感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2020/8/24~8/30)

 8/24(月):今日もそれなりに暑い。起きている間はずっと体が渇いているような感覚。ここ数日はどれだけ水分や塩分を摂っても出ていく分量に追いつかない。一歩踏み外せばやばいことになるような気がする。えー、こんな季節は嫌だ、気を抜くと屋内でも死ぬ。今日はアルバイトなし。ここから一か月くらいはまばらなシフトになる。おそらく。きっと。年単位で在籍しているけれど、まだ2割くらいしか理解出来ていないのでこういうことになっている。そういうこともある。いつもより遅い時間に起きて、朝ご飯を食べながらTVerで「探シタラTV」を見る。ここ最近始まったなかで一番面白いバラエティなんじゃないかと思う。設楽統のサイケデリックサドといった世界観を全面に押し出すとこうなるのか、という。電流などの定番装置から電子レンジ、マウスオープナーなどの新しい罰ゲームはきっと設楽さんが考えているのだろうけれど、その罰を受けるスタンダップコーギーの奥村うどんやザ・マミィの酒井といった若手との化学反応がいい。めちゃくちゃ面白い。それからぼんやりと過ごして、家のことをする。窓を開けて掃除機をかける。汗はかくけれど、一番暑かった日と比べればそれほどでもないなという感じ。ただまぁ普通に暑いのは暑い。一定の気温を超えたらあとはもう一緒です。Twitterを見ていると、BUMP OF CHICKEN藤原基央が結婚したというニュースが入った。藤くんって、結婚するんだ。そして結婚したことを報告してくれるんだ。本当におめでとうございます。昼前に一瞬だけ外出して、ジャンプを買う。いや、『チェンソーマン』。どうなってるんだよ。嘘だと言ってよ。『呪術廻戦』の宿儺が霞むよ。『アクタージュ』の作画を担当している方が例の事件に関する声明を発表されていた。なんというか、それに対する編集部のアクションが最悪だった。無責任にもほどがある。午後は寝たり起きたり、ゲームをやったり。パワフェスの図鑑を全部埋めようと思っているのだが、ちょっと果てしないような気がしてきた。夜もまたぼんやりと過ごす。ダメな日だ。元花組トップスターの明日海りおさんが吹き替えを担当した『ムーラン』の劇場公開が中止になった。ディズニーチャンネルで有料配信されるらしい。とても悲しい。2~3年後のエンタメ業界には若手がいないんじゃないかという不安がある。いやきっとそうなんだろうな。世界中がそうなるだろう。こういう気分のときはバラエティ番組を見るに限る。TVerで「バナナサンド」を。この「バナナサンド」がもう最高で、出来るならみんなに見て欲しいと思った。先述したザ・マミィの酒井のくだりで、普通に泣いてしまった。笑い泣き。酒井の生きざまやバナナマンサンドウィッチマンの優しさをみんなに、みんなに見て欲しい。

youtu.be

 

 8/25(火):残暑厳しく、彼岸がすぎればどうのこうのとかそういうことはない。残暑というかもう普通に本暑です。この日記を読み返すと、だいたい一か月くらい前から毎日太陽にキレていることが分かる。噓偽りなく毎日キレています。プロファイリングをされたら一発で人物像が出る。暑さに弱い人。今日はアルバイト。SF短編集を読みながら電車に揺られる。徐々に徐々にインプットの量を増やしていきたい。暑さに文句を言っていられる期間もそう長くはない。言い訳を出来る期間が終わったら何が始まるか分かる?ちゃんとしなきゃいけなくなる。アルバイト自体はなんとなく終わった。なんだかちょっと小さなミスをしたような気もするけれど、そうなれば謝ればいい。開き直ったクソ野郎になっている気がする。良くない。昼過ぎに帰路に就く。京都の日差しと日焼け跡の相性は最悪。最寄り駅について、家に帰る途中ですこし前に預けていたジャケットを受け取りにいく。詰めてもらった袖は完璧で、これでこのお値段ならめちゃくちゃ安いなと思った。秋冬に着るセットアップがひとつ増えた。これを着るまでは死ねない。帰宅してからは「バナナムーン」を聞きながら作業。大島麻衣はすごい。下ネタを話すとかではなくて、あのトークスキルすべてをまとめて「大島麻衣」と形容するべきだなと思った。夜は特になにもしていない。「世界ネコ歩き」のネコがめちゃくちゃかわいくて、はぁ~~~んと悶えていたらもう日付が変わってしまう。学部の先輩から電話がかかってきたので、折り返してから寝ようと思う。

 

 8/26(水):先輩との電話は面白かった。プリミティブなかっこよさを追求しなければならないとか、そういう話をした。そして全員が20代後半に差し掛かり、「結果が出るか分からない祈りのような独りよがりの努力をすることが苦しくなってきた」という話もした。誰かのために頑張る方が気が楽で、だからこそみんな誰かを愛するようになるんじゃない?なんて話もした。やっぱりこういうコミュニケーションは定期的にやる必要がある。ジャブでなくボディブローの打ち合いみたいな。今日もアルバイト。行きの電車で本を読んでいたら京都駅を乗り過ごしそうになった。最近は基本的にぼんやりしている。どろっとした疲れが溜まっているような感覚。四条の地下通路は今日も蒸し暑く、地下鉄を降りるまでは快適でもここを歩くだけでびしゃびしゃに汗をかく。空調の類がつけばいいのになと思いながら、タイムカードを切る。自分はそんなにえらい人間じゃないよなぁと感じてしまう日だった。これも業務の一環だから…と自らに言い聞かせる。いつもよりは早い時間にアルバイト先を出発。日陰を選びながら歩いているときに、日傘を差せばすべて解決するんじゃないかということに気がついた。えげつない雨が降っていたら誰もが傘を差すのだから、死にそうな陽射しのときも性別に関係なく日傘を差せばいいのだ。きっと。夕方に帰宅して、軽くシャワーをしてからTVerで「有吉クイズ」を見る。衝撃的な映像だった。「異常な番組」とはかまいたち濱家のコメントだけれど、本当にそうだった。全力の有吉弘行を前に、あのフワちゃんでさえも固まっていたように思う。すこし作業をして、30分くらい昼寝をしたら首を絞めて殺される夢を見た。誰に絞められたのかはもう覚えていない。「殺される夢」で検索をかけたら「殺される夢が持つ15の意味」みたいなサイトがヒットしたのだけれど、出来ればもうすこし数をしぼって欲しい。起きたら時間にちょうどよく「FNS歌謡祭」が始まったので、明日海りおさんを見るためにチャンネルを合わせた。めちゃくちゃ美しくて、でもまだちょっとかっこよかった。夜もまたぼんやりと、「刑事コロンボ」を見たりしながら過ごす。今週のコロンボは面白かった。毎週面白いけれど、特に。コロンボは本当にただ飯を食うのが上手い。事件現場にあるものは大抵食べているし、レストランで料金を払っているのを見たことがない。良いキャラクター。ぼんやりと眠りたい。

   

 8/27(木):今日はアルバイトなし。いつも通りの木曜日。10年くらい通っていた美容室が唐突に閉店してしまい、担当だった人から連絡が来るまでの1度や2度のために新しい美容室を開拓するのもめんどくさく、そうこうしているうちに髪の毛が結構伸びてきてしまった。つむじが2つあるせいで伸びっぱなしを放置していると髪型がものすごいことになってくる。今は急に分け目が変わってしまった。流行っているおしゃれな感じのセンターパートではなく、90年代の桜井和寿みたいなセンター分けになってきた。非常に困る。どうしたもんかいのぉ状態だ。一週間に一度はどうしたもんかいのぉ状態になっている気がする。人生とはそういうものです。ぼんやりと「スッキリ」を見ていたら、山崎まさよしが歌い出した。朝の番組に似合わない歌手ランキング1位かもしれない。リモートで、なぜかずっと半笑いで歌っていた。ずっと半笑いだった。パフォーマンスはめちゃくちゃ良かった。午前中から車に乗って出かける。湖岸道路をひた走り、イオンモール草津へ。湖岸にはテントがいくつか張られていた。ポツポツと雨が降っていたけれど、それはそれで楽しいのだろうか。山でキャンプをしてみたい気持ちはあるけれど、たぶんグランピングの方が肌に合っている。すこし前から進められていた工事が終わり、イオンモールの駐車場が微妙に変わっていた。軽くパニック。平日にしたって少ないなという人の数だったけれど、イオンの衣料品コーナーに設置された布マスクのスペースには人が集まっていた。洗って使える布マスクを買い足す。それからは書店に行ったり、薬局をのぞいたり。さくさくと買い物を済ませて、出発。途中でお昼ご飯を食べて、昼過ぎに帰宅した。30分くらい昼寝をしたら、また変な夢を見た。気持ち良く昼寝をするのは難しい。夕方、作業をしたりパワプロをしたり。パワフェスの図鑑登録人数がようやく200人を超えた。あと60人。図鑑をコンプリートしたら一旦パワプロとは距離を置きたい。なんだかやる気が出ず、夜は何をするでもなかった。先週の「ハライチのターン」で岩井さんがバナナマンのラジオに出たとき設楽さんに貰った香水ってどれなんだろうと思って色々と検索してみたら、比較的すぐに分かった。イソップのタシット。TBSラジオの公式サイトからバナナムーンにハライチが出演した回のギャラリーを見て照らし合わせたので、確実です。自分から発せられるにおいはすべて最悪にクサイという思い込みにとらわれているので香水の類には一切興味がなかったのだけれど、最近そうでもなくなってきた。良い傾向ではあるような気がする。海に行ったときの日焼けがおさまってきて、皮がめくれだした。今日は本当にとりとめのない一日だった。

 

 8/28(金):久しぶりに朝から雨が降っていた。不安定な天気。今日は朝からアルバイトへ。1ヶ月とすこし前から始まった今回のアルバイトもいよいよクライマックス。そんなに楽しげなものでもないけれど、なんとか無事に終了しそうなので嬉しい。平和が一番。全体の総括的なことをして、いつもより早めに帰路に就く。京都も朝から雨が降ったりやんだりを繰り返していて、雨の晴れ間は湿度がえげつないことになり、めちゃくちゃ蒸し暑い。蒸し暑さとマスクの相性は最悪だ。自分の他に誰もいない路地を歩いているときはマスクを顎にずらしているが、呼吸を禁止された近未来SFみたいだなと思う。みんながあまりにマスクをしているので、たとえそれが知っている人でも素顔全体を生で見るとなんだか変な感じがするようになってしまった。ダメな傾向。バイト先を出たときは雨が降っていなかったが、五条あたりを歩いているころにあやしくなり、東本願寺の横で完全に降り始めた。リュックに入れておいた折りたたみ傘を広げる。久しぶりの東本願寺ネコちゃんチャレンジは失敗だった。京都駅へ行く前に塩小路通を西に曲がって、すこし寄り道をした。前から気になっていたお店でコーヒーをテイクアウトする。せっかく早く終わってまだ昼過ぎだし、でもお昼ご飯を食べるほどお腹は空いていないし、じゃあせっかくなので…という。アイスのカフェラテはとても美味しくて、車内で本を読みながらゆっくりと飲んだ。今日が夏じゃなければもっと良い気分だっただろうな。お店のスタッフさんと当たり障りのない世間話を出来たとき、大人になったなと思いませんか。どうですか。ぼちぼちと帰宅して、すこし休憩してから家のことをする。「ハライチのターン」を聞きながら、掃除機をかける。今週の「ターン」は本編もさることながらラジオクラウドのアフタートークがめちゃくちゃ面白かった。澤部が受けたインタビューの話から、主に彼のパーソナリティを二人が語っていたのだが、それがとても良かった。ファンなら絶対に聞いて欲しい。夕方からは録画していたバラエティを見た。まず「水曜日のダウンタウン」。かまいたち。そして「有吉の壁」。「有吉の壁」がレギュラー放送されている幸せ。なんだか微妙にテンションが低いので、パワプロベイスターズを操作してジャイアンツをボッコボコにしてから寝ようと思う。

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アイスラテ

 

 8/29(土):暑さが息を吹き返してきた。昨日休んだ分を取り返すかのごとく、太陽が爛々と輝いている。めちゃくちゃ暑い。真夏のピークが全然去っていない。フジファブリックもお呼びでない土曜日。午前中をぼんやりと過ごす。土曜日の午前中は何かをするためにある時間ではありません。「あさパラ」は昨日の総理辞職を受けて一時間真面目な話をしており、そういうことじゃないのよぉと思った。もっとくだらない話をしてよぉ。グダグダな便利グッズ紹介とかそういうことなのよぉ。昼前から車に乗って外出。フロントガラスを超えてくる陽射しがえげつない。とりあえずお昼ご飯を食べる。ラーメンを食べていたら、近くのテーブルにいたグループがものすごく大きな声で「病気怖いねー!かかりたくないねー!」なんてことを話していて、いや外食をするなよとは言わないけどそれなら黙って食べた方がいいですよと思った。言行不一致というか、反射で喋るなよ。ラーメンはめちゃくちゃ美味しかった。幸せな気持ちになった。ハライチの岩井さんが言うところの「一食も無駄にしたくないタイプ」なので、いやしいやつだと罵倒されてしまう。それからは買い物をしたり。ミスタードーナツで明日の朝ご飯用にいくつかドーナツを買った。もうちょっと車でウロウロしようかなと思ったけれど、あんまり暑いのでさっさと帰宅した。何度でも言います、危険な季節です。午後はクーラーの効いた部屋でパワプロをしたり、考え事をしたり。8月はこのギアで行きます。9月になったらガチンッとギアを入れます。たぶん。夜はTVerで「テレビ千鳥」から「あちこちオードリー」を見た。あの手この手でレモンサワーを飲んでいる演者を流す番組が日曜の22時代に移動するって、大丈夫なんでしょうか。「あちこちオードリー」はパンサー向井の魂の叫びが見られます。あの話を聞きながらニコニコしている佐藤栞里のすごさが際立つ。陽の異常者。

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煮干し鶏そば

 8/30(日):今日も暑い。トイレに行くためにクーラーをつけているリビングから一歩廊下へ出ると、そっとドアを閉めたくなる。そしてトイレの中も暑い。用を足すのが先か暑さで倒れるのが先かのレベル。特に予定もなく、昼過ぎまで久々にスカイステージを見ながらぼんやりと過ごした。 たった一年やそれくらい前の映像が、もはや夢のように感じられる。銀橋は華やかなタカラジェンヌで埋め尽くされ、客席降りでは演者と観客が笑顔で握手を交わしている。そもそも人でいっぱいの客席が、いやむしろ「幕が上がっていること」こそが「夢」のように思われる。宝塚歌劇はまさしく「夢」の世界なのだけれど、決して「幻」ではない。「幻」ではなかった、と言う方が厳密かもしれない。今現在東京では星組が公演中で、9月からは花組が大劇場で公演を再開することになっているが、果たしてそれはかつての宝塚歌劇ではない。出演者の数は制限されているし、オーケストラの生演奏もない。悪夢のような日々が早く終わってくれることを願ってやまない。「特別な夏」なんて言葉はもう聞きたくない。逆に特別じゃない夏なんてありましたか?と思う。悲観的にはなりたくないが、どうしても色々なことを考えてしまう。どうかすべてが上手くいきますように。夢と言えば、夕方に昼寝をしているときに夢を見た。ときどき見る夢だった。バス停でバスが来るのを待っている夢。地方都市特有の国道にあるバス停で、遠くにチェーン店や家電量販店の明かりと赤いテールランプを見ながらバスを待っているのだが、そのバスが一向に来ない。自分の周りには何人かが同じようにバスを待っていて、その人たちはいつの間にかいなくなっている。おかしいなと思って視線をバスがやってくる方向を反対に向けると、どういうわけか目的のバスがいつの間にやら他の人を乗せてバス停を通過しているのだ。そうこうしているうちにどんどん周囲は暗くなり、バスは次々と自分だけを残して走り去っていく。そんな夢。こういう夢をよく見る。「人生は私が知らないうちに通り過ぎてしまった…」とは『グランドホテル』の登場人物オットー・クリンゲラインが発する名セリフだが、私はこの夢を見る度にこのセリフを思い出す。すこし前から読み始めていた『日本SFの臨界点』を怪奇篇、恋愛篇ともに読み終わった。それぞれから一作選ぶなら「黄金珊瑚」と「奇跡の石」が好きだった。あとは「雪女」も。「黄金珊瑚」の作者光波耀子氏は作品をほとんど世に出すことがないまま亡くなり、「雪女」の作者石黒達昌氏はこの10年執筆活動からは遠ざかっていらっしゃるようで、切ない。今日はぼちぼち作業をしてから眠りたい。