感情の揺れ方

それでも笑っていたい

日々のこと(2022/11/5~)

 早くも2022年が終わろうとしている。西暦2023年という数字への違和感が拭えないのは、新型感染症が流行してから世界が止まったような感覚に陥っているからだろう。加えて今年は生まれてから26年とすこしを過ごした滋賀県を離れ遠く東京で大学院生として独り暮らしを始めた大きな転換を経験した年でもあり、現実感のなさに拍車がかかっている。そう、「現実感のなさ」というのが2022年を通した大きな問題のひとつ。

 2022年を振り返ったところで、書き残すようなことは思い当たらない。修士課程の一年目に出来たことは何もない。小説を書き、新人賞に応募したものの……。一年という短い期間をクローズアップしても、と思ってしまう。2022年を正しく振り返るにはあと10年くらい必要な気がする。15万字ある物語を書ききったという事実は、まだ自信にはつながっていない。

 前回の更新から、特に大きな出来事は起こっていない。本を読み、本を書き。最近は大学の図書館をフルに活用し、シェイクスピアの全集を読み進めている。無論「読み物」としてのおもしろさはあるけれど、やっぱり舞台作品としての人間が声に出す方がおもしろいような気がする。全集も買おうと思えば買える値段ではあるのだが、やっぱり逡巡してしまう。うーむ。とりあえず、大学図書館の『ロミオとジュリエット』をずっと借りている人は早く返却していただけるとありがたいです。

 映画も舞台もほとんど見られていないが、自室で作業をするときのBGMにアニメを流している。この一ヶ月くらいで『ガンダム』シリーズのいわゆる「宇宙世紀」を見た。無印、『Ζ』『ΖΖ』『逆襲のシャア』『UC』『NT』『F91』。見られていない劇場版も多いけれど、だいたいは見ましたと言えるくらいには見た。聞いたことだけはあるセリフの数々に本来の文脈に即した正しい形で触れることができて良かった。コピペで骨抜きになった文字列……。好きなのは『Ζ』。カミーユ……。なんというか戦争に参加せざるをえない少年兵のドキュメンタリーを見ているような気持ちになる。それはシリーズを貫いているものだと思うけれど。書く者の端くれとして、いかに「反戦」と向き合うのかなんてことを考えたりする。

 noteの方はぼちぼち更新している。食べたものをまとめているだけなので、急にぱったりとやめてしまうかもしれない。カクヨムも更新した。年末なので。帰省先で思ったよりやることなくて暇だなーと思ったら、読んでください。暇じゃなくても読んでください。

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 2023年の目標はとりあえず「修論を書く」にしておきます。正直、他のことは何もわかりません。それではみなさん、よいお年をお迎えください。