モーフィング。モーフィングとは、時系列的に連続するふたつの画像、つまり変化前の画像Aと変化後の画像Bがあったとして、その間に存在する変化中の状態をコンピューターグラフィックスで自動的に生成してしまう技術のことを指す。例えば真顔の画像と笑顔の画像があったとして、そこにモーフィングを用いれば真顔から笑顔へと表情が変化する様子を作り出すことが出来る。この技術は映画『ターミネーター2』やマイケル・ジャクソンの「Black or White」のPVで使用され一躍有名となった。
スターぞろいと言われる95期生の中にあって 、宙組で中心的な役割を担いつつあるのが桜木みなとだ。「ロマノフ王朝亡き後のソビエト」を舞台にした物語にあって、コメディライクなヴラド・ポポフというキャラクターを好演していた。これからの活躍にも期待がかかる。ヴラドの元恋人でマリア皇太后の侍女を務めるリリーを演じた和希そらとのコンビも良かった。和希は『WEST SIDE STORY』や『アクアヴィーテ』以来の女性役だったが、持ち前の表現力で芝居はもちろんフィナーレでのダンスも素晴らしく、紛れもない実力を感じさせるので、来年に控えるバウホール主演が楽しみだ。
11/20(金):昨日ほどではないにしろ、今日もかなり暖かい。暖かいのに乾燥していて、寝ていると咳が出る。寝ているときに体温が上がるとめちゃくちゃ咳が出ませんか。あまり自覚はないのだが、朝に「めちゃくちゃ咳してたよ」と言われて気づく。インターネットで軽く調べてみると剣呑な病名がヒットするのだが、かなり心当たりがある。子供のころの病気をまだ引きずっているらしい。どうしたもんかいのぉ状態だ。今日もアルバイトがない。午前中の用事もなかったので、いつもよりは遅い時間に起きた。久しぶりに長く寝たような気がする。昨日見た天気予報によれば、午前中から昼にかけて雨が降るとのことだった。最近の天気予報はすごいですね。正午くらいに出かけたらえげつないゲリラ豪雨が降ってきて、びしゃびしゃになりました。キレそうです。下がりきったテンションのまま電車に乗り込み、京都を越えて大阪へ向かう。連日の観劇。今日の目的地は梅田芸術劇場。宝塚歌劇団星組公演『エル・アルコン/Ray-星の光線-』で、なんと初日のチケットが奇跡的に当選したのだ。観劇生活をそれなりに続けていると、こういうこともある。徳を積んでいてよかった…。これからも捨てられた猫がいたら積極邸に保護していきたいと思う。こういうことを言っていると、何のチケットも当たらなくなるので気をつけてください。大阪駅に着いて、お昼ご飯でも食べようかなと思ったけれどいまいちお腹が空いていない。どうしようかなぁと悩みながら駅周辺をぶらぶらしていると、そういえば梅田に来るのも久しぶりなことに気付く。京都には毎日にように通っているけれど、やっぱり梅田の都会っぷりは違う。じゃあ東京行ったらどうなっちゃうんだよと思われるかもしれないが、それはもう別枠にして欲しい。こういうご時勢になってしまい、都会で買い物をする機会はなくなってしまった。寂しい限りだ。歩いていてもやっぱりお腹が空かないので、ルクアの地下にあるスターバックスコーヒーに入った。店舗限定のコーヒーフロートを飲みながら、これから観劇なのにどうしてコーヒーを注文したのだろうと思う。ちょっと浮足立っている。久々の観劇、久々の都会。おのぼりさんだ。コーヒーをしばいた後は、グランフロントにある「THE CITY BAKERY」で明日用のパンを買い込む。以前食べたメープルベーコンマフィン(たぶん正式名称ではない)がめちゃくちゃ美味しくて、悩んだ末に同じものを買った。カナダに生まれていたらメープルシロップを水みたいに飲んでいたと思う。そうこうしているうちにいい時間になったので、劇場へ向かった。外にはそれなりに人がいたけれど、茶屋町のゴンチャには一切列が出来ていなかったしシェイクシャックにいたっては閉店していた。都会ほど、失われたものは多いのだろう。お芝居の感想はまた個別に書くけれど、とりあえずめちゃくちゃ良かった。楽しかった。やっぱり人間は定期的に華やかなレビューを見ないとダメになります。礼真琴・舞空瞳のコンビは本当にすごい。踊りすぎて足がちぎれたりしないのだろうか。夢見心地で電車に乗って帰宅。その勢いのまますこし作業をしてから眠りたい。