感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2021/08/09~08/15)

 8/9(月):日本列島を二つの台風が通過していて、昨日は関東から東北が、今日は九州から近畿地方が影響を受けた。鹿児島に台風が上陸したというニュースを見たのが昨日の深夜で、朝起きたら広島に再上陸したという通知が携帯に入っていた。午前中はまだ台風の接近を実感することなく、ぼんやりと過ごす。朝ご飯を食べながら、録画していた「いろはに千鳥」を見る。伝説の「ノブ漏らす」回だった。この数年後に大悟は「相席食堂」で漏らしているので、めでたくコンビ揃ってということになる。その後は「バナナムーン」を聞きながら家のことにとりかかった。洗濯物と掃除。ワクチンの副反応で先週の放送を休んだバナナマンのふたりが復帰し、過去のライブで披露したコントを振り返っていた。ギリギリに完成したコントすべての時間を計ったら合計で5時間くらいになってしまったライブの話で、「あのころはおかしかったんだよ俺」と言う設楽さん。「誰にでもそういう時期はある」とフォローする日村さん。午後はとにかく机に向かって文学史。学び学び学び。自分の中の宇宙が増える。夜は特になにもせず。今日は特段書くことがない。「スポーツや文化芸術では『上級者にしか分からないすごさがある』みたいな前提は結構共有されているのに、それが学問の話になるとみんな途端に私にも分かりますけど?みたいな顔するのはなんでかなぁ」と思ったくらい。理論のすごさは「それを述べている文字が読める」だけじゃ理解出来ない部分もあるんじゃないかなぁ。スマートフォンからTwitterのアプリをアンインストールしようかな。色々なことに集中できるようになる気がする。もうすこし作業をしてから寝たい。

 

 8/10(火):暑さはすこし落ち着きを見せていた。午前中から雨のパラつく時間帯があり、午後は風が強くなることもあったので、窓を開けて扇風機をつけていれば特に問題なく過ごすことができた。毎日こんな感じがいい。心の中にある夏ってこれくらいでしたよねみたいな日。今日から高校野球も始まったし。午前中は朝ご飯を食べながら「映像の世紀」を見る。日本の夏、過去の悲惨と向き合う夏。現代の悲惨にも目を向ける必要はあるけれど。でも8月6日にだけ、夏にだけ思い出すというのも過去を固定化しているような気がしてくる。ちゃんと考えたい。午前中から机に向かう。英語は復習程度で済ませて、文学史をがんがん進める。ロマン主義、超絶主義、暗黒ロマン主義。先人の残した足場に自分が立っているのだという感覚。一日中そんな感じで、いつの間にか夜になった。「バナナサンド」はゲストがアンガールズだったのだが、確か前にもアンガールズが出演している回があり、そのときも同じように「ジャンガジャンガ選手権」をやっていたはずで、ちょっと混乱してしまった。再放送ではなかった。「マツコの知らない世界」はゲストが叶姉妹で、「別に買った靴は必ずしも履かなければならないわけではなく、カバンも絶対に使わなければならないわけではないから、使わないものを買ったっていい」という天啓があった。作業をしてから寝たい。

 

 8/11(水):そういえば昨日はジャンプを読んだ。変則的な発売だったので、書くのを忘れていた。『BLEACH』の新たな読み切りが掲載されていたのだが、全然読み切らせるつもりがなくて笑ってしまった。あれ終わらせるのめちゃくちゃ時間かかりませんか。『僕とロボ子』はガッツリハンターハンターのパロディ。そして『呪術廻戦』の帰還。無理はしないで欲しい。そうなると週刊連載の是非みたいな話になってしまうけれど。今日は暑くない。むせるような暑さではない。曇天。雨こそ降らなかったが、晴れている時間も短かった。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「映像の世紀」を見ながら。今日は東西冷戦の回。スターリンポーランドを分割していた。悪辣なことだった。悪辣…。共産主義と資本主義。バルト海のシュテッティンからアドリア海トリエステまで、鉄のカーテンが降りている。ヨーロッパを一匹の亡霊が……。この時代に関する知識は教養として一般的なものだが、ちゃんと勉強をしなければいけない。午前中は机に向かう。文学史。昼過ぎに出かけて、チャーハンが爆速で出てくることで有名なラーメン店へ。一番速かったのは、入店して、座る前にラーメンとチャーハンを注文し、セルフサービスの水をコップに注いで、席に座ると同時にチャーハンが提供されたとき。嘘みたいな、本当の話。今日は混雑していたけれど、それでも速かった。ささっと食べて、ささっと帰宅。すこし寝てから、午後も机に向かう。文学史。結果、書くことはない。夜はBSで放送されていた『シャーロック・ホームズの冒険』を見た。数週前までコロンボが放送されていた枠。今日から放送が始まり、第一話は有名な「ボヘミアの醜聞」だった。めちゃくちゃ良いタイトルだなと思う。すこし作業をしてから寝たい。作業というか、考え事というか。

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ラーメン

   

 8/12(木):雨が降っている。日本中で雨が降っている。西日本、東日本の方は大雨に気を付けてくださいという予報を見ると「日本じゃん」と思うけれど、西日本と東日本の定義に色々あるのだろう。おそらく、北海道や沖縄はそのどちらにも属していない。おそらく。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べる。「ラヴィット」を見ながら。ニューヨークのふたりが、嶋佐の新居を探すロケに出ていた。東京の家賃は高い。べらぼうに高い。おかしいんじゃないかと思う。まさに一極集中というやつだ。昼前から外出。勉強に使うクリアファイルやその他もろもろが欲しかったので、車に乗って草津近鉄百貨店へ向かう。2階に入っている東急ハンズへ行きたかっただけなのだが、駐車場にえげつない車列が出来ている。そうだった。世間はお盆だった。帰省中止の勧告は、もはや何の効果もないらしい。お願いベースの対策が奇跡的に成功していたことにあぐらをかいて、必要なことはせずに余計なことばかりやっていたのだから、そりゃこうなるよなという感じ。行動の是非は別にして。ついでなので、先にジュンク堂で研究用の本を漁った。ルイス・キャロルを買う。子供と啓蒙。車を停めるのに予想外の時間がかかったせいでぼちぼちな時間になっていたので、お店に入ってお昼ご飯に天ざるそばを食べた。「ざるそばだけを食べて帰る大人はカッコイイ」みたいな話をバナナマンがいつだかのラジオでしていたけれど、まだ自分はカッコイイ大人になれない。その後はハンズでシャーペンやファイルを買い、帰路についた。スターバックスで売っている期間限定のピーチフラペチーノにホワイトモカシロップを追加すると、不二家ネクターになります。午後はすこし寝てから机に向かう。研究計画書を書く。自分の目的意識に向き合うと、心底ネガティブなので嫌になるが、やるしかない。叩き上げは出来たので、明日には完成すると思う。

 

 8/13(金):昨日は寝る前にTVerで「トゲアリトゲナシトゲトゲ」を見た。加納、福田、サーヤの三人による即興コント。めちゃくちゃな始まりだったけれど、面白かった。感染対策で色々大変そうだ。テレビの収録は各局、あるいは制作会社によってさまざまな対策が取られていて、見る限りでは「こんなんで大丈夫なの?」と思うような番組もある。ただ「ゴッドタン」のように、アクリル板を立てながらも編集でそれを消しているようなやり方もあるので、なんとも言えない。それを言い出したらドラマや舞台はめちゃくちゃになる。本当に嫌な時代。今日は特に外出していない。ずっと雨が降っている。ニュースでは各地の豪雨被害が報道されている。肌感にはなるが、この10年で明らかに気候がおかしくなっている印象がある。自分が小学生くらいのころは、こんなにも毎年毎年地形が変わるような雨は降っていなかった。大雨特別警報、線状降水帯。異常気象の原因は人間で、ここから平均気温は1.5℃上昇するというレポートを最近目にしたばかりだが、暗澹たる気持ちになる。研究計画書はなんとか書き上げることが出来た。クオリティは分からない。誰かに見せればいいのだが、いかんせん気乗りしない。研究計画書とは名ばかりの、「これから私はこういう思想に沿ってこういう作品を書きます」というものだからかもしれない。そういうものを、普段の知り合いに見せるのは恥ずかしい。あっという間に夜。「かりそめ天国」のスペシャルを見る。私も白いご飯は絶対に汚さない派の人間です。例外はあるけれど。初めからそういうものだったらいいけれど、おかずをなんでもかんでもご飯にバウンドさせるのはよくわからない。ロバート・秋山のロケは相変わらず面白かった。次回はまたもう中学生が企業訪問ロケに出るようなので、楽しみ。もう中学生、奇才です。

 

 8/14(土):雨。一切の誇張なく、ずっと雨が降り続いている。滋賀県には全域に大雨洪水警報が、県内各地域には土砂災害警戒情報が併せて発令されていて、危険な状態。JRは湖西線琵琶湖線草津線の運行を停止している。京阪も動いていないようで、名神高速道路や国道一号線には通行止めの区域も発生しているため、陸の孤島になりつつある。異常事態だ。その大半が氾濫の歴史とともにある野洲川は微動だにしていないが、近所の小川は危ない時間帯もあったらしい。滋賀で洪水が起きたら、連鎖的に近畿地方も危険なことになるだろう。近江八幡の方は完全に道路が冠水していたが。そんな状態だったので、今日は一歩も外に出ていない。ぼんやりと起きて、ぼんやりと朝ご飯を食べながらNHKでニュースを見る。異常気象だ。地中海では最高気温が更新されたらしい。体調が天候に左右されるタイプなので今日は調子が悪く、すべてが捗らなかった。黙読。黙読をする。あとは昨日書いた研究計画書を読み返して、手直しと参考文献の書き足しをやった。二年で出来るわけねぇじゃんみたいな計画になったのだが、それはそれ、これはこれ。そもそも自分の命が続く間に自分の研究が終わると思っている研究者ってあまりいないような気がする。人文系の学問なら特に。「人文系」という単語を使ったのは、「理系/文系」という言葉には何の意味もないと私が思っているからです。存在しないものに名前をつけるのはやめましょう。あっという間に夕方、夜。特に何もしていない。アマゾンプライムで「孤独のグルメ」を見た。ステーキが食べたくなった。あと、トマトと卵の炒め物をご飯にぶっかける井之頭五郎を見て昨日の「かりそめ天国」を思い出した。有吉弘行は「孤独のグルメ」視聴者だったように記憶しているが、こういったムーブを見て何を思うのだろう。早めに寝たい。

 

 8/15(日):久々に空を見た気がする。午前中にようやく雨がやみ、すこしだけ晴れ間があった。各地の豪雨被害が明らかになっていて、やはり凄惨な報道が多い。 やるせない気分になる。今日もあまり調子が良くなくて、作業も勉強も捗らなかった。どうにもならない日がある。午前中は適当に過ごし、午後は月組公演大千秋楽のライブ配信を見た。『桜嵐記』。何度見ても面白い。珠城りょう、美園さくらの集大成。退団者が多く、トップコンビを含めて合計9人。こうなると必然公演時間も長くなる。13時半に始まった公演が終わったのは、18時半を過ぎたころだった。実際に劇場で見ている人はどうやってトイレを我慢しているのだろう。もう、戦いじゃん。家で見るのは気楽なもので、途中でがんがんトイレに行けるし、幕間にはサクレを食べられる。これぐらいの感覚でいられるのはいいけれど、やっぱりうるさいし集中できない時間帯もある。映画や舞台を見るために劇場へ足を運ぶのは、音響や映像の迫力以上に、無音で集中できる空間に身を置くためなのかもしれない。夜は「せっかくグルメ」から、録画していた「イッテQ」へのリレー。急にめちゃくちゃ眠い。中継とはいえ、観劇で疲れたのかもしれない。最低限の作業をしてから寝ようと思う。