感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2021/10/04~10/10)

 10/4(月):暑い。普通に半そでのTシャツ一枚で過ごすことが出来る。10月なのに。もうちょっと涼しくなって欲しい。情緒がない。出来るだけあって欲しい、あるに越したことはないものの筆頭こと情緒。起きて、「ラヴィット」を見ながら朝ご飯を食べつつ、バタバタと用意をして早い時間から外出。正直昨日の疲れは全然取れていないけれど、月曜日で割引きもあるので映画を見に出かけた。車に乗って、イオンモールへ。『007 NO TIME TO DIE』を見る。緊急事態宣言は解除されたものの、座席は間隔をあけて販売されていた。観客の平均年齢もなんとなく高め。確かに『007』シリーズを劇場で観る10代ってそこまで多くないよなと思った。滋賀だし。あと月曜の朝一だし。180分の上映時間は色々な意味で不安だったけれど、大丈夫だった。久しぶりにこういうザ・ハリウッド大作みたいな映画を見たが、自分が大作に求めるものを再確認することになった。バカみたいなアクション、バカみたいなロケーション、バカみたいな爆発。ニヤニヤしてしまった。ただ冒頭の、作中一発目の大爆発は本当に不意打ちだったので、普通にびっくりして体がビクッとなった。心臓悪かったら死んじゃうよ。ダニエル・クレイグよ、永遠なれ。映画館を出たあとは書店に寄ってジャンプを買い、帰路に就いた。湖岸道路を爆速で走り抜けてやろうかと思ったけれど、アストンマーチンではなくデミオなのでやめた。暴走デミオはもうコントです。帰宅して、そのまま家のことに取り掛かる。昨日の疲れと映画鑑賞の疲れがあいまって、一度座ったらもうなにもできないような気がしたので、無理やりテンションを上げて掃除機をかける。「バナナムーン」を聞きながら。また歯の話してるよとか、聞いてても見えてこないよか、いろいろなことを思う。週末に着たシャツの洗濯も済ませた。めちゃくちゃな眠さを引きずりつつ、ジャンプを読み「有吉の壁」を見たら夕方になった。2時間スペシャル。一般人の壁と大喜利のコーナーが好き。どんなテンションで企画して撮影したんだとツッコミを入れずにはいられない雑水泳大会もよかった。夜は適当に過ごす。めちゃくちゃ眠いのでは、早めに寝たい。

 

 10/5(火):暑い。普通に暑い。扇風機でもちょっとキツイんじゃないか?と思うような時間帯もあった。昨日は久々にスムーズに眠ることが出来た。スッと。あまりに眠いときあるある、失神するような感覚が怖くて逆に目を開けてしまうやつもやった。考えごとから夢を見る段階に入るまでが速すぎると、幻覚を見ているみたいになってしまうのだが、自分だけだろうか。適当に起きて、「ラヴィット」を見ながら朝ご飯を食べる。カップの味噌ラーメンランキングと、プチプラコスメ特集のロケ。アインシュタインのロケと、スタジオゲストの相席スタート・山添のぶっ壊れっぷりが良かった。昨日の空気階段に続いて、誰も朝の番組に出るような顔をしていない。顔色が悪くて心配になる。ぼんやりと番組終了まで見届けたあと、今日も車に乗って外出。最寄りの洗車場へ向かう。平日の午前中なのにそれなりの混雑具合だったのは、天気の週間予報が落ち着いて雨のマークが消えたからだろうか。機械式洗車が安くなっている日でもなかったのであまり腑に落ちないけれど、自分で洗車をするほど自家用車の手入れをする人の考えることは似ているのかもしれない。日影は風があると涼しいけれど、陽向は暑い。拭き上げていると汗が出てくる。今日の洗車場にはマスクをつけていない人が多くて、ワクチンが行き渡っているのかなと思ったり、まぁ気にしてない人もいるよなと思ったり。ひとりで喋らずに黙々とやっているならいいんじゃないですか、くらいが私の立ち位置です。だいたい一時間くらいで帰宅。昼過ぎからは、録画していたキングオブコントを見る。めちゃくちゃ面白かった。空気階段、ザ・マミィ、男性ブランコの三組はもちろん、個人的には蛙亭ニッポンの社長が好きだった。めちゃくちゃ面白い。右利きなのに森友哉を彷彿とさせるケツの美しいスイング、暫定席に座って他の出演者の点数発表を見守るイワクラの表情。松本人志以外刷新された審査員はすごく良かったけれど、トップバッター点数のびない問題はどうにかして欲しい。3組目まで見てから点数をつけるとかではダメなのだろうか。テレビ的な盛り上がりには欠けるか。夜までぼんやりと過ごす。落ち着かない。先週に引き続き、試験を受けてから結果が出るまでの期間のただ中で、本当に落ち着かない。何をするにもしっくりこない。身が入らない。宙ぶらりんだ。身体が。劇場に行くくらいの強制力がないと、集中力が出てこない。「バナナサンド」も「マツコの知らない世界」もない火曜日の夜に身を任せて、ふわふわと時間をつぶす。早めに寝てしまうのが良いかもしれない。

 

 10/6(水):今日も暑い。こんなにも季節の進みが遅い秋はあまり記憶にない。昨日は寝る前にTVerで「ゴッドタン」を見てから寝た。このご時世にあまりない、がっつり下ネタコントと漫才。ネタをすっ飛ばすジェラードンの、絶妙すぎる表情。キングオブコント前にあれをやってしまったときの心中たるや、察するに余りある。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。今日も落ち着かない。「ラヴィット」を見ていても、落ち着かない。見取り図がえげつないロケの一環として中野ブロードウェイを訪れていた。アニメや漫画を読みながら育った身なので、ブロードウェイにはなんとなくザ・東京みたいなイメージがある。秋葉原も同じ引き出し。名物のでっかいソフトクリームを盛山に2本食べさせる一方で、スタジオでは盛山にシンプルキャベツを食べさせるスタッフにはすこし恐怖を感じる。面白いけれども。大喜利を見ていても微妙に落ち着かないので、脳のリソースを消費するためシャツにアイロンをかけることにした。霧吹きで濡らしつつ、しわを伸ばしていく。ぼちぼちの仕上がり。もうちょっと上手くなりたい。Youtubeでも見ようかな。「ラヴィット」を最後まで見届けたあと、やはり何かをする気にはならず、とりあえずTVerを起動して「有吉クイズ」を再生した。今週からレギュラー放送が始まったのだが、関西では放送されていないらしい。どれだけ番組表を探しても見つからなかった。ありがたい時代だ。川合俊一の身長が195㎝もあったのが面白かったし、歌舞伎町のディープな中華料理店で豚の脳みその炒め物とチャーハンを無言でガツガツ食べる有吉には爆笑した。なんだかんで正午を過ぎる。遮光カーテンを閉めて昼寝に入った。アラームは設定せず。しかし30分ほどで起床。こうなるともう本当にどうしようもないので、延々Twitterを見たりYoutubeNBAのハイライトを見たり、そんな感じで時間をつぶすことにした。合間合間に30分くらいの昼寝をはさみ、なんだかんだで夜になる。プライムで「新・映像の世紀」も見た。大戦下、冷戦下でのスパイ活動──主にソ連と、アメリカのCIA、FBIの活動をテーマにした回だった。こういう精神状態のときにこういうものを見るのは良い。しっくりくる。無為に過ごしているようでいて、悲惨と向き合っている気分になれる。悲惨に向き合っているのか、向き合った気になっているのか。一体自分はどっちなんだと考えられる。夜はBSで放送されている「シャーロックホームズの冒険」を見た。ホームズの兄マイクロフトが初登場していたけれど、7歳上にしてはちょっと老け込んでやいないかと思ったり。ホームズが年齢よりも若く見えるのかもしれない。今日も早く寝よう。

   

 10/7(木):涼しく……ならない。朝の一瞬と、寝る前の一瞬だけ。その間だけは風が気持ちいい。いつもよりすこし早めに起きる。「ラヴィット」を見ながら朝ご飯。オープニングトークもそこそこに、バタバタと準備をして外出。車に乗り込み、高速道路をひた走る。最寄りのインターまでの道が渋滞していたり、中国道のリニューアル工事を避けるために通ったルートがやはり渋滞していたりでヒヤヒヤしたけれど、なんとか開演の20分前に宝塚大劇場の駐車場に到着することが出来た。知らない一般道を運転するのは本当に疲れる。今日は星組の公演で、演目は『柳生忍法帖』と『モアーダンディズム』の二本立て。各種SNSで「『柳生』は話が分かりづらい」という評判を聞いていたので身構えていたものの、特に問題はなかった。ただ、確かに人名や専門用語は難しいので始まる前にパンフレットをしっかりと読んでおく方が良いかもしれない。『ダンディズム』は最高。これこそロマンチック・レビューという仕上がり。観客をゆったりと夢の世界に引き込んでいく演出にはやはり無二のものがある。終盤にある瀬央ゆりあさんのソロが最高でした。終演後は久しぶりに大劇場内の「くすのき」で食事を取った。営業再開は嬉しい。ざるそばとお寿司のセットを注文。ぼんやり周りを観察してみると、天ぷらうどん定食が人気メニューのようだった。分かる。公演ごとに内容が変わる幕の内「すみれ」や松花堂も人気だけれど、メニューを開くと「天ぷらうどん」という素朴な料理がやけに魅力的に見える。食後はグッズショップ「キャトル」で舞台写真なんかを買い漁り、宝塚阪急に出店していた「モンパルナス」のピロシキを買って帰路についた。来た道をそのまま逆方向に進んだのだが、朝よりもさらに渋滞が酷くなっていて、ナビのはじき出した到着予定時刻から1時間ほど遅れての帰宅になった。疲労感がものすごい。頭もふわふわ、ぼんやりしていたものの、やらなければならないことがひとつある。日曜日に受けた試験の最終結果が今日、発表されている。本当は午前中の時点で発表されていたのだが、宝塚で結果を確認したら受かっていようが落ちていようが作品には集中できないだろうしご飯の味もしないしなんなら道中でえげつない事故を起こしそうだしで先送りにしていたのだ。向き合う時間が来た。受験番号が掲示される形式ではなく、専用サイトに受験番号と生年月日を入力すると結果が表示される仕組み。いざ。鬼が出るか蛇が出るか。結果登場したのは……蛇。合格。ようやく蛇が出た。めちゃくちゃ嬉しい。近年で一番嬉しい。春から、東京です。東京のことが何も分からないのでどこに住むとかどの路線がいいのかとか、全く見当がつかない。これから調べます。ウッキウキでお風呂に入り、ウッキウキでベッドへ。とにかく眠い。感情の動きが激しすぎて、気が遠くなる。早く寝よう。

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 10/8(金):秋が来ない。小さい秋を見つけることが出来ない。空に浮かぶ雲が秋っぽくなっているくらいだ。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。金曜日の「ラヴィット」は全員調子がおかしくなる時間帯があるのだが、今週はそれが長かったような気がする。風水のロケが始まったくらいでテレビを切り、家のことに取り掛かる。いつものように、「ハライチのターン」を聞きながら掃除機をかける。もう予測変換で「」を打ったら「かける」まで表示されるようになってしまった。良くない兆候だ。文章がルーティン化している。掃除機やらなんやらが終わったあとは、特に何もすることがなかったので近所を散歩することにした。小さい秋が見つかるような気温ではなく、半そでのTシャツでも普通に汗をかく。過ごしにくい季節が長い。30分くらいで帰宅したら、ちょうど合格通知やら手続き書類やらが入った封筒が配達されてきた。まだあまり現実感がない。書ける部分は埋めてしまったものの、まだお昼過ぎ。これはもうスイッチを入れるのは月曜日からだなと決めて、やることをふわっとリストアップしてからベッドへ。がっつり昼寝をする。つもりだったのだが、30分くらいで目が覚める。まだ緊張が取れていないのだろう。寝ている暇なんかないぞみたいな気持ちが、もう2年以上継続している。たった2年かい、みたいな気持ちもあるけれど。肩の力を抜くことが出来る日が、来るのでしょうか。なんだかんだで夜。「かりそめ天国」の2時間スペシャルを見る。秋の味覚の代表格こと栗ごはん、意外と支持率が低いらしい。私は好きです。「同じ栗だったらモンブランの方が美味しくない?」みたいな意見、本当に会話のレベルというか、質が低いと思う。それはもう議論でも討論でも、会話でもありません。もっとちゃんとコミュニケーションしましょう。ぼんやりと片手間に東京での賃貸物件を検索しているのだが、何から何まで本当に分からない。大学の最寄駅からの時間とか、治安とか、考えることが多すぎる。鉄筋コンクリートの方が確実に良いとは聞くものの、家賃が跳ね上がる。どうしたもんかいのぉ状態だ。早く寝たい。

 

 10/9(土):暑い。まだまだ。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。クイズ王の伊沢くんがコストコを訪れているのを見ながら。滋賀にありそうでない施設筆頭、コストコ。私が中学生のころから「近くにコストコが出来るらしい」という噂がまことしやかにささやかれたものの、結局今に至るまで開業していない。県外からの集客力がある大型ショッピング施設といえば、竜王のアウトレットくらいだろうか。午前中はそのまま特に何をするでもなく過ごして、昼前から外出。とりあえずお昼ご飯にラーメンを食べて、それから草津ユニクロへ向かった。緊急事態宣言が解除されてから二度目の週末、いつもよりは混んでいるかなと思ったけれど、そうでもなかった。むしろ土曜日にしては少ないくらい。ネットで見かけて気になっていたものがちょうど週末限定で安くなっていたので、色違いで2枚買った。白と黒。今年の冬はこれで切り抜けます。こういうご時勢で外出することがめっきり減って、気合を入れて服を着ることがほとんどなくなってしまった。バイトもリモートだし。その後は無印良品をぶらぶらして、帰宅。いろいろなことをやらなければならないのだが、絶妙にやる気が出ず、昼寝。無為な午後。本でも読むか、外国語の勉強でもすればいいのになぁと自分でも思っている。夜は途中までオールスター感謝祭を見たあと、高校時代の友人たち数人とオンラインでボードゲームをプレイした。いくらでも暇が潰せる時代。「花火」と「東海道」というゲームが好き。平和な感じがある。本当に険悪な雰囲気になるタイプのゲーム、ありますよね。日付が変わるくらいの時間までわいわい遊んで、解散した。最近はもう深夜12時を超えると眠くて仕方ない。

 

 10/10(日):めちゃくちゃ暑い。暑い暑いと言い続けてきた今週の日記だが、一番暑いのは今日だった。風は涼しいですねなんてヘラヘラしていた昨日までとは打って変わって、風も夏のそれだった。夏です。ぼんやりと起きて、朝ご飯を食べる。「シューイチ」では最近流行っているオーディションエンタメの特集に時間が割かれていた。うーん。商売をしていいのは舞台の上であって、舞台に上がるまでの過程に値札をつけてあるのはあまり好きじゃない。その利益はちゃんと還元されていますか?みたいな感情もある。そもそも日本のアイドル産業そのものが、そういう構造で成り立っているけれど。未完成なものを愛したい、そんな欲求が取り引きされている。午前中から外出。久しぶりに電車へ飛び乗り、京都へ。幼なじみのひとりと待ち合わせ。会うのは年明け以来なので、半年以上ぶりになる。新型感染症の影響はそこかしこに存在する。八条口を出て構内を西に向かって歩いていると、それなりに人がいる。観光客らしき人、帰省らしき人、そして修学旅行の学生たち。修学旅行が出来て良かったねぇという純粋な気持ちと、自分は機会を奪った側の人間なのだという気持ちと。八条通りを歩いているとめちゃくちゃ暑い。めちゃくちゃ汗が出る。夏にもほどがある。大宮通で友人と合流して、そのまま南へ。すこし歩いて、目的地のラーメン店に到着。以前から気になっていたお店。鶏をとことん煮込んだドロドロのスープが平打ちの麺にからんで美味しかった。友人は就職してから少なくとも20kg以上体重が増加しているようなのだが、油そばにはまっているらしい。チャーシュー丼も頼んでいた。キャラ作りの一環かもしれない。自分たちが出たときには行列が出来ていた。来た道を北に戻り、なんとなく東寺を観光した。京都の観光名所にはあまり行く機会がない。五重塔の写真を撮っていたら足元に大きめの蛇がいて、飛び上がりそうになった。「鬼が出るか蛇が出るか」で出て欲しいのは概念としての蛇であって、フィジカルの蛇ではない。縁起物だけども。遮蔽物のない境内を歩いているとやっぱり汗がすごいので、京都駅まで戻って喫茶店に入った。イノダコーヒ。隣の星野珈琲には行列が出来ていたが、こっちはタイミングが良かった。私はアイスコーヒー、友人はクリームソーダ。いよいよ食いしん坊キャラへの舵取りに迷いがなくなっている。1時間くらい話して解散。関西にいるうちに、もう何回かは会っておきたい。夕方くらいに帰宅。夜は「せっかくグルメ」のスペシャルを見たあと、録画していた「ウォーキングのひむ太郎」を再生。日村さんから日村さんへのリレー。季節外れの暑さを除けば、実に平和で素晴らしい日曜日だった。明日からはまたいろいろと動き出したい。

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特製ラーメン