感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(2021/3/8~3/14)

 3/8(月):寒いような、あたたかいような。ぼんやり起きて、ご飯を食べながらTverで「マツコ会議」を見る。先週に引き続き、マツコ・デラックス星野源との対談企画。差し伸べられた手を見逃すなという話と、孤独に耐えなければならないという話。星野源というスター。午前中から外出。友人と会うために京都へ行く。四条の辺りで集合して、ぶらぶらと歩いていると、早咲きの桜が咲いている場所があった。春が瞬きを始めている。説明書きを見ると「春めき(足柄桜)」という品種だった。いい名前。特にどこでお昼ご飯を食べるとかも決めずに歩いていたのだが、良さそうなお店があったのでそこに入った。パスタランチを決め込む。おそらく数年ぶりにスープパスタを注文。メニューには「ギリシア風」とあったけれど、ギリシアにスープパスタってあるのだろうか。アテネの風景が懐かしい。数年前に旅行で行ったときは、なんと言えばいいのか、財政の逼迫具合が街を歩いているだけでもありありと分かった。首都の道路はガタガタ、オリンピックのために建設されたと思われる競技場が廃墟のようで…。もしかしたら、数年後の東京なのかもしれない。怖い怖い。お昼過ぎに解散して、帰路に就く。天気も良いので、京都駅まで歩いた。久しぶりに東本願寺の横を通ったら、猫は一匹。二匹いるときとそうでないときの差はなんなのだろう。駅に着いたら、JRがめちゃくちゃ遅れていた。携帯にJR西日本の遅延通知アプリをインストールしているのだが、最近あまり上手く動作していない。10時に発生した遅延の通知が夜にまとめて来る、みたいなことが多い。結局出たとこ勝負。遅れている電車に乗って、途中でジャンプを買ってから帰宅。『呪術廻戦』、やっぱり面白い。ここ数週の脹相はほとんど炭治郎になっている。頑張れお兄ちゃん。そこから夜までは、無。夜からも無。早めに眠る。

f:id:Maholo2611:20210310000257j:plain

春めき

 

 3/9(火):早めに起きて、朝ご飯を食べながら「ZIP」を見る。ぼんやりと天気予報の中継を見ていたら、「春めき(足柄桜)」が紹介されていて、あまりのタイムリーさにびっくりした。「卒業式に満開の桜を見られるように」というコンセプトのもと開発された品種らしい。確かに昨日の時点で9分咲きくらいだった。食後急いで用意を済ませて、アルバイトよりも早い時間に家を出て車に乗り込む。今日は『シン・エヴァンゲリオン』を見るのだ。ついに。前作『Q』が高校三年生の冬で、そこからいったい何年待ったのか…。エヴァが、終わる。エモーショナル。エモーショナルと言うほかない。湖岸道路をひた走りながら、今までのエヴァシリーズに思いをはせる。もちろん安全運転で。長かったなぁ。映画館について、チケットを引き換える。ぼちぼちの人出。ほとんどの人がエヴァを見に来ているのだろう。上映時間が長いことは知っていたので、昨日の夜から水分摂取量をコントロールしてから臨んだ。完全に集中して観た結果だが…何も言わないでおく。ここではなくて、個別のエントリーで書きます。なんというか、内容はもちろん「面白い」とか「面白くない」とかそういう情報すら排除した上で観たかった。普段はネタバレされることをはまったく気にならないのだけれど、『シン・エヴァンゲリオン』に関しては違った。なぜかは分からない。映画が終わって、すぐ車に乗って帰路に就いた。車内で宇多田ヒカルを流しながら。そこから今まで、ずっとエヴァのことを考えていた。ありがとうすべてのエヴァンゲリオン。ぼんやりインターネットをしていたら、NBAのニュースがあった。ブレイク・グリフィンがネッツと契約したらしい。うそだぁ。面白くないよ。おそらくゴール下でのプレイになるのだと思うが、ここ数年は怪物スラムダンカーのイメージも薄くなっている印象がある。果たしてどうなるのだろう。

open.spotify.com

 

 3/10(水):天気が良い。午前中にうたた寝をしていたら、排気口に入り込んだウグイスを捕まえるために四苦八苦する夢を見た。これをもって春とします。今日は本当に何もしていない。花粉がめちゃくちゃ飛んでいるので、外にも出ていない。昨日見た『シン・エヴァンゲリオン』のことを考えたりしたくらい。ここ最近は午後に「ちちんぷいぷい」を見ながら過ごしている。もう20年以上放送している長寿番組だが、今週の金曜日をもって放送が終了する。関西の午後といえばみたいな番組で、物心ついたころから見ていたので普通に悲しい。ここ最近はあまり見られていないとはいえども。人間、なくなると聞くと悲しくなる勝手な生き物です。久々に通った道に更地が出来ていると「あれ?なんだっけ?」と思う、そういう生き物です。今日の日記、終わりです。

   

 3/11(木):3月11日。多くの人にとって、特別な日。10年前のこの日、そしてあのとき、私は中学校の体育館にいた。全校生徒が集まって「三年生を送る会」という行事が行われているそのさなか、なんの予兆もなくそれはやってきた。いち早く揺れに気づいた幾人かの生徒たちから広がったざわめきは瞬く間に体育館全体に伝播して、天井からつるされている大きな電灯がぐらぐらと揺れ出す。悲鳴を上げる女子生徒と、にわかに事態を察知し始める教員たち。当時まだスマートフォンはほとんど普及しておらず、緊急地震速報もなかった。思えば揺れている電灯を見つめながらただおろおろと立ち尽くす私たちの姿は、あまりにも無防備で滑稽だったのではないだろうか。震源地から遠く離れた滋賀県にも届いた揺れはほどなくして収まり、「三年生を送る会」はその後恙なく終わりを迎えた。「揺れたね」「怖かったね」なんて会話のあと、帰宅してテレビをつけた私の目に飛び込んできた情報は、未だ形容することが出来ない。あんなにも凄惨なニュース、テレビを私は知らない。その後も断続的に伝えられる被災地の情報は、信じられなかった。燃え盛る東北の街、「壊滅状態」というテロップ、爆発する原子力発電所、増え続けていく死者数。いったい未来はどうなるのだろう。そんな日々だった。あれから10年。果たして自分は一体何を成し遂げることが出来たのかと、そんなことを思うばかりだ。

 

 3/12(金):部屋の窓を開けても寒くないくらいの気温になってきた。ワイドショーではしきりに桜の開花予想日が伝えられていて、春の到来を感じさせる。今年の春も、去年の春とはまた違った苦しみがあるのだろう。今日はぼんやりと起きて、録画していた「テレビ千鳥」を見ながら朝ご飯を食べた。「俺は米屋の息子やから」と繰り返しながらお米の値段当てゲームを間違えるノブがベタで面白かった。それからは家のことをする。「ハライチのターン」を聞きながら掃除機をかける。岩井さんの上級メイクさんの話で、すぐさま「タモリ俱楽部のメイクさんだろ?」と相槌を入れる澤部さんに笑う。お昼くらいからは作業を進める。ようやく雪組公演『fff』のエントリーを書くことが出来た。数か月ずっと忙しく、そして体調を崩していたので正直なにもできていなかった。2020年は本当に停滞としか言いようがない1年を過ごしてしまったので、2021年は心を入れ替えなければならない。夕方からは「ちちんぷいぷい」を見ていた。今日が最後の放送回。グランドフィナーレと言ってもいい。出演者による最後の一言コメントでロザンの菅さんが「さすがっす」とだけ残したのがかっこよかった。ロザンはコンビで大阪ガスのCMに出演しているのです。関東の人には相方であるクイズ王・宇治原の方がなじみ深いかもしれないが、関西では菅さんの知名度も高い。そして、宇治原さんには菅さんがいなきゃならないなと私は思っていたりする。夜は「ぴったんこカンカン」のスペシャルを見ていたのだが、あまり好きな内容ではなかったので途中から「かりそめ天国」にチャンネルを変えた。最近流行っているけれど、芸能人が占いを受けているところを見るというコンテンツの需要はどこにあるのだろう。いや、こういうことを言い出したらもう終わりが近い。良くない傾向だ。「エヴァ」のエントリーをどう書こうか考えながら早めに寝たいと思う。

maholo2611.hatenablog.com

 

 3/13(土): 昨日は寝る前にTVerで「シンパイ賞」と「テレビ千鳥」を立て続けに見た。ピン芸人、ヒコロヒーと納言・薄幸をフィーチャーした「シンパイ賞」は時代の流れに逆らうのかその波に乗っているのか、よく分からない内容になっていた。酒とたばこにその身を費やし、方々からの借金を積み上げていくヒコロヒー。「こいつ(ヒコロヒー)の生ビール飲んだあとのぷはぁっていう顔が満島ひかりさん超えたんですよ」というせいやに笑ってしまう。最近はお笑い芸人がルームシェアをしている様子を見ることが多い。東京の家賃を考えると、その方が生活をしやすいのだろう。思えば「トキワ荘」の時代から、我々一般消費者は「夢を追う人たちが集まる場所」みたいなものに憧れがあるのかもしれない。今日もぼんやりと起きる。今週のデヴィ夫人は島忠ホームズで買い物をしていた。午前中から車に乗って外出する。昨晩から降り出した雨はやんでおらず、車窓を叩いていた。まだ冬用タイヤを交換していないので、いつにもまして車間距離と速度に気を遣う。雨×スタッドレスタイヤ、本当にドキドキする。到着したアウトレットはめちゃくちゃ混んでいた。めちゃくちゃというか、普段は平日の昼間に行くことが多いので、こっちがいつも通りのアウトレットなのだと思う。すこし前からいわゆるビジネスリュックみたいなものを探していて、ネットでいくつか良さそうなものを見つけていたのだが、やっぱり実物が見たくなってのアウトレット。数店舗回って欲しいなと思うものもあったけれど、いかんせん予算オーバー。ちゃんとしたものは高い。今日は保留ということで…とつぶやきつつ、帰路に就いた。飲食店の待ち時間もすごいことになっていたので、昼食は途中のラーメン店で済ませた。土曜の混雑とスタッフの殺伐具合で、こっちから見て分かるくらいにオペレーションがバタついていた。こう、ラーメンの味にノイズが混じるので出来る限りやめて欲しい。帰宅してからは作業をしたり、寝たり。『シン・エヴァンゲリオン』について考えているけれど、余白がなさすぎて書くことがない。それでもなにか、なにかあるだろうと思って、ずっと考えている。たぶん、もう一度劇場に足を運んだ方が速い。

f:id:Maholo2611:20210314210920j:plain

お味噌ラーメン。

 

 3/14(日):あたたかいような、寒いような。一雨ごとに春が近づいてくるとはよく言うけれど、東京では桜が開花したらしい。人間たちが混乱していても季節は巡るし季節が巡れば花も咲く。これは何かを言っているようでいて、その実何も言っていない文章の好例です。ウィトゲンシュタイン的ナンセンス。今日も午前中から外出した。やっぱりリュックが欲しい。なぜだか分からないけれど、今無性にリュックが欲しい。そういうわけなので、昨日よりも遠出をしてリュックを探す旅に出た。果てしない旅路。不要不急に分類されそうだけれど、それはそれこれはこれ。いくつかのお店を回って、結局買ったのは昨日予算の問題で保留にしたものだった。これもまた巡り合わせというやつでしょう。あっちの方がいいけどこっちの方が安いしな…でものを買うと、何かあったときにめちゃくちゃ後悔してしまうので、最初からこうなる運命だったのかもしれない。これでもうしばらく服やカバンを買うことはない。はず。お昼過ぎに帰宅して、午後は作業をしたり。夜は「バナナマンのせっかくグルメ」を見た。今日は2時間半スペシャル。地方ロケが出来ない状況は変わっておらず、今週もお取り寄せグルメをスタジオで食べるという流れだった。最近は「ロケが出来ない」という理由で長く続いていたテレビ番組が放送を終えることが多い。それは建前で、本音は製作費を削りたいから、みたいな理由なのかもしれない。ただ「せっかくグルメ」を見ていると、リモートとはいえいくらでもやりようはあるよなと思ってしまう。今日は早めに寝たい。