感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(8/19~8/25)

 月曜日:今日から、1泊2日で旅行。目的地は長浜で、学部時代の同期や先輩たちとの軽い同窓会みたいな形。いや、ほとんどのメンバーは卒業してからも会っているのでそんな感じでもない気がしてきた。特に一人はコミケを手伝ってもらった先輩なので、一週間ぶりの再会だったし。めちゃくちゃ会ってるじゃねぇか。滋賀と東京の距離だぞ。昼前には同期を車でピックアップして、長浜へ。せっかくなのでと湖岸道路をドライブしながら向かったが、案の定15分くらいで景色に飽きる。そう、湖岸道路から見える景色にはめちゃくちゃ飽きが来るのだ。大量の淡水。大津のサービスエリアからちょっと眺めるくらいがちょうどいいような気がします、県民としては。はい。昼過ぎには宿の駐車場に車を停めて、先輩たちと合流。とりあえずお昼ご飯を食べる。ご飯を食べていたらチェックインの時間になったので、宿へ。「町家の宿 いろは」は本当に長浜の観光地のど真ん中の宿で、歴史のある町家を一棟貸切りに出来る。しかも安い。かなり良い宿だった。綺麗な畳に水回り、冷暖房完備、檜風呂、そして二階建ての広々としたスペース。チェックインの時点でめちゃくちゃテンションが上がった。きゃっほう。荷物を置いて周辺を散策すると、月曜日、そしてお盆終わりということもあってかあまりお店が開いていない。逆にそれが街の佇まいとうまく合わさって、良い雰囲気だった。家々の明かりが雨でぼやける光景も、素敵と言う他ない。夕食はアーケードの中で唯一開いていた街の居酒屋に入る。ここが大正解で、食べるもの食べるものすべて美味しかった。一時間くらいでお店を出て、宿へ戻る。そこからは買い込んでいたものでパーティ。最高の夜を楽しんだ。

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宿の庭。最高。

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長浜の街。

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琵琶湖の名物、もろこ。

 火曜日:結構早い時間に起きる。8時くらい。雨に濡れた庭を眺めたり、ぐちゃぐちゃのテーブルを片づけたりしながら、みんなが起きるのを待つ。1人が9時くらいに起きてきたので、引っ張るようにして外へ連れ出す。朝食を買うために、「まるい食パン専門店 つるやパン」へ。ここは木之本に本店のあるパン屋さんの支店で、その名の通りまるい食パンの専門店になっている。「サラダパン」という言葉を聞いたことがある人、いるんじゃないでしょうか。コッペパンの間に、刻んだたくあんをマヨネーズで和えたものがはさまっているという、あのご当地パン。そのお店が、名物の丸い食パンをフィーチャーしたのがこちらの支店なのだ。

  

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かわいい。

 宿の人に聞くと、このあたりで朝ご飯を食べたり買ったりするような時間から営業しているのはここくらいしかないらしく、それならめちゃくちゃ良いじゃんということで、ここに。看板の意匠にもなっている名物の丸い食パンは10時半からの販売で、朝はその食パンを使ったサンドウィッチが売っている。いくつか買い込んで、宿に戻った。地元の人と思しきご夫婦がイートインスペースでサンドウィッチを食べていたのが良かった。飲食店が人々の営みに溶け込んでいる風景。案の定起きない先輩たちを放置して食べる朝ご飯の美味しさよ。サンドウィッチ、美味しかった。コンディションが良ければ3つくらいはいける。

 

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たまごサラダと、ハムチーズ。

 

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まるい食パンを使ったラスク。

 チェックアウトに間に合うように全員を起こして、バタバタと用意。事前清算かつ追加で支払うようなものもないので、キーをポストに返すだけでチェックアウトが済むというのも良かった。良い。「黒壁スクエア」や「山上漬物店」などをうろうろする。「山上」のお漬物は本当に美味しいので、滋賀に来るとか、別の買う機会があれば絶対に一度は食べて欲しい。近江八幡とかにもあります。お漬物と言えば、個人的にはこの「山上」と京都の「野呂」。「山上」はお漬物だけでなく、お肉やお魚のみそ漬けも本当に美味しい。滋賀のみそ漬け文化ここに極まれりという味。滋賀の宣伝に積極的な人間こと、私。 さてお昼ご飯ということで、近江牛の名店「毛利志満」に。めちゃくちゃ美味しいお昼ご飯。こういうごちそうを食べると、3日間くらいはこれで満腹が続けば良いのになと思う。人間、燃費が悪い。

 

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焼霜にぎり。絶品。

 ご飯を食べたあとはまたすこしぶらぶらして、あっさりした人間の集まりなので宿の駐車場で解散した。あっさりしている。ダラダラと旅を続けず、良いところで切り上げて余韻を楽しむタイプなのだ、ということに。ダラダラ加減を楽しむのもまた良いのだけれど。関西方面に住んでいる友人を車の乗せて、また南へ。道中ちょっとした寄り道をしながら、夕方には解散。帰宅すると、ちょうど新しい洗濯機が設置されている最中だった。新しいものは良い。家電あるある、実際に家で見るとめちゃくちゃ大きい。荷物を片づけた後、すこし昼寝。夜はスカイステージのタカラヅカニュースで星組の大劇場千秋楽映像を見る。もちろん号泣。紅ゆずるは絶対に泣くだろうなと思っていたけれど、やっぱり泣いていた。そして、それを見て泣いた。彼はスピーチでずっと方々への感謝を述べていて、人柄が溢れていた。「諦めなければ夢は叶う」という言葉が、紅ゆずるの口から出てくるということの重み。東京公演も無事に走り抜けて欲しい。

 

 水曜日:遅めの起床。セットしていたアラームはいつのまにかとめられていて、切っていたはずのクーラーと扇風機は元気に働いていた。残暑、厳しい。とりあえず朝ご飯を食べた後に家のことをする。午前中からゲリラ豪雨が続いていて、天気がおかしくなっているような気分になった。いや、こういうのって夕方に降るものじゃないのかよ、という。残暑と言いながらも、すこしずつ気温が下がっているのを感じる。車の温度計は基本的に40℃近い数字だったのが、今日は33℃だった。甲子園も、残すは明日の決勝だけだ。8月がその後ろ姿をこちらに見せ始めている。正午過ぎに外出して、まずは洗車場で車に掃除機をかけた。自分の車で友達を旅行をするのは大好きだし、なんならどんどん足にして欲しいくらいには思っているけれど、旅行の次の日にはとりあえず車を綺麗にしたくなる。そういう性質の人間なのだろう。友達のことは全然嫌いじゃない。本当に。その後は書店に寄って、「公募ガイド」を買う。稼ぎましょう、お金。どうしても食べたくなったので、家に帰る前に天下一品でこってりを食べた。美味しい。ときどき無性に食べたくなる。どろどろのスープを口に運びながら、大学のすぐ近くにあった天下一品を思い出す。セントラルキッチンがあるのだからそんなことはないはずなのだけど、なぜかあそこの天一はスープが濃かった。そして、美味しかった。講義と講義の間や、微妙な昼下がりにふらっと入って回鍋肉定食を食べていたあの日々。天下一品のこってりが引き起こすノスタルジー、すこし胃もたれがしそうだ。帰宅してからは録画を消費したり、「タカラヅカグラフ」を読み、昼寝。何もしていない、最高の日中。夜に見た『水曜日のダウンタウン』が面白かった。吉本のお家騒動を、それでも笑いにしてやるという姿勢にはあまり共感が出来ないけれど。

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愛すべきこってり。

 

 木曜日:アラームを止めてから二度寝してしまい、30分ほど余計に寝てしまう。最近こういうことが多くて良くない。スキっと起きて一日を始めたいのに。午前中から外出をする。ピエリ守山の水春へ。よっしゃ体を整えるぞということで、岩盤浴にこもる。今日はコンディションが良かったのか悪かったのか、めちゃくちゃ汗が出た。比較的低温の部屋(部屋?)でもドバドバと水分が抜けていく。へとへとだ。途中の休憩ではやはり『カイジ』の続きを読む。読んだことはないが普通に知っているキャラクターこと大槻班長が登場したのでテンションが上がった。これが、班長…。最後にロウリュで熱風を味わって、お風呂へ。絶妙な温度の炭酸泉を楽しんでフィニッシュ。クタクタだ。帰りの道中で、お昼ご飯にラーメンを食べる。すべてが無に帰るような感覚。最高。栗東の『真咲雄』で期間限定のブラックを注文して、替え玉まで食べ切った。全力エンジョイ。どうでもいいが、替え玉を食べ切るのがそろそろしんどくなってきたような気がする。寄る年波。昼過ぎには帰宅して、高校野球の決勝を見る。星稜vs履正社はかなり引き締まった展開で、良い試合だった。履正社打線のすごさ。試合が終わって、失神するように昼寝をする。岩盤浴に行くと絶対にこうなる。どんだけ体力を使っているのか、自分。案の定アラームも止めた記憶がない。1日で2回も忘れられたら、アラームも悲しいだろうな。申し訳ない。夜はぼちぼちと過ごす。『公募ガイド』を見て、なんとなくどれに応募しようかなと考えたり。早めに寝よう。

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ブラックのこってり。豚骨ラーメンにマー油が加えられている。


 

 

 金曜日:朝、適当に起きる。体内時計出来上がっちゃったよ~なんて言っていたのはすべて嘘です。すべて。すべてはフェイク。朝ご飯を食べながら、録画していた『熱闘甲子園』を見る。今年のエンディングはあんまりだったような気がする。一番好きなのは2009年のエンディング。そもそも秦基博の主題歌が抜群に良かった。official髭男dismは、東京で面接を待っている1時間の間に延々とPVを見させられたので、その時の記憶がフラッシュバックしてしまうのが、ちょっとあれ。その後はとりあえず家のことをする。掃除をしていても、汗をかかない。夏は?夏はどこに?夏が一瞬だけむこうを向いている感じがする。窓から入ってくる風は涼しい。秋がうっすらと見えているような。家のことを済ませて、昼前に外出。車を走らせて、書店へ。本を買うにも車に乗る必要がある場所、滋賀。県下最大級の品ぞろえを誇るジュンク堂へ。目的の本はすべて揃ったので、場所選びは間違っていなかった。適当な近所の本屋に行かなくてよかったと胸をなで下ろす。買ったのは新海誠『天気の子』、伴名練『なめらかな世界と、その敵』、チェーホフ『かもめ・ワーニャ伯父さん』、チェーホフ桜の園・三人姉妹』の4冊。カルチャー人間の買い物という感じ。『なめらかな世界と』は、知り合いが何人もTwitterで話題に出していたので、気になった購入。SFはほとんど読んだことがないので楽しみだ。本を買って、すぐに帰路へ。途中で、ラーメン屋さんによってお昼ご飯を食べる。驚異の3日連続ラーメン。そういうブロガーか。もしくは通気取りの大学生か。もう何年も行っているお店で、いつ行っても美味しい。土日は行列が出来るようなところ。今日も混んでいたので、ささっと食べて帰宅。午後は死んだように昼寝をしたあと、ぼちぼちと作業をする。作業と言えるようなものではなかったけれど。

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鶏そば、並。

 

なめらかな世界と、その敵

なめらかな世界と、その敵

 

 

小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)

 

 

かもめ・ワーニャ伯父さん (新潮文庫)

かもめ・ワーニャ伯父さん (新潮文庫)

 

 

桜の園・三人姉妹 (新潮文庫)

桜の園・三人姉妹 (新潮文庫)

 

 

 土曜日:午前中から外出をする。最寄りのイオンモールへ。滋賀県民は基本的に立体駐車場が嫌いで、何かと平面の駐車場に停める傾向があるのだが、真夏ともなると話は別だ。立体の案内表示はどこも「満」、あるいは「混」と記されている。今日は運よく屋根のあるところに駐車することが出来たが、夏休みということもあってか家族連れが多く、モール内の至るところに子供たちが転がっていた。少子化よ、何処に。幸せな光景だと思う。夏休みの土曜日、父親と母親に連れられて腹の底から泣く幼子。家族というのは、幸せなものなのだろう。夏休みには、幸せがそこらじゅうに転がっている。良い季節だ。さてとりあえずということで、お昼ご飯を食べる。天丼。白ご飯アレルギー疑惑が持ち上がって以来初めての天丼、つまり油+大量の白米というコンビだったが、食後も特に異変はなかった。うーん、なにか条件があるのかもしれない。対照実験が急がれる。その後はユニクロに行ったり、カルディでコーヒーをもらったり、お酒のコーナーを見たり。イオンのリカーコーナーはすこし前までウィスキーの品ぞろえが良かったのだけれど、今ではさっぱりという雰囲気になっている。全体的なウィスキーブームの影響かもしれない。飲みながら帰ろうと最後にスターバックスに寄る。レジで「フラペチーノはよく飲まれますか?」と唐突に聞かれたので、戸惑いを隠しながら答えていると最終的には30日から始まる期間限定商品の宣伝に落ち着いた。そういうことか。店員さんも大変だなと思いながら商品の受け取り口に移動すると、そこでも「フラペチーノはよく飲まれますか?」と聞かれ、笑いそうになる。うん、そういう感じになるよね。期間限定商品、飲みます。昼過ぎには帰宅し、ここ数日のルーティンになっている昼寝をする。夜は本当に見るテレビがなかったのでスカイステージで放送されていた『ロストグローリー』を流す。礼真琴、この時から完全にスターダムを放っているのですごい。あと役付きの良さもすごい。

 

 日曜日:今日も午前中から外出をする。24時間テレビの影響で、普段見ている番組が放送されていなかった。日曜の朝には中丸雄一の顔が見たいのに。仕方がないので、スカイステージをつけて『コンガ』を流す。めちゃくちゃエネルギッシュな朝になった。コンガぁ!2010年代を代表するダンス・ショーではないだろうか。蘭寿とむ・蘭乃はなだったからこそ出来るショー。10時くらいの電車に乗って、一路大阪へ。JRの大阪駅から、大阪メトロ谷町線東梅田駅へ向かう。「ピッコロ」の美味しそうなカレーのにおいに誘惑されながら、なんとかホームへたどり着く。谷町四丁目で降りて、NHKホールへ。今日の目的は、5か月前に宝塚を退団された七海ひろきさんのワンマンライブ。その名も『773 Galaxy』。退団後も精力的に活動されていて、ファンとしては嬉しい限り。そして、何と言っても「七海ひろき」は「七海ひろき」のままだった。最高。ちょっとしたものになるとは思うが、ライブレポは個別のエントリーにしたいと思う。12時半きっかりに開演して、終演はだいたい14時半。しっかりしたタイムスケジュールは、宝塚出身ゆえだろうか。梅田に戻り、阪神百貨店でぼちぼちと買い物。買い物と言っても、晩御飯と明日の朝ご飯。「ミュンヘン」の唐揚げが食べたいなと思いお店の前まで行ったらものすごい行列が。先週の『魔法のレストラン』で特集が組まれていた影響もあったりするのだろうか。初めて見るくらいの行列だったので、断念。サクッと買い物を済ませ、電車に乗って帰宅。なんだか今日は全体的に人が少なかったような気がする。帰りの電車も、いつもの日曜日と比べれば人影はまばらだった。夜もやっぱり24時間テレビの影響で見る番組がない。21時からBSでやっていた旅番組をなんとなく見る。これが結構面白くて、結局2時間しっかり見てしまった。BSの旅番組あるある、意外と面白い。7月末からコミケの終わりまでで、かなり外向的なエネルギーを使ってしまった感じがある。明日からはまた深く深く、内側に向かって潜っていく期間にしたい。あと体重を減らしたい。そろそろ数字がヤバくなってきてしまったのである。