感情の揺れ方

それでも笑っていたい

週間日記(5/6~5/12)

 月曜日:最初に言ってしまうともう本当に一日何もしていない。なぜか。10連休の最終日だから。連休の葬列。お昼には中華料理を食べた。中華は良い、なんというか宴っぽくて。あと、中華料理特有の赤っぽい焼き豚が好き。細めの丸太くらいなら食べられる。それ以外は特に何もしていなくて、『オーシャンズ11』や『アルジェの男』のプログラムを読んだり、星組特集のヴァンサンカンの重さに驚いたりしていた。オシャレな人はこんな鈍器を…。特集ページの登場順が「紅ゆずるさん→礼真琴さん→綺咲愛里さん」だったので驚いた。例え外部の雑誌でもこういうときの登場順は「トップスター→トップ娘役→2番手」で決まっているものだと思っていたのだが、これは。夜にはタカラヅカニュースで星組全国ツアーの映像を見た。いや、礼真琴の凄味。彼の魅力というか、ストロングポイントは、すべてのスキルがハイレベルなのはもちろんだが、「堂々としているところ」で、それがいかんなく発揮されていた。言い方は悪いが「主役は私です」というか「これが私だ」という感じ。今回は特に主役として全国を回っているので、その点が大きく作品に影響している。次期星組トップスターに何の心配もありません。眠る前、前日に劇場で買い漁った仙名彩世さんの舞台写真を眺めていたのだが、なんとなくファイリング出来ない。『サンテ』のブールベルエトワールで始まるサヨナラショーは一生忘れないだろう。歴史に残るトップ娘役のダンスシーンと言えば、個人的にはこのブールベルエトワールと『BADDY』で愛希れいかが見せた「怒りのダンス」ではないかと思う。

 

 

 

 火曜日:10連休が逝ってしまった。しんどいものがある。こういう風に、もっと気楽に長い連休をみんなが取れるようになればいいのになと思う。好きなだけ休めばいいんだよ。連休明けということで、とりあえず家の掃除をした。掃除機をかけて、クイックルワイパーで仕上げて。火曜日なのでTVerで『テレビ千鳥』を見る。めちゃくちゃ面白かった。これこそ千鳥のロケ。階段落ちと言えば『蒲田行進曲』か大悟か、というところまで来ている。そして、海に向かって走っていくあのフォームの美しさ。最高。夜、プライムで『鬼滅の刃』を見る。先週の土曜日は飲み会ですっかり忘れていたのだ。これも良かった。原作の漫画は大胆な省略と演出が特徴で、断片的な情報が散りばめられて終わるシーンもあるのだが、アニメはそういうところをすくいあげて丁寧に描いている。特に鬼の過去や主人公陣営の修行シーンは詳細に描かれるのではなく、読み手に委ねられることが多い(その描き方が本当にうまい)。そこを今回の5話では「手鬼」が鱗滝さんにやられたシーン、まだ人間だった時期、そしてあり得た未来をしっかりと映像にしていたので良かった。ここからどんどん面白くなるので期待が高まっていく。

 

 水曜日:とりあえず午前中から『オーシャンズ11』の感想エントリーを書いた。ハリウッド映画のミュージカル?とあまりピンと来ない人も多いだろうとは思うが、これが結構面白い作品なのだ。キャッチーな名曲も多く、「FATE CITY」は物語の幕開けにワクワクするし、第一幕の終わりで「JACK POT」をBGMにオーシャンズの面々が客席に背中を向けながら緞帳が降りていくシーンは本当にカッコいい。できればもう一度観たかったけれど、チケットが取れないものは仕方がない。

 

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 このエントリーを書いている最中、携帯にニュース速報が入った。大津市で園児の列に車が突っ込んだというニュース。現場になった交差点は小さいころからよく通るところで、何年か前の工事で見通しがよくなった場所のはずなのに。こういうことがあると、車を運転する者として意識をもう一度改めないとダメだなと強く思わされる。

 

 木曜日:朝から岩盤浴に行って体を整えようと思っていたのだが、夜明けくらいからお腹の調子が悪くて断念した。スーパー銭湯での大惨事は避けたい。その代わりに車でアウトレットに行った。ここだけの話、滋賀県民はアウトレットを「なぜか服も買える大きめのレストラン」くらいに思っているところがある。私のその例にもれず、到着してまずお昼ご飯にお寿司を食べた。連休明けの平日ということもあってか、人影はいつもの平日より少なかったような気がする。この回転寿司のお店も、普段は平日でも少し待たなければ入れないのだが、受付をしてすぐだった。

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ミンククジラのお寿司。

 クジラが好きだ。美味しい。魚牛鶏馬問わず生肉が好きなのだが、クジラも本当に好みの味をしている。クジラ食に関しては、なんというかこう、燃えやすいトピックだよなぁと思うのであまり言及はしないが、私は好きです。はい。特に心臓が。

 ご飯を食べた後は、適当にぶらぶらと服を見て回った。ただ、アウトレットにある服はだいたいちょっと惜しい。これがなければ、みたいなものが多い。だからアウトレットなんだよなぁと思わせる。もちろんそうじゃないものもあるけれど、打率は低い。結局、パンツ(下着の方)と室内用のスリッパを買うにとどまった。夕食を食べながら「VS嵐」を見ていると、リーダーの家に行ったことがあるのは松潤だけという話をメンバーがしていて、なんだか良かった。嵐は私のエンタメヒストリーのかなり根底の方にある。初めて行ったコンサートは嵐の「『Time』ツアー」だ。活動休止は悲しいけれど、メンバーが5人で決めたことならこちらも前向きに受け止めたい。夜のタカラヅカニュースでは『オーシャンズ11』の新人公演を見た。主演の鷹翔千空さんは滋賀県出身なので応援している。『オーシャンズ11』は男役の場面が多い作品だが、ニュース映像を見る限りだと宙組の新公学年には粒が揃っているような印象を受けた。スターダムを感じる若手がいる。これからが楽しみだ。

 

 金曜日:一日中家の中にいるような陽気じゃないぞこれはと思い、正午過ぎに無理やり外出した。ATMに。何かの間違いでカードの使用額が下がっていたりしないだろうかと期待したけれど、がっつり12万円引き落とされていて気が遠くなる。こんなに使っている場合ではない。一年中これくらいならいいのにと思うほど爽やかな気候とは対照的に心身は穏やかではない。心身っていうか心だけかな。帰ってからは『唐版 風の又三郎』についてのエントリーを書いた。演劇界全体に蔓延する、「蜷川幸雄は面白くない」とか「唐十郎はつまらない」とか言ってはいけない、あの雰囲気。およそ50年近く前に流行った「アングラ」を現代において正当に扱うには、その風潮をどうにかしなくてはいけないように思う。「エロ」も「グロ」も正しく解体され、再構築されるべき時が来ている。「セリフ回しが綺麗だから」、「行間を想像させるから」、などの褒め言葉は、個人的にあまり好きではない。包み紙や盛り付けの美しさは評価されなくてはいけないが、それは本質と離れた場所にあると思うからだ。「本質」なんて言葉を使ってしまった。4年も哲学科にいたのに。「作品全体を評価するときに、メインとなる要素ではない」、くらいの意味です。いつかちゃんとこういうエントリーも書きたい。

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 土曜日:この日は本当に何もしていない。暑すぎて何にもやる気がしなかった。昼過ぎにメールが届く。去年から始めた採点のアルバイトのメール。本来は春夏秋冬と年に4回ほど募集があるはずなのだが、3月だか4月だかに体制が変わったか何かで春の募集が流れたらしい。メールの本文で募集されていたのは7月分の応募だった。一人で黙々とやる作業の方が向いているのでこのアルバイトは好きなのだが、いかんせん労働時間が短い。このままだと夏コミの新刊を印刷する費用がない。まだ当選したかも分からないし、なんなら働けよという話なのだけれど。夜にはちゃんと『鬼滅の刃』をリアルタイム視聴して寝た。

 

 日曜日:午前中から京都へ出た。日曜日にしては道が空いているなという感じで、街中も比較的人が少なかったように思う。そしてなにより暑い。これでは京都名物鴨川等間隔(鴨川のほとりに等間隔で座るカップルたちを指す)も出来ない。四条から三条にかけてのお店ではもう床が始まっていて、中にはランチで床を開放しているお店もあるが今日の気温ではいくら川床と言っても快適ではなさそうだった。親の買い物に付き合い、高島屋で行われていた九州物産展を訪れた。なんだか前も九州物産展の話をした気がする。2時間並んで焼き鳥を買ったとか買わなかったとか。さておき、その時には買わなかった福岡は「さかえや」のソフトかりんとうを購入。これが本当に美味しい。帰宅してから半分ほど食べ、半分は冷凍した。半解凍で食べるのが一番美味しいらしいので、明日が楽しみ。ブログのアクセス数を確認してみると、特にTwitterがバズったわけでもないのに結構なアクセスを貰っていた。なんだろう、心当たりがない。ただ伸びているのがこの記事なので、

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 おそらくインターネットのどこかで誰かに言及されているのだと思う。今読み返してみてもかなりの熱量を帯びたエントリーだと我ながら思う。いや、本当に良かったんですよ、この公演。