感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2022/02/28~03/06)

 2/28(月):寒さが……やわらいでいる。日照時間も長くなっている。2月の終わりにして、春の始まりが見えている。適当に起きて、『ラヴィット!』を見る。ぼる塾・田辺さんによる、オープニングトーク終わりのタイトルコールをするMCふたりの前を思いっきり横切るという荒業に爆笑してしまった。午前中から外出。車に揺られて、草津のエイスクエアへ。百円ショップ、無印良品、ホームセンターを歩き周り、新生活に向けた買い物をする。めちゃくちゃお金がかかる。生活にお金がかかるってなんなんだという気持ちが浮かんで消える。最近は「子供用のおむつが自腹なのおかしくない?」とも思ったりする。人間の生活、あまり保証されていない。そして買わなければならないものがまだまだある。まだまだあるのだが、しかしこれは実際に引っ越して生活を始めないと分からない部分なのでどうしようもない。包丁とフライパンを手に入れなければならないことだけは分かる。あとお鍋。お昼過ぎに帰宅。午後は特に何もせず。いつの間にか夕方になっていた。荷造りが進まない。しかし「荷造り」とは「荷物を段ボールに詰める」ことだけを指すのではない。そういう新書を書こうかな。夜も特に何もせず。もう早めに眠りたい。

 

 3/1(火):昨日よりかなり寒い。昼間の気温で10℃くらいの差があった。雨も降っている。春っぽい空から雨が落ちてくる。適当に起きる。午前中から外出。今日も草津のエイスクエアへ。今日も無印へ。ただ今日のメインは薬局。何かと必要になるものを買い込んだ。リンガーハットでちゃんぽんをテイクアウトして帰宅。美味しかった。テイクアウトどころかリンガーハットを利用するのも初めてだったのだが、美味しかった。また行きたい。滋賀にも「ちゃんぽん」の名を冠するローカルフードが存在する。しかしいわゆる長崎ちゃんぽんとは違い、大枠で言えば「タンメン」に属するような見た目と味をしている。同じ名前で全く別の食べ物になる現象、面白くて好き。午後は特に何もせず。荷造りにいそしんだ。終わりが見えてきた。週末までには完了するだろう。嬉しいやら寂しいやら。

 

 3/2(水):春の空気。春はこう、憂鬱な季節だったりする。まるで憂鬱じゃない季節があるみたいな言い方になってしまったけれど、花粉が飛んで空気は埃っぽいし新生活が始まるストレスでおかしくなってしまうという、そういう話です。ここ数年は「新生活が始まらないストレス」でもありましたが。未だ見ぬ、ストレスから解放される日。適当に起きる。今日は一日中荷造り。細かいものを梱包していたらいつの間にか日が暮れてしまい、昨日見えたと思った終わりがまた見えなくなってしまった。間に合うか?これ。部屋が綺麗になっていく感覚がまったくない。憂鬱になってきた。やっぱり春は憂鬱な季節だ。まだ本腰を入れて探してはないがなくしたような気がすると思っていたマイナンバーカードが、「自分のことだから大事なものはあそこに保管しているはず」というまさにその場所にあったのでホッとしたくらい。転出届を出しに行かなければならない。やることがいっぱいある。

   

 3/3(木):寒いような、暖かいような。風は冷たいが、空気の埃っぽさは昨日と変わらない。靄がかかっている。今日も基本的に荷造り。終わるんでしょうか、これは。もう書くこともない。日記を書いている体力がない。こんなことで大丈夫なのか?東京砂漠で行き倒れてしまわないのか?『VS魂』に厚切りジェイソンが出ていたが、ここ最近の甥っ子との共同生活のおかげで自分の中に「Eテレの人」というイメージが定着してしまった。ホワイジャパニーズピープルとテレビで叫ぶ彼は、もういない。いや叫んでいるのかもしれないけれど。自分の観測範囲を世間一般と同一視してしまうのは、誤謬の始まりです。

 

 3/4(金):寒いのか、暖かいのか。日影は寒いけれど、陽向を散歩とかするとあったかいんだろうなぁなんて天気。適当に起きる。早い時間から外出。電車に乗って、隣の駅で降りる。美容院へ。「一駅歩く」なんてことは出来ません。ここはそういう土地です。以前は車ですぐだったけれど、もう車は……。来月からは東京で美容院を探さなければならない。本当にストレス。ハイ・ストレス。一時間くらいで終了。帰宅して、午後からは荷造り。終わるような、終わらないような。終わらなかったら終わらなかったでどうにかなるんじゃないかなと思ってきた。これくらいの気持ちが大事なのかもしれない。全体的に何もせず。早めに寝たい。

 

 3/5(土):姉が、甥っ子を連れて帰っていった。およそ一か月に渡る、みずみずしい生命との触れあいが終わった。次に会えるのはいつかなぁ、次に会ったときにおじさんのことを覚えているかなぁ。お昼前に外出。電車に揺られて京都へ。関西に留まる時間もあとわずかということで、学部時代の友人と集合した。京都で遊ぶこともしばらくないだろう。大学時代を京都で過ごした人間はみな一様に「なにか」をこの街に残していくとはよく言われるところなのだが、私もその御多分にもれず……。昼間からお酒を飲み歩き、京都に別れを告げてきた。早めに解散して、早めに帰宅。もう、早めに寝たい。

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日本酒

 3/6(日):寒い。結構寒い。最後の寒さだったらいいなぁ。適当に起床。家に甥っ子がいない。ちょっと空気に張りがなくなったような気がする。午前中から外出。電車に揺られ揺られて、宝塚へ。世界がこういう状態になってからというものずっと車で大劇場まで移動していたので、電車を乗り継いで向かうのはおそらく一年以上ぶりになる。遠い遠い遠い。しかしこの道のりも最後。宝塚ホテルで昼食を食べて、劇場へ。演目は『NEVER SAY GOODBYE』。いやぁ、よかった。コーラスの宙組ここにあり。潤花さん、トップ娘役に就任して以降サナギが蝶になるような成長を遂げている。いつかエントリーを書きます。もうしばらく宝塚の地を踏むことも、大劇場に来ることもないだろうなと思ったけれど、サヨナラは言わなかった。決して言わないサヨナラは……。しかしなんと言えばいいのか、舞台作品の世界と現実世界の情勢がこんなにも一致してくると、色々と思うところがある。疲れがあるので、早めに寝たい。

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良かった