月曜日：サークル参加で疲れすぎてしまったのか、寝つきが悪い。30分ほどウトウトと夢を見て起きるのが数回続く。都度都度水分を摂ってトイレに行くというのを繰り返す。すると、気付いたら朝だった。一応つけとくかと設定しておいたアラームでびっくりして目が覚めた。正直、一切夢を見た記憶がない。体感的には一瞬で朝になった感覚だ。こういう睡眠ではだいたい疲れが取れない。ぐったりした朝。シャワーをしたりざっくり物を片づけたりしてから、ホテルの朝食会場に向かった。あんまり食べ過ぎるのもなと思い、ささやかな朝食。スープバーがありがたかった。基本的にいつでも汁物が欲しい。わりと混んでいる時間帯だったので、ささっと部屋に戻る。チェックアウトの時間ギリギリまでぼんやりとしてから出発。リュックサックがめちゃくちゃ重く、肩がちぎれそうになる。背負っているうちに慣れてはくるのだが。電車に乗って東京駅へ向かう。土曜日と同じくKITTEに。東京駅周辺で時間をつぶせるところを探していたら、ここの2階と3階にある東京大学の博物館、通称「インターメディアテク」がヒットしたのでぶらつくことに。しかも無料。ありがたい。これがなかなかしっかりした展示で、かなり楽しめた。全体で2時間くらい館内にいたと思う。あの時間帯で一番楽しんでいたのは私だろうな。きっと。連日の疲れが足に来てしまい、立っているのもしんどくなってしまったので、友人との待ち合わせまでずっと座って過ごす。KITTEの地下一階で一時間ベンチに座っていたのが私です。えぇ。だいたい2時前くらいに幼馴染みと合流する。コミケに来てくれた友人とは別の人。幼馴染みと東京で会うのはまだ変な感じがある。そのままレストラン街にある一店で一緒にお昼ご飯。窓から見える丸の内の風景が「ザ・都会」というそれで、なんだか嘘みたいだった。いつかこういうところで生活をする日が来るのだろうか。『天気の子』の話をしたり、コミケの話をしたり。気の置けない友人というのは本当に大切だ。1時間くらいの短い時間だったが、かなりリラックス出来たような気がした。3時過ぎには解散して、私は一路「コスホリック」の会場に向かった。私のいわゆる「推し」ことありかみうさんに会いに行くために。このイベントは18禁で、なんというかすごいイベントなのだ。すごかった…。すごい空間だった。それはさておき、ありかみうさんはこの日も抜群にかわいかった。いつ見ても毎回新鮮なかわいさがある。本当に。コスホリを楽しんだ後はまたモノレールと山手線を乗り継いで、東京駅に戻った。人ごみをかき分けながらお土産を見繕い、帰りの車内で食べるためのお弁当を買う。東京駅はいつ来ても人がすごいが、この時期はもっとだ。グランスタで働いている人はもれなく顔が死んでいて、(それでいい…)と思った。それでいい。バカみたいな重量になったリュックサックを背負い、片手にはお弁当を持って新幹線に乗り込み自分の席に座ると一気に全身の力が抜けた。3日間のいろいろな感情がドッと押し寄せて、肉体と精神とがフワフワするような感覚。とにかくお腹が空いてきたので、新横浜を過ぎたところですぐにお弁当を食べた。グランスタで買った牛タン弁当。野菜のないストロングスタイルのお弁当。私好み。そのあとは行きと同じように『鬼滅の刃』を見ながら時間をつぶす。アニメ『鬼滅の刃』第17話「ひとつのことを極めぬけ」、最高です。新幹線を降りて琵琶湖線に乗り換えて、石山駅を過ぎたところの瀬田川の風景を見て帰ってきたなと思う。滋賀県。大量の淡水を見ると落ち着く。家に帰って物を片づけて、ベッドに入るとまたグルグルと3日間の風景や感情が脳内を縦横無尽に駆け抜けていったので、すみやかにお風呂を済ませて静かに目を閉じた。
火曜日：爆睡。2日連続の爆睡。疲れが全く取れていない。午前中は完全にボーっと過ごす。昼前にようやく外出。BOOTHに注文が入っていたので、それの発送。ネコポスは便利で嬉しい。それから丸亀製麺に行って、お昼ご飯。讃岐うどん特有のひやかけうどん。丸亀製麺を讃岐うどんと言うのか問題はインターネットでくすぶっているが、まぁそれは気にしないで欲しい。冷たいつゆに冷たいうどんがつかっているというのが夏らしくて好きだ。その後は薬局に行き、一度帰宅。夕方からまた外出。今度は京都へ向かう。高速はきっと地獄だろうということで、下道を使った。いわゆる山越えルート。そっちはそっちで渋滞していたが、それほどひどい有様ではなかった。目的地は西陣、上七軒の歌舞練場に夏限定でオープンするビアガーデン。
このビアガーデンは西陣の夏の風物詩で、舞妓さんや芸妓さんに会えるというのが大きな特徴。何年か前から母が行ってみたいと言っていたのだが、それがようやく叶ったという形。全体的にスタッフの数が多く、平均年齢も高いので、なんというか治安が良かった。平和だ。飲み放題のビアガーデンはどうしても質の悪い酔っ払いが現れるが、ここはそんなことがなかった。料理も一般的なビアガーデンより美味しい。芸妓さんから千社札をもらったりして、結構楽しむことが出来た。今シーズン2回目のビアガーデン。夏を満喫している。早めの時間に帰ってきて、それからは日記を更新したり、他の作業をしたり。今回のコミケで出した新刊をBOOTHに出品した。ぜひ買ってください。アイスを買うくらいの気持ちで。
水曜日：今日は全体的にダラダラと過ごす。まだ微妙に体の疲れが取れていない。お昼くらいに外出。親もお盆休みなので、付き添って出かける形。お昼ご飯を食べて、夕食などを買い込む。台風の影響もあって明日は一日家に居る予定なので、明日の食料も一度に購入する。結構な量だった。だいたい夕方になる前に帰宅。この時点で少し雨が降り出していて、風も強くなっていた。低気圧のせいかめちゃくちゃ眠く、すこし昼寝をしてから色々とエントリーを書く。今日は本当にこれくらいしか書くことがない。つまり何もしていないのだ。最近は、最近というか土曜日からはかなり充実していたので、反動でものすごく単調に感じる。本当に楽しい3日間だった。それと同時に、やはり来年からの身の振り方を考えてしまう。身の振り方というか、どこに住むのかという問題。東京に住むというのはきっと、住んでしまえば何があるというわけでもないのだろうけれど、それでも魅力的に映る。京都に住むのも良いだろうと思う。結局、アルバイトと文章書きの両立で生活が出来れば、住む場所は問題にならないのだろうが。とにもかくにも、文章でお金を稼げるようにならなければならない。
木曜日：今日は本当に何もしていない。外にも出ず。台風のせい。しかし、滋賀県への影響はそこまで大きいものではなかった。もちろん風は強いし雨もそれなりに降っていたけれど、電車が完全にストップするとかいうレベルではなかった。ただやはり低気圧の影響が強く、一日中ぼんやりと過ごす。寝ても寝ても眠い。『テレビ千鳥』を見たり、数日分たまっていた『熱闘甲子園』を見たりして、ほんとうに無為な一日だったような気がする。だってもう書くことがないもの。
金曜日：昼前に友人と合流し、電車に乗って京都へ向かう。幼馴染みの一人で、東京で社会人をしっかりとやっている偉い人だ。東京にUターンする新幹線に乗るまでの時間にお昼ご飯を食べようということで、京都へ。私も京都で夕方から用事があったので、じゃあどうせなら、という感じの移動。京都タワーの地下にある大起水産で回転寿司を食べながら色々と話す。会うのはゴールデンウィーク以来だろうか。数日前から旅行に行って、それから帰省してくる予定だったはずが、ビザの申請をミスってしまい旅程がすべて流れたらしい。帰省する期間が予想外に延長されたので、一日中高校野球を見て過ごしたとか、なんとか。正直爆笑してしまったが、この人には強く生きて欲しい。 食後は八条口のイノダコーヒーに移動して、またしゃべる。いつかは鎌倉で喫茶店やるかモロッコで行商人でもやりたいねと言い合う。大量のお金を稼いで、東京まで一時間ほどの場所に住むのが理想かもしれない。宝くじ当たらないかなぁ。
だいたい14時半くらいに別の友人が合流。ビザの友人が新幹線乗り場に消えていくのを二人で見送った。後から合流した方の友人と連絡が取れていなかったので、どうしていたのか聞いたところ、電車にスマートフォンを忘れたらしい。私の友人、揃いも揃って体を張っている。とりあえず私の携帯を借りて忘れ物センターに電話する友人を眺めていると、どうしても笑ってしまった。笑うでしょ。友人が事前に購入していた映画のチケットは、私の携帯でキネゾー にログインすることでなんとか発券出来た。めちゃくちゃである。スマートフォンは見つかったら私の携帯に電話が入ることになった。そりゃそうなるか、という感じ。さておき、見た映画は『天気の子』。私は2回目、友人は初。2回目なので、細かい部分に注目しながら観ることが出来た。陽菜がつけていたネックレスは彼女の母親がつけていたブレスレットであること、立花家での迎え火が陽菜と彼岸とを繋ぐきっかけになったこと。そして、代々木の廃ビル屋上の鳥居に供えられた精霊馬は常に新しいものだが、果たしてそれは一体誰が…。最後のやつはよく分からなかった。いや、誰が。つくづく男の話だなと改めて思った。友人は感想で「めちゃくちゃエロゲ―」と言っていたが、それはまさしくそういうことだろう。主人公の惨禍への向き合い方も個人的には好きではない。この作品に関する話はこれで終わりにしよう。夜は早めに解散して、私は滋賀へ帰った。ついに旅行記を書きあげた。思っていたよりもかなり長くなってしまい、反省。適当な卒論くらいある。
土曜日：朝ご飯を済ませ、洗車場に行く。早めの時間なら空いているだろう、そしてまだそんなに暑くないだろう、という狙いだったのだが、どちらの目論見も大外れだった。9時過ぎの洗車場、パンパン。そしてもう普通に30℃を超えている。暑い。端っこの方で汗を流しながら車に残った水分を拭きとる。すぐそこに死の気配を感じながら。危険な暑さだ。もう4年以上今の車に乗っているのだが、新車の時と比べて汚れが目立つようになってきたような気がする。本当に微々たるものなので、私以外は気づかないとは思うのだけれど、コーティングがはがれてきたのだろうか。出来るなら新しくやって欲しいところだが、費用がない。うーん。10時過ぎには帰宅。今度は家の掃除と、洗濯機との戦いだ。前から調子の悪かった洗濯機だが、ここに来て本当にやばくなってきた。脱水が上手くいかないのだ。脱水をしろと言っているのになぜかすすぎの行程に戻る。何回やっても。一度に入れる量をめちゃくちゃ少なくして、時間も一番短いものに設定すればなんとか動くことが分かったので、何倍もの時間をかけながら脱水を進める。途中でキレたのは言うまでもない。その後は掃除機をかけたり。汗だくになる。シャワーをして、高校野球にチャンネルを合わせる。星稜vs智弁和歌山。すごい試合だった。中継とはいえ見られて良かったと思う。夕方からは、再び外出。家電量販店で、ついに洗濯機を新調した。来週の頭には家に来るらしい。さらば脱水の悲しみよ。その後は、そのまま家族で夕食。姉が帰省してきていたので、久々の家族揃った外食だった。最近、白米を食べると急激にお腹を壊すような気がする。今日もそうだった。一定量のお米が良くないと私は思っているのが、どうだろうか。日本人として恥ずかしい。そんなには思っていない。
日曜日：暑い。残暑が厳しすぎる。午前中から京都へ出かける。親の外出について行った形。とりあえずお昼ご飯をということで、中華料理のお店へ。隣のテーブルに、お盆で集まっているらしい親戚の子供たちを連れたお父さんとお爺さんのグループが座っていて、とても良い光景だった。絵に描いたような、幸せなお盆休み。食後は、大丸で買い物。親の一番の目的は買い物ではなくて、開催中のリラックマ展。これもまた幸せな空間だった。なんというか、悪意がどこにもない。夕方くらいには帰宅。今日もまた何もしていない。東京旅行の反動か、今週は全く活動的になれなかった。外に出て、何かを食べて、寝る。だいたいこんな感じだ。非常に良くない。そろそろ書かなければならない。書かねばならん、書かねばならん、書かねば…。これを引用するの、何回目だろうか。冬コミは申し込みをしていないので、次にサークル出展をするのはおそらく文学フリマ京都で、その次はコミティア131。そしてコミケ98、という順番になりそう。お金、足りるか？まぁ、どうにかなるだろう。夜はスカイステージで2014年花組の『エリザベート』を見て過ごす。途中まで見て寝よう、というのが一切通用しないタイプの作品こと『エリザベート』。結局フィナーレが始まるところまで観てしまった。早く寝よう。
