなぁと思いながらアルバイトへ行く。昨日で中学高校の夏休みが終わったらしく、街に制服姿があふれていた。他の世代が経験する必要のなかった苦労を味わっている彼らのことを思うと、すこし苦しくなる。同時に阪神淡路、東北の震災を思い出す。自分は本当にラッキーだったのだ。数々の幸運に恵まれて今生きている。自分の倫理観が大きく変わったのにはやっぱり学部時代の学びが大きい。倫理と道徳の重み。アルバイトはやっぱりなんだか穏やかでなく、どうしたもんかいのぉ状態だ。もっとこうグイっと踏み込んでいいのならそうしたのだが、いかんせん立場的にも物理的にもそれが出来ない。戦ってやろうかな。こう、組織と。腐った肉の臭いがする。『半沢直樹』は観ていません。元星組トップスター紅ゆずるが今日の「ちちんぷいぷい」に出演していて、流れで上のセリフをモノマネしたらしい。めちゃくちゃ見たかった。うーんこれどうなるかなと思いながらバイト先を出て、京都駅まで歩く。日陰を選んで歩いても暑い。ポロシャツがびしょびしょになる。太陽光を反射する琵琶湖を電車から眺めているときにタイミングよくBeseBallBearの「ドラマチック」が流れて、甲子園を目指して同地区のライバルや信頼のおけるチームメイトと切磋琢磨した”ない記憶”が甦ってきた。高校野球特別交流試合も今日で終わったらしい。ほとんど見ていない。なんだか切なくなってしまうから。夕方に帰宅して、家のことをする。洗濯ものやら掃除機やら。その後は録画していた『MIU404』を見る。めちゃくちゃ面白い。小日向文世がすごい。今度は志摩が伊吹に手を伸ばすのだなと思って、すこし泣きそうになった。『アンナチュラル』とのクロスオーバーにはニヤニヤしてしまう。今は「バナナムーン」を聞きながらこれを書いている。びっくりするくらい眠いので、早く寝たい。

youtu.be

 

 8/18(火):今日も暑い。暑いけれど、昨日ほどではなかったような気がする。凍ったペットボトルがなかなか溶けなかった。凍らせたアクエリアスの溶け始めってやっぱりめちゃくちゃ甘い。中学生のころに戻ったような感覚。もう10年じゃきかないくらいの昔になってしまった。時の流れが速い。怖い。暑い。今日もアルバイトへ行く。お盆が終わり、電車は混雑している。最近はSFの短編アンソロジーを読んでいる。普段は読む機会のない作者が書いたものが読めるので楽しい。SFの短編はなんというか、透明なインクで描かれた絵画を見ているような気分になる。えげつない比喩。今日のアルバイトは忙しくて、何かを考えている暇はなかった。気づいたら昼過ぎ。やることが多い。そんなスキルはない。こう、全体の流れを見てそれを操作して、みたいな作業は向いていないような気がする。めちゃくちゃ胃がもたれる。いつもより遅く…いや最近はずっとこれくらいの時間になっているから、逆に言えばいつも通りの時間にアルバイト先を出る。ふらふらと、今日も渉成園のわきを通って京都駅まで歩く。夏のうちに一度写真を撮りに行きたいのだが、いかんせん暑すぎる。人がいるところを見たことがないもの。暑すぎて。夕方くらいに帰宅。途中で見かけた高校生が右手にミルクティーのペットボトル、左手にボンタンアメを持っていて、渋かった。好きなんだろうな。オブラートの感触が懐かしい。好きな駄菓子はぽんするめなのだが、結構前に生産が終了してしまって今は似た別物しか売っていない。悲しい。とりあえずシャワーをして、30分だけ寝るかと思ったら日が傾いていた。最近は日没が早くなっているので、相対的に失神している時間も少ない。こういうのを屁理屈と言います。もうちょっと体力をつけなければ。夜はぼんやりと過ごす。先週放送の「探シタラTV」がめちゃくちゃ面白かった。マウスオープナーをつけたせいでバ行が言えなくなるトムブラウンみちおが最高。あんなに寝たのに眠いので、爪を切ったら寝ようと思う。

 

 8/19(水):ジュラシックパークみたいな夢を見た。明け方に暑さで起きて、二度寝してからも同じ世界観の夢を見た。疲れているのだろうか。よく見る夢は、みんなが服を着ているのに自分だけ全裸という夢。めちゃくちゃ焦るけれど、全裸の自分のことは誰も気にしていないところで夢だなと気づく。そして目が覚める。どんな深層心理なんだ。車の運転免許を取ってからは、運転中にブレーキがきかなくなる夢をよく見るようになった。心配性なのかもしれない。今日もアルバイトへ行く。電車に乗り遅れそうになる。暑さをしのぐためになるべくギリギリに駅へ到着しようとしたら、こういうことになった。愚か者を諌めるタイプの寓話みたいだ。アルバイトをしながらソルティライチを飲んでいたら、いつもより甘く感じた。体の状態がいつもと違うのかもしれない。日本の夏は怖い。忙しく作業をして、昼過ぎに帰路へ就く。今日は昨日よりも暑かった。日陰を選んで歩いていても汗が流れてくるし、むわっとした空気がマスクを越えて気管に入ってくる。行き帰りの道中で「オードリーのオールナイトニッポン」を聞いた。春日の調子が悪く、春日語にキレがなかった。メーキャップルームのくだりにも、キーステェションのくだりにも。夕方くらいに帰宅して、全シャワーをする。それからはボチボチ作業をしたり、録画していたテレビを見たり。高校野球の特番を見ていたら、高校生が野球をしているというだけで泣きそうになってしまった。「誰かのためにスポーツをします」と語る高校生は多いけれど、そういう十代を見る度に「あなたはあなたのためだけに好きなことをすればいいんだよ」と思う。せめて十代の間は、自分の好きなように好きなことをすればいいのだ。もちろん限度はあるけれど、それが健全な社会だと思う。リアルタイムで見た「有吉の壁」が最高だった。シソンヌのラーメン二郎刑事が大好き。BSで放送していた「刑事コロンボ」も面白かった。50年ほど前の作品なので、まだ「サブリミナル」をそのまま日本語として使うのではなく「潜在意識」と訳していた。こういう楽しみ方もある。こう書くとテレビばっかり見ているような気がしてくる。間違ってはいない。

   

 8/20(木):今日はかなり暑くて、体の調子も悪かった。日本の夏はもう危険な季節だ。一か月くらいみんなで休みましょう。8月はダメです。アルバイトは休みで、滋賀をウロウロする。とりあえず朝起きて、録画していた「おにぎりあたためますか」を見る。KBS京都で2年遅れで放送している例のあれ。木曜日の朝といえば「おにぎりあたためますか」、くらいにはなっている。午前中はすこしぼーっとして、昼前から車に乗って外出。日差しがすごすぎて車内でも日焼けをしそうだし、クーラーが全然きかない。暑い。近江八幡の方へ車を走らせて、お昼ご飯を食べる。前々から行きたいと思っていたうどんのお店へ。時々メディアでも紹介されるようなところで、昼食にはすこし早いくらいの時間だったけれど、とても流行っていた。豊富なメニューに悩んだ末、竹とり天やまかけうどんを注文。やまかけうどんが好き。やまかけというか、山芋が好き。うどんはとても美味しかった。また来たい。ここに来るまでの車内ではなんとなく心臓がドキドキしていたのだけど、ご飯を食べたら治った。塩分が足りていなかったのかもしれない。危険な季節だ。

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竹とり天やまかけ(冷)

 食後は北へ進み、滋賀の誇る観光名所のひとつ「ラコリーナ」へ。すこし前に「情熱大陸」で紹介されていたので混んでいるかなと思ったけれど、それほどでもなかった。やっぱり、こういうご時勢だし。小学生を連れた家族やカップルが目立つ。県内のちょっとしたお出かけにはうってつけの施設だろう。クラブハリエとたねやのお菓子はハズレがないし、建築は面白くてフォトジェニックだ。朝食用にパンを買ったり、外のテーブルでかき氷を食べたり。休日気分。いかんせん暑すぎて、ちょっとクラクラしてしまったけれど。帰宅途中銀行によって、バイト代が入っているのを確認した。テンションが上がる。昼過ぎくらいに帰って、ボチボチと作業。肉体的にも精神的にもあまり元気がなく、何も進捗がないまま陽が沈んだ。夜はTVerで「テレビ千鳥」を見る。もうちょっとなにかをしてから眠りたいけれど、どうだろう。

 

  8/21(金):昨日くらいから体の水分が足りていないような気がする。もっと意識的に水分と塩分をとらなければ危ないのだろう。アルバイトへ向かう電車の中で急に頭が痛くなってしまって、不安に思いながらタイムカードを切った。ガバガバと水分を摂り、昼過ぎまでにだいたい2リットルになった。周りはちょっと引いていたような気がする。あいつめちゃくちゃ自販機行くじゃん、みたいな視線を感じた。今日はとてもバタバタしていて、頭痛と忙しさとでもう軽くパニックになった。しんどい。京都はいつものように暑い。冷凍したペットボトルのスポーツドリンクもすぐに溶けてしまう。京都駅までの道のりで救急車を何台か見かけたけれど何かあったのだろうか。室内にいても熱中症に気を付けなければならない。いつもより早めに帰宅。そのまま車に乗って洗車場へ向かう。明日は友人に誘われてドライブへ行くので、綺麗にしておきたかった。洗車場に併設されたガソリンスタンドに着くと長蛇の列が出来ていて、どうやらガソリンが安かったらしい。私の目的は給油ではなかったのでその列を横目に見ながらコイン洗車に入ると、一番高いコースがかなり安くなっていた。嬉々としてそのコースを選ぶ。安くなっているに越したことはない。手洗い洗車はシンプルに命の危機があるので、今日は機械に任せる。結局拭き上げるときに汗をかくので、程度の違いでしかなかった。こう気温が高いと車体に残った水滴がすぐに蒸発してしまってその後が残るので、ものすごくめんどくさい。真夏でも真冬でも洗車はしんどい。洗車が終わったところで友人から電話があり、「やっぱり明日は車いいや」と言われた。そういうところがあるな。デカめの用事を前日にバタバタと準備するやつ、こういうこともあるんだぞ。車が綺麗になったのだから、と自分を納得させた。だいたい1時間くらいで帰宅して、今度は家のことをする。「ハライチのターン」を聞きながら掃除機をかける。やっぱり掃除中はエアコンをとめて窓を開けたい。死にそうになるけれど。今日も死にそうになったけれど。その後は全シャワーをして、ぼんやりと過ごす。最近は本当に何も出来なくて、「やらなければ」という焦燥感や「やっても出来ない」という無力感に満ちている。映画やドラマも見られていない。色々なことにいっぱいいっぱいで、自分の精神が物語を求めていないのかもしれない。どうしたもんかいのぉ状態。

 

 8/22(土):夏をエンジョイする一日だった。土曜だけれどアルバイトの平日と同じ時間に起きて、いそいそと電車に乗る。昨日の反省を活かして、朝食はおにぎり二つと辛めの味噌汁。塩分をしっかり摂る。夏をエンジョイするために塩分は欠かせない。京都駅で降りて、普段とは反対方向の八条口へ。一般車の乗降口で友人の車に乗り込む。夏だ。途中途中でまた別の友人をピックアップして、北へ北へと向かう。だいたい2時間くらいで京丹後のビーチに到着。海に入るのはおそらく20年ぶりくらいで、要するに物心ついてからは初めてだった。もうシンプルにめちゃくちゃ怖かった。自然の波、死じゃん。日本海は落ち着いた波でも死を感じます。命の危険を感じるほどの暑さではなく、予報通りに崩れるような天気でもなかったので結局すごく楽しかった。学部の先輩が海を見ながらずっとジャン・コクトーの引用をしてきてうざかったので、こっちはずっと『ピンポン』の引用を返していた。主に第29話「もがけ青春」から。「今よかちったァ楽になんよ…」とか。キャッチボールというよりドッヂボールのコミュニケーション。昼過ぎまで海で過ごして、移動。西日本最大級の道の駅「丹後王国食のみやこ」へ行ったのだが、時間やタイミングが悪くレストランやフードコートがほとんど閉まっていた。疫病の影響だけではなく、夜から始まるイベントの準備があり早めに閉店していたのだ。残念だなぁと思いながらソフトクリームを食べたり、ヤギを眺めたり。モノマネの下手な人がやるモノマネのヤギ、みたいな泣き声のヤギがいてめちゃくちゃ面白かった。ビブラートのかかった「めぇ~~~~」ではなくフラットな「メェーーーーーー」。文章では伝わらないタイプの面白さだった。今まで聞いた中で一番鳴くのが下手なヤギ。なんだかんだで夕方くらいになってしまったので、また車に乗って移動。途中でまた道の駅「てんきてんき丹後」に寄り、河原で風を浴びる。気温が低めで、気持ちいい。晩御飯は丹後の「ひさみ」で刺身定食。美味しかった。へしこも美味しかったので、お土産に買った。傾く太陽を眺めながら車に乗り、京都市内まで戻る。ぼちぼちと帰宅したのは結局日付が変わるころだった。バスを直前で逃して、めちゃくちゃ走ったら次のバス停で乗れるんじゃないかと思ったけれど元気がなさすぎてやめにした。帰るのもめんどくさいし、帰らないのもめんどくさい。大人になるっていうのはそういう、帰りたい場所も分からないのに「帰りたい」とつぶやくことです。ハチクロで言ってました。帰宅して、自分を奮い立たせてサンダルや水着を洗いお風呂に入ってから眠る。首の周りに塗った日焼け止めが甘かったのかめちゃくちゃ赤くなってしまった。保冷剤の出番。

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刺身定食

 

 8/23(日):今日は本当に何もしていない。家の外にも出ていない。昨日の海で体力を使いすぎたのか、ほとんど寝て過ごした。何か録画した番組を見たとか、プライムでドラマや映画を見たとかそういうこともない。無為。無為すぎて無為転変になったわね。今はただ君に感謝を。そういえば『呪術廻戦』の最新巻を買っていない。買わなければ。寝て起きて寝て起きての繰り返し。首回りの日焼けあとが軽い火傷みたいになっていて、すこし痛い。ワセリンに助けられている。夕方にすこしパワプロをした。最近はちょっとした空き時間にやるくらいなので、サクセスをしっかりやるというよりはパワフェスをさくっとやる事が多い。栄冠ナインは沼が深すぎるのでまだ始めていない。あれを始めてしまうと他のことが終わってしまう。日本テレビ24時間テレビが放送されている影響で、地上波をまったく見なかった。普段見ている番組がことごとく放送していないとなんだかリズムが狂ってしまう。「シューイチ」も「イッテQ」も放送していない。結果的にBSで草刈正雄石橋蓮司のシュールコントが挟まられる寿司の特番(書いていても意味が分からない)を見たり、プライムで『孤独のグルメ』を見たり。高橋尚子が走った分だけ高橋尚子が募金をするという謎のシステムはどうなったのだろう。どういう気持ちで見るのがいいんでしょうか、あれ。禊?まだまだ全然眠いので、早めに寝たい。