感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2022/03/07~03/13)

 3/7(月):寒い。ゴリゴリに寒い。最低気温は当たり前のような顔で氷点下を記録している。春の助走が長い。大ジャンプが待たれる。適当に起きて、ぼんやりと『ラヴィット!』を見る。今日も基本的に荷造りの一日。お昼前に外出して、ジャンプを買いにいったくらい。『呪術廻戦』はやっぱり乙骨パイセン。五条悟が封印されている現状で、「強者が強者たる所以」をガッツリ見せてくれるのは乙骨パイセンだけ。来週が待たれる。荷造りは夕方くらいに一応の終わりを迎えた。終わりと言うか、パンッパンになった段ボールを前に「これで終了とする!」と大きな声を出しただけなのだが。こういうのは気持ちの問題です。あとは当日にバックパッカーみたいになったリュックサックを背負えばいいのだ。トートバッグも持ったりして。夕方から夜にかけては特に何もせず。疲れがあるので、早めに寝たい。

 

 3/8(火):寒い。花粉がすごい。春の空気。適当に起きるということはなく、気合を入れて早めに起きた。今日は、今日こそは引っ越しの荷物を引き渡す日なのである。予定時刻到着時刻は8:00~8:30の間。それまでにたくさんの段ボールを玄関ないしは廊下に並べておきたい。朝ご飯はその後になってもいい。いそいそと段ボールの座標を変えていたら、インターフォンが鳴る。まだ8時にもなっていなかったけれど、早いに越したことはないのでありがたい。しかしその、この時間でも荷造りを終えているだろうというこっちへの信頼感はなんなのだろう。訪問見積もり時の印象で決めているのだろうか。だいたい30分で終了。部屋がスッキリ。家具はほとんど置いていくので、あまり引っ越し感はないけれど。その後は『ラヴィット!』を見ながら朝ご飯を食べて、お昼前に外出。テクテクと、市役所へ。転出届を出した。申込用紙に必要事項を記入したのだが、自分で思っているより疲れがあるのか、引っ越し前の住所と引っ越し後の住所を思いっきり正反対の場所に書いてしまった。担当していただいた方、本当に申し訳ありません。帰宅して、午後は特に何もせず。ダビングをしたり、なんなり。夜は家族と外食をした。次はいつになるだろう。「両親と食事をする機会は数えるほどしかなくなる」なんて話はよく聞かれるところではあるけれど、自分もそういう立場になった。眠いけれど、もうすこし色々と作業をしてから寝たい。あと、爪を切りたい。

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カツレツ

 3/9(水):今日も荷造りの一日。段ボールにはサヨナラを告げたので、当日に持っていく荷物の算段をつける。腕があと二本必要になる計算だ。不思議なもので、荷物を送った後に詰めておかなければならなったものが登場する。分厚めのテキスト、参戦!午前中は郵便局を行ったり来たり。今回の荷造りで最も頭を悩ませているのが、ポスター。宝塚の公演ポスターはもちろん、推しがかつて一度出したポスターなど、数えると結構な数のそれが出てくる。一部はこの地に残していつか取りに戻ったり、送ってもらったりすることにしたのだが、どうしても持っていかなければならないものもある。手で持っていくには不安があるので、ゆうパックの三角柱ケースを買いに出た。テクテクと。片道20分ほどの徒歩。車ってめちゃくちゃ便利ですね。一度帰宅して、ポスターをつめ、また郵便局へ。車ってめちゃくちゃ便利ですね。夜は特に何もせず。『シャーロック・ホームズの冒険』を見た。今週はかなり良いセリフが多かった。「太陽と情熱の申し子のような方でした」とか、「君は寛容だね」とか。もうちょっと荷造りをしてから寝たい。

   

 3/10(木):新しい朝が来た。希望の朝かどうかは分からない。この朝を希望の朝とするのだという強い気持ちが大切。早めに起床。落ち着かない朝食。精神的に切羽詰まっているときの朝ご飯は味がしない。試験の日の朝とか。今日もあんまり味がしなかった。『ラヴィット!』を横目に見つつ、出かける。「出かける」という語彙が適切なのか分からない。出発?上京の朝。パンッパンになったリュックサック、PCを入れたトートバッグ、大事なポスターを入れたポスターケース。ビジュアルとしては、えげつない量の仕事を抱えた建築事務所の若手スタッフ、あるいは東欧から徒歩でサンチャゴ・デ・コンポステーラへ巡礼するバックパッカーといった雰囲気になった。肩が死ぬ。電車に乗り、琵琶湖と瀬田川を眺め、京都駅へ。この時点で「あ、行きの切符しか買ってないんだな」と、幾ばくかの寂しさがある。新幹線に乗り込み、車窓を流れる景色に目をやると、生まれ育った土地がひかりよりも早く流れていく。あるいは走馬灯のように、瀬田川野洲川、今はなき西武百貨店跡地、琵琶湖が流れていく。こういうときに引用すべきは動揺の『故郷』か、太田裕美の『木綿のハンカチーフ』か。個人的にはミュージカル『アナスタシア』なのだが、いかんせんこういう世界情勢の中で日本に住む私が引用するには憚られる。私は決して「故郷を追われる」立場にはないのだ。およそ2時間、車内ではずっと景色を眺めていた。東京駅に到着して、乗り換えを数回。今日から住む場所に到着した。当たり前だが、何もない。前回来た時につけておいたカーテンくらいしかない。水道と電気は普通に使えた。使用開始手続きに問題はなかったらしい。とりあえず一安心。トイレが流せる。それからは引っ越し業者、家電の配送組み立て、家具の配送組み立て、ガス業者が到着するのを待つ。待ったのだが、なんというかこう、色々あってそのすべてがほぼ同時に来てしまって、もうパーティだった。見通しの甘さが表れてしまって、申し訳ない。怒涛のような作業が終わり、段ボールの山に囲まれて、一人。とりあえず「日用品」とメモを書いた段ボールを優先的に開けていき、生活用品を適当な場所に移動させる。次にタイルカーペットを敷き詰める作業に取り掛かった。詳細は省くけれど、この作業が本当にしんどかった。そしてテレビ台とテーブルを組み立てる。めちゃくちゃに疲れたので、サッとシャワーを浴びて寝た。ベッドは組み立て依頼をしておいて、本当に良かったと思う。

 

 3/11(金):あまりに疲れていたせいか、上手く眠ることが出来なかった。1時間おきに目が覚めた。自分で思っているより、精神的にきているのかもしれない。多くの人にとって特別な一日。もう11年になる。重い体を起こして、朝食。コンビニで買ったゆで卵を二個。本当は昨日食べるつもりだったのだが、食欲もなくなってしまって、持ち越した。上京後一食目。午前中を指定した荷物が到着するのを待ち、外出。今日は手続きの一日。まずは区役所へ。散歩がてらに徒歩で。完全に春の陽気。周辺の雰囲気を確かめながら歩いていると、楽しい。道中で自転車のおじさんに区役所までの行き方を聞かれたときはすこし笑ってしまった。たまたま目的地が同じだったけれど、こっちはまだ二日目なので……。区役所で転入届けを出したり、マイナンバーの手続きを済ませたら、だいたい一時間ほどかかった。お昼の時間帯に行ってしまったので、だいたいこれくらいなのだと思う。まず役所の規模が大きすぎて、都会を感じた。その後は駅まで歩き……地名をどれくらい具体的に出せばいいのか分からなくなってきた。とりあえず、錦糸町に移動したとだけ記します。ニトリ無印良品で買い物をするつもりだったのだが、先に行ったニトリで買い込んだ量が多すぎたため、そのまま帰宅。一度荷物を置き、近所のコンビニで夕食を買った。晩ご飯としては早い時間だったけれど、すぐに食べ、家具の組み立てに取り掛かる。予定組み立て時間が1時間ということは、2時間かかるな?と思って作業を始めたら、本当に2時間かかった。炊飯器を置く場所が出来たので、お米を炊くことが出来るようになった。自炊、頑張りたい。ゴリゴリに疲れているので、早めに寝たい。

 

 3/12(土):初日よりは寝つきが良かった。ケトルで湯をわかし、そのまま飲む。白湯。実家では日課としていた朝シャワーだが、とりあえず様子を見ることにした。水道代との相談になる。今日は工事やらなんやら。午前中に、ネットの開通工事と水道業者の訪問があった。水道の方は、水漏れの修理。昨日シンク下の収納を開けたらそれはもうびっしゃびしゃになっていて、倒れるかと思った。とんだ洗礼だ。水だけに。どちらもだいたいお昼前に終了。これで生活の準備はほとんど終わったと言っていい。あとは大量の段ボールを開けていく作業だ。またあっという間に一日が終わった。水道の水漏れでストップしていた水回りの整理や食器、調理器具類の準備が出来たので、そろそろ自炊を始めたい。お米を炊こうかなと思ったが、お米を買っていなかった。炊飯器があってもお米がなければ炊飯は出来ないのだ。新発見。ずっしりした疲れがある。早めに寝たい。

 

 3/13(日):動き回る一日。適当に起きて、『シューイチ』を見る。10chではなく、4ch。ちょっとした、いやかなりの違和感。頃合いを見計らい、洗濯機を回す。上京後初の洗濯となったが、色々な収穫があった。まず洗濯機からベランダまで洗濯物を運ぶためのカゴかバッグが必要だということ。バスタオルはめちゃくちゃスペースを取るということ。タオル類は個別にハンガーにかけた方が良いこと。まずハンガーと洗濯バサミが足りないこと。人間、成長が大事。いそいそと身支度をして、外出。錦糸町で友人と集合して、買い物に付き合ってもらった。まずはお昼ご飯。適当なお店に入ってパスタを食べたのだが、こっちのミスとお店側のミスが上手い具合に重なってしまって、めちゃくちゃなことになった。最終的に2人のテーブルにパスタが3つ運ばれてくるという状態になり、笑ってしまった。食後はヨドバシ、ダイソー、無印と歩き周る。無印に関しては北口の店舗と南口の店舗をハシゴするという、無印マニアのような動きをキメた。欲しいものはだいたい買うことが出来たので、友人と一緒に帰宅。友人がいなかったら上京初日みたいな荷物を一人で運ぶことになったと思われるので、かなり助かった。その後は夕方までだらだらと部屋で過ごしたあと、もう一人の友人と合流。近所のファミレスで晩御飯を食べた。まん延防止法の関係で9時までの営業になっており、滋賀県とのギャップがあった。噂に聞く「深夜のファミレス」の雰囲気を味わうことが出来る日は来るのだろうか。早く来て欲しい。帰宅して、祭りのあと特有の寂しさを感じつつ、洗濯物を取り込む。バスタオルはようやく乾いていた。すこし作業をしてから眠りたい。

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正解のパスタ